【2024年最新】静岡県・浜名湖のおすすめ観光スポット15選！

浜名湖周辺には観光スポットがいっぱい！

浜名湖は、静岡県浜松市と湖西市にまたがる湖です。面積は約65平方キロメートルで、日本国内では10番目の大きさ。今切口と呼ばれる場所で遠州灘につながり、海水と淡水の混じる汽水湖でもあります。

そんな浜名湖の周辺には、湖の自然を活かした観光スポットがたくさん！レジャーから自然散策まで幅広く楽しめますよ。また、浜名湖では汽水を活かしたうなぎの養殖もさかんで、グルメも楽しみの1つです。

今回は浜名湖周辺の人気観光スポットを紹介！浜名湖を中心に立ち寄れるスポットを厳選したので、ぜひ旅の参考にしてみてくださいね。

浜名湖周辺の観光スポット15選

静岡県の浜名湖エリアには、お土産を買えたり、レジャーや観光を楽しめるスポットがたくさん！朝から晩までたっぷり楽しめる、浜名湖エリアの観光スポットを中心に紹介します。

浜名湖

浜松観光の中心になる汽水湖

静岡県浜松市と湖西市にまたがる浜名湖は、もともとは淡水湖でしたが、室町時代に発生した明応地震によって海とつながり、現在では汽水湖となっています。海水と淡水が混じることで独特な生態系を生み出し、約500種類以上の生き物が生息しているといわれています。

汽水湖としては日本で一番長い湖岸線を持ち、まさに浜松観光の中心とも呼べる場所。周辺には多くのスポットがあり、さまざまなアクティビティや観光を楽しめます。

特に浜名湖は、マリンアクティビティスポットとしても人気。バナナボートやシーカヤック、スタンドアップパドルボードなど、幅広いアクティビティが体験できますよ。

また、うなぎをはじめ、新鮮な魚介も人気！浜名湖を訪れた際は、ぜひ名物のうなぎを堪能してみましょう。

浜松城

歴代城主が躍進を遂げるきっかけとなった出世城

浜名湖の東岸に位置する浜松城は、1570年に当時29歳であった徳川家康によって築城されました。徳川家康が1586年に駿府城へと居所を移すまでの約17年に渡って居城し、天下取りの足がかりとなった重要な場所でもあります。

また、徳川家康をはじめ、歴代城主が江戸幕府の重臣となっていったことから、出世城とも呼ばれています。

浜松城は、明治維新以降に城郭が取り壊され、一度は荒廃してしまいました。しかし、1958年（昭和33年）に新天守閣が再建され、現在は資料館として公開されています。

館内には、浜松城の歴史や、徳川家康の歩みを学べる品々が展示されており、実際に使われていた甲冑や天守閣の復興の際に出土した貴重な品々など、歴史的な価値が高い史料が見どころ！

浜名湖ガーデンパーク

四季折々の植物を鑑賞できる都市型公園

浜名湖の湖畔に位置する浜名湖ガーデンパークは、さまざまな植物を見学できる公園。2004年に開催された浜名湖花博の跡地を利用した場所で、四季折々の植物を鑑賞できます。

浜名湖ガーデンパークには、西側エリアと街のエリア、里のエリアの3つのゾーンがあり、それぞれ趣の違った雰囲気を楽しめます。園内には、いたるところにさまざまな品種の草花が植えられていて、季節によって異なる花々が咲きます。

また、サイクリングロードや水遊び広場など、アクティビティを楽しめるエリアがあることもポイント。特に、展望塔からの眺めは人気で、高さ50メートルの頂上からは浜名湖が一望できますよ！

※浜名湖花博2024の開催準備に伴い、以下の期間は閉園中です。

• 2023年12月29日～2024年4月5日
• 2024年6月3日～2024年6月30日

浜名湖パルパル

のびのびと楽しめる浜名湖に面した遊園地

浜名湖パルパルは、家族でアトラクションなどを楽しめる遊園地。浜名湖の内湾に面した場所にあり、湖を眺めながら遊べます。

園内には、ジェットコースターやメリーゴーランドなどの定番アトラクションがあります。小さな子どもも楽しめるアトラクションもそろっているので、家族での旅行にもおすすめ！

また、人気アニメキャラクターや戦隊ヒーローのステージショーも開催されており、アトラクション以外のアクティビティも充実。浜名湖パルパル近隣には、後ほど紹介するかんざんじロープウェイもあり、朝から晩まで浜名湖観光を満喫できます。

周辺にはホテルなどの宿泊施設も多いので、観光の拠点にもぴったりです。

かんざんじロープウェイ

浜名湖を一望できる絶景スポット

かんざんじロープウェイは、先ほど紹介した浜名湖パルパルと、対岸にある大草山の山頂を結ぶ全長約723メートルのロープウェイ。ここでは約4分間の空の旅を満喫できます。

