アラブ料理のおすすめ26選!旅行先で食べたい絶品グルメを厳選
アラブ料理と言えば、フムスやファラフェルといったひよこ豆を使ったメニューが人気ですよね。トルコ料理やレバノン料理などイスラム圏の食文化が取り入れられており、ハーブやスパイスを取り入れた料理はどれも風味豊かな味わいです。 この記事では、アラブ料理の特徴や旅行先で食べたい絶品グルメを厳選してご紹介します。前菜、サラダ、米料理、肉料理、スイーツといったジャンル別にご紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
アラブ料理と言えば、フムスやファラフェルといったひよこ豆を使ったメニューが人気ですよね。トルコ料理やレバノン料理などイスラム圏の食文化が取り入れられており、ハーブやスパイスを取り入れた料理はどれも風味豊かな味わいです。
この記事では、アラブ料理の特徴や旅行先で食べたい絶品グルメを厳選してご紹介します。前菜、サラダ、米料理、肉料理、スイーツといったジャンル別にご紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
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ドバイ旅行で欠かせない!アラブ料理の種類や特徴は?
アラブ料理とは、アラビア半島に根付く食文化のほか、中東や地中海地域といったイスラム圏の食文化が融合した料理のことです。アラブならではの郷土料理は存在せず、トルコ料理やレバノン料理、シリア料理、インド料理などさまざまな地域の料理を総称してアラブ料理と呼びます。
アラブ料理はハーブやスパイスはもちろん、オリーブオイル、レモン、香味野菜などで味付けをするのが特徴。イスラム圏なので豚肉料理はありませんが、ラム、牛、鶏などをメインに使った料理が多いですよ。マチュブーサやビリヤニといった米料理も豊富なので、日本人の口にも合いやすいでしょう。
ちなみにドバイで食べられるアラブ料理は、レバノン料理が主流だと言われています。観光都市なので和食やフレンチレストランも多いですが、せっかくであれば魅惑のアラブ料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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アラブ料理のおすすめ前菜4選
まずは、アラブ料理の前菜メニューを4つご紹介します。ひよこ豆や野菜を使った料理が中心で、メインディッシュ前に軽くお腹を満たすにはぴったりですよ。
フムス
アラブ定番の家庭料理!ひよこ豆のペースト
フムスは、すりつぶしたひよこ豆に、タヒー二(ゴマのペースト)やオリーブオイルなどを混ぜ合わせたペースト状の料理です。アラブ定番の家庭料理で、ホブスやピタパンなどのパンに付けたり、サンドイッチや野菜のディップに使ったりしていただきます。
豆本来の濃厚な甘みがありながらも後味はさっぱりしているので、豆料理が苦手な方でも食べやすいですよ。各レストラン・スーパー・家庭によって味わいが異なるので、旅行先で食べ比べてみるのも楽しそうですね。
近年では、その栄養価の高さからダイエット食としても注目されており、さまざまなアレンジ料理も登場しています。アボカドやにんじんを使ったアレンジが人気なので、気になる方はぜひご家庭でも試してみては?
