【2024年最新】ヨルダンでおすすめの観光地12選！エリア別に定番スポットを紹介

ヨルダン観光における基本情報

ヨルダンには魅力的な人気観光スポットがいっぱい！

photo by Unsplash

ヨルダンは首都のアンマンを始め、世界的に有名な湖 死海、紀元前からの歴史を持つペトラ遺跡など、魅力的な観光地がたくさん！アンマン周辺に滞在しながら歴史的なスポットを巡ったり、アカバのリゾートでぜいたくな体験をしたりと旅行スタイルにあわせて過ごせます。

今回はヨルダンの人気観光地をエリア別にご紹介！名所から穴場スポットまで厳選したので、参考にしてみてくださいね。

ヨルダン南部のおすすめ人気観スポット3選

ヨルダン南部は、紅海へとつながるアカバ湾に面した地域です。イスラエルやサウジアラビアと陸つなぎで隣接し、場所によってはエジプトもすぐそこという地域もあります。

そんなヨルダン南部には、ペトラ遺跡やアカバの海などの人気観光スポットがあります。南部の主要都市であるアカバには、リゾートホテルもあるので、ぜいたくな滞在を楽しみながら観光できるでしょう！

ペトラ遺跡

新・世界七不思議に数えられる世界遺産

photo by pixabay

ペトラ遺跡は、アカバから車で約2時間ほどのワディ・ムーサという場所にある遺跡群です。ペトラ遺跡は、周辺を山に囲まれた渓谷になっていて、切り立った崖に古代の人々が暮らした住居が建てられています。

ペトラ周辺に人が住むようになったのは、紀元前約1200年頃のことといわれています。紀元前の1世紀頃には、この場所に住んでいた人たちによって、ダムや灌漑をはじめとする治水システムがあったとされていて、とても発達した文明が存在していました。

その後は中東地方の交通の要所として栄え、砂漠地方を通るキャラバンの中継基地として活躍しました。


photo by pixabay

ペトラ遺跡は、切り立った崖に建てられた、美しいデザイン建築物が見どころ！紀元前に作られたモノとは思えないほど壮大なデザインの建物が並んでおり、新・世界七不思議の1つにも選ばれています。

素晴らしい建物の数々が、砂岩で作られているというのもとても驚きですね。

この遺跡群は日差しの加減によって風合いが変わる不思議な特徴があります。太陽が強く照らしている時は、中東らしい砂漠の街並みといった雰囲気。

しかし、日が傾いているときは、淡いピンクのような色合いに変わります。砂漠の街らしい雰囲気がとてもおしゃれです！

ペトラ遺跡（Petra）の基本情報
住所：8CHV+9P Uum Sayhoun, ヨルダン
電話：+96232156060
営業時間：夏季 6:00～18:00、冬季 6:00～16:00
休業日：なし
アクセス：アカバから車で約2時間
料金：50ヨルダン・ディナール（約10,396円）
※2023年11月21日のレート、1ヨルダン・ディナール＝207.93円で計算
公式サイト：https://www.visitpetra.jo/Default.aspx

アカバ

新しいリゾートができた砂漠のオアシス

photo by Unsplash

アカバは、ヨルダンの南端に位置する一大リゾート地です。イスラエルとの国境に位置する街で、南側には紅海へとつながるアカバ湾が広がっています。

2018年には、アイラプロジェクト（Ayla Project）という再開発が行われ、巨大なリゾートがオープンしました。先ほど紹介した死海と並んで、ヨルダンで人気のリゾート地です。

リゾートエリアには、ハイアット リージェンシーを初めとする人気ホテルが多く並んでいますよ。ほとんどのホテルがアカバ湾に繋が海沿いあり、まさにビーチリゾートといった雰囲気！

またレストランやバーなども充実しているので、海沿いの雰囲気を満喫しながらのんびりと過ごせますよ。また、ショッピングが楽しめるモールもあり、行き先には困らないでしょう。


photo by Unsplash

アカバの魅力は、その美しい海にもあります。じつは中東地域はダイバーの間でも人気のエリアで、豊富なサンゴ礁が広がる海にはさまざまな海の生き物が住んでいます。

また、海の中には漁礁として沈められた船もあり、ちょっとした探検気分が味わえるのもポイント。30カ所以上のダイビングスポットがあるので、どこに行くか迷ってしまいますね。

