【旅行前に確認】中国のコンセントは2タイプ!変換プラグは必要?日本と異なる電圧に注意
中国旅行に行く際に確認しておきたいのがコンセントのタイプ。中国で日本から持ってきたスマホやカメラ、ヘアアイロンを使うためには、電源の確保は欠かせません。 中国のコンセントは、日本と同じAタイプとOタイプが主な形状。日本の電化製品を中国で使う場合は、変圧器や場合によっては変換プラグが必要になります。 この記事では、旅行の前に知っておきたい、中国のコンセントや電圧について徹底解説!事前にしっかりと準備して、スムーズな中国旅行を実現しましょう。
中国旅行に行く際に確認しておきたいのがコンセントのタイプ。中国で日本から持ってきたスマホやカメラ、ヘアアイロンを使うためには、電源の確保は欠かせません。中国のコンセントは、日本と同じAタイプとOタイプが主な形状。日本の電化製品を中国で使う場合は、変圧器や場合によっては変換プラグが必要になります。
この記事では、旅行の前に知っておきたい、中国のコンセントや電圧について徹底解説!事前にしっかりと準備して、スムーズな中国旅行を実現しましょう。
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中国のコンセントはAタイプとOタイプの2種類
中国のコンセントは、基本的に日本と同じ形状のAタイプが主流。そのため、変換プラグを持っていかなくても、中国では同じ形状をしたコンセント穴を使用できます。変換プラグは必要ない一方で、中国の方が220Vと電圧が高く、日本の電化製品によっては充電に利用できないものもあり変圧器が必要です。
心配な方は、宿泊するホテルのコンセントタイプを念の為に確認しておくと安心です。
中国のコンセント | 特徴 | 変換プラグの必要性 |
---|---|---|
Aタイプ | 日本と同じ形状 | × |
Oタイプ | オセアニア地域でよく使われている形状 プラグのピンがハの字型に2本並び、さらに1本のピンがついている場合もあり | 〇 |
Aタイプ
中国のAタイプのコンセントは、日本と同じ形状です。プラグのピンが平行に2本並んでいます。
Oタイプ
オセアニア地域でよく使われている形状ですが、中国でも使われています。プラグのピンがハの字型に2本並んでいるOタイプと、それにプラスしてもう1本ピンがあるO2タイプがありますが、O2タイプのコンセントにはOタイプも問題なく使用できます。
日本のコンセント形状との違いは?
日本のコンセントはAタイプになります。そのため、コンセントがOタイプの場合は形状が異なるため、日本のスマホや家電を使う場合、変換プラグを使用しましょう。
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中国ではOタイプの場合、変換プラグを使用
ホテルや空港、高速鉄道などにはAタイプのコンセントが1つはほぼ必ず配置されているので、基本的に中国では変換プラグは必要ありません。ただ、同時に2つ以上の電化製品を充電したい方は、Oタイプの変換プラグを持参するのがおすすめです。
変換プラグには、簡易型とマルチ型の2種類があります。簡易型は、1種類のプラグ形状のみに対応しており、もとのプラグに差し込むだけで使えます。
マルチ型は、1つのアダプターに複数の種類の形状のプラグが備えられているので、旅先のコンセントに合わせてカスタマイズして使えます。中国だけでなく、さまざまな国のプラグ形状に対応できるため、海外旅行好きの人におすすめのタイプの変換プラグです。
変換プラグはどこで買える?
変換プラグは、家電量販店で手に入ります。店頭では、さまざまな種類のプラグが豊富に取りそろえられているほか、欲しいプラグを店員さんにも相談できるので便利です。簡易型であれば安いものだと300円〜購入できるものもありますよ!
また、ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100円ショップでも取り扱っている場合があり、変換プラグを格安で購入できます。ただし、クオリティは正規のものより多少劣るので注意して選びましょう。
出発前に変換プラグの買い忘れに気づいたら、空港のショップを確認してみましょう。空港によっては、家電量販店やトラベル用品店で取り扱っている場合があります。ただし、価格は通常よりも割高なものが多いです。
差し込み口が複数ある電源タップはあると便利
差し込み口が複数ある電源タップは、中国旅行に持っていくと便利です。ホテルにコンセントが1つしかない場合に大活躍してくれます。特にスマートフォンのほかにも、パソコンやタブレット、カメラなどの電子機器などを持ち込む人は、一度に複数の充電ができるのでおすすめです。
電源タップを選ぶポイントは、海外のどのコンセントの形状でも使えるよう、プラグが変更できるユニバーサルタイプのものを選ぶこと。また、USBポートが複数ついたものも充電などに便利です。最大100Wの急速充電に対応したPD充電対応の変換プラグなら、家電製品をより高速で 充電できますよ。
万能コンセントに注意!
