2024年【知っておけば安心】ポーランド・ワルシャワの治安ガイド!危険な場所や注意点も
東欧にあるポーランドは旧ソ連圏の国々を牽引する経済をほこり、近隣諸国にはない独自の文化をもつ国です。「旧ソ連圏の国・東欧の国」ということで暗く、危険なイメージを抱く方もいるかもしれませんが、欧州内でもかなり治安の良い国として知られています。 ただし、時間帯やエリアによっては周囲に注意を払わなければならない場所もあります。今回は知られざる観光立国であるポーランド・ワルシャワの治安についてご紹介! 治安の悪い場所や夜の様子、女性が気をつけたいポイントなど、知っておきたい情報を紹介するので、ポーランド・ワルシャワを観光する際は観光にしてみてください。
東欧にあるポーランドは旧ソ連圏の国々を牽引する経済をほこり、近隣諸国にはない独自の文化をもつ国です。「旧ソ連圏の国・東欧の国」ということで暗く、危険なイメージを抱く方もいるかもしれませんが、欧州内でもかなり治安の良い国として知られています。
ただし、時間帯やエリアによっては周囲に注意を払わなければならない場所もあります。今回は知られざる観光立国であるポーランド・ワルシャワの治安についてご紹介!治安の悪い場所や夜の様子、女性が気をつけたいポイントなど、知っておきたい情報を紹介するので、ポーランド・ワルシャワを観光する際は観光にしてみてください。
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ポーランドの首都ワルシャワの治安はいい?悪い?
ワルシャワは他の欧州諸国と比べると比較的安全です。日中であれば、女性のひとり歩きも大きな問題はありませんが、人通りがない道を歩くのは避けましょう。
夜の時間帯も事件に巻き込まれる可能性があるので、女性はもちろん男性も出歩くのはおすすめできません。外を出歩く際は複数人で行動することをおすすめします。
外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとの危険度を4レベルに分けています。2024年現在、ポーランド国内に危険度が設定されている地域はありません。首都ワルシャワを含めたポーランド全域が危険度の対象外となっています。
ポーランドの周辺国である東欧のモルドバやベラルーシなどの国々では危険度3〜4に設定されているエリアも多いことを考えると、治安は落ち着いていることがわかります。
ただし、危険がまったくないわけではありません。今回はポーランドの首都ワルシャワの夜の様子や治安の悪い場所、注意すべきポイントなどを紹介します。
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ポーランドの首都ワルシャワの夜の治安は?
ワルシャワは夜でも出歩けるほど治安が良い街として知られている一方で、ナイトクラブなどのナイトスポットも多く、夜遅くまで楽しむことができる街です。
文化宮殿周辺のエリアやプラガ地区には賑やかなナイトクラブやバーが集まっており、煌びやかな反面、治安が悪いと言われることもあります。
ナイトスポットに出かける際は、どんな場所でもひとり歩きはやめましょう。タクシーでのトラブルも少なくないため、配車アプリのUberなどを使って安全な方法で移動するのがおすすめです。
到着地までの料金を事前に確認できるため、ぼったくりの心配もありません。ワルシャワに限らず、ひったくり、スリ、強盗などの事件の被害者には女性が多いと言われています。夜のひとり歩きは、とくに危険が大きいので可能な限り避けてください。
ワルシャワで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット
ワルシャワは基本的に治安が良い街ですが、空港や中央駅周辺、旧市街のエリアには注意したいところです。トラブルを避けるためにも事前に要注意エリアを確認しましょう。
①ショパン国際空港付近は観光客を狙った犯罪が多発!
フレデリック・ショパン国際空港
ワルシャワの空港であるフレデリック・ショパン国際空港周辺は、列車やタクシー、バスなどが発着し、人通りが多い場所です。そのため、スリや置き引きの被害もあります。
客引きのタクシーに乗ると、ぼったくられてしまうケースもあるでしょう。
タクシーを利用する場合は、事前に運賃について話し合うのが基本です。
②人通りが多いワルシャワ中央駅は特に注意!