アカバは南部地域の観光拠点にもなる場所なので、先ほど紹介したペトラ遺跡やワディ・ラムにも行けます。また、アカバ空港空港も近くにあるので、アンマン本面へもすぐに移動できますよ。ぜひ南国のリゾートのようなアカバで、ぜいたくなひと時を過ごしてみましょう！

アカバ（Aqaba）の基本情報
住所： GXXQ+WM8, Aqaba, ヨルダン
電話：なし
営業時間：24時間
休業日：なし
アクセス：アカバ空港から車で約10分
料金：無料

ワディ・ラム保護区

中東の砂漠らしい体験ができるアクティビティスポット

photo by pixabay

ワディ・ラム保護地区は、先ほど紹介したアカバから西に約40キロメートルほどの場所にある砂漠地帯です。平坦な砂漠から標高約1750メートルの山まで、中東地方らしい自然が広がる地域。

保護地区内ではハイキングから本格的な登山まで、さまざまなアクティビティが満喫できますよ。そのほかにも、ラクダに乗って砂漠を歩いたり、ドライバー付きの四駆自動車で荒野を駆け巡ったりするツアーなど、魅力的なアクティビティが楽しめます。

巨大な一枚岩が並ぶエリアのハイキングには、約4,000年前に描かれた貴重な壁画を見学できる場所もありますよ。


photo by Unsplash

保護区内には、キャンプ場などの宿泊設備も整っています。周囲に明るいもののない砂漠は、美しい星空を見るには絶好のスポット！キャンプファイヤーをしながら、ゆっくりと雄大な自然を満喫してみましょう。

ほとんどの体験アクティビティは、ツアーなどに参加することで体験できるので、事前に申し込んでからの旅行がおすすめです。

ワディ・ラム保護区（Wadi Rum Protected Area）の基本情報
住所： HC45+82 Wadi Rum Village, ヨルダン
電話：+96232090600
営業時間：24時間
休業日：なし
アクセス：アカバから車で約1時間
料金：自然保護区への入場は5ヨルダン・ディナール（約1,039円）
※2023年11月21日のレート、1ヨルダン・ディナール＝207.93円で計算
公式サイト：http://wadirum.jo/

ヨルダン中央部のおすすめ人気観光スポット4選

ヨルダンの中央部は、中東地域らしい砂漠と自然があふれるエリアです。イスラエルとの国境に位置する死海や、トレッキングやハイキングを楽しめるダナ自然保護区など、魅力的な観光スポットがたくさん！

死海の近くにはリゾートホテルも並んでいて、ビーチリゾートのような過ごし方もできますよ。ここからは、ヨルダン中央部のおすすめ観光スポットを厳選してご紹介します。

死海

地球上で最も低い場所？体が浮かぶ不思議な湖

photo by pixabay

死海は、イスラエルとヨルダンの国境に位置する塩湖です。ヨルダンの中部を南北に約90キロメートルにも渡って広がる湖で、ヨルダンを代表する観光スポットの1つ！この場所は、海抜がマイナス430メートルと、地球上で最も標高が低い場所といわれています。

死の海というやや物騒な名前がついていますが、これはこの湖の塩分濃度が由来です。一般的な海の塩分濃度が約3.4パーセントなのに対して、死海はなんと約30パーセント！そのため、ほとんど生き物が生息していないことから、死海という名前がつけられました。


photo by Unsplash

死海の特徴は、塩分濃度が濃いことで水に浮力が生まれ、浮き輪などを使わなくても体が浮くこと。また、湖の主成分は塩化ナトリウムになっていて、肌に優しい海水と呼ばれています。

さらに、マグネシウムやナトリウム、カリウム、臭素など21種類の成分が含まれていて、美肌効果も期待できるそう！血行促進や関節痛の緩和、アレルギーの治癒、肌の活性化などを目的に、世界中から多くの人が訪れています。

死海の周辺はリゾートホテルも多く、まるで南国のビーチリゾートのような雰囲気！。死海で泳いだあとは、ゆっくりとホテルで塩分を洗い流しましょう。

また、一部のホテルでは、死海の泥を使ったスパを提供しています。有名なクレオパトラも死海の水や泥を使ったパックをしていたといわれているので、ぜひ旅の記念に体験してみてはいかがでしょうか。

