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【2025年最新】スロベニアの世界遺産まとめと訪問のコツ
スロベニアには5つの世界遺産があり、自然と文化が織りなす魅力的な観光地が点在しています。この記事ではスロベニアの多様な世界遺産をご紹介。それぞれの特徴や見どころ、訪問時の注意点なども含めて、旅行計画の参考にしてください。



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2025年現在、スロベニアの世界遺産の数は全部で5登録
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スロベニアは、その小さな国土にもかかわらず、豊かな自然と深い歴史を反映した世界遺産を有しています。現在、スロベニアには5つの世界遺産が登録されており、そのうち3つが文化遺産、2つが自然遺産です。
これらの世界遺産は、スロベニアの多様な地理的特徴と文化的背景を示しています。自然遺産のシュコツィアン洞窟群は、カルスト地形の壮大なうつくしさを体現し、文化遺産のイドリヤの水銀鉱山遺跡は、かつての産業の重要性を物語る場所。先史時代の杭上住居群は、アルプス周辺の古代文明の証として貴重です。
スロベニアの世界遺産は、国の西部から中部にかけて分布しており、それぞれが独自の魅力を持っています。これらの遺産は、スロベニアの自然の豊かさと人々の歴史的な知恵や技術を今に伝える貴重な宝物となっているといえるでしょう。
世界遺産名 | 遺産種別 | 登録年 |
---|---|---|
シュコツィアン洞窟群 | 自然遺産 | 1986年 |
アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群 | 文化遺産 | 2011年 |
水銀の遺産アルマデンとイドリヤ | 文化遺産 | 2012年 |
カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群 | 自然遺産 | 2007年(拡張2011年・2017年・2021年) |
リュブリャナのヨジェ・プレチニック作品群 – 人を中心とした都市計画 | 文化遺産 | 2021年 |
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スロベニアの世界遺産5つ

ここからは、スロベニアの魅力的な世界遺産をご紹介します。自然の造形美を誇る洞窟群、産業遺産として重要な水銀鉱山、そして先史時代の生活を今に伝える杭上住居群と、多様な魅力を持つスロベニアの世界遺産。それぞれの特徴や見どころ、訪れる際の基本情報などをお伝えしますので、スロベニア旅行の計画にぜひ参考にしてください。
シュコツィアン洞窟群
地下の神秘的な世界を探検

シュコツィアン洞窟群は、1986年にユネスコ世界遺産に登録された自然遺産です。スロベニア南西部のカルスト地域に位置し、総延長6キロメートルにもおよぶ洞窟は、その規模と地質学的価値で世界的に注目されています。
洞窟内には、巨大な地下峡谷や滝、そして世界最大級の地下空間であるマルテル・ホールを見ることも。絶滅危惧種のコウモリや洞窟性生物の生息地としても重要です。地下河川レカ川が作り出した独特の地形は、カルスト地形の形成過程を理解する上で貴重な研究対象となっています。
訪れる人々は、ガイド付きツアーで洞窟内を探検し、壮大な鍾乳石や石筍、そして地下河川の流れる様子を間近で見ることができるでしょう。自然が長い年月をかけて作り上げた芸術的な景観は、訪れる人々を魅了してやみません。
シュコツィアン洞窟群の基本情報 | |
---|---|
住所 | Javni zavod Park Škocjanske jame |
電話 | +386 0 5 7082 100 |
営業時間 | 8:00〜17:00(季節によって変動あり) |
休業日 | 不定休 |
アクセス | Divača駅(ディヴァーチャ駅) |
料金 | 24ユーロ(4,080円) |
公式サイト |
水銀の遺産アルマデンとイドリヤ
500年の歴史を持つ世界最大の水銀鉱山
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イドリヤの水銀鉱山遺跡は、2012年にユネスコ世界遺産に登録された文化遺産です。スロベニア西部に位置し、500年以上にわたって世界最大の水銀鉱山として稼働していました。この遺跡は、水銀採掘の歴史と技術革新を物語る貴重な証拠となっています。
鉱山跡では、坑道や採掘設備、水銀精製所などの産業遺産を見学することも可能です。とくに、アンソニーの主坑道は16世紀に掘られた最古の坑道で、当時の採掘技術を今に伝えています。イドリヤ城内にある市立博物館では、鉱山の歴史や水銀採掘の影響について学ぶことも。
訪問者は、ガイド付きツアーで鉱山内部を探検し、かつての鉱夫たちの過酷な労働環境を体感できます。水銀の採掘が環境や人体に与えた影響についても学べ、産業遺産の保存と環境保護の重要性を考えさせられる貴重な場所です。
水銀の遺産アルマデンとイドリヤの基本情報 | |
---|---|
住所 | Idrija, Slovenia |
電話 | - |
営業時間 | 散策自由(施設によって異なる) |
休業日 | 不定休(祝日は要確認) |
アクセス | リュブリャナ駅から列車で約1時間 |
料金 | 散策自由(施設によって異なる) |
公式サイト | - |
アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群
紀元前5000年~500年の湖畔生活を今に伝える

スロベニアの先史時代の杭上住居群は、2011年にユネスコ世界遺産に登録された文化遺産の一部です。これらの遺跡は、紀元前5,000年から紀元前500年にかけてアルプス周辺の湖畔や湿地帯に建てられた先史時代の杭上住居の痕跡を示しています。
スロベニアには、イグ湿地に2つの遺跡群が存在していました。これらの遺跡は、当時の人々の生活様式や技術、環境への適応を知る上で貴重な情報源となっています。発掘調査では、木製の杭や道具、陶器、食物の残骸などが出土し、先史時代の人々の暮らしぶりを詳細に知ることができるでしょう。
遺跡自体は保護のため水中や地中に埋もれていますが、モンスティグハウスやリュブリャナ市立博物館では出土品や復元模型の見学も。これらの展示を通じて、数千年前の湖畔生活や、当時の人々の知恵と技術を垣間見ることができます。
アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群の基本情報 | |
---|---|
住所 | Podpeška cesta 380, 1357 Notranje Gorice |
電話 | +386 8 20 52 350 |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | リュブリャナからバスNo 19Iに乗車約30分 |
料金 | 要確認 |
公式サイト |
カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群
時を超えて息づくヨーロッパの森

