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イタリア旅行の服装を在住者が徹底解説!季節別やシーン別のおすすめ、注意点も紹介

ヨーロッパでも屈指の人気スポットである、イタリア。美しい風景や街並み、傑作ぞろいの美術館など、見るところが多く観光にはうってつけの国です。 とはいえ、日本からはるか離れたヨーロッパにある国なので、楽しく快適に観光できるよう事前の準備は大事です。日本とは気候だけでなく文化も異なるので、特に気をつけたいのが服装!時期やシチュエーション、訪れる場所によっても必要なものは異なるため、何も用意しないと現地で困ってしまうことがあります。 そこでこの記事では、イタリア在住の筆者がイタリア旅行のための服装について詳しく解説します。イタリア旅行の計画を立てるとき、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ライター
華意氣あらめ
穴場観光スポットを探すのが大好きなイタリア秘境在住ライター。 ローマ、フィレンツェに在住していたときは市内のスーパーをハシゴしまくり、新製品ゲット&へんてこグルメに挑戦するのをライフワークにしていた。 現在の趣味はオモシロ系和食を探すことと美術館巡り。 お気に入りの美術館はローマ・バルベリーニ宮殿とフィレンツェ・ピッティ宮殿。
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ヨーロッパでも屈指の人気スポットである、イタリア。美しい風景や街並み、傑作ぞろいの美術館など、見るところが多く観光にはうってつけの国です。とはいえ、日本からはるか離れたヨーロッパにある国なので、楽しく快適に観光できるよう事前の準備は大事です。

日本とは気候だけでなく文化も異なるので、特に気をつけたいのが服装!時期やシチュエーション、訪れる場所によっても必要なものは異なるため、何も用意しないと現地で困ってしまうことがあります。

そこでこの記事では、イタリア在住の筆者がイタリア旅行のための服装について詳しく解説します。イタリア旅行の計画を立てるとき、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Contents

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イタリア旅行での服装選びのポイント

photo by pixabay

イタリアは南ヨーロッパに位置する半島の国です。地中海に面し温暖な地中海性気候のイタリアですが、南北に長い国のため地域によっておすすめの服装が変わることもあります。

またイタリアでは、服装に気をつけなければいけない観光スポットがあったり、日本とファッションに関して注意点が違う場合もあります。

服装の判断基準としては以下になります。

  • 季節
  • 滞在する都市
  • 訪れる観光スポット・エリアのルール
  • 訪れるスポットのドレスコード

ここからは大きく、季節別とシーン別にわけて、おすすめの服装を解説します。

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季節別・イタリア旅行でおすすめの服装

日本のように、南北に長い国イタリア。まずは、季節別のおすすめスタイルについて解説します。

同じ季節でも、訪れる地方によって服装を変えたほうがいいケースがありますので、イタリア旅行の計画を立てるときは参考にしてみてくださいね。

春(3月~5月)

photo by pixabay

地中海性気候で温暖な気候のイタリア。春を告げる花ミモザが咲く2月下旬ごろから、少しずつ暖かくなってきます。

とはいえ、3月〜4月上旬にかけては寒暖の差が激しく、ミラノやトリノ、ヴェネツィアなどの北部では雪が降ることも。厚手のコートや防寒着はできるだけ持っていくと、快適に街歩きできます。

一方、パレルモやナポリ、レッチェなど南部では、ダウンジャケットだと暑いときもあるほど暖かい日があります。短めのコートや、デニムのジャケットなどを持ち歩くようにして、暑くなったらすぐ脱げるような服装だと観光しやすいですよ。

イースター(イタリア語ではPasqua)を過ぎる頃の4月中旬〜5月にかけては、本格的に春が訪れます。とはいえ、ローマ以北のエリアでは寒暖の差がまだまだ続く時期。特に気をつけたいのが朝晩の冷え込みです。薄手のジャケットやストールなど、アウターは必ず用意しましょう。

春とはいえ、かなり日差しが強い日もあるので、帽子やサングラスなどを持っていくのもおすすめです。

夏(6月~9月中旬)

photo by Unsplash

6月に入ると、夏が本格的に始まるイタリア。海沿いのシチリア沿岸など南の町では、5月下旬から海のシーズンが始まる場所もあるくらい暑くなります。とはいえ、梅雨がなく乾燥しているので、日陰に入ると過ごしやすいですよ。

