ロスキレ大聖堂はデンマークにある世界遺産!見どころや行き方を解説
デンマークを代表する観光スポット・ロスキレ大聖堂。北ヨーロッパ初期のレンガ造りの教会で、1995年に世界遺産に登録されています。 この記事では、ロスキレ大聖堂の見どころや楽しみ方、アクセス方法などを解説!ぜひロスキレ大聖堂へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
デンマークを代表する観光スポット・ロスキレ大聖堂。北ヨーロッパ初期のレンガ造りの教会で、1995年に世界遺産に登録されています。
この記事では、ロスキレ大聖堂の見どころや楽しみ方、アクセス方法などを解説!ぜひロスキレ大聖堂へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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ロスキレ大聖堂の基本情報
By CucombreLibre from New York, NY, USA - Roskilde Cathedral, Denmark, CC BY 2.0
デンマークを代表する観光スポット・ロスキレ大聖堂。首都のコペンハーゲンから約30キロのところにあるロスキレという街にあります。まずは、ロスキレ大聖堂の歴史や特徴などの基本情報を解説します。
ロスキレ大聖堂の歴史
photo by Unsplash
ロスキレ大聖堂があるのは、デンマークの古都・ロスキレ。12〜13世紀に建設された、ゴシック様式のルーテル派デンマーク国教会の大聖堂です。15世紀以来、デンマーク王室の公式埋葬教会として使用されており、代々の君主が葬られてきたことで有名です。
建設当初はロマネスク様式だったものの、建設途中にゴシック様式の影響を受けて計画が変更に。その後、別の建築様式で礼拝堂やポーチなどが次々に追加されてきたため、1つの大聖堂の中に複数の建築様式が存在します。
これに加え、北ヨーロッパで初期の煉瓦造りのゴシック様式の大聖堂であることが評価され、1995年にはユネスコ世界遺産に登録されました。
ロスキレ大聖堂のあるロスキレってどんな街?
By Jami430 - Own work, CC BY-SA 4.0
デンマークの古都・ロスキレ。シェラン島の北部にあるデンマーク最古の街の1つで、11世紀からデンマーク国王の宮殿がおかれており、15世紀半ばまでデンマーク王国の首都でした。
ロスキレ・フィヨルドの最奥にあり、人口は約5万2千人。首都・コペンハーゲンまで約30キロと近く、1847年にデンマーク初の鉄道によってコペンハーゲンと結ばれています。30分以内でアクセス可能になったこともあり、ロスキレに住みコペンハーゲンに通勤している人も多くいます。
ロスキレの見どころの1つ・ヴァイキング船博物館
photo by Unsplash
ロスキレには数々の見どころがありますが、中でも有名なのがヴァイキング船博物館。1962年に発見された5つの本物のヴァイキング船が展示されているほか、実物大で当時の船を再現したものも見ることができます。
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ロスキレ大聖堂観光の見どころ
20170808_Roskilde_Domkirke_0220 by News Oresund is licensed under CC BY 2.0
ロスキレ大聖堂には見どころがたくさんあります。1995年に世界遺産に登録された美しく歴史ある大聖堂なので、じっくり見てまわりたいですね。ここでは見どころをご紹介します。
15世紀からデンマークの代々の君主が眠る棺
By KDLarsen - Own work, CC BY-SA 3.0
ロスキレ大聖堂は、15世紀以来、代々のデンマーク君主が葬られてきたことで有名です。豪華にデコレーションされた大理石の棺が教会内にいくつもあり、一般に公開されています。
中でも、デンマーク・ノルウェー・スウェーデンの3国を実質的に支配したと言われている、マルグレーテ1世の棺は必見。1412年に亡くなり、石棺がロスキレ大聖堂に保管されたことがきっかけで、ロスキレ大聖堂はデンマーク王の埋葬地となりました。棺の上にはマルグレーテ1世の彫像が置かれています。
By Christian Bickel, CC BY-SA 2.0 de
