大阪城の見どころ徹底解説!天守閣の入場料や歴史、アクセス方法を紹介
日本を代表する観光スポット・大阪城。大阪城は、戦火を逃れた大手門、千貫櫓など13棟の重要文化財がある歴史深い場所です。この記事では、大阪城の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひ大阪城へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
日本を代表する観光スポット・大阪城。大阪城は、戦火を逃れた大手門、千貫櫓など13棟の重要文化財がある歴史深い場所です。壮大な天守閣からは、大阪市内を一望できるのも魅力。
この記事では、大阪城の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひ大阪城へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
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大阪城の基本情報
大阪の代表的な観光スポット・大阪城。まずは、大阪城の概要や歴史など、基本的な情報を解説します。
大阪城とは?
大阪城は、大阪市中央区に位置する日本を代表する歴史的な城です。大阪城には戦火を逃れた大手門や千貫櫓など13棟の重要文化財が現存しており、これらの建築物は当時の工法や技術を今に伝える貴重な遺産です。
大阪城のある大阪城公園は、春には桜の名所としても知られ、約300本の桜が咲き誇る様子は圧巻!秋には紅葉、冬には雪景色と、四季折々の美しい風景が楽しめるため、観光客や地元の人々にとって人気のスポットとなっています。
さらに、大阪城公園内では、コンサートやYATAIフェス!などのイベントや祭りが開催されることもあり、文化的な交流の場としても機能しています。
大阪城の歴史
大阪城は、1583年に豊臣秀吉が建設を開始し、1598年に完成した城です。江戸城、名古屋城と並び、日本三大名城と称されています。
豊臣秀吉が築いた大阪城は大阪冬の陣によりほとんど埋没しており、現在見られるのは、徳川秀忠が修築した遺構。実際には豊臣秀吉が建設を開始する前に、織田信長も築城を開始していたと言われています。
大阪城天守閣は豊臣時代、徳川時代に続く3代目のもので、1931年に市民の寄付金によって復興。現在は国の登録文化財にも指定されています。
織田信長の想いを引き継いで築城した豊臣秀吉、豊臣家を滅ぼし、天下普請のために大阪城を完成させた徳川秀忠。因縁のある3人が関わって完成した大阪城の歴史からは、彼らの時代の波乱に満ちた物語が伝わってくるようです。
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大阪城の見どころ・楽しみ方
大阪城は、歴史的価値が高い重要文化財が数多く残されている場所です。見どころを知っておくことで、より大阪城観光を楽しめることでしょう。
大阪城の歴史を学べる重要文化財を中心に、大阪城天守閣、西の丸庭園、桜門、千貫櫓(せんかんやぐら)、石垣などの見どころをまとめました。
大阪城天守閣
大阪城観光のハイライトと言えば、大阪城天守閣。天守閣は入館券を購入すれば内部の見学が可能です。
1階にはシアタールームやミュージアムショップがあり、2階〜7階には豊臣秀吉が生きた時代の歴史や生涯に触れられるさまざまな展示品が飾られています。大阪城の基礎知識が記されたパネル展示や、天守閣に使われている原寸大のしゃちほこのレプリカなど、見どころたっぷり。3階と4階では貴重な資料展示が行われています。
8階に上ると、大阪城と大阪の街を見下ろせる展望台に到着。地上50メートルからの眺めは圧巻です。また、8階にもミュージアムショップが併設されています。思い出に大阪城の記念品を購入することもお忘れなく!
シアタールームでは豊臣秀吉と大阪城に関する番組が上映されており、大阪城の歴史を知ることができますよ。また、大阪城では毎日(※年1回の点検日は消灯)、日没から24時30分までライトアップが行われています。天守閣内に入ることはできませんが、日中とは違った趣が感じられるため、夜の散策にもおすすめですよ。
西の丸庭園
西の丸庭園は、豊臣秀吉の正室・北政所の屋敷があったと言われる歴史情緒あふれる公園。東京ドーム1.5個分ほど、約6.5ヘクタールの広大な敷地に青々と美しい芝生が広がり、ピクニックスポットとしても人気です。
西の丸庭園では、1995年APEC大阪開催のために建築された大阪迎賓館や、1969年に松下幸之助氏から大阪市に寄贈された西日本最大級の茶室・豊松庵などを見学できます。
