小樽ステンドグラス美術館の見どころや料金を紹介!制作体験スポットも
小樽市内にはステンドグラスの美術館やショップがあり、お土産としても人気を集めています。この記事では、小樽ステンドグラス美術館の魅力や料金、アクセス方法を解説!小樽へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
人気観光地として知られる北海道・小樽(おたる)。観光客のお目当てはなんといってもガラス細工。ステンドグラスは市内に美術館やショップがあり、お土産としても人気を集めています。
この記事では、小樽ステンドグラス美術館の魅力や料金、アクセス方法を解説!合わせてステンドグラスの手作り体験などができるスポットも紹介しているので、小樽へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
小樽ステンドグラス美術館の基本情報
ガラス細工の街として知られる小樽。なかでもヨーロッパから歴史的にも貴重なステンドグラスが集められた小樽ステンドグラス美術館は、ぜひ足を運びたい観光スポットです。
まずは、小樽ステンドグラス美術館の特徴やステンドグラスの歴史などの基本情報を解説します。
小樽ステンドグラス美術館とは?
かつて港町として栄えた歴史を持つ小樽には、現在も明治時代から昭和初期にかけて建てられた数多くの歴史的建造物が残り、レトロ感漂う独特の街並みを形成しています。小樽ステンドグラス美術館も、そうした歴史的建造物の魅力を活かして作られた施設です。
美術館内には19世紀後半から20世紀初頭にイギリスで制作され、実際に教会に飾られていたステンドグラスが展示されています。イギリスの歴史が刻まれた美しく荘厳なステンドグラスの世界を堪能できるスポットです。
ステンドグラスの歴史
ステンドグラスは、デザインに合わせて色ガラスの断片を鉛でつなぎ合わせたものです。ステンドグラスの起源は諸説ありますが、少なくとも1,500年以上の歴史があるガラス芸術だといわれています。
ステンドグラスがよくみられる代表的な場所に教会があります。文字が読めない人でも、ステンドグラスのデザインを見ることで聖書の教えが理解できるように、教会の窓などに聖書の中身をモチーフにしたステンドグラスが用いられたためです。
小樽ステンドグラス美術館に所蔵されている作品の数々も、19世紀から20世紀初頭にかけてイギリスで制作され、実際に教会の窓を飾っていたステンドグラスたちです。
小樽ステンドグラス美術館は小樽芸術村の一画にある
小樽ステンドグラス美術館は、小樽芸術村の一画にあります。小樽芸術村はインテリアショップとして全国的にも有名なニトリグループが手掛けた文化施設で、2016年に開設されました。
歴史的建造物を活用しているのが特徴で、小樽ステンドグラス美術館は1923年に建設された高橋倉庫と、1935年に完成した荒田商会の本店事務所を併せた建物を活用しています。
小樽芸術村には、小樽ステンドグラス美術館のほかに重要文化財である建物をそのままを公開している旧三井銀行小樽支店、旧北海道拓殖(たくしょく)銀行小樽支店の建物を活用した似鳥美術館、旧浪華(なにわ)倉庫を活用した西洋美術館があります。4館を回れる共通入場チケットもあるので、一緒に観光を楽しめますよ。
小樽ステンドグラス美術館のある小樽ってどんな街?
小樽という知名は、アイヌ語でオタ・オル・ナイ(砂浜の中の川の意)と呼ばれていたことに由来します。江戸時代頃から漁業を営む人々により集落が形成され、明治になり北海道の開拓が始まると、小樽は札幌に近いという地の利を活かし、重要な港湾として位置づけられていきます。
1923年に小樽運河が完成し、運河沿いには石造りの倉庫が建ち並び始めます。さらに市街地では当時、北のウォール街と呼ばれた銀行街が出現、明治から大正にかけて今に残る近代の名建築が数多く建てられました。
明治、大正、昭和初期に建設された建造物が現在も数多く残されており、カフェやショップなどにリノベーション。夕暮れ時に小樽運河沿いのガス灯に灯がともると、港町ならではのロマンティックな景色が浮かび上がり幻想的な雰囲気に。多くの観光客を魅了しています。
どうして小樽でガラス工芸が発展したの?