クリスチャン4世の礼拝堂も見どころの1つです。クリスチャン4世の棺のほかにも4つの棺があり、デンマークの芸術最盛期の画家による大きな絵画が堂々と飾られています。
ロスキレ大聖堂は、別名「デンマーク王室の棺の博物館」といわれており、40人ほどのデンマークの歴代君主の棺があります。どの棺にも豪華な彫刻やペイントが施されていて、芸術作品といっても過言ではないほど。見応えばつぐんです。
装飾や祭壇・天井などのが豪華な内装
By © User:Colin / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
ロスキレ大聖堂は、棺だけでなく内装も非常に豪華です。黄金に輝く祭壇は、歴代の君主が眠る場所にふさわしくゴージャスな雰囲気。この黄金の祭壇には、イエスキリストの生涯が彫刻で描かれています。
photo by Unsplash
広く高い天井も、豪華なデザインから、高貴で上品なデザインまで、様々なものがあります。目線の高さに注目が集まりがちですが、ぜひ頭上の美しい天井も眺めてみてくださいね。
複数の建築様式が混ざり合ったレンガ造りの大聖堂
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ロスキレ大聖堂は、北ヨーロッパ初期のレンガ造りの建築物。800年の歴史の中で、ロマネスク様式やゴシック様式など、1つの建物に複数の建築様式が混ざり合っている珍しい大聖堂です。
高さ75メートルの2つの尖塔は特徴的で、格式高く威厳のある雰囲気。内部を見学する前に、周囲をまわりながら建物についてもじっくりと見学してみてくださいね。
ロスキレ大聖堂観光に最適なシーズンは?
photo by Unsplash
見どころがたくさんあるロスキレ大聖堂にせっかく行くなら、最適なシーズンに訪れたいですね。ここからは、ロスキレ大聖堂観光にベストなシーズをご紹介します。
ベストシーズンは快適に過ごせる6〜9月
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ロスキレ大聖堂の観光のベストシーズンは6〜9月。一年を通して気温が低い北欧に位置するデンマークは、一番暖かい8月でも21度前後が最高気温で、非常に過ごしやすいです。年間通して雨の日が多いため、余裕を持ったスケジュールを立てておくと、天気に合わせて行動できますよ。
ただしこの時期は、ヨーロッパの夏休みシーズンにも当たるので、非常に混雑することが予想されますので、ご注意ください。
観光客が少ない時期を狙うなら12~3月
Sne på Roskilde Domkirke by SReppien is licensed under CC BY 2.0
デンマークの冬は気温が低く、0度を下回る日もたびたびあります。そのため、観光客は夏に比べると格段に少なく、周りのことを気にせずにゆっくりと観光に時間を使うことができます。ダウンジャケットや手袋などの防寒具は必須ですので、お忘れなく!
訪問するのにおすすめめの曜日&時間帯
Domkirke - Roskilde {februari 2011} by Esther Westerveld is licensed under CC BY 2.0
ロスキレ大聖堂の観光は、月曜・水曜の終日、または火曜・木曜・金曜の午前中がおすすめ。特に、火曜・木曜・金曜の13時以降は教会の行事で見学できないことがあります。公式サイトにイベントカレンダーがありますので、訪問前に必ずご確認くださいね。
ロスキレ大聖堂の見学方法は?予約は必要?
Christian 4's chapel, Roskilde cathedral, Denmark by Billed Tale is licensed under CC BY-SA 2.0
ロスキレ大聖堂を見学するには、どのような方法があるのでしょうか?事前予約が必要なのか、営業時間はいつなのかなど、ご紹介していきます。
入場にはチケットの購入が必要!
Roskilde cathedral, Denmark by Billed Tale is licensed under CC BY-SA 2.0
ロスキレ大聖堂の入場には、チケットの購入が必要です。入場料は70.00デンマーク・クローネ(約1,459円)、17歳以下は無料、67歳以上または学生は50.00デンマーク・クローネ(約1,042円)です。
コペンハーゲンカードを持っている場合は、チケットカウンターに並ぶ必要はなく、無料で入場することができます。
事前予約は必須?