西の丸公園の樹木越しに見える大阪城天守閣と石垣は、絶好の写真スポット。特に春には約300本のソメイヨシノが咲き誇り、多くの観光客で賑わいます。春に訪れて、持参したお弁当でお花見を楽しめば、思い出に残る大阪城観光になることでしょう。
大手門
大阪城の玄関口である大手門は、1628年に徳川幕府によって建てられました。南西側に位置し、約80メートルの大手土橋を渡って二の丸へと入る最初の城門です。この門は高麗門形式で、両側にある土塀とともに重要文化財に指定されています。
大手門の特徴は、一間一戸の潜戸付きの高麗門であり、内部には石畳が敷かれ、武者隠の石垣が設置されていること。魔除け瓦と言われる桃瓦や、大手門の控柱など、当時の建築技術や装飾が垣間見える要素も多く残されています。大手門を訪れる際には、ぜひ建築技術を確認してみてください。
桜門
桜門は、大阪城の本丸への正門であり、歴史的な価値が高い場所です。その創建は寛永元年頃とされていますが、確証はないのだとか。明治元年(1868年)の戊辰の役の火災で半壊したと考えられていますが、幕末から明治期にかけての修理に関する資料は残されていません。
その後、発掘調査により控柱や鏡柱の位置や寸法が判明し、1969年に明治20年(1887年)の姿に修復整備されたのが現在の桜門です。
桜門の左右には、竜石と虎石と呼ばれる巨石があり、それぞれ城内第10位、第11位の大きさを誇ります。土橋から桜門を望むと、巨石が左右対称に配置され桜門が額縁のようになり、大阪城天守閣を引き立てる絶景に!写真撮影にもおすすめのスポットなので、ぜひ記念撮影をお忘れなく。
千貫櫓(せんがんやぐら)
千貫櫓は、大手門の北側を守る重要な砦で、現存する建造物の中でも最も古いものの一つです。その名は、織田信長が「あの櫓を落とした者には千貫文の銭を与える」と語ったことに由来します。千貫文は現在でいうところの1億2,000万円ほどの価値なんだとか。
千貫櫓は国の重要文化財に指定されており、通常は外からの見学のみですが、期間限定で内部公開が行われることも。
内部公開日には、普段は見られない櫓の内部構造や、歴史的な建築技術、火縄銃のレプリカなどを間近に見学できます。櫓の内部では、当時の防衛戦略や戦国時代の雰囲気が感じられるでしょう。
石垣
大阪城の石垣は、17世紀初頭の日本の土木技術を集めた重要な遺構です。総延長約12キロメートルに及ぶ壮大な石垣は、隙間なく接合された石の精緻な技術が見どころ。石垣の工事は西日本各地の64の大名が分担し、その証として各大名の紋章を彫り込んだ刻印石も見られます。刻印石を探しながら歩くのも楽しいかもしれませんね。
大手門をくぐると目を惹くのが、高さ5メートル、幅8メートルから11メートルに及ぶ3つの巨石。これらは一つの巨岩を3枚にスライスして作られたもので、その技術の高さに驚かされます。また、本丸の正門から正面に見える城の石として日本一の大きさを誇る蛸石も見どころです。
大阪城を訪れる際には、石垣に刻まれた大名の紋章を探したり、3つの巨石を見たりと、歴史を感じながら散策するのがおすすめです。
大阪城観光に最適なシーズンは?
大阪城は、観光に最適なシーズンや、混雑が避けられるシーズンがあります。おすすめの服装や持ち物なども紹介しているので、旅行の時期に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね!
大阪城観光のベストシーズンは快適に過ごせる春と秋
大阪城観光のベストシーズンは、快適に過ごせる春と秋です。気温的にも観光しやすい時期ですが、景観が素晴らしいことも理由の一つ。春は桜が咲き誇り、秋は紅葉のコントラストが境内を彩ります。
春や秋の大阪城観光は、ブラウスや薄手のニットなどの服装がおすすめ。肌寒い日もあるので、ジャケットやファーベストなど羽織れるアウターも持参すると安心ですよ。
大阪城がある大阪城公園にはピクニックができる広場もあるため、レジャーシートやお弁当を持参するのもおすすめです。春や秋はピクニックするのにも気持ちのいい気候なので、ぜひゆっくり時間を過ごしてみてくださいね。
混雑を避けるなら大型連休を外した平日が狙い目
大阪城は年間を通して観光客が多く、特に春の桜の季節、ゴールデンウィーク、夏休み、紅葉の時期、冬休みシーズンなどは混み合います。
ゆっくりと散策したいなら、それらの大型連休を外した平日が狙い目です。特に午前中や夕方以降は比較的落ち着いており、のんびりとした大阪城散策が楽しめますよ。
大阪城の料金や見学方法は?
大阪城を快適に観光する際には、いくつかのポイントを押さえておくと安心です。大阪城天守閣のチケット購入方法や、観光にかかる所要時間など、詳細な情報をご紹介します。
大阪城天守閣入場にはチケットの購入が必要!
