ワットポーはタイ・バンコクを代表する寺院!魅力や歴史などを解説
タイ・バンコクを代表する観光スポット・ワットポー。タイの三大寺院の1つで、巨大なねはん仏が有名なバンコク最古の寺院です。 この記事では、ワットポーの見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひワットポーへ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむ参考にしてくださいね!
タイ・バンコクを代表する観光スポット・ワットポー。タイの三大寺院の1つで、巨大なねはん仏が有名なバンコク最古の寺院です。
この記事では、ワットポーの見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひワットポーへ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむ参考にしてくださいね!
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ワットポーの基本情報
タイ・バンコクの代表的な観光スポット・ワットポー。まずは、ワットポーの歴史や特徴などの基本情報を解説します。
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ワットポーとは?
ワットポーはワットアルン・ワットプラケオとともにバンコク三大寺院と呼ばれる、バンコクを代表する寺院です。ワットポーは菩提寺(ぼだいじ)を意味する通称で、寺院の正式名称はワット・プラチェートポンウィモンマンカラーラーム・ラーチャウォーラマハーウィハーンと言います。バンコクの象徴でもあるチャオプラヤ川近くにあり、対岸にはワットアルンがあります。
ワットポーの歴史
ワットポーは1788年にタイ王朝の王様のラーマ1世によって建てられた、バンコク最古にして最大面積の寺院です。19世紀には寺院を学問の場にしようと考えたラーマ3世が、ワットポーの敷地内に医術や天文学・歴史学の学問所を設け、高等教育を行いました。このことからワットポーは、タイで初めての大学が作られた場所とも言われています。
ワットポーの特徴
ワットポーの特徴は、なんといっても黄金色にかがやく巨大なねはん仏です。高さ約15メートル、全長約46メートルと、目を見張るような迫力のある大きさです。足の裏の大きさも幅約5メートルあり、ささげものや神々などタイ仏教の世界観を表す108個の文様が描かれています。
ワットポーのあるバンコクってどんな街?
バンコクはタイの首都で、正式名称はクルンテープ・マハナコーンと言います。熱帯に位置し、年間の平均気温が約33度となっており、乾季(11月~2月)・暑季(3月~5月)・雨季(6月~10月)と3シーズンに分かれています。
高層ビルやマンションなど近代的な建物が立ちならぶ一方、金色にかがやく仏教寺院が点在する、エキゾチックな大都市です。
日本から飛行機で約6時間、時差は2時間とアクセスしやすい街で、日本からの海外旅行先として人気の都市となっています。
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ワットポー観光の見どころ
ワットポーは金色にかがやく巨大なねはん仏が最大の見どころですが、他にもバンコク最古の寺院であり、またタイ古式マッサージの総本山であるなど、様々な顔を持つ寺院となっています。そんなワットポーの見どころを見ていきましょう!
大迫力!全長46メートルのねはん仏
ワットポーの最大の見どころであるねはん仏。高さ約15メートル、全長約46メートルと大迫力の大きさとなっています。また、その全身は金箔で覆われており、光りかがやいて見えます。
ねはん仏とは、おしゃか様が仏の悟りを得た境地であるねはんに入る直前を表現した姿と言われており、ワットポーのねはん仏は肩肘で頭を支え、眼は半開きで、ゆったりと体を横たえた状態になっています。
また、高さ約3メートル、幅約5メートルの足の裏も見逃せないポイント。足の裏にはぼんおうの数である108個の文様が描かれています。これはバラモン教から生まれた仏教の宇宙観(モンコイロンベート)を表したもので、人々が幸福に生きるための真理を示しています。この文様は螺鈿(らでん)細工という研磨された貝殻をはめ込む手法が使われており、その精巧さにも注目してみましょう。
本堂にある本尊も必見
本堂にある本尊(ほんぞん)は、ワットポーの創設者であるラーマ1世がトンブリという地にあったワットサラシーナの本堂から移したものです。本尊は金箔で覆われており、台座にはラーマ1世の遺骨が納められています。堂内の壁には、タイの神話であるラーマキエンの物語が螺鈿(らでん)細工で描かれています。
また、本堂を囲む二重回廊には、金色にかがやく仏陀像が約400体安置されています。
タイの歴代の王が眠る地で歴史を感じる
ワットポーは現在も続くタイ王国のチャクリー王朝(1782〜)の初代国王・ラーマ1世によって1788年に作られた王室寺院であり、バンコク最古の寺院です。バンコクの歴史とともに歩んできたとも言えるワットポーのねはん仏をまつる御堂と本堂の間には、色あざやかな陶器片で飾られた4つの仏塔が立っています。4つの仏塔のうち、緑色の塔がラーマ1世、白色がラーマ2世、黄色がラーマ3世、青色がラーマ4世を表し、それぞれの塔には各王の遺骨が納められています。
タイ古式マッサージ発祥の地であり総本山
19世紀にラーマ3世が医術の学問所をワットポーの敷地内に設けたことから、ワットポーは古典医療の拠点となっており、タイ古式マッサージの発祥地となっています。現在もタイ古式マッサージの総本山として、寺院内にマッサージ学校が開設されており、観光客がマッサージを受けることもできます。
ワットポー観光に最適なシーズンは?
