キャメロンハイランドはマレーシアにある高原リゾート!行き方や楽しみ方などを解説
マレーシアにある高原リゾート、キャメロンハイランド。年間を通して涼しい気候であることから、南国マレーシアでは避暑地としても人気のあるリゾートです。 この記事では、キャメロンハイランドの見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひキャメロンハイランドへ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
マレーシアにある高原リゾート、キャメロンハイランド。年間を通して涼しい気候であることから、南国マレーシアでは避暑地としても人気のあるリゾートです。
この記事では、キャメロンハイランドの見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひキャメロンハイランドへ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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キャメロンハイランドの基本情報
マレーシアの避暑地として知られる、高原リゾートのキャメロンハイランド。まずは、キャメロンハイランドの歴史や特徴などの基本情報を解説します。
キャメロンハイランドの歴史
キャメロンハイランドはもともとイギリスの統治下にあり、1885年に当時の国土調査官であったウィリアム・キャメロンによって発見されました。彼の名前にちなんでキャメロンハイランドと名付けられましたが、約40年間ほとんど開発が進みませんでした。
その後、植民地管理者であるジョージ・マクスウェルによって開発の計画が行われ、ホテル、学校、住宅、ゴルフコースなどが建設されました。現在はマレーシア国内有数の高原リゾートとして知られています。
キャメロンハイランドとは?
キャメロンハイランドは、マレーシアの首都クアラルンプールから北に約150km離れたパハン州に位置する高原リゾートです。標高が1,500メートル以上あり、一年を通じて平均気温は約20℃前後と涼しいため、マレーシア国内からも避暑地として訪れる人がたくさんいます。
イギリス植民地時代から丘陵を利用した茶葉生産が盛んでしたが、現在でもマレーシアの紅茶の70%を生産する最大の茶葉生産地域として有名です。ほかにも、豊かな自然を活かした高原野菜やいちごの生産などが行われています。
年々、日本からの長期滞在者も増加しているため、日本語の案内やサービスが提供されているところも増えています。
キャメロンハイランドのあるパハン州ってどんな街?
キャメロンハイランドがあるパハン州は、マレー半島のなかでも1番大きな州ですが、大半は熱帯雨林に覆われているため、人口は約129万人と面積に対して少ないのが特徴です。
パパン州で特に有名なのは、国立公園のタマンネガラで、1億3000万年前から形成されたジャングルにさまざまな動植物が生息しています。
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キャメロンハイランド観光の見どころ
つづいては、キャメロンハイランドの見どころをご紹介します。
キャメロンハイランドの魅力は、雄大な自然と絶景!茶畑をはじめとする、特性を活かした観光スポットがたくさんあるので、どのポイントを訪れるかを事前に計画しておくことがおすすめです。
一面に広がる茶畑を見学
キャメロンハイランドといえばお茶、と言われるくらい、山々の間に広がる茶畑は、キャメロンハイランドのなかでも最も有名なスポット!特に人気なのは、マレーシア最大の紅茶メーカーであるBOH Plantations(ボープランテーション)の茶畑で、ボーティーの愛称で親しまれています。
ボーティーの茶畑は紅茶畑としてもマレーシア最大の敷地を誇り、茶畑見学やお土産の購入のほかにも茶畑内のカフェでティータイムを楽しめるのが魅力的!カフェからは、キャメロンハイランドの緑豊かな美しい景色を眺めることができます。
キャメロンハイランドには、ボーティー以外にもさまざまな茶畑があるので、茶畑巡りをするのも楽しいですよ。
ボーティーセンター(BOH Tea Centre)の基本情報 | |
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住所 | Brinchang, 39100 Brinchang, Pahang |
電話 | +6054962096 |
営業時間 | 8:30~16:30 |
休業日 | 月曜日 |
アクセス | クアラルンプール国際空港から車で約3時間、タナー・ラータバスターミナルから車で約30分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
果樹園でいちご狩り
キャメロンハイランドは、高地の寒冷な気候が一年中いちごの栽培に適していることから、マレーシアのいちご生産の中心地としても知られています。いちご狩りを体験できる農園も点在していて、観光スポットとしても人気です。