死海（Dead Sea）の基本情報
住所： Dead Sea,Jordan
電話：なし
営業時間：24時間
休業日：なし
アクセス：アンマンから車で約1時間
料金：無料

マイン温泉

ヨルダンで源泉かけ流しが体験できる温泉

photo by Unsplash 
※画像はイメージです

マイン温泉は、死海の沿岸から約4キロメートルの場所にある温泉です。車で約30分ほどで到着できるので、死海とセットで訪れるのがおすすめ。近くにはホテルもあり、ゆったりと過ごせる山のなかのリゾートになっています。

死海と同じくらい標高が低いこの場所には、なんと日本でもなじみ深い硫黄の香りが漂う温泉があります。

この温泉は、滝のように源泉が流れていて、日本とは少し違った雰囲気を楽しめます。水圧はかなり強く、ワイルドな源泉かけ流しを体験できますよ！

強めの水流の中で滝行をしてみたり、足湯のように体を温めたりと、さまざまな国の人が思い思いに温泉を満喫しています。ぜひ、死海を訪れた際は、マイン温泉でリラックスしてみてはいかがでしょうか。

マイン温泉（Ma'in Hot Spring Resort & Spa）の基本情報
住所： JJ54+8XQ, Machaerus, ヨルダン
電話：+96253245500
営業時間：要確認
休業日：なし
アクセス：アンマンから車で約1時間10分
料金：要確認
公式サイト：http://www.mainhotsprings.jo/ （ホテル公式サイト）

ダナ自然保護区

砂漠地帯ならではの自然が広がるヨルダン最大の自然保護区

photo by pixabay

ダナ自然保護区は、首都のアンマンから約2時間30分の場所にある自然保護区。砂漠地帯特有の自然が広がるエリアで、ヨルダン国内では最大の自然保護区です。

多くの植物や動物が生息しているこの場所は、砂漠の中でのキャンプやハイキングなど、アウトドアアクティビティが楽しめますよ！

ダナ自然保護区は、約308平方キロメートルにも渡る、とても広大な面積を持っています。このエリアは、1,500メートル級の山から、砂漠地帯の低地までさまざまな地形が存在し、谷間になっている部分には緑が広がる場所もあります。

砂漠地帯らしい砂岩でできた岩が転がるエリアもあり、場所によって違った姿を見せてくれますよ！


photo by pixabay
※画像はイメージです

ダナ自然保護区には、貴重な植物や動物が生息しています。ヨルダン国内でも最も植物が多い場所ともいわれ、乾燥した土壌ながら数百種類の植物が見られます。また、保護区内には絶滅が危惧されている貴重な動物が見られることもポイント！

高山地帯に住むヤギ科のヌビア アイベックスや、シリア セリンやケストレルといった珍しい鳥が生息しています。なかでも、カラカルというヤマネコは、幻の猫ともいわれるほどめったに見られない珍しい動物！

また、ダナ自然保護区には、ある程度整備されたハイキングコースが用意されていますよ。しかし、カラカルのような肉食の生き物が生息する場所でもあるため、できるだけツアーなどに参加した方が安全です。

ダナ自然保護区（Dana Biosphere Reserve）の基本情報
住所： محمية ضانا, Dana, ヨルダン
電話：+962790911063
営業時間：要確認
休業日：なし
アクセス：ペトラから車で約1時間
料金：10ヨルダン・ディナール（約2,079円）
※2023年11月21日のレート、1ヨルダン・ディナール＝207.93円で計算
公式サイト：http://wildjordan.com/destinations/dana-biosphere-reserve

ネボ山

聖書の歴史に登場する有名な山

Mount Nebo by Maya-Anaïs Y. is licensed under CC BY 2.0

ヨルダンの首都アンマンから西へ10キロほどの場所に位置するネボ山は、旧約聖書に登場する有名な山。預言者モーセがヘブライ人を率いて、約束の地として旅の終点になった場所です。

山頂にある青銅の蛇のモニュメントはイタリアの芸術家であるジョヴァンニ・ファントーニによってつくられました。これはモーセが掲げた青銅の蛇およびイエスが処刑された十字架を象徴しているのだそう。