小樽ステンドグラス美術館の登場以前から、小樽はガラス工芸の街として広く知られています。
小樽でガラス工芸が発展した理由として挙げられるのが、小樽の漁港としての歴史です。漁網には浮きとして使われる浮き玉が必要です。小樽でニシン漁が盛んだった頃、浮き玉はガラスで作られていたことが、小樽のガラス工芸発展の起点となりました。
さらに北海道の冬を支える灯油ランプなど、ガラス製品の製造が日常生活の道具にまで発展、1901年に灯油ランプのガラス製造会社として起業された北一硝子が、その技術力を活かしてガラス工芸品の製造に乗り出します。
手作りの温かみがあるガラス工芸品は観光客の人気を集め、北一硝子は小樽を代表するブランドに成長、やがて小樽全体がガラス工芸品の街として発展していきました。
\小樽の人気ホテルをチェック/
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
小樽ステンドグラス美術館の見どころ
開館からまだ歴史が浅いながら、小樽に行ったらぜひ立ち寄りたい観光スポットとして必ずその名が上がる小樽ステンドグラス美術館。
ここでは収蔵品の紹介を中心に、小樽ステンドグラス美術館の見どころをたっぷりご紹介します。
現代では珍しい連作ステンドグラス!
小樽ステンドグラス美術館の最大の見どころは、連作ステンドグラスが見られる点です。連作ステンドグラスとは、何枚かのステンドグラスで1つの作品を形作っているものをいいます。
教会芸術として発展した歴史があるステンドグラスですが、16世紀の宗教革命、17世紀のピューリタン革命、そして現代社会における教会離れなどにより、ヨーロッパでも多くの教会が取り壊されています。
その時に教会の内部に飾られていたステンドグラスも、多くが廃材として処分されてしまいました。運よく処分を免れた作品も、連作の1部だけが残っているものが多く、連作のすべてがそろった状態で見られる作品はとても貴重。
その貴重な連作ステンドグラスを鑑賞できる小樽ステンドグラス美術館は、世界的にみても希少価値が高い美術館です。
小樽ステンドグラス美術館では作品の見せ方にも注目!
実際にヨーロッパの教会に飾られているステンドグラスは、多くは窓として設置されているため、天井が高い大きな教会では、身近で鑑賞することはできません。しかし小樽ステンドグラス美術館では、より近くで鑑賞できるので、作品の中にどんな登場人物がいるのかなど、細かいステンドグラスに描かれた物語を鑑賞できます。
さらに元倉庫という建物の特性上建物内部は薄暗いため、光に照らされたステンドグラスの美しさがより際立つように展示されているので、ステンドグラスの本当の魅力に触れることができますよ!