この時期にイタリアを旅行するなら、暑さに備えてTシャツや短パン、スカートで歩き回ると快適に過ごせます。ジーンズはかなり暑いので、持っていくならなるべく薄手のものがおすすめです。

ミラノなど北部の街では、朝晩冷え込むことがあるので、薄手のパーカーやウィンドブレーカーがあると快適に過ごせます。一方、ローマやナポリなど南部を訪れるなら、日中はジャケット不要で歩き回れます。美術館など、長時間室内にいる場合と夜に出かけるときだけ、軽めのはおりものをお忘れなく。かなり冷えることがあります。

イタリアの街全体に言えるのは、強烈な日差しを石畳が照り返してくる場所が多いこと。街歩きでもサングラスは必需品です。また、日焼けしたくない場合は日焼け止めも忘れずにつけましょう。イタリアでも日焼け止めを購入できますが、乾燥した気候に合わせて保湿成分が多めに配合されていて、べとべとした使用感のものが多いです。気になる人は日本から持っていくのをおすすめします。

また、日傘を使いたいときは注意!イタリアには日傘を使う習慣がなく、使っている人は観光客という認識もあるほどです。ひと目で観光客だとわかってしまうと、スリや強盗など思わぬ犯罪に巻き込まれるリスクもあります。どうしても使いたい場合は、海岸や大きな広場など遮るものが全く無い場所だけで使うことを心がけると良いでしょう。

秋(9月中旬~11月)

photo by Unsplash

9月も中旬以降になると、少しずつ秋がやってきます。とはいえ、9月中は日中かなり暑い場所がほとんどです。半袖と短パンでも十分過ごせますよ。

10月に入ると、気温がかなり下がりイタリアは本格的な秋を迎えます。街を歩く地元の人たちの装いが変わるのもこの頃です。半袖をきている人はほぼ見かけなくなり、シャツやブラウスにジャケット、パーカーにジーンズなど長い丈の服を着る人が増えます。この時期に観光するなら、日本の秋と同様の服装でOK!暑くも寒くもないので、観光のベストシーズンでもあります。

北部の街を訪れるときは、朝晩かなり冷え込むことがあります。軽めのダウンジャケットやカーディガンが一つあると、街歩きしやすいです。

一方、シチリアをはじめとする南の地域は、場所によって10月中旬くらいまで海のシーズンが続いていることもあるほどあたたかいです。しかし、雨の日はかなり気温が下がるので、南部に行く場合も上からはおれるものを持っていきましょう。

冬(12月~2月)

photo by Unsplash

12月から冬シーズンが始まるイタリア。温暖な南部でも、雨が多い年や雪がふるほど冷え込む年もあり、冬はそれなりに寒いです。セーターやダウンジャケットがないと街歩きがつらく感じてくるのもこの時期なので、防寒対策はぬかりなく!

とくにミラノやトリノなど北部では、雪がふることがあります。石畳が凍りつくほどの寒さはまれですが、念のためスニーカーなど滑りにくい靴で歩くようにすると良いでしょう。

また、遺跡や教会の見学に行くときも防寒は必須です。ローマのドムス・アウレア周辺やコロッセオ、ナポリのサンタ・キアーラ教会など、戸外の見どころや石造りの観光スポットは要注意!南の地方であっても、冬の吹きっさらしの風は意外と冷たいです。ダウンジャケットのほかに、マフラーや手袋、日本から持っていくならマスクもしくは使い捨てカイロなどがあると快適に観光できます。

特に教会は石造りであることがほとんどで、多くの場合暖房がありません。見学で長時間いると体の芯まで冷えるほど寒くなるので、長めのブーツなど足元の防寒もしっかりしておきましょう。

一方で、フィレンツェやローマ、ナポリなどの大都市では、冬でも戸外で飲食できるレストランがあります。街並みを眺めながら食事を楽しめるのが魅力ですが、かなり寒いです。利用するときは寒さに備えた服装を心がけてくださいね。また、お店によっては膝掛けを貸してくれるので、利用するのも良いですよ。

注意したいのが、1月から2月にかけての時期です。この2ヶ月は、日本の梅雨と同様の雨の時期です。天気のいい日はカラッとした気候で過ごしやすいですが、雨が降ると底冷えするような寒さが訪れます。防寒着のほかに、折りたたみの傘やレインコートなど、雨具をスーツケースに入れていきましょう。

イタリアで服装に注意が必要なシーンとは?