ファラフェル
サクサク食感がたまらない!日本人にも人気なアラブ風コロッケ
ファラフェルは、細かく潰したひよこ豆やそら豆に、ハーブやスパイスを混ぜて素揚げしたスナック料理です。日本のコロッケによく似ていますが、衣をつけずに素揚げしているのは珍しいですよね。
ひよこ豆とそら豆がベースと非常にヘルシーで、ベジタリアンやヴィーガンの方でも安心して食べられます。そのまま食べてもおいしいですが、タヒー二ソースやヨーグルトを付けて食べるのも絶品ですよ。
揚げたてのサクサク食感がたまらないので、前菜で出てきたら温かいうちに食べてしまいましょう。イスラム教国では難しいですが、観光客向けのレストランで食べるならビールと共にいただくのもおすすめです。
ムタッバル
レバント地方の定番料理、焼きナスのペースト
ムタッバルは、ペースト状にした焼きナスにタヒー二(ゴマのペースト)やヨーグルト、レモン汁、ニンニクを混ぜて作る前菜料理です。タヒーニやヨーグルトを入れない場合もあるため、主な食材はナスだけというシンプルな料理で、クセのない味わいは日本人の口にもよく合います。
長時間じっくりと焼いたナスからは旨味があふれ、とろとろとした食感がたまりません。レストランでは最後にオリーブオイルを回しかけて提供されることが多く、フムスと同様にディップとして食べるとおいしいですよ。
前菜として注文する場合は、ピタパンやホブスと一緒に頼むのがおすすめです。
クッバ(クッべ)
ひき肉をブルグル生地で包んだ中東メンチカツ
クッバは、ブルグルと呼ばれる穀物と羊肉のミンチに玉ねぎを加えて揚げた料理です。中東風のメンチカツのような料理で、サクッと香ばしく揚げられた匂いが食欲をそそります。
特にシリアやレバノン地方でよく食べられており、呼び方もクッベやコベイバなどさまざま。地方によっては、お肉を使わずに野菜やお米で作る、ベジタリアン向けのクッバもあるようです。
調理方法も多種多様で、揚げる以外に焼く・煮る・煮込むといったクッバ料理が存在します。なかには、ユッケのように羊肉を生で食べるクッベ・ナイエと呼ばれる料理も。いろいろ挑戦したくなりますが、揚げクッバがもっとも定番なので、まずはこちらから試してみると良いでしょう。
アラブ料理のおすすめサラダ2選
つづいては、アラブ料理のサラダを2つご紹介します。オリーブオイルやレモン汁を使ったシンプルなサラダが基本で、どちらも爽やかな味わいが人気です。サラダは夏の暑い時期にぴったりなので、アラブ地方へ旅行する際はぜひ試してみてくださいね。
タブーレ(タボーレ)
爽やかな風味が人気!美容にもおすすめなパセリのサラダ
レバノンをはじめ、ヨルダンやドバイでも定番のタブーレは、爽やかな風味が特徴のサラダです。ブルグルに細かく刻んだパセリ・トマト・玉ねぎ・ミントを混ぜ、オリーブオイルやレモン汁で味を調えます。
一口食べるとフレッシュなレモンの風味が口いっぱいに広がり、なんともさっぱりとした味わい。猛暑が続くアラブの夏には欠かせない料理として親しまれています。
ビタミンを豊富に含むことから美白効果も期待でき、美容に関心のある方からも人気を集めているんですよ。独特の苦味やクセもないので、小さな子どもでも食べやすいでしょう。
ファットゥーシュ
トマトやレタスを刻んだ、レモン風味サラダ
ファットゥーシュも、タブーレと同様レモン風味のサラダです。トマト・レタス・きゅうり・大根(ラディッシュ)・ピーマンなどたっぷりの野菜を使っており、オリーブオイルやレモン汁、ハーブなどで味付けしています。
イタリアンサラダのようにシンプルかつあっさりとした味わいで、誰でも食べやすいのが特徴。基本的には前菜として注文しますが、ベジタリアンの方はメインとして食べることも多いようです。