小樽ステンドグラス美術館の収蔵品の見どころ
小樽ステンドグラス美術館には、歴史的価値も高いステンドグラスがおよそ140点収蔵されています。ここでは美術館に足を運んだら見逃せない、代表的な3つのステンドグラス作品について解説します。
最後の晩餐
最後の晩餐とは新約聖書の4つの福音書に記されたエピソードで、イエス・キリストが十字架にかけられる前夜の過越(すぎこし)祭の日に、弟子たちとともに最後の食事をとる場面を描いたものです。
5連作のステンドグラスに仕上げられたこの作品は、1901年頃に、スコットランドの首都・エジンバラのアラン・バランタイン&ガーディナー工房で制作されたもの。
左から3番目にイエス・キリストが描かれているほか、右端にキリストを裏切ったユダが、左から2番目には「この中に裏切り者がいる」と伝えたキリストに「それは誰なのか?」と問いかけるペテロとヨハネの姿などが描かれています。
神とイギリスの栄光
最後の晩餐と同じく5連作で構成された「神とイギリスの栄光」は、小樽ステンドグラス美術館の収蔵品の中でも高さが最大のもので、美術館の象徴的作品です。
この作品は1919年頃のイギリスで、第1次世界大戦の戦勝記念と、戦争犠牲者の追悼のために制作されたステンドグラスです。そのため作品の中央の最も高いパネルには、イングランドの守護聖人・聖ゲオルギウスが龍(敵国)を退治する様子と、敵を倒した英雄にイエス・キリストが冠を授ける様子が描かれています。
中央のパネルを囲む左右のパネルには、スコットランド、アイルランド、ウェールズの各守護聖人、そしてフランスの聖女ジャンヌ・ダルクらが描かれています。
磔刑図(たっけいず)
19世紀末のイギリスで制作された作品で、こちらも5連作です。磔刑図とは、イエス・キリストが十字架にかけられる場面を描いたもので、このステンドグラスでも中央のもっとも大きなパネルに十字架にかけられたイエス・キリストの姿があり、その上に十字架を掲げた神の姿が描かれています。
左右のパネルには、キリストの母である聖母マリアやキリストの弟子ヨハネ、さらにはこのステンドグラスが作られたイギリスにゆかりが深い聖人たちが描かれています。
小樽ステンドグラス美術館の建物にも注目!
現在小樽ステンドグラス美術館として使われている旧高橋倉庫は、小豆を収める倉庫として建設されたものです。建設当時小樽は火事が多かったため、内部の骨組みは木、外壁は石を積み上げて作る、防火性が高いことで知られる木骨(もっこつ)石造と呼ばれる建築構造が用いられているのが特徴的。
旧高橋倉庫の外壁には、小樽軟石と呼ばれる、火山の噴火や火砕流が冷え固まってできた石が使われています。美術館に入ると骨組みの様子を見られるので、ステンドグラスと合わせて歴史的価値がある建物もしっかり観察してみてくださいね!
一方、旧荒田商会は木造モルタル2階建ての作りで、正面から見た時に左右対称となっているのが特徴。改修が加えられていますが、内壁の漆喰、照明器具、窓枠などは創建当時の様子を伝えています。
小樽で立ち寄りたいステンドグラスが楽しめるスポット
ガラス工芸の街として知られる小樽では、小樽ステンドグラス美術館だけではなく、ガラス工芸の鑑賞スポットやお土産が購入できるショップ、そして制作体験ができる施設などがあります。
ここでは、小樽ステンドグラス美術館と一緒に巡りたいおすすめのステンドグラスやガラス工芸にまつわるスポットを紹介します。
小樽大正硝子館(大正硝子 Mahalo)
小樽大正硝子館は小樽ステンドグラス美術館同様、1906年に建てられた歴史的建造物・旧名取高三郎商店(小樽市指定歴史的建造物)を改装し店舗にしています。
和風のガラス器を中心に、小樽市内で作られた手作りガラスの展示と販売をしている本店、吹きガラスの制作体験ができる創作硝子工房など、小樽市内にいくつかの系列店舗があります。
小樽ステンドグラス美術館に行ったらぜひ立ち寄りたいのが「大正硝子 Mahalo」です。1907年に建てられ、小樽市指定歴史的建造物に指定されている旧久保商店を改装し店舗にしています。
硝子工芸家・亀井翡水( ひで)氏監修によるステンドグラス工房で、店内で販売されているステンドグラスの作品は、すべて作家の手による一点ものばかり。素敵なステンドグラスのお土産を見つけることができますよ!
大正硝子 Mahaloの基本情報 | |
---|---|
住所 | 北海道小樽市小樽市堺町4-5 |
電話 | 0134-31-1133 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
休業日 | なし |
アクセス | JR小樽駅から徒歩約10分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
北一硝子(三号館・洋のフロア~北一プラザ)
小樽のガラス工芸と聞いて多くの人がその店名を思い浮かべる、小樽を代表するガラス工芸店、それが北一硝子です。
レストランやカフェなども含め、小樽市内に17店舗を展開しています。ステンドグラスとの出会いがあるのは、北一硝子三号館内にある「洋のフロア~北一プラザ」。1891年に漁業用倉庫として建てられた重厚な石造りの建物を使用しており、店内はフロアごとに和、洋、カントリーとテーマが決まっています。
職人手作りの一点物のステンドグラスランプや普段使いができるガラスのカップ、アクセサリーなどが展示、販売されており、お土産はもちろん見ているだけでもその美しさに心が癒やされますよ!