ワルシャワ中央駅は人通りが激しい場所です。荷物管理がずさんだと、置き引きにあったり、スリにあったりする可能性があります。40〜50代以上の駅員は英語が通じない可能性があるので、ポーランド語の会話集を持っておくと安心かもしれません。
列車内や列車の乗降時に複数人に囲まれて話しかけられた隙にスリにあったり、恐喝されたりといったケースもあるので、可能な限り複数人で行動するのがおすすめです。
③観光客が多い旧市街にも要注意!
ワルシャワの一大観光スポットであり歓楽街である旧市街も、人通りが激しいエリアです。スリや置き引きはもちろん、飲食店でぼったくり被害にあうリスクもあります。
所持品には常に気を払いつつ、道路から見て人がたくさん入っている飲食店を利用するようにすると、スリやぼったくり被害にあうリスクはへらせるでしょう。
ワルシャワで観光客が被害にあいやすい犯罪は?
ワルシャワで観光客が被害にあってしまう可能性が高い犯罪には、スリやひったくり、ぼったくり、カードの不正利用などが挙げられます。遭遇するリスクの高い犯罪の種類やその内容を知って、犯罪対策を考える際の参考にしてみましょう。
①スリ・ひったくり
スリは日本人旅行者がもっとも巻き込まれやすい犯罪です。開きっぱなしのカバンや後ろポケットに入れたスマートフォンは狙われやすいため、貴重品専用で前にかけられる小さなカバンを用意しておくと安心です。
観光地や駅、空港などの人混みを歩くときは、スリやひったくりにあいやすいので、とくに注意してください。人口密度の高い飲食店も要注意です。
また、スリやひったくりにあった場合は荷物を守ることも大切ですが、それ以上に命を守ることを意識しましょう。犯人を過剰に刺激してしまうと、さらに被害が大きくなる可能性もあるので無理は禁物です。
②タクシーのぼったくり
空港から市内間や街中の移動でタクシーを使う際は、ぼったくりに注意しましょう。
Uberなどの配車アプリを使うと運賃が決められているので安心です。配車アプリを使わずにタクシーを利用する場合は、事前に運賃を交渉するようにしましょう。
③偽警官による強盗被害
ワルシャワでは中央駅周辺で偽警官が出没し、警察官の偽身分証明書を提示し、観光客のバックや財布をチェックしたふりをして、カードや現金を抜きとる事件が起きています。
警察官が観光客の財布やカードをチェックしたりすることはないので、不審に思ったら警察(112か997)に電話するか、電話する素振りを見せると撃退できるかもしれません。
ただし、場合によっては本当の警察官に職質される可能性もあります。
偽物警官を見分けるコツは、警察車両と警察バッジです。在ポーランド日本国大使館が出している安全の手引き7ページにある「参考情報」をチェックしてみましょう。
④カードの不正使用
ポーランドで買い物をする際やキャッシングする際にカード情報をスキミングされて、カードを不正利用され、現金を不正に引き出されるケースも報告されています。カード払いする際は、必ず自分の目で手続きが正常に行われているかを確認しましょう。
身に覚えのない引き落とし履歴を発見したら、カード会社・銀行に連絡しましょう。
使用停止の手続きを行い被害をへらし、保険で被害額が戻ってくる可能性もあります。
⑤パブでぼったくり被害に遭う
旧市街の文化宮殿周辺やプラガ地区はナイトクラブやバー、飲食店が密集しているエリアで、夜遅くまで滞在を楽しめるエリアとして知られています。羽目を外しすぎて財布を擦られたり、ぼったくりバーで強制的に高い飲食費を払わされることもあるでしょう。
風俗店は基本的にありませんが、一部の店舗ではストリップショーを提供しているバーがあり、そこを訪れる外国人狙いの睡眠薬強盗が発生した事例も報告されています。
夜中にナイトクラブやバー、パブなどを利用する際は十分に注意しましょう。
ワルシャワで被害にあわないための防犯対策
ワルシャワで犯罪の被害にあわないために、いくつかの防犯対策を確認しましょう。外を出歩く時間を考えたり、避難経路をチェックするクセをつけておくのがおすすめです。
①早朝・夜間は出歩かない
昼間は平和なポーランド・ワルシャワですが、早朝や夜間の時間帯は危険が増します。人通りが多い場所を夜間に気軽に出歩くのはリスクが高いです。また、サッカーの試合がある日はスタジアムやバー周辺の熱狂的なサッカーファンが増えるので注意しましょう。
②朝晩の交通量が多い時間帯は注意
