【世界遺産】ビクトリアの滝の魅力を紹介!観光の見どころや歴史、見学方法など
ジンバブエとザンビアを代表する観光スポット・ビクトリアの滝。豊富な水量で雄大に流れる滝は、世界遺産に登録されています。 この記事では、ビクトリアの滝の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひビクトリアの滝へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
ジンバブエとザンビアを代表する観光スポット・ビクトリアの滝。豊富な水量で雄大に流れる滝は、世界遺産に登録されています。
この記事では、ビクトリアの滝の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひビクトリアの滝へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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ビクトリアの滝の基本情報
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アフリカ大陸南部のジンバブエ共和国とザンビア共和国の国境にあるビクトリアの滝は、1989年世界遺産に指定されました。100メートル以上の高さから流れ落ちる滝は、1800年代の後半以降ヨーロッパの訪問者からはじまって、現在では世界中から多くの人々が訪れる南部アフリカ屈指の観光地です。
まずはビクトリアの滝の概要や歴史、名前の由来など基本情報を解説します。
世界遺産ビクトリアの滝の概要
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ビクトリアの滝は、平均海抜約915メートルの場所に位置します。落差は季節により変わり、150メートルから110メートルです。平均深度は100メートルほど。滝の横幅は約1,700メートルもあり、まるで巨大な水のカーテンのよう!
水量が多くなる時期は、毎分最大5億リットルもの水が、速度約150キロメートルでまっすぐ落下します。
世界最大級の滝から上がる水しぶきの水煙はブラワヨとルサカの道路など、それぞれ50キロメートルと30キロメートル離れた場所からも見られます。滝壺付近は毎秒20メートルの風が吹き、まるで暴風雨の中にいるよう!
ビクトリアの滝があるのは、ザンビアのモシ・オア・トゥニャ国立公園とジンバブエのビクトリアフォールズ国立公園・ザンベジ国立公園の海岸地帯。見学する際は、ザンビア側かジンバブエ側の国立公園から入場してビクトリアの滝を眺めます。
ビクトリアの滝の歴史と名前の由来
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ビクトリアの滝は、ヨーロッパ人ではじめて滝をみたイギリスの宣教師で探検家のデイヴィッド・リヴィングストンが名付けました。デイヴィッドは、1852年から1856年にかけて、ザンベジ川上流から河口を探検していた探検家です。
デイヴィッドは1855年、地元のマコロロ族の村長に滝を見に連れて行ってもらいました。その巨大さに圧倒され、当時の英国君主であるビクトリア女王にちなみ、ビクトリアフォールズ(ビクトリアの滝)と命名したといわれています。
その後デイヴィッドが多くの探検家や画家を連れて再訪したことで、次第にヨーロッパからの訪問者が増え、ビクトリアの滝は有名な観光スポットとして知られていきました。
ビクトリアの滝周辺には約300万年前からコイサン族やバトカ族、マタベレ族、マコロロ族など複数の民族が住んでいます。ビクトリアの滝はマコロロ族の人たちから雷鳴の轟く水煙という意味のモシ・オア・トゥニヤ(Mosi-oa-Tunya)と呼ばれています。現在では、ビクトリアフォールズとモシ・オア・トゥニヤが公式名称です。
これらの部族の子孫は、今でもこの地域に居住しており、ビクトリアの滝とともに彼らの生活を見られるのもビクトリアの滝観光の魅力のひとつですよ!
2つの国に接するビクトリアの滝
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ビクトリアの滝はジンバブエとザンビアの国境を流れるザンベジ川上流にあります。世界三大瀑布として人気のビクトリアの滝は、大勢の観光客が訪れるため、両国は観光客誘致にさまざまな工夫を凝らしています。
とくにビクトリアの滝の観光の拠点となるジンバブエのビクトリアフォールズ町と、ザンビアのリヴィングストン市にはホテルやレストラン、お土産屋などの施設がたくさん!