Mount Nebo by Maya-Anaïs Y. is licensed under CC BY 2.0

晴れた日にはネボ山の頂上からエルサレムや死海、ヨルダン川渓谷が見渡せます。標高817メートルの山から眺められる景観に魅了されることでしょう。

聖書の歴史と美しい景色を同時に触れることができるネボ山。ヨルダン観光の際はぜひ足を運んでみてくださいね。

ネボ山（Mount Nebo）の基本情報
住所： ヨルダン ネボ山
電話：-
営業時間：4月〜10月 5:00〜19:00、11月〜3月 7:00〜19:00
休業日：1月1日、12月24日、12月25日、感謝祭の日
アクセス：アンマンから車で約40分
料金：3ヨルダン・ディナール （約623円）
※2023年11月21日のレート、1ヨルダン・ディナール＝207.93円で計算

ヨルダン北部のおすすめ人気観光スポット5選

初めてのヨルダン旅行で、まず訪れたいのが首都アンマンを中心としたヨルダン北部の地域です。アンマンの中心部にあるアンマン城塞や、北部にある遺跡など、歴史を感じられる観光スポットがたくさんあります。

移動方法がタクシーなどに限られるので、あらかじめ行きたい場所をピックアップしておきましょう！

アンマン城塞

首都アンマンの中心部にある古代遺跡

photo by pixabay

アンマン城塞は、ヨルダンの首都 アンマンの市街地に位置する遺跡です。石器時代からイスラムのウマイヤ朝時代までの間に栄えた場所で、なんと最も古い痕跡は約6,000年前のものといわれています。

長い歴史の中でさまざまな国の支配を受けたことから、それぞれの文化を象徴するような建築物が見られますよ！

アンマン城塞に残された史跡のうち、最も古いものは新石器時代から青銅器時代のものといわれています。その後、アッシリアやバビロニア、ペルシアをはじめとするイスラム圏の占有を受けることに。

最終的には661年にウマイヤ朝の所領となりますが、徐々に都市としての機能を失っていき、現在の遺跡に変わっていったとされています。


photo by Unsplash

さまざまな支配者による占領を受けたことで、遺跡に残された建物はバリエーション豊かなものになっています。ローマによる支配を受けた時代には、皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスに捧げるための、ヘラクレス神殿が建てられました。

また、東ローマ帝国時代には、古代ギリシャの建築デザインのビザンティン教会も建てられています。

遺跡の中でも特にユニークな建物が、イスラムのウマイヤ朝時代に建てられた宮殿。ギリシャやローマのような西洋風の遺跡が多い中、この宮殿は中東に多いドームを持った建物になっています。中東のヨルダンにいながら、世界の古代遺跡を探索できる場所になっていて、とてもユニークな体験ができますよ！

アンマン城塞（Amman Citadel National Historic Site）の基本情報
住所： K. Ali Ben Al-Hussein St. 146, Amman, ヨルダン
電話：+96264638795
営業時間：8:00～19:00
※最新情報はご確認ください
休業日：なし
アクセス：クイーン・アリア国際空港から車で約30分
料金：3ヨルダン・ディナール （約623円）
※2023年11月21日のレート、1ヨルダン・ディナール＝207.93円で計算

ジェラシュ遺跡

中東のポンペイと呼ばれる美しい遺跡

photo by  pixabay

ジェラシュ遺跡は、首都アンマンから北に約35キロメートルほどの場所にある遺跡です。ギリシャやローマに占領されていた時代の遺跡が残されていて、アルテミス遺跡などの神話をもとにした寺院があります。

ジェラシュ遺跡は保存状態の良い遺跡として知られていて、中東のポンペイと呼ばれるほど！

ジェラシュ遺跡のある場所は、古代の時代にはゲラサと呼ばれる地域でした。交易などの重要な拠点であることから、ローマの第14代皇帝であるハドリアヌス帝も視察に来たといわれていて、その際にはハドリアヌス凱旋門も建設されました。