また、ちぎった揚げパンが入っていたり、ザクロの種を入れたりと、レストランによってさまざまなアレンジを楽しめるのもファットゥーシュの魅力と言えます。食感や味わいも各飲食店によって異なるので、ぜひいろいろなお店で試してみてくださいね。
アラブ料理のおすすめ米料理3選
日本人にもなじみ深い米料理ですが、アラブの米料理はほんのりスパイスが効いているのが特徴です。香辛料を使ったエキゾチックな料理が多く、一度食べたらやみつきに!ここからは、そんなアラブのおすすめ米料理を3つ見ていきましょう。
マチュブース(カブサ)
スパイシーな味わいがクセになる、香辛料を使った炊き込みご飯
ドバイをはじめとするアラブ首長国連邦(UAE)で長年愛されているマチュブース。香辛料で味付けしたお米を、肉や魚と共に炊き上げたアラブの伝統料理です。
独特の香りがするスパイスを使っていますが、想像するほど辛くなくマイルドな味わい。ラマダン明けのお祝いで食べられることも多く、各家庭ごとに異なるレシピが受け継がれていると言われています。
マチュブースには細長いインディカ米が使用されており、パラパラとした食感が特徴的。米には肉や魚の旨味が染み込んでおり、最後までおいしくいただけますよ。
ハリース
ほんのりスパイスが効いた、肉と麦のお粥
ハリースは、細かく砕いた小麦とお肉を長時間煮込んでお粥状にした郷土料理です。麦と肉以外にも玉ねぎやクミンパウダーなどが加えられており、ほんのりとスパイスが効いた味わいになっています。
約1日前後かけて作られるハリースは、なんとも滑らかな口あたり。手間暇がかかることから、地元では結婚式や宴会など特別な日に食べることも多いようです。ドバイでは高級レストランで提供されることが多いので、誕生日や記念日のディナーとして召し上がってみては?
ビリヤ二
日本で味わえるお店も多数!インド定番の米料理
インド料理のイメージが強いビリヤニですが、実はアラブ地方でも非常に人気の高い米料理のひとつです。インドで誕生したのち東アジア、アラブ世界へと伝わり、イスラム教と共に世界へ広がったと言われています。
アラブでは鶏肉や羊肉を使ったビリヤニが主流で、ボリューム満点なのでメイン料理としてもぴったり!柔らかくなるまで炊かれたお肉は旨味たっぷりで、お米がよく進みます。インドやアラブ特有の香辛料がふんだんに使用されており、一口食べるだけでエキゾチックな気分になりますよ。
ドバイではスーパーやデパートでも販売されており、小腹が空いた時にもおすすめです。日本で味わえる名店も多いので、気になる方はぜひ訪れてみてくださいね。
アラブ料理のおすすめスープ2選
アラブ料理のスープは、豆や野菜など素材の旨味を凝縮して作られるのが特徴です。アラブの家庭では一度にたっぷりスープを作り、数日に分けて食べるのが一般的とされています。ここでは、旅の疲れをほっと癒やしてくれるスープを2つご紹介しますね。
レンティル・スープ
栄養満点!あっさりおいしい、レンズ豆の塩味スープ
アラブ料理のスープと言えば、レンズ豆を使ったレンティル・スープが定番です。レンズ豆と野菜をすりつぶして作る塩味のスープで、お好みで唐辛子やクミンなどのスパイスを加えていただきます。
エジプトやトルコなど地域によって作り方は異なるものの、アラブの郷土料理とも言えるほど広く知れ渡っているスープです。家庭では朝食として出ることが多く、日本のお味噌汁のような存在だと言うと分かりやすいかもしれませんね。
豆と野菜がたっぷり入ったレンティル・スープは、素朴ながらもどこか懐かしい味わい。栄養も満点なので、旅で疲れた身体によく効きますよ。
サリード
ムハンマドも愛した?旨味たっぷりな野菜とお肉のスープ
サリードは、全粒粉のパンに肉や香味野菜のブイヨンを染み込ませて作るスープ料理です。湾岸地域で頻繁に食べられる家庭料理で、ラマダン明けの食事で提供されることもあります。