浜名湖パルパルを出発したロープウェイは、浜名湖の内湾の上空を通過し、展望に到着します。湖上を渡るロープウェイとしては日本で唯一で、浜名湖の絶景を眺めながら移動できますよ！

終点地である標高約113メートルの大草山は、浜名湖を一望できる場所にあり、さらに奥の遠州灘までを見渡せます。

展望台のほかにも、浜名湖オルゴールミュージアムや大草山 昇竜しだれ梅園などの観光スポットもあります。浜名湖パルパルを訪れた際は、ロープウェイで浜名湖の絶景を満喫してみましょう！

浜名湖オルゴールミュージアム

自分だけのオルゴールをつくれるユニークな博物館

浜名湖オルゴールミュージアムは、先ほど紹介したかんざしロープウェイで登れる、大草山の頂上にある博物館。

オルゴールをはじめとする、自動演奏楽器を集めた博物館で、館内にはさまざまなオルゴールが展示されています。19世紀から20世紀初頭につくられたオルゴールが中心に展示され、約70点の自動演奏楽器を見学できますよ。

定期的に、自動演奏楽器による実演会も開催。約100年前につくられた、アンティークオルゴールの音色も鑑賞できます。

また、自分だけのオルゴール作りができる体験工房も人気！オルゴールの箱をデザインしながら、自分のお気に入りの曲のオルゴール作りが体験できます。

はままつフラワーパーク

世界中の花々を見られる絶景スポット

はままつフラワーパークは、浜名湖の内湾に位置する植物園。浜名湖畔の自然の地形を活かしてつくられていて、園内には世界中の植物が育てられています。

園内では、いたるところに草花が植えられていて、四季折々の花が咲き誇ります。なかでも、春の桜とチューリップのコラボレーションが人気！薄ピンクの花とカラフルなチューリップが咲く姿は、世界一美しいと呼ばれるほどです。また、冬のシーズンに開催されるイルミネーションは、県外からも多くの観光客が訪れます。

はままつフラワーパークは、さまざまな花を眺めながらゆっくりと散策するのがおすすめ。園内には観覧乗物フラワートレインも運行しているので、歩き回るのが苦手な方でも十分に楽しめますよ！

浜松市動物園

間近に動物を観察できる動物園

はままつフラワーパークと隣接する浜松市動物園は、1950年（昭和25年）に開園した静岡県内初の動物園。約12万3千平方メートルの敷地には、120種を超える動物たちがいます。キリンやゾウ、ライオン、ホッキョクグマなどの大型動物も飼育されていて、幅広い動物たちを観察できますよ。

浜松市動物園は、視界を遮るところに柵がないことがポイント。より間近で観察できるので、迫力ある動物たちの姿が見られます。

また、霊長類に関しては約21種類を飼育し、国内の動物園でも最多クラスの飼育数を誇ります。日本では浜松市動物園でしか見られないゴールデンライオンタマリンもいて、珍しい生き物が見られることも魅力ポイント！

龍潭寺

奈良時代からの歴史を持つ由緒あるお寺

龍潭寺（りょうたんじ）は、浜名湖の北東部にある、臨済宗妙心寺派の寺院で、創建は奈良時代の733年ごろといわれています。行基菩薩によって創建された寺院でもあり、古くからの由緒あるお寺です。

龍潭寺は井伊家40代の祖霊を祀る菩提寺としても知られています。大河ドラマでも知られる井伊直虎が、許婚の直親と離れた時に出家した寺でもあり、井伊家ゆかりの品々も収められていますよ。

院内は、趣のある雰囲気の日本庭園が広がり、のんびりと過ごせるでしょう。江戸時代初期ごろの人物である小堀遠州がつくった庭園は、重要文化財にも認定されています。茶室や襖絵など、和の魅力を感じる観光地となっていて、国内外から観光客が訪れる人気のスポットです。

うなぎパイファクトリー

浜名湖の名物を味わえる直営工場

うなぎパイファクトリーは、浜松名物であるうなぎパイの製造工場。1887年に創業した春華堂の工場で、うなぎパイの製造工程を見学できます。うなぎパイは、うなぎのパウダーが練りこまれたサクッとした食感のパイ生地と、バターの風味が香る、浜名湖の定番のお土産の1つです。

工場では、1日で約20万本のうなぎパイを生産するともいわれ、常に香ばしい香りが立ち込めます。自由見学のほかにコンシェルジュの説明付きツアーがあり、製造過程をゆっくりと見学できますよ！

また、工場には、うなぎパイカフェが併設されていて、うなぎパイを使ったスイーツを堪能できるのもポイント。カフェのなかには、うなぎパイであしらわれたシーリングランプなど、いたるところにうなぎパイへの愛が感じられます。