北一硝子(三号館洋のフロア~北一プラザ)の基本情報 | |
---|---|
住所 | 北海道小樽市小樽市堺町7-26 |
電話 | 0134-33-1993 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
休業日 | なし |
アクセス | JR函館本線南小樽駅から徒歩約 10分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
オルゴール堂 手作り体験 遊工房
小樽ステンドグラス美術館で魅力的なステンドグラスの世界に触れたら、自分でも作ってみたくなりますよね!小樽市内には、ステンドグラスの制作体験ができるショップがいくつかあります。その代表が「オルゴール堂 手作り体験 遊工房」です。
制作体験コースには、制作キットを使用してデザイン見本に合わせて作るコースと、自由に色ガラスを組み合わせて好きなデザインに仕上げるコースがあります。仕上がった作品はライトと合わせ、後日送ってもらえます。
所要時間は3時間ほどかかり、対象年齢は中学生以上。1名から参加でき、空きがあれば当日参加も可能です。自分だけのステンドグラス作りを体験すれば、小樽旅行の素敵な思い出作りになるはずです。
オルゴール堂 手作り体験 遊工房・ステンドグラス制作体験の基本情報 | |
---|---|
住所 | 北海道小樽市小樽市入船1-1-5 |
電話 | 0134-21-3101 |
営業時間 | 9:00~18:00 ※最終予約受付時間 16:30 |
休業日 | なし |
アクセス | JR函館本線南小樽駅から徒歩約5分 |
料金 | 4,500円 |
公式サイト |
小樽観光に最適なシーズンは?
小樽運河沿いにレトロ感漂う建物が並び、ロマンあふれる街並みが魅力の小樽。観光のベストシーズンはいつなのでしょうか?ここでは観光のベストシーズンと合わせて、服装などの注意点を解説します。
ベストシーズンは快適に過ごせる6〜8月
小樽の夏は比較的涼しく、さらに北海道には本格的な梅雨がないので、さわやかな気候が楽しめる小樽観光のベストシーズンです。夏祭りや花火大会もこの時期に開催されるので、多様な楽しみ方で観光客を迎えてくれます。
夏場の小樽での服装は、半袖のシャツやブラウス、薄手のTシャツなどが適しています。ただ朝晩などは涼しく感じる場合もあるので、薄手の長袖を1枚持っていると便利です。薄手のカーディガンやパーカーを準備しておくと、室内で冷房が寒く感じるときにも便利です。
また、小樽の観光地は徒歩で巡ることが多いため、足元はスニーカーなど、歩きやすい靴を選びましょう。さらに真夏には、帽子やサングラスを用意しておくと安心です。
美しい雪景色を楽しみたいなら12~2月
北海道の冬は寒く、観光には不向きにも思えます。しかし雪景色の中にライトアップされて浮かび上がる小樽の冬の風景はロマンチックで、寒さに耐えてまで行く価値があります!
ただ寒さは相当厳しく積雪も多いため、厳重な防寒対策が必要です。アウターはダウンジャケットや厚手のコート、インナーにはヒートテックやフリースなどが最適。さらに帽子、手袋、マフラーといった防寒小物も、ぜひ持参してください。足元は防寒と共に道路の凍結に備えて、靴底に滑り止めがついている防寒ブーツや防水性のある靴がおすすめです。
しかし、北海道は室内がとても暖かいので、アウターの下のセーターの上にフリースを着て、室内に入ったらフリースを脱ぐなど、温度調節ができる服装の組み合わせを心がけましょう。
小樽ステンドグラス美術館の見学方法・料金は?
