【2024年最新】韓国で使えるSIMカードは?使い方、おすすめのSIMカードを解説
韓国旅行でスマホを使うためには通信手段の確保が必要です。主な方法は、国際ローミング、SIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターの4つ。どの方法がいいのでしょうか? この記事では、韓国での通信手段をご紹介します。海外で一般的なプリペイドのSIMカードについてはとくにくわしく解説しますので参考にしてくださいね。
韓国旅行でスマホを使うためには通信手段の確保が必要です。主な方法は、国際ローミング、SIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターの4つ。どの方法がいいのでしょうか?
この記事では、韓国での通信手段をご紹介します。海外で一般的なプリペイドのSIMカードについてはとくにくわしく解説しますので参考にしてくださいね。
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韓国での通信方法を比較
まずは韓国でスマホを使うための方法を比較しましょう。日本で使っているスマホを活用する方法には、国際ローミング、SIMカード・eSIM・Wi-Fiルーターの4つがあります。まずはそれぞれの方法のメリットとデメリットを比較しましょう。
国際ローミングを利用する
日本でもっとも知られている方法は、各携帯会社が提供している国際ローミングです。docomoやau、ソフトバンク、楽天モバイルなど日本の主な通信キャリアは韓国での国際ローミングに対応しています。日本で使用手続きをしておけば、韓国でもスマホを利用できるので簡単・便利です。
国際ローミングのメリット
- 日本で簡単な手続きをしておけば現地ですぐに使える
- 日本と同じ電話番号でスマホを使用できる
日本の電話番号がそのまま使えるのが大きなメリットです。韓国滞在中にも日本の電話番号に着信がある人は最適な方法になりますね。
国際ローミングのデメリット
- 他の方法よりも料金が高くなる可能性がある
- 日本のギガをそのまま消費する
料金設定は通信キャリアによって異なるので、自分のキャリアの公式サイトで調べてみるのがおすすめ。
また旅行先では調べ物が多く、データを消費しがちです。プランによってはギガを使いきってしまう可能性があるので注意してください。
韓国向けのSIMカードを購入する
海外、とくにヨーロッパやアジアで一般的でおすすめなのは、プリペイドのSIMカードを使う方法です。韓国にいる間だけ使えるSIMカードを購入し、日本で使っているスマホのSIMカードと交換、またはダブルスロットなら追加で入れることで、旅行中だけ現地の通信キャリアに切り替えます。
SIMカードのメリット
- 現地の通信キャリアに接続するため、一般的にインターネットの速度が速い
- 海外ローミングより料金が安いことが多い
- モバイルWi-Fiとの比較では、スマホ以外の機器がかさばらず、機器の充電も不要
- 電話番号つきプランなら、韓国の電話番号が与えられる(お店の順番待ちなどに電話番号が必要なことも)
SIMカードのデメリット
- 旅行中は日本の電話番号が使えなくなる
- SIMフリーのスマホが必要(最近のスマホはSIMフリーが主流)
- SIMフリーではない場合、SIMロックを解除する必要がある
日本の電話番号が使えなくなるのは、日本の電話番号に大事な着信がある人にとってはデメリットです。ただし普段からLINE電話やSkypeなどを利用している人なら大きな問題ではないかもしれませんね。
eSIMを利用する
最近増えているeSIMは、スマホ本体に埋め込まれている内蔵型SIM。従来のSIMのように抜き差しする必要がありません。eSIM対応機種ならオンラインで回線契約をするだけで、韓国でもスマホが使えるようになります。
eSIMのメリット
- カードの出し入れがないのでSIMカードの破損の心配がない
- オンラインで手続きするだけなので、慣れた人なら簡単
- その他のメリットはSIMカードと同じ。
eSIMは現在急速に拡大中。対応機種が増えてくれば今後の主力になっていきそうです。
eSIMのデメリット
- 使えるスマホやキャリアが限定される(iPhoneの場合、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降なら使用可能)
- 日本でもeSIMを使っている場合、プロファイルを一度削除するため帰国時に再発行手続き(有料)が必要
- オンラインでの手続きや設定に慣れていない人は手間取る可能性がある
- その他のデメリットはSIMカードと同じ
Wi-Fiルーターを利用する
従来はもっとも安価で一般的だったのがWi-Fiルーター。日本では今でも人気のある方法です。Wi-Fiルーターの端末を持ち歩き、スマホはWi-Fiで接続して使います。