ビクトリアの滝へはジンバブエのビクトリアフォールズ町からも、ザンビアのリヴィングストン市からも、それぞれの国立公園の中の遊歩道を通って見学に行けます。途中にある国境をまたぐ大きな橋のビクトリアフォールズブリッジを渡れば、2つの国からビクトリアの滝の全貌が見られますよ!
ここでは2つの国から見るビクトリアの滝の違いを解説します。
ジンバブエ・ビクトリアフォールズ町
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ビクトリアの滝を見に行く観光客は、ジンバブエ側から訪れる人が多いです。これはジンバブエ側からの方が滝に近く、ビューポイントが豊富なため。ジンバブエ側からビクトリアの滝を見に行く拠点地となるのは、ビクトリアフォールズ町で、町には多くの宿泊施設や飲食店が立ち並びます。
ビクトリアフォールズ町からのビクトリアの滝観光は、ビクトリアフォールズ公園の散歩道から見学します。滝は6つのパートにわかれていますが、ジンバブエ側から入るとこのすべてのパートを堪能できますよ!
ジンバブエ側の遊歩道から見るビクトリアの滝は、乾季でも水量が多く、ゴゥという音とともに水しぶきが上がっているのを見られ、圧巻の景色!水しぶきは悪を洗い流し、善をもたらしてくれるとアフリカの人に信じられています。
日本からの観光は滝全体がよく見える乾季が人気ですが、神聖な水を浴びに雨季にビクトリアの滝を見に行くのもおすすめです。
ザンビア・リヴィングストン市
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ザンビア共和国の観光都市に位置づけられているリヴィングストン市は、かつてイギリスの植民地時代にイギリス人が入植し栄えた街です。街の名前であるリヴィングストンは、ビクトリアの滝を最初に見たヨーロッパ人のデイヴィッド・リヴィングストンにちなんで付けられました。
リヴィングストン市にはリヴィングストン博物館やデイヴィッド・リヴィングストン記念博物館があります。また、ビクトリアの滝を含む一体の国立公園では、野生動物も生息していて、ゾウに乗る体験ツアーなどが楽しめます。その他ザンベジ川クルーズやラフティングなどのアトラクションと、ビクトリアの滝見学とあわせて楽しめるスポットやアクティビティが多いのが特徴。
ザンビア側からは、ビクトリアの滝の上流部分が間近に見られ、遊歩道にあるナイフエッジブリッジ(knife edge bridge)は、水量の多い時期に水しぶきをたくさん浴びる場所として知られています。水煙がシャワーのように下から降り注ぐナイフエッジブリッジを通過する際は、ずぶ濡れになる覚悟をして出かけてくださいね。
ただし上流は水の量がもともと少ないため、渇水期になると滝の水が枯れてしまうことも。この場合はそのままジンバブエとの国境に架けられたビクトリアフォールズブリッジを超えて、ジンバブエ側から水の流れる滝を見学できますよ!
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ビクトリアの滝の魅力は?観光の見どころ
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ビクトリアの滝は、イグアスの滝、ナイアガラの滝とともに世界三大瀑布と呼ばれています。滝周辺ではたくさんのアトラクションやアクティビティが用意されていて、さまざまな大自然を堪能できます。ここでは、ビクトリアの滝の見どころと観光と一緒に楽しめる人気のオプショナルツアーをまとめました。
スリル満点!デビルズプール
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デビルズプールとは悪魔のプールという意味で、名前の通り悪魔と遭遇したような恐怖を味わえる天然プール。デビルズプールは乾季になると、滝の断崖絶壁に自然に出没します。滝が流れ落ちる崖ギリギリの窪地にあり、すぐ目の下には高さ100メートルの滝壺。柵もなにもなく、まさにスリル満点の悪魔のプールです。
デビルズプールへ行くには現地ツアーへ参加しましょう。ガイドが指定ホテルまで小型のスピードボートでお迎えしてくれますよ。ボートに乗り込み、中洲のリヴィングストンアイランドまで向かいます。
ガイド付きのツアーですがスリルがある分、危険の伴うことを覚悟して、ガイドの注意事項にはよく耳を傾けてください。
ビクトリアの滝は乾季になると水量が増水期の10分の1。壮大な水の流れ落ちる姿は見られませんが、このデビルズプールのようなスリルを味わうには乾季もおすすめです。
デビルズプールは9月から12月までの期間限定で、水量が多く危険な日は遊泳禁止になる場合も。中洲からは、川を泳ぎデビルズプールまで向かいます。流れのある川は深さ2メートルほどあるので、泳げない方は注意してくださいね。
ゾウに乗ってサバンナサファリ
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ビクトリアの滝の周辺にはいくつかの国立公園があり、ゾウの背中に乗ってサバンナサファリを楽しむツアーがあります。高さ3メートルほどのアフリカゾウの背中はとても広く、揺れても乗り心地は悪くありません。また早朝に出発するこのツアーは、サファリの美しい朝日を堪能できます。
サファリにはさまざまな動物が生息しており、高いゾウの背中から野生のキリンや水牛などの微笑ましい姿が見られます。もちろんサファリには猛獣も住んでいます。アフリカならではの野生動物の見学を楽しみましょう!