小樽ステンドグラス美術館は、小樽芸術村の一画にあります。そのため入場券には美術館のみと、他の施設との共通チケットがあります。ここでは小樽ステンドグラス美術館の入場料や鑑賞のための所要時間などを紹介します。
入場にはチケットが必要!
小樽芸術村の4館(西洋美術館、似鳥美術館、小樽ステンドグラス美術館、旧三井銀行小樽支店)は、それぞれ徒歩で移動できる範囲に位置しています。4館すべて回っても所要時間はおよそ2~3時間程度なので、時間に余裕があれば、4館共通券の利用がおトクです。
一般 | 大学生 | 高校生 | 中学生 | 小学生 | |
---|---|---|---|---|---|
4館共通券 | 2,900円 | 2,000円 | 1,500円 | 1,000円 | 500円 |
ステンドグラス美術館 | 1,200円 | 1,000円 | 700円 | 500円 | 300円 |
大学生、高校生、中学生料金を利用の場合は、受付時に学生証の提示が必要です。
チケットは事前にオンラインでも購入可能です。オンラインの場合、申込完了画面または予約確認メールのリンクから飛んで1人につき1つ表示されるQRコードを保存しそれを表示して入場するか、申込完了画面または予約確認メールのリンクからチケット画面に飛び、それを印刷したものを持参します。
写真撮影は可能!動画撮影はNG!
小樽ステンドグラス美術館内は、撮影可能です。ただしフラッシュをたくことと撮影音を出すこと、三脚や自撮り棒の使用は禁止されています。これは小樽芸術村の他の3館も共通です。
動画撮影は小樽ステンドグラス美術館内を含め、他の施設でも禁止されていますが、似鳥美術館では一部撮影可能です。
各館共に、作品を湿気から守るために傘の持ち込みが禁止されています。雨の日に訪問した際には傘立てを利用するか、受付に預けてください。そのほかは作品に触れない、展示室内での飲食禁止といった禁止事項のほか、館内でメモをとる際に使用できるのはえんぴつのみという規定があります。
小樽ステンドグラス美術館へのアクセス・行き方
小樽観光の拠点となるのは、札幌駅と新千歳空港です。ここでは札幌駅、新千歳空港から小樽までのバス、電車、レンタカーでのそれぞれの行き方を解説します。
最も一般的な移動は鉄道
札幌から小樽まではおよそ40キロメートルあり、首都圏ならおよそ東京から厚木までの距離、関西圏なら大阪から神戸あたりまでの距離に該当します。
最も早く快適でおすすめなのは、鉄道での移動です。所要時間と料金は下記の表のとおりです。快速エアポートを利用した場合乗り換え不要で、運行間隔は日中であればおよそ30分間隔で運行されています。
出発駅 | 所要時間 | 料金(大人) |
---|---|---|
札幌 | 約32分 | 750円 |
新千歳空港 | 約73分 | 1,910円 |
快速エアポートには、指定席もあります。指定席を利用する場合は、指定席料として840円が必要です。
札幌から移動する場合には、函館本線を利用する方法もあります。この場合所要時間は約46分ほどかかり、料金は同じく750円(大人)です。
費用を節約するならバス
価格の安さを優先するなら、高速バス「高速おたる号」の利用がおすすめです。所要時間は約55分、料金は730円(大人)です。乗車には、交通系IC カードの利用も可能です。
運行本数は比較的多く、札幌駅前のバスターミナルから小樽駅前までは複数のバス会社が乗り入れています。およそ15分〜30分に1本の間隔で運行しており、始発は6時台、終バスは22時台まで運行しています。
残念ながら新千歳空港から小樽までは、直通の高速バスは運行していません。
小樽駅から小樽ステンドグラス美術館までは、徒歩約10分、タクシーを利用すれば約3分の距離です。
北海道はレンタカーでの移動も便利
北海道はとにかく広いので、レンタカーを活用すると効率的に観光することができます。札幌中心部から小樽までは高速道路の利用が可能で、札幌から小樽駅や小樽運河などがある中心地までの所要時間は最速で約42分、高速道路料金は1,240円前後です。
