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【2024年最新】キルギス・ビシュケクの治安は?危険な場所や注意点を解説

中央アジアの美しい山々やコバルトブルーの神秘的な湖など、自然遺産や観光名所が多いキルギス。全体としては治安が良いキルギスですが、治安が悪いとされるエリアも。今回は。自然観光をするのにおすすめのキルギスの治安について、夜の様子や治安の悪い場所、女性が気をつけたいポイントなどについてご紹介します。 中央アジアのキルギスを旅行する時は参考にしてくださいね。

ライター
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中央アジアの美しい山々やコバルトブルーの神秘的な湖など、自然遺産や観光名所が多いキルギス。全体としては治安が良いキルギスですが、治安が悪いとされるエリアも。今回は。自然観光をするのにおすすめのキルギスの治安について、夜の様子や治安の悪い場所、女性が気をつけたいポイントなどについてご紹介します。

中央アジアのキルギスを旅行する時は参考にしてくださいね。

Contents

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キルギスの治安はいい?悪い?

photo by Unsplash

キルギスは全体として治安が良いですが、ウズベキスタンとタジキスタン国境沿いの地域、第二の都市オシュなどに旅行する際には要注意です。街の中心街から離れると街灯やお店がない通りも多いので、夜の時間帯には1人で行動しないようにしましょう。

外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとの危険度を4レベルに分けています。キルギス全土は2023年11月現在、以下のようになっています。

  • レベル1(十分注意):ビシュケクやその他の地域
  • レベル2(不要不急の渡航の中止):オシュ州及びジャララバード州(ウズベキスタンとの国境地帯を除く)、バトケン州の上記以外の地域
  • レベル3(渡航中止勧告):バトケン州内のタジキスタンとウズベキスタンの飛び地及び同州のタジキスタンとウズベキスタンとの国境地帯、オシュ州とジャララバード州のウズベキスタンとの国境地帯(オシュ市及びオシュ市からキジルキヤ、カダムジャイを経由してバトケン市まで続く国道13号線を除く)

首都ビシュケクやその他の地域の危険度は基本的にレベル1です。しかし、ウズベキスタンとタジキスタンとの国境地帯、オシュ州やジャララバード州といった地域に関しては、危険度2や3に指定されているので、渡航予定のある方は治安情報をこまめにチェックして、本当に旅行しても問題ないかどうか事前に確認しましょう。

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キルギスの夜の治安は?

photo by Unsplash

キルギスの夜に出歩くことは可能ですが、ビシュケクやオシュの中心街から離れると、街灯が少なく、営業しているお店もそこまで多くありません。もし夜中に出歩くなら、複数人で行動するようにしましょう。また、中心街で24時間営業の飲食店に夜の遅い時間までいると、窃盗や暴力事件等にあうリスクも高まるので注意が必要です。

キルギスで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

キルギスで治安が悪いとされる要注意エリア・スポットは、人ごみの多いスポットやウズベキスタン・タジキスタンの国境地帯などが該当します。

ここでは、要注意エリアやスポットの現状について見ていきましょう。

①バザール付近では観光客を狙ったスリやひったくりが多発!

photo by Unsplash 

キルギスにはバザール文化・蚤の市文化が根づいています。キルギスを観光するならバザールを訪れる機会も多いと思われますが、スリやひったくり被害にあう方も少なくありません。バザールでお土産を物色していたら財布を盗まれたり、人ごみの中で複数人の男がぶつかってきて貴重品を盗られたりといったケースが多数報告されています。

また、高価なスマホをもっているとスリの対象にされる可能性もあるでしょう。

②ウズベキスタン・タジキスタン国境での滞在は特に注意!

photo by Unsplash

ウズベキスタン・タジキスタン国境沿いのエリアは、国境問題で軍事衝突が頻発しています。該当エリアからウズベキスタンへの移動を考えている方は、直近の治安状況をチェックしつつ、安全性が確保されていることを事前に確認しましょう。

③第二の都市オシュではテロやデモなどに注意

photo by unspkash

キルギス第二の都市オシュは、ウズベキスタン人が多く暮らしている地域で、イスラム教の文化が色濃いエリアとなっています。オシュ州全体として危険度2以上に指定されており、暴動や犯罪件数も比較的多いです。テロや暴動が起きていないかチェックし、今後の治安状況はどのように変化するのかについて考えて旅行プランを決めましょう。

キルギスで観光客が被害にあいやすい犯罪は?

キルギスであいやすい犯罪は窃盗やタクシーのぼったくり、偽警官による恐喝、交通違反車による事故などが挙げられます。ここでは、それぞれの犯罪の特徴をご紹介します。

①スリ・ひったくり

photo by Unsplash 

キルギスでは、バザールやイベント会場など、人が多く集まる場所で数人のグループによるスリが横行しています。街中で不自然にぶつかられ、財布やスマホなどの貴重品をすられる可能性があるでしょう。

また、見知らぬ人につけられて人通りの少ない路地などでひったくりの被害にあうことも。もし何かを盗られそうになったら、無理に取り返そうとはしないようにしましょう。

犯人が逆上してしまい、大怪我を負ってしまうことも考えられます。

②タクシーのぼったくり

photo by Unsplash 

キルギスでの移動に便利なタクシーですが、野良タクシーをつかまえると、法外な運賃を請求されてトラブルにあう可能性もあります。とくに空港から市街へ向かう際は、運転手ときちんと交渉して、納得のいく金額でタクシーを利用するようにしましょう。