45分ほどのゾウとの散策を終えると、次はゾウとのふれあいタイム。ゾウに触れたり餌をあげたり、ゾウとまったりした時間を過ごせますよ。
スリル満点バンジージャンプ
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ジンバブエとザンビアの国境ザンベジ川上空に架けられた、ビクトリアの滝を見渡せるビクトリアフォールズブリッジ。長さ250メートル、高さ111メートルのこの橋から飛び降りるバンジージャンプは、ビクトリアの滝観光の中でもスリルを味わいたい人に人気のアクティビティです。
飛び降りるにはかなりの勇気がいりますが、高い橋から飛び降りるとまるで空を飛んでいるような気分を味わえます。
ジャンプ台での挑戦は2回まで。2回の挑戦でどうしても飛べない場合でも返金はありませんので、挑戦するときは橋の上から高さをよく確かめて申し込むようにしましょう。2人で一緒に飛び降りることもできるため、旅行の思い出に挑戦してみては?
ザンベジ川での水上アクティビティ
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ザンベジ川では、ラフティングやクルージングなどの水上アクティビティが楽しめます。アドレナリンを放出したい人はラフティングがおすすめです。
ラフティング中は何度も転覆して川に放り出されます。急流に流されると、カヤックのスタッフが助けてくれて再びボートに戻りラフティング続行です。ライフジャケットやヘルメットは付けているものの、ハラハラドキドキの体験ができますよ!
優雅に楽しみたい方は、クルージングがおすすめ。なんといっても人気なのがサンセットクルーズです。夕暮れ時に出発してゆっくりザンベジ川をクルーズしながら、美しいアフリカの大地に沈む夕日を鑑賞するロマンチックな時間を楽しめますよ。
まったく違うザンベジ川を満喫する水上アクティビティ。どちらも一度は試してみたいですね。
大絶景を眺めるヘリコプター遊覧も
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※画像はイメージです
幅2キロメートルに渡る広大なビクトリアの滝を上空から一望できるのが、ヘリコプターでの遊覧飛行。ヘリコプターでの観光はザンビアからでもジンバブエからでも参加できます。
現地オプショナルツアーとして申し込むと、ホテルまでドライバーが迎えに来てくれるので安心。そこから車でへリポートへ向かい、手続きを済ませて体重を測ります。その後、係の人に案内されてヘリコプターに搭乗です。
ヘリコプターは6人乗りで、ザンベジ川を見下ろしながらビクトリアの滝へ向かいます。上空からだと滝全体を見渡せて、地上から見るのとはまた違った迫力!ヘリコプターは滝の周りをぐるりと旋回し、さまざまな滝の姿を見せてくれます。
ヘリコプターの遊覧時間は約15分で、料金は日本円で2万円ほどが相場。ヘリポートのある公園に入るために別途、入場料15ドル(約2,196円)が必要です。
また搭乗前の手続きでパスポートの提示が必要となるので、忘れないよう持参ください。
ビクトリアの滝観光に最適なシーズンは?