しかし、イスラム圏の国の信仰が始まると、徐々にゲラサは衰退していき、現在の遺跡へと姿を変えていったのです。


photo by pixabay

ジェラシュ遺跡には、ローマやギリシャ時代のさまざまな建築物が残されていて、西洋らしい神殿などが見学できます。なかでもギリシャ神話に登場するゼウスとアルテミスにささげられた神殿は必見！円柱の柱が並ぶギリシャらしい風景を見学できます。

そのほかにも、ハドリアヌス帝を迎えるために作られた凱旋門や、市民の息抜きの場所であった戦車闘技場、交易の中心地らしい街道の跡など、ギリシャ・ローマ時代の繁栄の痕跡が見られますよ！

遥か昔の賑わいを感じられる場所なので、歴史好きの方はぜひ足を運んでみてくださいね。

ジェラシュ遺跡（The Archaeological Site of Jerash）の基本情報
住所： 7VHQ+GP8, Jerash, ヨルダン
電話：+96226354653
営業時間：要確認
休業日：なし
アクセス：クイーン・アリア国際空港から車で約1時間
料金：10ヨルダン・ディナール（約2,079円）
※2023年11月21日のレート、1ヨルダン・ディナール＝207.93円で計算
公式サイト：https://international.visitjordan.com/Wheretogo/Jerash

アジュルン城

十字軍の痕跡を残す13世紀の城

Qa’lat ar-Rabad by David Stanley is licensed under CC BY 2.0

アルジュン城は、ジュラシュから西に約17キロメートルの場所にある観光スポットです。ジェラシュからアルジュンは車で約40分ほどで、美しいオリーブ畑の広がる道路を抜ける道路を通ります。

移動中もヨルダンの美しい景色が眺められるので、ぜひセットで観光してみましょう！

アルジュン城は1184年に建設された城で、正式な名前をカルアット・アルラバードと言い、十字軍の侵攻を防ぐ防御拠点として建設されました。

しかし、十字軍の度重なる侵攻やモンゴル軍の進出、自然災害などが重なり、現在のような遺跡となりました。


photo by Unsplash

アジュルン城は1214年に拡張工事が行われ、現在の城はその当時のものがそのまま残されています。他国の侵攻や災害によって何度か破壊されていますが、そのたびに復興が行われ、現在までその姿を残しています。

とても美しい状態で残されている遺跡なので、写真映えするようなスポットがいくつもありますよ！

城の内部には、小規模ながら美術館が併設されています。また、13世紀ごろの武器に関する展示などもあり、当時の文化や歴史を学べるのもポイント。中世の雰囲気を満喫しながら、石造りの城を探索してみましょう。

アジュルン城（Ajloun Castle）の基本情報
住所： قلعة عجلون, Ajloun ヨルダン
電話：+96226420115
営業時間：8:00～17:00
休業日：なし
アクセス：アルジュンの中心地から車で約10分
料金：3ヨルダン・ディナール（約623円）
※2023年11月21日のレート、1ヨルダン・ディナール＝207.93円で計算
公式サイト：https://www.touristjordan.com/ajloun-castle/

アムラ城

支配者たちの秘密が隠された城

photo by pixabay

アムラ城は、アンマンから西に約65キロメートルの場所にある遺跡。建物の周辺は、中東らしい砂漠地帯になっていて、周りにはほとんど何もない場所にポツンと遺跡が建っています。

この遺跡は約8世紀頃のウマイヤ朝時代に建てられたものとされていて、貿易路の防衛を目的に建てられた城といわれています。

驚くべきことに、なんとこの遺跡は城ではなく温泉だったのです！城というのは名ばかりで、実際には支配者層の人々が入浴を楽しむスペースでした。

実際に建物には、サウナや井戸などが備わっていて、まったく防衛拠点とは思えない造りになっています。


photo by pixabay

また、建物の内部には、さまざまな装飾が施されている点もポイント。星空を表した天体図や砂漠の生き物を描いた壁画などで装飾されています。中には裸婦を描いた壁画などもあり、完全に娯楽スペースだったことが分かります。