大阪城天守閣に入場するには、入館券が必要になります。料金は大人600円で、中学生以下は無料です。中学生は証明が必要なので、生徒手帳や健康保険証など、年齢が確認できるものを持参してくださいね。
チケットはオンラインで事前購入もできる
大阪城天守閣の入館券は、オンラインで事前購入が可能です。大阪城天守閣への入場は混み合うことが多く、待ち時間がかかることが日常化しています。
入館までの待ち時間をなくしたいなら、事前にオンラインで入館券を購入しておきましょう。そうすれば、待ち時間なく入館口へ直接進むことができますよ。
万が一行けなくなってしまった場合も、3か月間有効なチケットなので安心です。入館券は公式サイトから購入ができるため、チェックしてみてください。
大阪城観光に要する時間
大阪城天守閣にかかる所要時間は、平均1時間ほどです。サクッと回るなら30分、ゆっくり見るなら1時間半程度。展示を見たり、展望台からの景色を楽しんだり、ミュージアムショップでの買い物を楽しんだりして過ごしましょう。
1階のシアタールームで豊臣秀吉と大阪城に関する番組をじっくり見たいという方は、1時間半〜2時間程度みておくといいかもしれません。
天守閣以外の大阪城の見どころを楽しむための所要時間は、桜門や石垣、西の丸庭園などを散策して、平均1時間半ほど。大阪城公園は広いため、天守閣と合わせて、2時間半~半日ほどかかると考えておきましょう。
大阪城へのアクセス・行き方
大阪城に行くには電車を使ったアクセスが一般的ですが、車・レンタカーでのアクセスもおすすめです。ここでは、電車、車・レンタカーによる大阪城へのそれぞれの行き方を解説します。
最もおすすめなアクセス方法は電車
大阪城へのアクセスに最もおすすめなのは電車です。大阪駅からは、JR大阪環状線(外回り)に乗車し、乗車時間12分で最寄りの大阪城公園駅や森ノ宮駅にアクセスできます。大人170円と価格も良心的。
心斎橋駅からは大阪メトロ長堀鶴見緑地線に乗車し、乗車時間8分、大人料金240円で森ノ宮駅まで行くことができます。
また、なんば駅からは大阪メトロ御堂筋線で心斎橋駅まで行き、大阪メトロ長堀鶴見緑地線に乗り換えて森ノ宮駅まで行くルートが大人240円と最安です。乗換を含んでも所要時間は約13分とアクセスは良好です。
なお、大手門や千貫櫓、西の丸庭園などの見どころを見学しながら大阪城天守閣に向かいたい場合は、大阪メトロ谷町線・中央線の谷町四丁目駅が最寄り駅になります。大阪城のエリアは広いので、事前に観光したいスポットをチェックしてアクセス方法を決めるといいでしょう。
このように、大阪の各主要駅から大阪城までは電車を使ったアクセスが便利ですよ。
自由度を高くするなら車・レンタカー
大阪城のほかにも大阪の観光地を自由にめぐりたい場合は、車・レンタカーで大阪城を訪れるのがおすすめです。周辺を自由に探索しながら、大阪城の魅力も存分に満喫できます。
神戸方面からは阪神高速道路から13号東大阪線を進み、法円坂出口を出ます。東大阪方面からは、阪神高速道路から13号東大阪線を進み、森之宮出口を出てください。
大阪城には駐車場も完備されているので、必要に応じて利用しましょう。駐車場情報は、以下のとおりです。
駐車場情報
営業時間 | 料金 | 駐車可能台数 | |
---|---|---|---|
大阪城公園駅前駐車場 | 終日 | 【平日】8:00~22:00 1時間400円、22:00~8:00 1時間200円 【土日祝】8:00~22:00 1時間500円、22:00~8:00 1時間200円 | 171台(身障者用4台) |
森ノ宮駐車場 | 終日 | 同上 | 143台(身障者用3台) |
そのほかにも大阪城周辺には駐車場が多くあります。詳しくは、公式サイト交通アクセスページ最下部の「大阪城公園周辺駐車場(PDF)」から確認できるため、チェックしてみてくださいね。
\大阪城への詳しいアクセス方法をチェック/
大阪城観光における注意点
大阪城天守閣の3、4階には重要文化財が展示されているため、撮影が禁止されています。そのほかの階では撮影が可能なので、写真撮影をする際には撮影禁止の場所に気をつけましょう。
また、大阪城天守閣内にベビーカーを持ち込むことは可能ですが、万が一混雑する場合には持ち込めないこともあります。念のため、抱っこひも等を持参しておくと安心ですよ。
さらに、2024年6月8日〜2024年12月14日まで大阪城天守閣内ではエレベーターの工事が行われています。その期間はベビーカーや車いすでの移動が難しいことも考慮しておいてください。
また、年末年始に大阪旅行を計画する方も多いと思いますが、年末年始の12月28日〜1月1日は大阪城天守閣は休館日です。大阪城観光は外せない!という方は、時期を少しずらして旅行の計画を立てるのがおすすめですよ。
人気観光地・大阪城を満喫しよう
この記事では、大阪城の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。大阪城には、天守閣や桜門、千貫櫓など、歴史のロマンを感じられるスポットが満載です。
千貫櫓の内部公開や、大阪観光ボランティアガイド協会が行っているガイドツアーなども利用して、普段見られない場所や詳しいエピソードを学ぶこともおすすめですよ。ぜひ紹介した情報を参考に、大阪城の観光を満喫してみてくださいね!
大阪城天守閣の基本情報 | |
---|---|
住所 | 大阪府大阪市中央区大阪城1-1 |
電話番号 | 06-6941-3044 |
営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) ※桜のシーズン、GW期間:9:00~18:00(入館は17:30まで) ※夏の開館延長:9:00~19:00(入館は18:30まで) |
休園日 | 12月28日~1月1日 |
アクセス |
|
料金 | 大人 600円、中学生以下無料 ※中学生は要証明 |
公式サイト |
cover photo by PIXTA