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ビクトリアの滝は、ザンベジ川の水量により見える景色や浴びる水しぶきの量が大きく変わります。
ここでは、観光で訪れるのに最適なベストシーズンを解説します。
ベストシーズンは滝がきれいに見える4~6月
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ビクトリアの滝の迫力を味わうなら、4月から6月に訪れるのがおすすめ!雨季が終わると水量が増えはじめ、この時期は雄大に流れる滝を鑑賞できます。
ビクトリアの滝壺からミストが立ち上がると、滝の周りできれいな虹が見られます。とくに早朝と夕方の暗くなる前に出現することが多いよう。ザンビア側にあるナイフエッジブリッジの上からは、360度に架かるめずらしい虹を見られることもありますよ。
また、この時期は水量が多いので、見学する際はレインコートやポンチョはお忘れなく!カメラや携帯も、水煙でずぶ濡れになるため虹の写真を撮るのに夢中になって機材に水が入ってしまわないよう、防水には十分注意してください。
オフシーズンは水量が最大になる3~5月
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ビクトリアの滝の水量が最も多くなるのは、3月から5月です。これはアフリカの雨季が11月から3月頃までで、雨季で降った水が上流から滝まで流れてくるのが、3月から5月だからです。
そしてこの時期はオフシーズンになります。水量が増えて大迫力の景色が見られそうですが、じつは水量が多すぎると滝全体が水煙に覆われてしまうのです。迫力はあるけれど、水煙で滝がどこにあるのか見えなくなってしまいます。
そのため3月から5月はオフシーズンになり、人が少なく旅行代金も安くなります。ビクトリアの滝は人気の観光地でいつも多くの人が訪れますが、オフシーズンは混雑が少なくこれも穴場です。
ただしこの時期の水量が凄いため、レインコートやポンチョを着ていてもずぶ濡れになります。水に濡れてもいい服装で見学するのがいいでしょう。また足元も水で滑りやすくなっているので、滑りにくいサンダルや乾きやすい運動靴がおすすめです。
ただし滝を見る場所はいくつかあるので、一部濡れない場所もあります。どうしても濡れたくない人は、濡れない場所を選んで見学するといいでしょう。
崖の絶景を見られる水量の少ない9~1月
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9月から1月は乾季となり、ビクトリアの滝の水量が一番少ない時期です。滝から流れる水の量が少ないため、増水期と比べると迫力はありません。特に最も水量が少ない10月から12月は滝がでている箇所も限られ、滝を見るというより荒々しい崖の景色を堪能できます。
また、この水量の少ない時期は滝つぼに降りて、ビクトリアの滝を下からながめられます。乾季にしかできない楽しみ方でぜひビクトリアの滝観光を楽しんでみてはいかが?
ビクトリアの滝の見学方法や料金は?
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ビクトリアの滝はガイドなしで国立公園内を自由に歩いて見学できます。国立公園に入ることのできる時間は決まっていますが、予約は必要ありません。
入場にはチケットの購入が必要!
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ビクトリアの滝を見学するには、ジンバブエもザンビアもそれぞれの国立公園へ入る入場料が必要です。入場料はシングルエントリーのため一度国立公園から出ると、再入場はできません。
ここではそれぞれのチケット情報を解説します。
ジンバブエ側からの入場料
国立公園入場料:大人料金50ドル(約7,321円)、子ども料金(6歳から12歳)25ドル(約3,660円)、6歳未満無料
支払いは現金またはクレジットカード(Mastercard またはVisaカードのみ)
ザンビア側からの入場料
国立公園入場料:大人料金20ドル(約2,928円)、子ども料金(6歳から16歳)10ドル(約1,464円)、6歳未満無料
事前予約は必須?