③偽警官による荷物チェック

photo by unsplash

キルギスでは、バスターミナルや鉄道ターミナル付近で偽警察官に荷物チェックを受け、現金やカードを抜き取られるといった被害も報告されています。

警察官に身分証明書の提示を求めたり、「日本国大使館に連絡する」と言ったりして、相手の出方をうかがってみるのがおすすめです。

④交通違反の車による交通事故

photo by unsplash ※画像はイメージです

キルギスでは、自動車の交通マナーが悪く、スピード違反や信号無視、無理な追い越しなどが頻発しています。交通事故にあわないように、まわりの様子には常に注意を払いましょう。また、キルギスでは道路が舗装されていない場所も多いので、よく地面を確認しないと、穴につまづいたり、落ちてしまったりすることもあります。

車両の挙動や歩いている道の状態を常にチェックしておきましょう。

キルギスで被害にあわないための防犯対策

キルギスで犯罪の被害にあわないためには、防犯対策が欠かせません。ここでは、犯罪にあうリスクをできるだけ低くする具体的な対策方法について確認しましょう。

①早朝・夜間は出歩かない

photo by Unsplash 

キルギスでは、夜間から早朝にかけての暗い時間に出歩かないようにしましょう。全体としての治安はそこまで悪くないとはいえ、暗い時間帯には人通りが一気にへり、軽犯罪にあうリスクが高まってしまうので、可能な限り明るい時間帯に行動するのがおすすめ。

暗い時間帯に行動するなら、複数人で行動すると安心です。

②繁華街では観光客と悟られないような格好をする

photo by Unsplash 

旅行中の服装が現地人と比べて華美だとスリやひったくりといった窃盗の標的にされてしまうリスクが高まります。浮きすぎる格好はしないように注意しましょう。また、過度に露出した服装だと、セクハラにあうリスクも高まるのでその点も留意が必要です。

③横断歩道をわたる際は周囲の車に気をつける

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キルギスの交通マナーはあまり良くないので、横断歩道を渡る際などにはとくに周囲の様子に注意して、交通事故にあわないように対策をしておきましょう。

④ラマダン期の人混みや豚肉を扱う飲食店には近寄らない

phpto by unspash

キルギスはイスラム教徒が多数派を占める国です。断食月ラマダーンなどの宗教行事が行われる期間は宗教的感情が高まる時期。禁忌とされる豚肉を提供する飲食店や人が多く集まるショッピングセンター、大広場などにはあまり近づかない方がいいでしょう。

在キルギス日本国大使館発行の「安全の手引き」も確認しよう

在キルギス日本国大使館では、毎年、「安全の手引き」を発行しており、ホームページから無料でダウンロードできます。キルギス在住者や短期旅行者を対象として、事件や事故に巻き込まれないために注意すべきことや、緊急時の対処法などが記載されていて、旅行者にも役立つ情報が多いので、渡航前に確認するようにしましょう。

もしキルギスで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先

キルギスで窃盗被害や傷害事件などにあってしまった場合に備えて、緊急連絡先を控えておくと緊急時に役立つでしょう。ここでは、緊急時の連絡先について確認します。

緊急通報先

photo by Unsplash 

キルギスでは、警察は「102」、消防は「101」、救急は「103」です。英語対応が怪しいので、緊急時に役立つ以下のようなロシア語フレーズを覚えておくと便利でしょう。

  • パマギーチェ・パジャールスタ(助けてください、お願いします!)
  • ヴォール(泥棒)
  • グラヴィーチェリ(強盗)
  • パジャールスタ・パザヴィーチェ・パリーッツィユ(警察を呼んでください!)
  • パザヴィーチェ・ブラチャー・パジャールスタ(医者を呼んでください!)


また盗難などに遭ったなど、緊急ではない被害の場合は、ツーリストポリスや最寄りの警察署に足を運ぶようにしましょう。

在キルギス日本国大使館

photo by Unsplash 

キルギスで、パスポートの盗難や思わぬ犯罪の被害に遭った時は、まずは最寄りの警察署でポリスレポートを作成してもらいましょう。手続きなどで困った時は、総領事館へ連絡することでサポートしてもらえることもあります。

現地警察への届け出に関する助言をしてもらえたり、パスポートの盗難に関しては「帰国のための渡航書」の発給手続きなどを行ってくれます(要手数料)。

総領事館の方へは直接足を運ぶか、電話にて連絡が可能です。詳しくは在キルギス日本国総領事館の公式サイトを参照してください。

在キルギス総領事館の連絡先

治安情報をチェックしてキルギス旅行を楽しもう!


キルギスは比較的治安のいい国ですが、スリやひったくり、ぼったくりなどの軽犯罪は日々発生しているので、細心の注意をはらって過ごすことが大切です。女性の場合は、夜のひとり歩き、過度な露出は避けると犯罪にあう危険性をへらせるでしょう。

カバンを前にかけておいたり、早朝や夜の時間帯には出歩かないようにしたりなど、自分自身で防犯対策を行うことがポイントです。

※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。

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