イタリアでは、季節以外にも、服装に注意が必要なシーンがあります。日本と同じような服装感覚で行ってしまうと、気まずい思いをしたりがっかりするシチュエーションに遭遇したりすることも。せっかくイタリアを訪れるなら、気持ちよく観光できるような服装で街歩きをしたいものですね。

ここからは、気をつけたい服装について解説していきます。

教会などの宗教施設で肌の露出は禁止

photo by pixabay

サン・ピエトロ大聖堂という、カトリックの総本山があるイタリア。それだけに、古代ローマの時代からカトリックの習慣が浸透しています。とはいえ日常生活の範囲では、厳粛な衣服のマナーはありません。ジーンズでお葬式や結婚式に参列する人もいるほどです。

しかし教会に入るときは、誰もが守るべき服装マナーがあります。宗教上の理由で、肩と太ももから下を露出することはNGとされているのです。どんな小さな教会でも、露出の高い服装の人は入場を断られることがほとんどです。

特に夏場、イタリアの酷暑を少しでもやわらげるためタンクトップに短パン、ウォーキングサンダルなど露出高めの服装で観光する人は多いです。街歩きならこの服装でもOKですが、途中で教会施設に入る予定があるなら、肩や太ももを覆うことのできる薄手のストールやスカーフを持ち歩くよう心がけましょう。

中でも、サン・ピエトロ大聖堂やピサ大聖堂など、司教座と呼ばれる高位の聖職者が常駐する大きい教会は入場者を厳しくチェックしています。服装マナーにそぐわず、門前払いを食わされる観光客も少なくありません。

教会はすべての人に開かれた場所です。ただし、基本的に信者が祈りを捧げる場所であることを忘れずに行動してくださいね。

オペラ鑑賞は席のグレードによってふさわしい服装が決まっている

Museo Teatrale alla Scala by George M. Groutas is licensed under CC BY 2.0

イタリアには、ミラノならスカラ座、ローマではオペラ座、ナポリだとサンカルロ劇場と、世界最高峰と称えられるオペラの殿堂があります。イタリアへ行くなら生のオペラを見たい!という音楽ファンは少なくないことでしょう。

オペラ観劇は、かつて上流社会の交流の場としても利用されていた歴史があります。そのため、オペラ鑑賞では席のグレードによってふさわしい服装が決まっていることが多いです。席は、音も観劇も楽しめる高くて良い席から、舞台が見えにくい天井桟敷と呼ばれるエコノミー席など、3~4段階程度に分かれています。

最上級の席なら、男性はタキシードに準じた服装、女性はイブニングなどのフォーマルな服装であることを求められます。一方、最上級の席以外なら、平服でも十分です。男性ならジャケット着用、女性はワンピースがおすすめ!ちょっと良いレストランへ行くくらいの気分で服装を決めると良いですよ。

夏季シーズンになると、一部のオペラ劇場では野外オペラを催すことがあります。ローマのカラカラ帝浴場や、ヴェローナで行われる野外オペラが有名です。こちらはかなりカジュアルな恰好でも大丈夫なので、ジーンズにちょっとおしゃれなトップス程度でも楽しむことができます。ただし、屋外とあってとても蚊が多いので、出かける前には虫よけをつけていくことをお忘れなく!

高級レストランではドレスコードを確認

photo by Unsplash

高級レストランの服装マナーでも、オペラ観劇と同じことが言えます。特に、有名店や星付きのお店ほど服装マナーが暗黙の了解であることが多いです。おしゃれに装うことは、店に敬意を表しているとみなされることがほとんどで、そういうお客様には店も最高のもてなしで応えてくれるからです。

ふさわしくない服装の場合は、満席などを理由に丁重に断られたり、入れてもトイレや厨房近くなどの落ち着かない席に通されたりすることもあり得ます。Tシャツジーンズが絶対ダメなわけではないですが、ジャケットなどフォーマルに見えるはおりものを着る程度に、マナーを守っておくと快適に過ごせます。

ほとんどの高級店は、公式ホームページやSNSなどでお店の情報を発信しています。中にはドレスコードについても書かれていることがあるので、利用するときはあらかじめ内容やお店の雰囲気などをチェックしておきましょう。

石畳が多いので観光にはスニーカーがベスト!