程よい酸味とスパイスが効いており、肉と野菜の旨味を存分に感じられる一品。イスラム教の預言者ムハンマドがこよなく愛したとも言われており、そのおいしさは折り紙つきです。植物性たんぱく質が豊富に含まれているので、健康志向の方にもぴったりですよ。
アラブ料理のおすすめ肉料理4選
アラブ料理のメインとしてよく食べられる肉料理。トルコ料理のケバブが有名ですが、日本ではなかなか食べられない個性的な料理もたくさんありますよ。どれもボリュームたっぷりなので、お腹が空いている時におすすめです。
ケバブ
肉以外に魚や野菜も!ジューシーな味わいがクセになるメイン料理
トルコ料理の定番であるケバブは、肉・魚・野菜などをローストして作る料理です。イスラム圏では豚肉が禁止されているので、牛肉・羊肉・鶏肉がよく使用されています。
日本では回転させながら焼くドネルケバブがなじみ深いですが、アラブでは串焼きにしたり、焼いた肉をそのままパンに挟んで食べたりすることが多いです。
香辛料で下味を付けたケバブは風味が豊かで、グリルでじっくり焼き上げたお肉もとってもジューシー!一品でお腹いっぱいになるほどボリューム満点なので、注文する際はあらかじめ量を聞いてから頼むのがおすすめですよ。
シシ・トゥク
炭火でジューシーに焼き上げる、アラブ風焼き鳥
炭火でジューシーに焼き上げたシシ・トゥクは、ドバイでも人気のお肉料理です。さまざまなスパイスで鶏肉をマリネし、串に刺してから窯でじっくりと焼いていきます。ピーマンや玉ねぎなども挟むので、脂っこさもなくヘルシーに食べられますよ。
お肉は少し硬めですが、食べ応えがあり旨味をしっかり感じられるでしょう。ケバブの一種なので、レストランによってはケバブと表記されている場合もあります。ニンニクのペーストと食べるのがおいしいので、ぜひ試してみてくださいね。
マンサフ
羊肉をヨーグルトで煮たヨルダンの国民食
マンサフは、羊肉をジャミードと呼ばれる乾燥ヨーグルトで煮込んだヨルダンの国民食です。パンやお米、ブルグル、ナッツ類の上に乗せて提供されることが多く、スパイスを使って味付けされています。日本にはない独特な味わいで、少し獣臭がするのもマンサフの特徴です。
マンサフには大皿という意味があり、現地では手で食べるのが一般的。ヨルダンやパレスチナでは、ラマダン明けや結婚式など特別な行事で食べることが多いようです。
日本でマンサフを提供しているお店は少ないので、アラブ地方に行った際にはぜひとも食べておきたいですね。ちなみに観光客の場合は、スプーンやフォークを使って食べられるのでご安心を。
サローナ
優しい味が人気!スパイスとトマトソースを使った煮込み料理
お肉をスパイスやトマトソースで煮込んで作るサローナ。肉以外に玉ねぎやにんじん、ジャガイモ、オクラといった野菜類を入れることが多く、食材がやわらかくなるまでじっくり煮込んで作ります。
風味豊かなスパイスが食欲をそそり、とろけるようなお肉の食感がたまりません。日本のカレーやビーフシチューとよく似ており、お米との相性もばつぐんです!優しい味わいでクセもないので、何杯でもペロリと食べ切れちゃいますよ。
アラブ料理のおすすめファストフード2選
片手でサクッと食べられるファストフードは、小腹が空いた時にぴったり!露店で売られていることも多いので、朝ごはんやランチとして購入するのもおすすめです。ここではアラブ料理でぜひ食べてほしい、ファストフードを2つご紹介します。
シャワルマ
片手でサクッと!肉と野菜を巻いたラップサンド
シャワルマは、スパイスで風味を付けたお肉を野菜と一緒にくるんだラップサンドです。鶏肉や羊肉を串に刺して直火で焼き、薄くそぎ落としてからピタパンやホブスに包みます。
タヒー二ソースやヨーグルトソースで味が調えられており、香ばしく焼かれたお肉との相性がばつぐん!スーク(市場)の露店で販売されていることが多く、片手でもサクッと食べやすいのがうれしいですね。