中国では、AタイプにもCタイプにも対応するユニバーサルソケットをもった電源タップ・万能コンセント(中国語:万能插座)がまれに販売されていますが、その万能コンセントが発火の原因になっていると現地ではたびたびニュースで報じられています。
2016年の夏には、万能コンセントの販売は違法となったものの、小さな日用品店や市場などではまれに販売されています。日本からOタイプの変換プラグを持参し忘れたからといって、中国の商店や露店で格安の万能コンセントを買い求めないようにしましょう。
この万能コンセントに変わって、「新5穴ソケット」と呼ばれる安全性が高い電源タップも販売されていますが、どうしても購入したい場合は、現地での情報を十分に確認してください。
中国の電圧は220V!変圧器が必要な場合も
中国と日本では、コンセントやプラグの形状だけでなく、電圧も異なります。日本では100Vですが、中国では主流の電圧が220Vです。
つまり、中国のほうが電圧の数値が高いため、日本から持参する電化製品を使用する際には変圧器が必要となることがあります。日本の電化製品をそのまま使ってしまうと製品の破損や火災の危険性もあるので、十分に注意が必要!
ただし、現在は変圧器なしで海外利用に対応している電化製品も多いので、はじめから海外で使用できる製品をリサーチして購入しておく、というのも一つの手段です。
中国 | 日本 | |
---|---|---|
電圧 | 220V | 100V |
周波数 | 50Hz | 東日本:50Hz、西日本:60Hz |
スマートフォン(iphoneやAndroid)・パソコンは変圧器は必要なし!
スマートフォンやパソコンは、基本的に変圧器の必要がありません。ほとんどの製品が世界各国の電圧に対応しているグローバル規格となっているため、変換プラグさえあればそのまま充電できます。ただし、使用する際には必ず表示をしっかりと確認しましょう。
電化製品のアダプターを確認して、INPUT: 100〜240Vと書かれていれば、それはグローバル規格製品ということになり、変圧器なしで使えることを意味します。
ドライヤー・ヘアアイロンの場合は基本的に変圧器が必要
ヘアアイロンは150〜240W、ドライヤーは600〜1200Wといった高い消費電力を持つことが一般的です。特にドライヤーは、中国で使用するとなると大容量の変圧器が必要となってしまいます。
旅行で大容量の変圧器を持っていくのは現実的ではないため、解決策としては、変圧器がいらない海外対応のドライヤーを購入するのがベスト。家電量販店などに行けば種類も豊富なので、チェックしてみてくださいね。また、ドライヤーであればホテルに完備されている場合がほとんどなので、備え付けのドライヤーを使用するといいでしょう。
デジタルカメラなどの撮影機器の場合
一眼レフやミラーレスカメラをはじめとする、デジタルカメラ全般の電圧は100V〜240Vに対応しています。そのため中国に持ち込む際には、変圧器の必要はありません。
Aタイプのコンセントであれば、変換プラグも変圧器も使わずに、そのままカメラを充電できます。
ただし、100Vにのみ対応しているデジタルカメラなどもあります。高価なものだからこそ、充電が原因で故障してしまわないよう、対応電圧を事前に確認しておくと安心です。
電化製品の対応電圧の調べ方
電化製品の対応電圧を調べるには、製品のラベルやアダプター部分をチェックします。電圧や入力、INPUTなどと書かれている部分が対応している電圧のことです。
記載されている電圧が100V~240Vとなっている場合は、海外利用に対応している電化製品であることを意味します。もちろん、中国でも変圧器なしで利用可能です。
その一方で、100Vと書かれているものは日本規格のものであり、電圧が220Vの中国では利用できません。出発前までに、電化製品の対応電圧をチェックしておきましょう。
変圧器を使用する際は消費電力もチェック!
変圧器を使用する際には、変圧器の容量が使用する電化製品の消費電力よりも大きいかどうかを必ず確認しましょう。
主な電化製品の消費電力の目安は、スマートフォンで10~15W、ドライヤーで600~1200W。ノートパソコンで50〜120W。デジタルカメラで3〜6Wです。
総消費電力量が変圧器の容量を越えなければ、電化製品を使用する際に複数の電化製品を同時に使用できますよ。
変換プラグや変圧器を忘れた場合は?
変換プラグや変圧器を忘れてしまった場合は、ホテルで変換プラグや変圧器の貸し出しサービスがされているかを確認しましょう。日本人宿泊者が多いホテルや5つ星の高級ホテルなどでは、貸し出しサービスが実施されている場合があります。
また、最新のホテルには、コンセントのほかにUSBポートが備え付けられている場合も。USBで繋げればスマートフォンなどの電化製品を変換プラグなしで充電できます。ただし、USBケーブルで繋げられないものや電圧の高い電化製品には使えません。
変換プラグや変圧器がゲットできない場合は、現地の空港や大型の電気屋で購入するのがおすすめです。ただし、万能コンセントは避けるようにしましょう。
中国のコンセントをチェックしてスムーズな旅を
この記事では、中国のコンセントの形状の違い、変換プラグの種類や使い方などについて解説しました。中国旅行の際は基本的に変換プラグは必要ありません。電化製品によっては中国でも利用できる変換プラグや変圧器を準備する必要があります。
事前にコンセントの形や対応電圧を確認をして、中国旅行を快適に楽しんでくださいね。
cover photo by Unsplash