「原生ブナ林と古代ブナ林」は、ヨーロッパ21カ国にまたがる広大な連続世界遺産で、自然の力によって育まれたブナの森の原型を今に伝える貴重な森林群です。氷期後の気候変動とともにブナが西へ拡大していった過程を示す自然史の証人であり、生物多様性の宝庫としても知られています。
スロベニアには、クロカルとスネジュニクの2カ所にブナとモミの木が森林面積の60%以上を占める森林が795ヘクタールにわたって広がっています。
カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群の基本情報 | |
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住所 | 1338 Borovec pri Kočevski Reki, Slovenia |
電話 | +038-6-5144-7800 |
営業時間 | - |
休業日 | 無休(季節・施設による) |
アクセス | リュブリャナから車で1時間20分 |
料金 | 無料(ビジターセンター等は一部有料) |
公式サイト |
リュブリャナのヨジェ・プレチニック作品群 – 人を中心とした都市計画
地方都市からスロベニア国民の象徴的な首都へ

リュブリャナはスロベニアの首都名です。ヨジェ・プレチニックはスロベニア出身の建築家・都市計画家のことを示します。第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて、リュブリャナにもたらされたたヨジェ・プレチニックによる作品群は、人間中心の都市デザインの一例を示しています。
ヨジェ・プレチニックは都市そのものを新しく設計せずに、旧市街や既存の建築物を組み合わせ、遊歩道や橋、公共施設などを増設し、新しい都市空間を作り出したという点が斬新だと評価されました。スロベニアの「リュブリャナのヨジェ・プレチニック作品群 – 人を中心とした都市計画」は2021年世界遺産に登録。
ヨジェ・プレチニックの都市デザインはオーストリア・ハンガリー帝国の解体後、地方都市からスロベニア国民の象徴的な首都へと変化していきました。
リュブリャナのヨジェ・プレチニック作品群 – 人を中心とした都市計画の基本情報 | |
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住所 | リュブリャナ市内各所(施設ごとに異なる) |
電話 | - |
営業時間 | 施設によって異なる |
休業日 | 施設によって異なる |
アクセス | リュブリャナ中央駅から徒歩などで移動 |
料金 | 各施設による |
公式サイト | - |
スロベニアの世界遺産を観光する際の注意点を紹介
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スロベニアの世界遺産は、自然の驚異と人類の歴史を体感できる貴重な場所です。これらの遺産を次世代に引き継ぐため、私たち訪問者も責任を持って行動する必要があります。スロベニアの世界遺産を訪れる前に、以下の注意点を確認しておきましょう。
適切な服装と必要な持ち物を準備しよう
世界遺産を訪れる際は、適切な服装と持ち物が重要です。シュコツィアン洞窟群では、滑りにくい靴と防寒着を用意しましょう。洞窟内は冷涼で湿気が多いため、長袖や軽いジャケットがあると快適です。
イドリヤの水銀鉱山遺跡では、ヘルメットや防護服が必要な場所もあるので、ガイドの指示に従いましょう。カメラや双眼鏡を持参すると、世界遺産の魅力をより深く楽しめます。
混雑をさけるため、事前予約やオフシーズン訪問を検討しよう
人気の世界遺産は、とくに夏季やハイシーズンに混雑します。シュコツィアン洞窟群やイドリヤの水銀鉱山遺跡では、事前にオンライン予約をするのがおすすめです。
オフシーズンや平日の訪問を検討すると、ゆったりと観光を楽しめます。ガイド付きツアーに参加すれば、混雑をさけつつ、専門知識も得られるので一石二鳥だといえるでしょう。
マナーを守り、環境保護に協力しよう
世界遺産を守るため、訪問者のマナーが重要です。シュコツィアン洞窟群では、洞窟内の生態系を守るため、触ったり、何かを持ち帰ったりすることは厳禁。
イドリヤの水銀鉱山遺跡では、安全のため立ち入り禁止区域に入らないよう注意しましょう。すべての世界遺産で、ゴミは必ず持ち帰るか指定の場所に捨てましょう。エコバッグや再利用可能な水筒を持参し、使い捨て製品の使用を控えるなど、環境保護に協力することも大切です。
スロベニアの世界遺産をめぐり自然と歴史の魅力を堪能しよう!
スロベニアの世界遺産は、自然の神秘と人類の歴史が織りなす魅力にあふれています。シュコツィアン洞窟群の幻想的な地下世界、イドリヤの水銀鉱山遺跡が語る産業の歴史、そしてアルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群が示す古代の知恵。
ヨーロッパ21カ国にまたがるカルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群、さらにスロベニアの首都リュブリャナのヨジェ・プレチニック作品群 – 人を中心とした都市計画。
これらの世界遺産は、スロベニアの多様な魅力を凝縮しています。適切な準備と心構えで訪れれば、きっと忘れられない体験になるはずです。スロベニアを訪れる際は、ぜひこれらの世界遺産をめぐり、この国の奥深さを肌で感じてみてください。
※記事のレートは、2025年7月2日現在、1ユーロ=160円で計算しています。
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。
cover photo by PIXTA