ドバイでは定番のB級グルメなので、観光途中のお供としてテイクアウトしてみてはいかがでしょうか。
マナキーシュ
朝食・昼食に!野菜やひよこ豆を包んだピザ風パン
マナキーシュは、チーズや肉のミンチ、トマトなどをトッピングして焼き上げたピザ風のパン料理です。レバノン地方でよく食べられる料理で、使用する食材やスパイスも地域や家庭によってさまざま。
焼きたての生地で作るマナキーシュはもちもち食感が魅力で、家庭では食パンを使ってアレンジすることもあるようです。高級レストランというよりは、地元民が集まる家庭的な飲食店で食べられることが多いですよ。
ちなみに筆者は、ドバイでチーズのマナキーシュをいただきました。薄いパン生地にたっぷりとチーズが挟まっており、とろりとした食感がなんとも絶品!オリーブオイルをかけて食べるシンプルな味わいなので、日本人の口にも合いやすいでしょう。ハチミツを使ったマナキーシュもあったので、デザート感覚で食べるのもおすすめですよ。
アラブ料理のおすすめスイーツ7選
甘党が多いといわれるアラブには、甘くておいしいスイーツが豊富にそろっています。ナッツやデーツなどを使ったお菓子が多く、疲れた時にぴったりな優しい甘さが人気です。日本では出会えないスイーツばかりなので、旅行の際はぜひ探してみてくださいね。
ラブネ
ダイエットにぴったり!自宅でも作れる水切り塩ヨーグルト
真っ白な見た目が目を引くラブネは、ヤギのミルクで作られる水切りヨーグルトです。まるでクリームチーズのように濃厚な口あたりで、ドレッシング代わりやディップなど万能的に使えます。
スパイス料理にかけるとちょっぴりまろやかな味わいになり、アラブ料理には欠かせない存在として愛されているんですよ。また、甘いもの好きの方にはラブネのチーズケーキがおすすめ。クリーミーなチーズケーキはほんのり甘く、食事の締めくくりにもぴったりです。
ラブネはスーパーでも市販されているので、お土産として購入して帰ってみては?
バクラヴァ
パイ生地とナッツの食感が絶妙なトルコの伝統菓子
とにかく甘いものが食べたい!という方には、バクラヴァがおすすめです。トルコ伝統のスイーツで、フィロと呼ばれる薄いパイ生地にピスタチオやアーモンドなどのナッツ類を挟み、何層にも重ねて焼き上げられています。
ナッツ類のほかにシナモンも入っており、最後にはシロップをかけていただくので、アラブスイーツの中でも特に激甘な仕上がり。飲み込んでからもしばらく残る濃厚な甘さは、一度食べると忘れられません。
とってもおいしいですが、その分カロリーも高めなので食べすぎには注意してくださいね。
クナファ
クリームチーズとハチミツを組み合わせた極細パスタ
クナファは、極細のパスタを使用したペストリー生地にクリームチーズを挟んで焼き上げたドバイ定番のスイーツです。はちみつがたっぷりかけられており、程よい甘さが多くの観光客を虜にしています。
濃厚ながらも優しい味わいなので、現地ではデザートとしてはもちろん、朝食として食べられることも多いんですよ。ドバイにはクナファの専門店があるほか、スーパーでも売られているため、ぜひお気に入りの味を見つけてみてくださいね。
ルゲマート
揚げたてがおいしい!甘くてもちもちな揚げドーナツ
食事の締めくくりには、甘いルゲマートはいかがでしょうか。小麦やゴマ、ターメリック、砂糖などから作られる揚げドーナツで、仕上げにデーツのシロップやはちみつ、少量のゴマをかけていただきます。
外はカリカリ、中はモチモチと、一度食べるとクセになるやみつき食感が魅力!かねてよりアラブ伝統のおやつとして親しまれており、小ぶりで丸いフォルムもかわいらしいですよね。レストランでもデザートとして出ることが多いため、揚げたてのうちに召し上がれ!