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ファッションの国、イタリア。フェラガモやプラダ、ミュウミュウなど高級ブランドの素敵なハイヒールを履いて、おしゃれに街歩きしたくなる人も多いでしょう。しかし、ローマやフィレンツェなどをはじめとする古い都市では、中心部に石畳で舗装した歩道や道路がとても多いです。

ローマならパンテオン周辺やスペイン階段のあたり、フィレンツェならサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂周辺が要注意エリアです。石畳は常に補修されているわけではないので、かなりの確率で道路に穴が開いていることも。こういう道を細いヒールで歩くと、かかとをとられて動けなくなったり、けがをする人が少なくありません。

そのため、普段は誰しもがスニーカーやフラットヒール、ウォーキングサンダルなど歩きやすい靴で行動することが一般的です。地元の女性が細めのハイヒールを履いて外へいくときは、徒歩での移動が少なめな車利用のデートだったり、結婚式などのお祝いの席だったりとシーンが限られます。

イタリアで街歩きをするなら、地元の人にならって歩きやすい靴で観光をするのがベスト!ヒールの靴では、たちまち歩き疲れてしまって観光どころではなくなってしまいます。ディナーのために観光中もヒールを履きたい!という場合などは、チャンキーヒールやウェッジヒールなど、足元が比較的安定しているタイプのものを選ぶのが無難です。

また、女性に注意して欲しいのが、ミニスカートをはくときです。フラットシューズやブーツ、スニーカーなどヒールのない靴や、ウェッジソールなどの靴と必ず合わせ、カジュアル感が出るようにしましょう。ミニスカートと細いヒールを合わせるのは特に避けた方がよく、日本と同じような可愛い・甘め系の女性を強調するファッションには注意が必要です。ガラのよくない男性にからかわれてイヤな思いをしたり、犯罪のターゲットにされることがゼロではないからです。

オペラや高級レストランなどのために、どうしても細めのヒールを履きたい!というときは、ミニスカートではなく、ヒールサンダルにロングパンツや、ハイヒールにミモレ丈のスカートなど、足を強調しないスタイルを意識すると良いでしょう。

現地の人が着ているような服装を心がける

photo by Unsplash

イタリアには素敵なデザインの服がたくさんあります。高級ブランドのお店でお気に入りを買ったあと、ついそれを着て街を歩いてみたくなる人は多いでしょう。

しかし、よほどのお金持ちでもない限り、ブランドもので身を固めて歩いている地元の人は少ないです。一般人なら、高級ブランドはせいぜいバッグかローヒールの靴くらいで、カジュアルで動きやすい服装をしている人がほとんどです。

またイタリアでは、外国人観光客は多額のお金を持っているという目でみている人も少なくありません。それだけに、一目でわかるような高級品を身につけた外国人が、公共交通機関を利用したり街を歩いたりしていると、スリの被害にあってしまう確率が非常に高くなります。自分の身を守るためにも、イタリアを旅行するときは現地の人が普段着ているものと同じような服装で歩きましょう。

またイタリア観光中は、服の素材によって簡単に穴が開いてしまうことも。特にイタリアの古い建物には、漆喰や石材が使われていて壁の表面がかなりざらついたものが多いです。絹やシフォン素材など高級で薄手のやわらかいものは、ひっかかって穴が開くこともあるほどです。着たいときは、ディナーやランチなど食事を楽しむときに限定し、街歩きではあまり使わないほうが良いでしょう。

イタリアに合った服装を準備して旅行を満喫しよう!

イタリアの四季は日本とよく似ています。とはいえ、気候の違いによる焼けるような夏の暑さや、冬の冷え込みの厳しさはかなり強いもの。体調を崩さず快適に旅行できるような服装を準備しておきましょう。

また、場所によっては必要な服装が決められていることもあります。その場のルールを守ることは、その国の文化への敬意の表れでもあるので、こちらもできるだけ現地流を心がけることをお忘れなく!

しっかり備えて、楽しく快適なイタリア旅行を計画してくださいね。

 

cover photo by Unsplash

 

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