キャメロンハイランドのいちごは、温室の水耕栽培で一年中生産されていますが、より新鮮ないちごを楽しみたい場合は、降雨量が少ない5月から8月あたりがベスト。
いちご農園は主に、キャメロンハイランドの中心地であるTanah Rata(タナー・ラータ)、Brinchang(ブリンチャン)、Kea Farm(ケイヤ・ファーム)の3つのエリアに多くあります。
ブリンチャンのBig Red Strawberry Farm(ビッグレッドストロベリーファーム)では、いちご狩りのほかにも、併設のカフェでいちごをふんだんに使ったスイーツやジュースを楽しんだり、摘みたてのいちごをほかの地域よりもおトクな価格で購入したりすることができます。いちご農園はほかにもたくさんあるので、ご自身の好みの農園を見つけてみてくださいね。
ビッグレッドストロベリーファーム(Big Red Strawberry Farm)の基本情報 | |
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住所 | Brinchang, 39000 Brinchang, Pahang |
電話 | +605491332 |
営業時間 | 月~金 8:30~18:30 土~日 9:00~18:30 |
休業日 | なし |
アクセス | クアラルンプール国際空港から車で約3時間、タナー・ラータバスターミナルから車で約9分 |
料金 | 無料 |
公式SNS |
植物園でさまざまな植物に出会う
キャメロンハイランドには、豊かな自然を生かした植物園がたくさんあります。なかでも、Agro Technology Park in MARDI Cameron highlands(アグロテクノロジー・パーク・マーディ・キャメロンハイランド)は、サボテン園、ラベンダー畑、イギリス式庭園、茶畑、いちご農園、バラ園などある、キャメロンハイランドの魅力をぎゅっとひとまとめにしたような植物園!ひとつひとつのエリアは小さめですが、一度にさまざまな自然と触れ合えるのが魅力です。
アグロテクノロジー・パーク・マーディ・キャメロンハイランド(Agro Technology Park MARDI Cameron Highlands)の基本情報 | |
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住所 | Agro Technology Park MARDI, Tanah Rata, 39007 Tanah Rata, Pahang |
電話 | +6054911255 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
休業日 | 火曜日 |
アクセス | クアラルンプール国際空港から車で約3時間、タナー・ラータバスターミナルから車で約2分 |
料金 | 5リンギット(約160円)、6歳以下 無料 |
公式サイト |
新鮮な高原野菜や果物を買う
新鮮な高原野菜もキャメロンハイランドの魅力のひとつ。Pasar Pagi Kea Farm Market(パサールパギケイヤファームマーケット)、S Corner Center Market(エスコーナーセンターマーケット)、Morning Wet Market(モーニングウェットマーケット)などをはじめ、新鮮な地元の野菜や食材を販売しているお店がたくさんあります。
旅行中に野菜を購入して持ち帰るのが難しい場合でも、料理に高原野菜を使用しているレストランなどがあるので、ぜひキャメロンハイランド産の野菜を試してみてくださいね。
バタフライファーム
キャメロンハイランドのバタフライファームも、観光客に人気のスポットです。敷地内ではマレーシアの国蝶であるラジャブルックをはじめ、100種類以上の蝶が放し飼いされています。蝶だけでなくカブトムシなどの昆虫も展示されているので、自然や生物が好きな人におすすめ!
併設の農場内では花畑を散策したり、ウサギやモルモットなどの動物と触れ合ったりと、1日遊べるのも魅力的です。
キャメロン・ハイランド・バタフライ・ファーム(Cameron Highland Butterfly Farm)の基本情報 | |
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住所 | MDCH 3, Batu 43, Green Cow, 39100, Pahang |
電話 | +6054961364 |
営業時間 | 8:30~18:00 |
休業日 | なし |
アクセス | クアラルンプール国際空港から車で約3時間、タナー・ラータバスターミナルから車で約13分 |
料金 | 要確認 |
公式サイト |
大自然のなかでハイキング
キャメロンハイランドでは、大自然のなかでのハイキングも楽しむことができます。澄み切った空気のなかで、豊かな自然を堪能できるハイキングは、キャメロンハイランドのなかでも人気のアクティビティ!
さまざまなハイキングコースが用意されており、中には幻の花といわれるラフレシアに出会えるコースもあります。
キャメロンハイランド観光に最適なシーズンは?