また、謁見の間には、偉人 カエサルをはじめとする4人の人物が描かれている点も見どころ！

アンマンからアムラ城までは、砂漠地帯を抜ける街道を走ります。一本道の途中には、いくつかの遺跡を通過するので、余裕があればぜひ立ち寄ってみましょう。

アムラ城の近くにはビジターセンター以外にはほとんど何もないので、心配な方はツアーなどに参加するようにしましょう。

アムラ城（Qaṣr 'Amra）の基本情報
住所： شارع الحرية 230، عمّان ヨルダン
電話：なし
営業時間：8:00～16:00
休業日：なし
アクセス：アンマンの中心地から車で約1時間
料金：3ヨルダン・ディナール（約623円）
※2023年11月21日のレート、1ヨルダン・ディナール＝207.93円で計算

ヨルダン考古学博物館

アンマンの歴史を知る！貴重なコレクションが揃う考古学博物館

Jordan-16B-041 - Jordan Archaeological Museum by Dennis Jarvis is licensed under CC BY-SA 2.0

アンマン城塞内にあるアンマン考古学博物館。ギリシャ帝国やローマ帝国、イスラム帝国などのさまざまな国の支配を受けたアンマンは、考古学的にも貴重な品々が多く発掘されていて、博物館内には多くのコレクションが納められています。

コレクションは時代の古いものから新しいものの順番で並べられていて、時代の変化を体感しながら見学できるでしょう。石器から鉄器、ガラスなど、人類がどのように進化してきたのかがとてもよくわかりますよ！


photo by flickr

ヨルダン考古学博物館の見どころといえばやはり先史時代の貴重なコレクションの数々！古代の時代に作られた偶像などは、世界的にも貴重なものが多く、歴史上でもっとも古い物の1つとされていますよ。

ただし、あまりにも多くの遺物が発掘されたため、現在は一部の展示物がヨルダン新国立博物館に移されています。歴史に興味がある方は、ぜひヨルダン考古学博物館に足を運んでみてはいかがでしょうか？

ヨルダン考古学博物館（Jordan Archaeological Museum）の基本情報
住所：XW3M+MP9, Amman, ヨルダン
電話：なし
営業時間：夏季 8:00～19:00、冬季 8:00～16:00
休業日：なし
アクセス：クイーン・アリア国際空港から車で約30分
料金：10ヨルダン・ディナール（約2,079円）
※2023年11月21日のレート、1ヨルダン・ディナール＝207.93円で計算
公式サイト：https://museums.visitjordan.com/

ヨルダン観光を楽しむために

ヨルダン観光を楽しむために、事前に知っておきたい情報や注意点をまとめました。ぜひ旅行前にチェックしてみてくださいね。

ヨルダン観光におすすめのシーズンは？

photo by Unsplash

ヨルダン旅行のベストシーズンは、春や秋などの気候が落ち着いた時期がおすすめ！ヨルダンの年間気温はほとんど東京と変わりません。冬は寒く、夏は暑いのが基本です。ただしヨルダンは砂漠のある乾燥した気候のため、ベタベタとした湿度がなく、日本よりも快適に過ごせるでしょう。

一方で、砂漠の地域は昼と夜の寒暖差が激しく、夏でも夜は寒く感じることがあります。そのため、夏場でも寒さ対策ができる洋服を持っていくことがおすすめです。また、砂漠地帯を訪問する場合は、季節を問わず紫外線が強くなりがちなので、日焼け止めや帽子などの対策をしましょう。

ヨルダン旅行の治安・観光時の注意点

ヨルダンは、ほかの中東地域に比べると、比較的安全な地域といえます。ただし、市街地や観光地ではスリや置き引きに遭う可能性があるので、必ず荷物からは目を離さないようにしましょう。

また、中東地域特有の注意点として、テロには一定の警戒が必要です。一時期は観光客を狙ったテロが発生するなど、一部の地域では危険な状況もありました。

現在は落ち着いていますが、社会情勢に影響を受けやすい性質があるので、旅行の際は現地の情勢を必ずチェックしましょう。

ヨルダンの人気観光スポットを満喫しよう

この記事では、ヨルダンのおすすめの観光スポットを都市ごとに紹介しました。名所や見どころがいっぱいあるヨルダンでは、効率よく観光を楽しむのがおすすめです。

ぜひ紹介した観光地を参考に、ヨルダン旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

※記事内の金額は2023年11月21日のレート、1ヨルダン・ディナール＝207.93円で計算しています。

cover photo by pixabay