竜ヶ岩洞

約2億5千万年前に形成された東海地方最大級の鍾乳洞

竜ヶ岩洞（りゅうがしどう）は、浜名湖の北側に広がる奥浜名湖地域にある鍾乳洞。1981年に、洞窟愛好家2名が発見した鍾乳洞で、現在は一部を一般公開しています。

約2億5千万年前に形成された竜ヶ岩洞は、総延長が約1,000メートルもあり、東海地方では最大の大きさを誇ります。一般公開されているのは、その一部の約400メートルで、約30分間の洞窟探検を楽しめますよ。

竜ヶ岩洞には約50カ所の見学ポイントがあり、長い時間をかけて形成されたユニークな鍾乳石が見られます。特に、洞窟内にある落差約30メートルの滝や、まるで仏像のように見える水神様の岩は必見！年間を通して気温が18度前後になっているので、夏場の観光にもおすすめです。

舘山寺

平安時代に弘法大師が開創した由緒あるお寺

浜名湖の東側にある舘山寺に建てられた舘山寺（かんざんじ）は、平安時代の810年に、空海（弘法大師）が開創したとされる寺院で、約1200年もの歴史を持ちます。

鎌倉時代の1187年には、戦火によって焼失してしまうものの、源頼朝によって再建。その後も、徳川家康の治世や、明治期の混乱を乗り越えて、現在までこの地に鎮座しています。

本堂とは別の場所に、弘法大使が修行を行ったとされる舘山寺穴大師があります。公峰大師が約21日間もかけてこもり修行を行ったといわれ、心願成就や目病平癒のご利益があるそう。特に目に関する病気の祈願に訪れる人が多く、現代人にありがたい神社でもあります。

毎年12月15日の火祭りと元旦に行われる手筒花火が有名で、観光イベントにもなっています。近くには舘山寺温泉があり、浜名湖観光の宿泊場所にもおすすめ！

舘山寺温泉

浜名湖東岸に広がる風光明媚な温泉街

舘山寺温泉は、先ほど紹介した舘山寺周辺にある温泉街。浜名湖の東岸に面して温泉街が広がり、静岡県で伊豆をのぞけば最大級の規模を誇ります。ホテルや旅館など、浜名湖観光の拠点としてもおすすめのエリアです。

舘山寺温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物強塩温泉で、体が湯冷めしにくいことが特徴。特に舘山寺温泉は、全国でも塩分濃度が高いことで知られ、神経痛やリュウマチなどに効果が期待できます。海水の成分に似た食塩を含む、汽水湖である浜名湖らしい温泉です。

舘山寺温泉は、浜名湖の内湾の入口部分に位置しており、浜名湖パルパルやはままつフラワーパークなどからも近くて各地の観光に便利です！

弁天島海浜公園

砂浜でのアクティビティを楽しめる海辺のスポット

弁天島海浜公園は、浜名湖が遠州灘へとつながる、今切口にある海浜公園。今切口の中洲にあたる場所にあり、東西約500メートルの海岸が続きます。

弁天島海浜公園では、海水浴場や潮干狩りなど、海ならではのアクティビティを体験できるのが魅力。浜辺からは、海に浮かぶ約18メートルの大鳥居が見え、舞阪町のシンボルにもなっています。

また、7月下旬から8月下旬には、子ども用プールがオープンします。海とプールのどちらでもアクティビティが楽しめるので、家族連れにも人気ですよ。

夕暮れの時間帯は、赤い鳥居と夕日が映える写真映えスポットに！デートスポットとしても人気があり、幅広い世代が楽しめる公園です。

中田島砂丘

遠州灘に広がる日本三大砂丘の1つ

中田島砂丘は、浜名湖が海へとつながる今切口と、静岡県内を流れる天竜側の間に位置する砂丘です。日本三大砂丘の1つでもあり、東西約4キロメートルの大きさを誇ります。

天竜川によって上流から運ばれた砂が堆積したとされる場所で、砂丘にはサラサラとした砂が続きます。

また、遠州のからっ風と呼ばれる北西の強い季節風が吹き、風によってつくられる風紋がまるでアートのようになることが特徴。風の強さを利用して、凧あげの会場としても利用されています。毎年5月の上旬には、大小さまざまな凧を上げる浜松まつりが開催されますよ。

そして、5月中旬から8月下旬ごろには、絶滅危惧種のアカウミガメが上陸する場所としても有名。運が良ければ、産卵に訪れるアカウミガメが見られるかもしれません。

浜名湖周辺の観光スポットを満喫しよう

この記事では、静岡県の浜名湖エリア周辺のおすすめ観光スポットを紹介しました。浜名湖エリア周辺には、たくさんの観光地があるので、効率よく観光にグルメ、アクティビティを楽しめますよ。

ぜひ紹介した観光地を参考に、静岡県・浜名湖旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

cover photo by lake hamana. by T.Kiya is licensed under CC BY-SA 2.0