Wi-Fiルーターのメリット
- 複数台が同時に接続できる
- スマホのキャリア設定を変更しなくても使える
複数台が同時に接続できるので、グループ一緒に行動する場合は便利です。各自が通信方法を確保しなくてもスマホを使うことができます。また、空港で借りて返却するだけなので手続きも簡単です。
Wi-Fiルーターのデメリット
- Wi-Fiルーターを持ち運ぶ必要がある
- 電池残量を気にして、定期的に充電する必要がある
- 端末の受け取りと返却に手間がかかる
- 旅行中に日本の電話番号が一時的に使えなくなる
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韓国でSIMカードを使う方法
スマホの通信手段を確保するとき、アジアで一般的な方法がプリペイドのSIMカード。ではSIMカードを韓国で使う場合、どのような準備をすればいいのでしょうか。
スマホがSIMフリーであることを確認する
まずは自分のスマホがSIMフリーの端末かどうかを確認します。SIMフリーとはどの通信会社のSIMカードでも使える状態のこと。最近はSIMフリーのスマホが一般的です。ただしdocomoやau、ソフトバンクなどの通信キャリアから購入して長く使っているスマホは、SIMフリーではない可能性もあります。
SIMフリーでない場合はSIMロックを解除する
スマホがSIMフリーではなかった場合、SIMロックを解除してSIMフリーにします。通信キャリアの店舗窓口やネットから申し込み、SIMロックを解除してもらうのが一般的です。
海外SIMカードを購入する
SIMフリーの状態になっていたら、次は海外SIMカードを購入します。日本の通販などで買う方法と、現地で買う方法があります。オンラインでも購入できるので、簡単に手に入れられますよ。
韓国のSIMカードの選び方
海外SIMカードを買うときは、以下の3つの項目で比較して選びます。
- 通信キャリア
- 使用日数・必要な容量(ギガ数)
- 音声通話プランの有無・無料通話の時間
韓国の通信キャリア
つながりやすさや安定性を重視するなら、その国のメインキャリアを選ぶのが正解。
韓国には3大キャリアと呼ばれる通信キャリアがあります。
- SK telecom
- KT
- LG U+
トップシェアはSK telecomで、それを追うのがKT、3番手がLG U+という関係。韓国大手3社は旅行者用のプリペイドSIMを積極的に展開しているので、どこの通信会社のSIMを購入するか迷う方は、いずれかの3社から選ぶのがいいでしょう。
韓国のSIMカードを日本で購入する
韓国用のSIMカードは日本でも簡単に買うことができます。店舗に行かなくてもamazonで購入可能です。いくつもある種類の中から、通信会社や必要な日数、データ容量などを考えて選びましょう。
韓国ではお店の予約などに韓国の電話番号が必要なため、データ通信のみタイプを選ぶか電話番号つきを選ぶかは重要。使い方に大きな違いがでてきます。
amazonで販売されているSIMカードの一例をご紹介しましょう。
データ通信のみタイプのSIMカードの例
- SK telecomの3日間(72時間)タイプで¥1,650〜(一例)
- 高速データ無制限
- データ通信のみタイプ(音声通話はLINE、Skypeなどのアプリで対応)
- 3 in 1サイズに対応
- 設定不要(SIMカードをスマホに挿せば通信開始)
- 不明点は韓国空港のSK telecomセンターで相談可能
- LINE公式アカウントで日本語のサポート
電話番号つきタイプのSIMカードの例
- KTの3日間 (着信電話番号つき)タイプで¥1,800〜(一例)
- 高速データ無制限
- 音声通話は着信のみ無制限無料
- 店の予約に便利な010電話番号への発信は無料
- 3 in 1サイズに対応
- 設定不要(SIMカードをスマホに挿せば通信開始)
- LINE公式アカウントで日本語のサポート
データ通信のみのタイプは最も安く、着信のみタイプや発信着信タイプになると順に料金は上がっていきます。
韓国のSIMカードを現地で購入する
韓国に到着してからプリペイドのSIMカードを購入する場合は、空港でも買うことができます。また到着時刻が早朝や深夜で空港のショップが閉まっていた場合は、一部のコンビニでも購入可能です。
ただし日本語に対応していない場合もあり設定に戸惑うかもしれないので、日本にいるうちに通販で日本語マニュアルつきのSIMカードを買っておく方が安心かもしれません。またそうすれば、渡航前に必要な人に電話番号を伝えやすくなるのでおすすめです。
韓国用SIMカードの設定方法
韓国用のSIMを購入したら、使えるように設定する必要があります。ここでは海外SIMの使い方の基本を解説しましょう。