高速料金を節約したい場合には、国道5号線を利用します。その場合の所要時間は約1時間10分です。
新千歳空港からレンタカーでアクセスする場合には、高速を降りて市内まで一般道を使う時間を考慮すると所要時間は約65〜75分、高速道路料金は2,250円前後です。
小樽を観光するツアーも活用しよう
札幌から小樽までは、バスツアーが多数組まれているので、ツアーも利用するのも便利な方法です。ツアーの場合、小樽だけではなく、積丹半島や洞爺湖なども含めて日帰りできるツアーもあります。
しかし、さまざまなスポットを観光できるという点ではおトクで便利ですが、その分小樽での滞在時間が限定されてしまいます。小樽ステンドグラス美術館をじっくり鑑賞したり、ステンドグラスの制作体験をしたりする場合には、小樽に絞って、自由度の高いツアーの利用が便利です。
小樽観光における注意点
小樽は、北海道の中では比較的温暖な地域とされていますが、季節的には東京や大阪と比較すると季節がおよそ1カ月ずれていると考えるといいでしょう。
冬の到来も、日中暑くても朝晩の涼しさが増してくる時期も、東京の気温や季節感から1カ月前倒しで考えてみると、服装計画などが立てやすいはずです。
ここからは、小樽観光をするうえでの注意点を解説します。
小樽市内の観光の足を確保しよう
小樽は主要な観光スポットが市内の中心部に比較的集中しているので、徒歩やレンタサイクルなどでも十分回ることができます。小樽駅周辺にはレンタサイクルスポットがあり、荷物の預かりなどを有料で行っている施設もあります。ただ小樽は比較的坂道が多いので、できれば電動アシスト自転車の利用が便利です。
さらに、小樽市内の観光地を巡るにはバスの利用が便利です。小樽芸術村に行く場合には、小樽駅前から天狗山ロープウェイ線行きに乗車し、小樽芸術村で下車します。その他小樽ステンドグラス美術館と合わせて北一硝子なども訪問したい場合には、主要観光スポットを巡るおたる散策バスの利用も便利です。
このように季節や天候に合わせて、事前にいくつかの移動方法を確認しておきましょう。
小樽は店の閉店時間が早いので注意が必要!
小樽の主要観光スポットの閉館時間は比較的早く、小樽ステンドグラス美術館は夏場でも17時で閉館します。観光地の営業時間の確認はもちろん、食事や電車の時間を考慮して余裕のあるスケジュールを立てておくといいでしょう。
また主要観光スポットなどでボランティアを装って観光客に話しかけ、「地元民だから知っているけれど、この店はおすすめ!」などと称して特定の店に誘導するタイプの客引きが散見されるので、注意してください。
小樽ステンドグラス美術館観光を満喫しよう
この記事では、小樽のガラス工芸やステンドグラスに関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。
小樽は、一度は行ってみたい人気の観光スポットです。ぜひ紹介した情報を参考に、小樽ならではのガラスやステンドクラスの鑑賞スポットの観光を満喫してみてくださいね!
小樽芸術村・ステンドグラス美術館の基本情報 | |
---|---|
住所 | 北海道小樽市色内1-2-17 |
電話 | 0134-31-1033 |
開館時間 | 9:30~17:00(5〜10月)、10:00~16:00(11~4月)※入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 毎月第4水曜日(5〜10月)、毎週水曜日(祝日の場合はその翌日・11~4月)、年末年始 |
アクセス | JR小樽駅から徒歩約10分 |
料金 | 1,200円(一般)1,000円(大学生)700円(高校生)500円(中学生)300円(小学生) |
公式サイト | https://www.nitorihd.co.jp/otaru-art-base/stained-glass-museum/ |
cover photo by PIXTA