Roskilde Cathedral by Susanne Nilsson is licensed under CC BY-SA 2.0
ロスキレ大聖堂のチケットは、事前予約はできません。サマーホリデーシーズンなど、繁忙期には混雑する可能性がありますので、必ず見学したい方は時間に余裕を持ってアクセスすると良いでしょう。
第1水曜日はガイドツアーの催行日
Sarchofagi, Roskilde cathedral, Denmark by Billed Tale is licensed under CC BY-SA 2.0
毎月第1水曜の14時からは、誰でも参加できるガイドツアーが催行されています。800年の歴史を誇るロスキレ大聖堂の建築や王家の歴史など、興味深いお話を聞くことができます。
ツアー料金は、1人につき100.00デンマーク・クローネ(約2,084円)です(入場料別 ※要確認)。定員は30名なので、絶対に参加したい方は早めに到着しておくことをおすすめします。
コペンハーゲン発のオプショナルツアーもおすすめ
photo by pixabay
デンマークの首都・コペンハーゲンからロスキレ大聖堂へのオプショナルツアーもあります。ツアー内容にもよりますが、1人あたり7,000円程度で半日のツアーに申し込むことができますよ。
コペンハーゲンからガイドと一緒に電車で移動し、ロスキレ大聖堂を見学するコースなどがありますので、海外旅行に慣れておらず、現地での移動に不安がある方や、ロスキレ大聖堂に関する詳しい解説を聞きたい方は、ぜひ検討してみてください。
ロスキレ大聖堂観光に要する時間
Domkirke - Roskilde by Esther Westerveld is licensed under CC BY 2.0
ロスキレ大聖堂には見どころがたくさんあるため、ポイントをおさえて効率よく見学するなら1時間程度、細部まで細かくゆっくり見学したい方は2時間程度予定しておくと安心です。
ロスキレの街にはロスキレ大聖堂以外にも見どころがありますので、半日ぐらい時間を確保し、周辺の観光地を巡ったり、ロスキレの街を散歩したりするのもおすすめです。
ロスキレ大聖堂へのアクセス・行き方
photo by Unsplash
ロスキレ大聖堂観光の拠点となる都市はコペンハーゲン。ロスキレから30キロのところにあるため、鉄道またはタクシーでの移動が便利です。ここでは、鉄道利用とタクシー利用のそれぞれの行き方を解説します。
最も一般的な移動は鉄道(DSB)
Class ME at Østerport by Andreas Ravn Møller is licensed under CC BY-ND 2.0
コペンハーゲンからロスキレまでは、鉄道(DSB)での移動が快適です。コペンハーゲンから約25分程度でロスキレまで移動することができ、10分に1便程度と便数も多く、非常に便利です。
ロスキレ駅からロスキレ大聖堂までは約1キロ、徒歩で12分ぐらいです。コストを抑えて移動するなら、鉄道がおすすめです。
最短で向かいたいならタクシーが便利
photo by Unsplash
コペンハーゲン中央駅エリアからロスキレ大聖堂までタクシーを利用する場合、所要時間は30分程度で、料金は12,000〜15,000円ぐらいです。時間に限りがある中で、効率よくロスキレ大聖堂を見学したい方や、コペンハーゲン中央駅から離れたところに宿泊している方は、タクシー利用が便利です。
ロスキレ大聖堂の観光を満喫しよう
この記事では、ロスキレ大聖堂の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。ロスキレ大聖堂は、デンマークの古都・ロスキレにある、一度は行ってみたい世界遺産です。
ぜひ紹介した情報を参考に、ロスキレ大聖堂の観光を満喫してみてくださいね!
ロスキレ大聖堂(Roskilde Domkirke)の基本情報
住所:Domkirkestræde 10, 4000 Roskilde, Denmark
電話:+4546351624
営業時間:【10〜4月】月曜〜土曜 10:00〜16:00、日曜 13:00〜16:00 【5・9月】月曜〜土曜 10:00〜17:00、日曜 13:00〜16:00 【6〜8月】月曜〜土曜 10:00〜18:00、日曜 13:00〜16:00 ※ 聖霊降臨祭・イースター・クリスマスなど、営業時間が異なる日がありますので、訪問前に公式サイトでご確認ください
休業日:10月の第1月曜日
アクセス: ロスキレストリート駅(Roskilde st.)から徒歩で約11分
料金:70.00デンマーク・クローネ(約1,459円)、67歳以上または学生 50.00デンマーク・クローネ(約1,042円)、17歳以下は無料
※2023年6月18日のレート、1デンマーク・クローネ =20.84円で計算
公式サイト:https://roskildedomkirke.dk/english/
※記事内の金額は2023年6月18日のレート、1デンマーク・クローネ =20.84円で計算
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