元のSIMカードを取り出す
まずは専用の取り出しピンでスマホ側面の小さな穴を押してスロットを出します。日本の通信キャリアのSIMカードが入っているので、そっと取り出してください。日本のSIMカードは帰国後すぐに使うはず。旅行荷物の中で破損しないよう大切に保管してください。デュアルスロットの場合はSIMを取り出す必要はありません。
韓国のSIMカードを挿入する
日本のSIMカードを取り出した部分に韓国用のSIMカードを載せてスマホに戻します。カードの向きには注意。デュアルスロットの場合は2つ目のスロットに韓国用のSIMカードを挿入します。
韓国のSIMカードをセットアップする
SIMカードを挿入したらセットアップ(アクティベート)をします。PLUG TO GOでとくにセットアップが必要ないものなど、機種や通信会社によってやり方は異なるため、説明書に従って設定してください。
韓国用のSIMを購入する際に気をつけること
韓国用のSIMカードの購入には、いくつか気をつけるべきことがあります。続いては失敗しないためのポイントを解説します。
韓国ではお店でも電話番号が必要なことがある
前述したようにSIMカードのプランにはデータ通信のみ、着信専用の電話番号つき、発信と着信ができる電話番号つきという種類があります。音声通話はLINEやSkypeのアプリを使う、または旅行中に音声通話はしないという場合、データ通信のみのSIMカードを利用するのが一般的。
しかし韓国では、以下のような場合に電話番号が必要なことがあるため、注意が必要です。
- 飲食店の予約や出前、順番待ち
- 人気のショップの整理券
- 映画やコンサートチケットのオンライン予約
- レンタサイクル
こういった場合、韓国で発行された番号以外は登録できないため、お店の予約などを利用する機会がある人は電話番号つきのSIMカードがおすすめです。
eSIMと間違えないように注意
通販で購入するとき、SIMカードと検索してもeSIMがたくさん混ざって出てきます。対応機種ならとくに問題なく使用できますが、未対応のスマホの場合は購入しても使えません。間違えて購入しないよう注意してください。
ただしスマホがeSIM対応機種で、日本ではSIMカードを使っている場合、カードの抜き差しが必要なくオンラインで設定すれば使えるためeSIMの方が便利かもしれません。eSIMの利用を考えてみるのもおすすめですよ。
SIMカードの大きさに注意
SIMカードには3種類(標準SIM、MicroSIM、NanoSIM)の大きさがあります。一般的なのはNanoSIM。アダプターを使って全てのタイプに対応するSIMカードも増えています。まずは自分のスマホのSIMカードの大きさを確認してください。
SIMカードのサービスの違いに注意
音声通話の有無以外にも、サービスの違いには注意してください。使用可能日数やデータ容量のほか、データ上限が1日単位のものと総量のもの、データ上限を超えた場合に速度が落ちるものと一切使えなくなるものなど、いろいろな違いがあります。
データ無制限と書かれていても1日の使用量が多いとスピード制限がかかるタイプも。説明をよく読んで自分の使い方に合うものを選んでください。とくに使用期間が旅行日程より短かいタイプを買ってしまうと途中で使えなくなるので要注意です。逆に長すぎても割高になるので、日程と使用可能日数はしっかりチェックしてください。
サービススタートになるタイミングに注意
国内で購入した場合、まずはSIMカードがどの段階でサービススタートになるかを確認してください。設定不要タイプのSIMカードの場合、旅行前に挿入して電源を入れるとサービスと終了までのカウントダウンがスタートしてしまいます。設定不要タイプは韓国の空港についてから挿入するようにしてください。
韓国での電話番号やアカウントを必要な人に伝えておく
韓国用のSIMを利用すると日本の通信会社とはつながらず、日本の電話番号は一時的に使用できなくなります。電話番号つきのSIMカードなら韓国での電話番号が与えられるので、着信を受ける必要がある場合、その電話番号を伝えるようにしてください。
またデータ通信のみのプランの場合、音声通話はLINEやSkypeなどを使うことになるので、LINEやSkypeのアカウントを伝えておくのもおすすめです。
韓国でも快適にスマホを使おう!
この記事ではプリペイドのSIMカードを中心に、韓国でスマホの通信手段を確保する方法を解説しました。海外ローミングやSIMカード、eSIM、Wi-Fiルーターにはそれぞれに特徴があるので、メリットとデメリットをよく考えて選択することが大切。韓国のお店では韓国専用の電話番号が必要なこともあるので、お店をたくさん利用する人は電話番号つきのSIMカードかeSIMがおすすめです。上手に選んで、韓国でもスマホを快適に使ってくださいね!
cover photo by PIXTA