ジンバブエもザンビアも国立公園へ入るための予約は必要ありません。開園時間内であれば公園の入り口でチケットを購入できます。
オプショナルツアーに参加するのもおすすめ
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ビクトリアの滝周辺ではさまざまなオプショナルツアーが開催されています。ただしオプショナルツアーはほとんどが現地旅行会社主催のもので、ガイドは英語です。
- ビクトリアの滝プライベートガイドツアー
- サファリ散策とビクトリアの滝見学ツアー
- ヘリコプター見学ツアー
- デビルズプールツアー
ヘリコプターやデビルズプールツアーなどは人数に制限があります。人数が多くなると予約締め切りとなってしまうため、事前予約をおすすめします。各現地オプショナルツアーは旅行会社や現地ホテルでご確認ください。
ビクトリアの滝観光に要する時間
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ビクトリアの滝は国立公園内を歩いて見に行きます。広い国立公園をゆっくり1時間半から2時間ほどかけて散策します。まず入り口でチケットを購入したら、ビクトリアの滝が見える場所まで向かいます。
2キロメートル近くある滝の端から端まで見るには、途中ザンビアとの国境にかかるビクトリア大橋を渡ります。その際、国をまたぐため入出国許可が必要です。ジンバブエ側から滝を眺めながら橋を渡って、小道を進むとザンビアの終点に着きます。終点からザンビア側の滝入り口に戻ってくるまでおおよそ1時間20分。
ビクトリアの滝を見学する国やコース、アクティビティの参加によって観光の所要時間がかなり変わってきますが、休憩を含めて3〜5時間ほど確保しておくといいでしょう。
ビクトリアの滝へのアクセス・行き方
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ビクトリアの滝観光の拠点となる都市はジンバブエだとビクトリアフォールズ町。町からビクトリアの滝まではほんの1.2キロメートルほどの距離で、国立公園に近いホテルだと歩いて行けます。
ザンビアの拠点リヴィングストンからビクトリアの滝まではおおよそ10キロメートル。観光客はタクシーで向かうのが一般的です。タクシーの値段は交渉制で街の中心からビクトリアの滝へ行くための国立公園まで、2~5ドル(約292~732円)を目安にしてください。
その他に相乗りタクシーや50円ほどで行けるミニバスもありますが、車内でのトラブルなど発生しているため政府もタクシーの利用を推奨しています。
ヨハネスブルクからビクトリアの滝へ
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ヨハネスブルグ国際空港からビクトリアの滝を見に行く場合は、ジンバブエ側のビクトリアフォールズ空港へ向かいます。フライト時間は約1時間20分。空港からビクトリアの滝の拠点となる町ビクトリアフォールズ町までは約20キロメートルで、車だと20〜30分ほどです。
ザンビア側へ行く場合は、ヨハネスブルグ国際空港からハリー・ムワンガ・ナンブラ国際空港へ向かいます。空港からビクトリアの滝までは車で約20分。
滝の北側に位置していて、空港からホテルまではタクシーやエアポートサービスを利用できるので、必要であれば事前予約をしておくと安心です。
最短で向かいたいならタクシー
ジンバブエのビクトリアフォールズ空港もザンビアのハリー・ムワンガ・ナンブラ国際空港も、街までの公共交通機関がありません。そのためホテルへ向かうにはタクシーを利用するのが一番便利です。
ジンバブエのビクトリアフォールズ空港から街の中心部までは約20キロメートルちょっと。タクシーは値段交渉制です。料金は35ドル(約5,125円)ほどですが、うまく値切ると20ドル(約2,928円)ぐらいに下がる場合もあります。
ザンビアのハリー・ムワンガ・ナンブラ国際空港から街の中心部まではタクシーで約5.5ドル前後(約805円)。こちらも交渉制ですので、おおよその目安として参考にしてください。
安く抑えたいならエアポートサービス
空港からはエアポートサービスのシャトルバスも出ています。ビクトリアフォールズ空港からジンバブエの街まで、片道14ドル(約2,050円)ほどと格安です。
ザンビア側にもミニバスや相乗りタクシーもありますが、どちらも乗り合いで他の乗客とトラブルになるケースもあるため、治安面を考えるとタクシーやシャトルバスの利用をおすすめします。
ビクトリアの滝観光における注意点
Main Falls with Double Rainbow by Paul Balfe is licensed under CC BY 2.0