キャメロンハイランドは年間を通して冷涼な気候が特徴で、マレーシアの他の地域とは違いはっきりとした乾季と雨季がないため、1年中楽しむことができます。特定のアクティビティを楽しみたい場合は、時期を選ぶのがおすすめです。
アクティビティを楽しむなら5月から8月
1年中冷涼な気候のキャメロンハイランドは、年間を通して観光できますが、ハイキングや自然散策などのアクティビティを楽しむのであれば、5月から8月頃がおすすめ。
この時期は降水量が少なく過ごしやすいうえに、さまざまな花々が咲き誇る季節でもあるため、彩り豊かな景色も楽しめます。
観光客が少ない時期を狙うなら11~1月
1年中観光を楽しめるキャメロンハイランドには、特定のオフシーズンはありません。しかし、クアラルンプールなど他の地域との観光を組み合わせることを考えると、11月から1月頃が狙い目。
マレー半島は3月から10月が乾季で、この期間には観光客が増える傾向にあるので、観光客が少ない時期を狙うなら雨季がおすすめです。
キャメロンハイランドの見学方法は?予約は必要?
キャメロンハイランドを訪れるのに入場料や予約は必要ありませんが、特定のアクティビティは事前の予約が必要な場合があります。いちご狩りは基本的には予約がなくても入場できますが、確実に入場したいのであれば、事前に予約しておくのがおすすめ。
複数のアクティビティがセットになったオプショナルツアーもあります。予約の代行やホテルまでの送迎などが含まれているものもあるので、海外旅行初心者にとって安心です。
キャメロンハイランドへのアクセス・行き方
キャメロンハイランドまでのアクセスは、首都のクアラルンプールから行く方法が一般的です。ここでは、高速バス、レンタカー、電車それぞれの行き方を解説します。
最も一般的な移動は高速バス
クアラルンプールからキャメロンハイランドまでは、高速バスが最も一般的でリーズナブルなアクセス方法です。キャメロンハイランドのタナー・ラータバスターミナルまでのバスの多くは、ターミナル・ベルセパドゥ・セラタンというバスターミナルから発着しています。バス会社にもよりますが、料金は平均して片道約35リンギット(約1,115円)ほど。約5時間ほどかかるので、途中で休憩が設けられています。
高速バスはエアコン完備で、座席にはリクライニング機能やフットレストなどがついているので、快適に過ごすことができます。バスのチケットはオンラインで事前に予約しておきましょう。
自由度を高くするならレンタカー
クアラルンプールからキャメロンハイランドまでは、レンタカーでアクセスすることも可能です。所要時間は約3時間ほどで、レンタカーは1日約80リンギット(約2,548円)程度から借りることができます。
乗降車場所はクアラルンプール市内や空港などから選ぶことができるので、自由度を高く行動したい場合や、大人数での旅行などに便利です。
電車とバスでアクセスも可能
イポーはクアラルンプールから約200キロメートル北に位置するペラック州の州都で、KLセントラル駅またはクアラルンプール駅から電車で約2時間40分で到着します。料金は停車駅や日程によって異なるため、事前に確認しておきましょう。切符は駅でも購入できますが、売り切れることもあるため、オンラインでの事前購入がおすすめです。
イポーからキャメロンハイランドまでは、バスで約1時間30分ほどでアクセスできます。キャメロンハイランドのタナー・ラータバスターミナルまでのバスが発着しているのはTerminal Amanjaya(アマンジャヤバスターミナル)で、料金は約20リンギット(約637円)から。イポーを経由してキャメロンハイランドへ行く場合は、イポーかキャメロンハイランドに宿泊して、両方の観光を楽しむのがおすすめです。
キャメロンハイランド観光における注意点
キャメロンハイランドを訪れる際には、冷涼な気候に備えて暖かい服装を持参しましょう。マレーシアの他の地域とは寒暖差があるため、注意が必要です。急な雨に備えて傘やレインコートなども用意し、滑りやすい道路に気を付けましょう。
また、キャメロンハイランドは車やバスでしかアクセスできないため、交通渋滞が頻繁に起こります。長時間の移動を前提に予定を立て、余裕を持って行動するのがおすすめです。
キャメロンハイランドの観光を満喫しよう
この記事では、キャメロンハイランドの観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。キャメロンハイランドは、一度は訪れたい豊かな自然を楽しむことができるリゾートです。
ぜひ紹介した情報を参考に、キャメロンハイランドの観光を満喫してみてくださいね!
※記事内の金額は2023年11月4日のレート、1マレーシアリンギット=31.85円で計算しています。
cover photo by Unsplash