マアムール
ナッツやデーツが詰まった、アラブ定番のバタークッキー
マムアールは、小麦粉をベースとした生地にデーツ、クルミやピスタチオなどのナッツ類、シナモンを練り込んで焼き上げたアラブ定番のバタークッキーです。
一口食べるとバターの芳醇な香りが鼻を抜け、生地のサクサク食感が口いっぱいに広がります。マムアールは、イースターやラマダンで食べることが多く、アラビックコーヒーといただくのが定番なんだそう。
アラブ系スイーツの中では甘さ控えめなので、甘すぎるのが苦手な方にもおすすめですよ。
ムハラビーヤ
コーンスターチや米粉を用いたミルクプリン
ムハラビーヤは、コーンスターチや米粉でミルクを冷やし固めたアラブ風プリンです。プルプルととろけるような食感で、日本のババロアに近い味わいが特徴。甘さも控えめで、現地では家庭でのおやつから結婚式でのデザートまで、幅広い場面で食べられている定番スイーツです。
ムハラビーヤと言ってもさまざまな種類があり、ミルクに大麦やヨーグルト、アーモンドなどを混ぜて作るものもあります。なかには、上品なバラの香りを楽しめるローズウォーターを入れたムハラビーヤもあるので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。
ウムアリ
パイ生地にナッツやドライフルーツを加えた、あったかデザート
ウムアリは、器に敷いたパイ生地にデーツといったドライフルーツを乗せ、温かく焼き上げたホットスイーツです。濃厚でクリーミーな味わいは、まるで甘いグラタンのよう。仕上げにナッツがまぶされていることも多く、おやつ感覚でパクパク食べられます。
筆者もホテルのビュッフェでいただいたのですが、やわらかくなったパイ生地と甘いクリームの組み合わせが新鮮で、初めて食べるおいしさでした。ただしかなり甘めなので、甘党の方におすすめですよ。
アラブ料理のおすすめ飲み物2選
最後に、アラブ料理でおすすめの飲み物を2つご紹介します。どちらもアラブ伝統の飲み物なので、先程ご紹介した甘いスイーツと一緒にいただくのがおすすめですよ。
アラビックコーヒー
デーツと一緒に!中東特有の浅煎りコーヒー
ドバイを含むアラブ首長国連邦(UAE)で長年親しまれているアラビックコーヒー。日本のコーヒーとは異なり、浅煎りのコーヒー豆を香辛料と共に煮詰めているのが特徴です。
麦茶のように色が薄く、しっかりとスパイスの味が効いています。少々独特な風味ですが、何度も飲んでいるうちに好きになる方も多いんだとか。ドバイでは、かねてより自宅に客人が来た際に、アラビックコーヒーとデーツでおもてなしをするのが伝統的な文化だとされています。
甘みのあるデーツとの相性がばつぐんなので、アラビックコーヒーを飲む際は忘れずに用意してくださいね。
カラクチャイ
お土産にもおすすめ!スパイスが香る濃厚ミルクティー
甘いスパイスが香るカラクチャイは、バーレーンやクウェート、カタール、ドバイなどで人気のミルクティーです。カラクとはヒンディー語で強力という意味を持ち、その名の通り味の濃い紅茶となっています。
夏の時期に飲むのは少し暑いですが、肌寒い冬の季節に飲みたくなる一杯です。無糖にも関わらず程よい甘さがあるので、飲むだけでほっと心が癒やされますよ。スーパーでも比較的お手頃価格で手に入るため、お土産として購入するのもおすすめです。
おいしいアラブ料理を食べて旅行を満喫しよう!
アラブ料理で食べてみたいメニューは見つかりましたか?各国独自の食文化が根付くアラブ料理は、お店によって異なる味わいを楽しめるのが魅力です。スパイスやハーブを使った独特な風味の料理が多いですが、日本人が食べやすい料理もたくさんありますよ。
今回ご紹介したアラブ料理はどれもおすすめのものばかりなので、旅行時にはぜひ食べてみてくださいね!
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