https://www.flickr.com/photos/paul_e_balfe/48009771041
ビクトリアの滝の観光では、観光中の服装やビザについていくつかの注意点があります。観光へ出かける予定のある人は、以下の注意点をご確認ください。
水しぶきや防寒対策のための服装を準備する
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ビクトリアの滝は増水期はもちろん、乾季でもジンバブエ側は水しぶきで体中がずぶ濡れになります。滝を見に行く場合は、レインコートやポンチョは必須といえるでしょう。
また、レインコートを着ていても下から舞い上がる水煙で濡れるので、水に濡れてもよい靴や服装でお出かけください。レインコートを忘れた場合は、滝に行く前の国立公園内で購入またはレンタルもできますよ。
また、アフリカは寒暖差が激しいため、昼は太陽が降り注ぎ暑くなり、太陽が沈むとぐっと気温は下がります。昼間は日焼け止め、夕方は寒暖差対策にカーディガンなどの上着が必要です。
ビザを取得する
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ジンバブエに入国するためにはビザが必要です。ビザの申請料は30ドル(約4,393円)。ザンビアは90日間の滞在であればビザの取得は不要です。
現地に滞在中、ビクトリアの滝をジンバブエ側とザンビア側両方から見たい人は、両国間を行き来できるカザビザ(KAZA VISA)の取得が便利です。KAZA VISAは50ドル(約7,321円)で30日間有効。ボツワナの日帰りツアーも利用できますよ。
観光客を狙った犯罪に注意する
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ジンバブエもザンビアも、外務省海外安全ホームページによると危険レベル1に指定されています。これは窃盗や強盗などの犯罪が頻発し、治安があまりよくないためです。
実際ビクトリアの滝の観光スポットで強盗事件が発生したり、メインストリートでのスリやひったくり事件も報告されたりしています。
夜間の外出や昼間の単独行動は控え、貴重品に十分注意しながら観光してください。
長時間の移動を前提に予定を立てる
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日本からヨハネスブルグへの所要時間は、乗り継ぎをいれて少なくとも19時間以上かかります。そこからさらにジンバブエやサンビアの空港へ移動し、空港からタクシーでホテルへ向かいます。ホテルへ落ち着くまでにはかなりの移動時間がかかるので、日程には余裕をもって観光しましょう。
また現地の広い国立公園内を散策したり、広大なサファリを堪能したりするにはゆったりした時間が必要です。時間に追われないよう、予定を立てて大自然を満喫してくださいね!
ビクトリアの滝の観光を満喫しよう
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この記事では、ビクトリアの滝の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。
ビクトリアの滝にある橋を渡ると、ジンバブエとザンビアの2つの国を楽しめます。世界遺産に認定されたビクトリアの滝は、一度は行ってみたい人気の観光スポットです。
ぜひ紹介した情報を参考に、ビクトリアの滝の観光を満喫してみてくださいね!
ビクトリアフォールズ国立公園(Victoria Falls National Park)の基本情報
住所:Hwange District, Zimbabwe
電話:-
営業時間:
9月1日から4月30日(夏季)は6:00から18:00
5月1日から8月31日(冬季)は6:30から18:00
休業日:なし
アクセス:ビクトリアフォールズ町から約1.2キロメートル
入場料(ジンバブエ側):大人料金50ドル/約7,321円、子ども料金(6歳から16歳)25ドル/約3,660円、6歳未満無料
モシ・オア・トゥニャ国立公園(Mosi-oa-Tunya National Park)の基本情報
住所:Southern Province, Zambia
電話:-
営業時間:6:00~18:00
休業日:なし
アクセス:ハリー・ムワンガ・ナンブラ国際空港から車で約20分
入場料(ザンビア側):大人料金20ドル/約2,928円)、子ども料金(6歳から16歳)10ドル/約1,464円)、6歳未満無料
※記事内の金額は2023年8月27日のレート、1ドル=146.44円で計算しています。
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