ワットポーがあるタイ・バンコクは、年間を通して暖かい気候です。その中でも特に観光におすすめのベストシーズンを紹介します。
ベストシーズンは快適に過ごせる11〜3月
タイの季節は乾季(11月〜3月)・暑季(4・5月)・雨季(6月〜10月)の3つに分かれています。その中でも乾季は雨量が少ないため、屋外のワットアルンでも雨の心配をせずに観光が楽しみやすい季節です。
雨が少なく日照時間が長く、気温も毎日30度を超えますので、帽子などの熱中症対策や日焼け止めをしっかりしましょう。
観光客が少ない時期を狙うなら6~10月
雨季にあたる6〜10月は、観光客も他のシーズンより少なくなります。しかし、日本の梅雨とは違い、1日に何度かスコールのような雨が1〜2時間続くのが特徴で、雨上がりに観光すると涼しく快適です。とくに9月の雨量は多いですが、10月中旬頃から雨量は少なくなります。
この時期に訪れる場合は、折り畳み傘やレインコートなど、雨具を常に携帯しましょう。
ワットポーの見学方法は?
バンコクに旅行に行ったら、必ず一度は訪れたい定番観光スポット・ワットポー。予約は必要ありませんが、現地の入口で入場券を購入する必要があります。
入場にはチケットの購入が必要!
チケットは現地で購入可能で、入口付近にチケット売場があります。入場料は200バーツ(約814円)です。入場チケットに印刷されているQRコードを利用して、自動販売機から無料で水のペットボトルをもらうことができます。
ワットポー観光に要する時間
ひととおり回るのに約30分、じっくり写真を撮るなどしてまわるのであれば約1時間を想定して予定を組むと良いでしょう。
ワットポーへのアクセス・行き方
ワットポーにアクセスするには、MRT(地下鉄)が一般的ですが、タイならではの体験をするなら水上バスを利用するのもおすすめです。それぞれのアクセス方法について見ていきましょう。
最も一般的なアクセス方法は地下鉄
2019年9月にMRT(地下鉄)ブルーラインが延伸して新しくできたサナムチャイ駅の1番出口から徒歩約4分でアクセスできます。
タイならではの体験をするなら水上タクシー
MRTサナムチャイ駅ができる前、最もポピュラーなアクセス方法だったのがこちら。水上バスはバンコク市民の通勤や移動にも利用されており、タイならではの空気感を味わうことができます。
BTS(高架鉄道)サパンタクシン駅から徒歩3分の位置にあるサトーン船着き場でチケットを購入し、乗船して約30分ほどでターチャン船着場に到着します。ターチャン船着場から徒歩約10分でワットポーに到着します。
観光スポット巡りをするならタクシー
ワットポー以外にも効率よく観光地を回りたい場合、タクシーをチャーターするのもおすすめです。3500〜4000バーツ(約14,245円〜16,280円)ほどで1日チャーターすることもできるので、運転手に交渉してみましょう。
ワットポー観光における注意点
人気の観光スポットであるワットポーですが、敬虔な仏教徒であるタイの国民の神聖な仏教寺院であることを忘れてはいけません。タイの仏教のルールに則り、以下の点に注意しましょう。
露出度の高い服装はNG
男女ともにノースリーブやショートパンツ、ミニスカートなど肌の露出が多い服装は避けましょう。できれば足首まで隠れる服のほうが好ましいとされているので、せっかくのタイ旅行のお土産にもなるタイパンツを現地で購入し、履いていくのもおすすめです。
なお、靴はサンダルでも問題ありません。
女性が僧侶の体・衣服・持ち物に触れるのはNG
女性が僧侶の体や衣服、持ち物に直接触れてはいけません。寺院の中だけでなく、公共交通機関や街中でも女性は僧侶に触れてはいけませんので気を付けましょう。
着脱しやすい靴を履いていくのがおすすめ
タイの寺院では、本堂などの中は土足厳禁であることが多く、靴を脱ぐ必要があります。寺院巡りをする際は、着脱しやすい靴を履いていくのがおすすめです。
ワットポーの観光を満喫しよう
この記事では、ワットポーの観光に関する見どころや歴史、アクセスなどをご紹介しました。タイ・バンコクを訪れたら必ず訪れたい、歴史を感じる寺院・ワットポー。ご紹介した情報を参考に、ワットポーの観光を満喫してみてくださいね!
ワットポー(Wat Pho)の基本情報 | |
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住所 | 2 Sanam Chai Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200 タイ |
電話 | なし |
営業時間 | 8:00~18:30 |
休業日 | 基本的に無休 |
アクセス | MRTサナムチャイ駅から徒歩4分 |
料金 | 200バーツ(約814円) |
公式サイト |
cover photo by pixabay