ポーランド・ワルシャワの交通量は平日の朝晩に集中しており、ラッシュ時には運転ルールを無視した車両による交通事故が発生するリスクが高まります。イヤフォンなどはせずに、常に周囲の車両の運転状況に注意を払いながら歩くようにしましょう。
③もしもの事態に備えた避難経路の確認
観光中に何らかの犯罪を目の当たりにしても、避難経路をあらかじめ知っておけば犯罪に巻き込まれるリスクをへらせます。訪れる場所の地形や避難経路をよく確認しましょう。
日本大使館発行の「安全の手引き」も確認しよう
在ポーランド日本国大使館では、毎年、安全の手引きを発行しており、ホームページから無料でダウンロードできます。ポーランド在住者を対象としていますが、事件や事故に巻き込まれないために注意すべきことや、緊急時の対処法などが記載されていて、旅行者にも役立つ情報が多いので、渡航前に確認するようにしましょう。
もしワルシャワで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
ワルシャワで犯罪にあってしまった場合は、警察や消防などに連絡することになります。ここでは、ワルシャワの警察や消防の連絡先についてご紹介します。
緊急通報先
日本では警察は「110番」、消防や救急車は「119番」ですが、ポーランドでは両方とも「997番」、消防が「998番」、救急が「999番」です。欧州共通の緊急番号「112番」はスマホからでも電話をかけられるので便利ですね。
周囲に助けを求めたい時は、以下のようなポーランド語を知っておくと役立ちます。
- ポモツィ(Pomocy!):「助けて!」
- プロシェン ポリツェン(Proszę policję):「警察を呼んでください!」
- プロシェン ポゴトヴィエ(Proszę pogotowie):「救急車を呼んでください!」
- シュピタル(szpital):「病院」
- パシュポルト(paszport):「パスポート」
- ゴトゥフカ(gotówka):「現金 」
- カルタ クレディトヴァ(karta kredytowa):「クレジットカード」
- イエンズィク・ヤポンスキ(język japoński):「日本語」
- イエンズィク・アンギェルスキ(język angielski):「 英語」
- テレフォン・コムルコヴィ(telefon komórkowy):「携帯電話」
また盗難などに遭ったなど、緊急ではない被害の場合は、ツーリストポリスや最寄りの警察署に足を運ぶようにしましょう。
在ポーランド日本国大使館
ポーランドで、パスポートの盗難や思わぬ犯罪の被害に遭った時は、まずは最寄りの警察署でポリスレポートを作成してもらいましょう。
手続きなどで困った時は、総領事館へ連絡することでサポートしてもらえることもあります。現地警察への届け出に関する助言をしてもらえたり、パスポートの盗難に関しては「帰国のための渡航書」の発給手続きなどを行ってくれたりします(要手数料)。
総領事館の方へは直接足を運ぶか、電話にて連絡が可能です。詳しくは在ポーランド日本国総領事館の公式サイトを参照してください。
在ポーランド日本国大使館の連絡先
- 電話番号(代表):22-696-5000
- メールアドレス(総領事館領事部):cons@wr.mofa.go.jp
- 公式サイト:https://www.pl.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
治安情報をチェックしてポーランド旅行を楽しもう!
ポーランド・ワルシャワは比較的治安のいい国・街ですが、スリやひったくり、ぼったくりなどの軽犯罪は日々発生しているので、細心の注意をはらって過ごすことが大切です。
女性の場合は、夜のひとり歩き、薄暗い路地、観光客が少ないローカルエリアは避けると安心でしょう。昼間に観光地をまわる場合も複数人で行動するのがおすすめです。
犯罪に巻き込まれないために、カバンを前にかけておくなど、自分自身で対策することがポイントです。ワルシャワ旅行の開放感でついつい気持ちが緩むことがあるかもしれませんが、日本とは文化や風習も違う異国に来ているということを、常に意識して旅行を楽しんでくださいね!
※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。
cover photo by unsplash