オーストリア料理のおすすめ18選!絶対食べたい人気メニューを厳選
オーストリア料理といえば、オーストリア風カツレツのヴィーナー・シュニッツェルや牛肉の煮込み料理ターフェルシュピッツなどが人気!かつて栄華を誇ったオーストリア帝国の伝統と文化を色濃く反映した絶品料理の数々が楽しめます。 この記事では、オーストリア料理の特徴や人気メニュー18選を厳選してご紹介します。前菜、メイン料理、スイーツなどのジャンル別にわけて紹介するので、ぜひオーストリアグルメを探す際の参考にしてくださいね。
オーストリア料理といえば、オーストリア風カツレツのヴィーナー・シュニッツェルや牛肉の煮込み料理ターフェルシュピッツなどが人気!かつて栄華を誇ったオーストリア帝国の伝統と文化を色濃く反映した絶品料理の数々が楽しめます。
この記事では、オーストリア料理の特徴や人気メニュー18選を厳選してご紹介します。前菜、メイン料理、スイーツなどのジャンル別にわけて紹介するので、ぜひオーストリアグルメを探す際の参考にしてくださいね。
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オーストリア料理の特徴
オーストリア料理はオーストリア帝国時代の多民族・多文化社会で形成された食文化です。ハンガリーやチェコ、イタリア、ドイツ、バルカン半島などの周辺国からの影響を受けており、オーストリア風に独自の発展を遂げた料理が多いのが特徴的。
煮込み料理のグラーシュやターフェルシュピッツ、燻製ソーセージ、豚肉のグリルなど、ヨーロッパでよく食べられている料理がみられるほか、ザッハトルテ、ザルツブルガー・ノッケルンなど、ウィーンの歴史を支えてきた伝統的な絶品スイーツの宝庫でもあります。
伝統と歴史のあるオーストリア料理を味わい、ヨーロッパの美食を満喫しましょう。
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オーストリア料理のおすすめ前菜4選
オーストリア料理の前菜には、ベーコンの燻製や野菜のセット、白アスパラをグリルしたり煮込んだりして作るシュパーゲル料理などが有名。粒マスタードと酢のさっぱりした味が印象的なオーストリア風のポテサラもあり、前菜を選ぶだけでもワクワクしてきます。
ここでは、メニュー表を読んでいるだけで目移りするような前菜の数々をご紹介します。
ブレットルヤウゼ
お酒のアテにぴったりなチーズやベーコン、野菜のセット
ワインやビールが大量生産されていて、安く飲めるのが魅力のオーストリアでは、酒のツマミも豊富です。中でも有名なのがブレットルヤウゼで、燻製肉やチーズ、ザワークラウト、酢漬け野菜などが盛り合わせとしてでてきます。丸い板に乗せられて提供されることが多く見た目もきれいなので、料理の写真撮影にぴったりです。
野菜や卵を使ったメニューやブラックプディングなどもよく提供されますよ。地域や飲食店によって組み合わせや盛り方が異なるので、注文する度に変わった内容のブレットルヤウゼが楽しめるでしょう。
シュパーゲル
地元産の柔らかい白アスパラを使った料理
シュパーゲルは白アスパラガスを意味する言葉です。春になると柔らかく甘みの強いシュパーゲルの煮込みやグリルなどが飲食店でよく見られます。バター・レモン果汁・卵黄・胡椒・チリで味付けしたオランデーソースで食べるのが一般的です。
肉ばかりで野菜も食べたいと感じたら、シュパーゲルを注文してみては?
グロェストゥル
ベーコン・玉ねぎ・ジャガイモを炒めて目玉焼きを添えた料理
グロェストゥルはチロル地方でよく食べられているオーストリアの家庭料理。ベーコンや玉ねぎ、ジャガイモを炒めて、野菜や目玉焼きを添えたボリュームのあるサラダです。
自然の中で食べるランチや軽食として人気で、小腹が空いた時にぴったりの料理ですね。
エルダプフェルザラート(カルトッフェルサラート)
酢と粒マスタードがアクセントになったポテトサラダ
エルダプフェルザラート(カルトッフェルサラート)は、オーストリア風のさっぱりした風味が特徴のポテトサラダです。マヨネーズが一切使われていないのが特徴で、粒マスタードと酢、鶏肉のブイオンが使われた軽めの味わい。酸味がありながらも、鶏肉や玉ねぎのうま味が加わってクリーミーに仕上がっています。
前菜にはさっぱりとしたメニューがいいという方におすすめのメニューです。
オーストリア料理のおすすめメイン料理8選
オーストリア料理のおすすめは、何といっても薄切りした鶏肉を揚げたヴィーナーシュニッツェルや煮込み料理のターフェル・シュピッツです。どのメイン料理も洗練された調理法で、野菜や肉の素材の味を十二分に味わえるのがオーストリア料理の魅力ですね。
ソースや味付けのバリエーションが豊富なので、飽きることがないのも特徴です。
ヴィーナー・シュニッツェル
オーストラリアを代表する薄めのカツレツ
ヴィーナー・シュニッツェルは、叩いて薄くした鶏肉に卵液と塩をつけ、小麦粉とパン粉をつけて高温の油でサッと揚げたオーストリア風カツレツです。マスタードソースやキノコを使ったソースで食べるのが一般的で、ポテトフライや野菜が添えられています。
野菜が添えられている場合は、たいてい甘いビネガーソースがかかっていますよ!
ウィーンの名物料理の一つであり、オーストリアの国民食です。とくにウィーンでは豚肉を使ったシュニッツェルのバリエーションも見られます。
オーストリア各地で食べられていますが、せっかくなら本場のウィーンで味わってみては?おしゃれなレストランで食べるシュニッツェルは格段の美味しさです。
ターフェルシュピッツ
牛肉の塊肉と野菜をローリエや粒コショウで煮込んだ料理
ターフェルシュピッツは、オーストリアの伝統的な牛肉煮込み料理です。牛の塊肉を人参・セロリ・玉ねぎ・長ネギ、粒コショウやローリエなどの香辛料と一緒に煮込みます。伝統的なターフェルシュピッツに使用される牛肉の部位は太もも上部とお尻の間の部位で、日本ではイチボと呼ばれる柔らかく上質な赤身肉が特徴です。
長時間煮込まれた牛肉は口に入れた瞬間にホロっととろけますよ!サワークリームやりんごとホースラディッシュのソースで食べるのが一般的です。
ボイシェル(ベウシェル)
じっくりと煮込んだオーストリア風モツ煮込み
ボイシェル(ベウシェル)は、オーストリア風のモツ煮込み料理です。牛や豚の心臓・腎臓・膵臓・舌などの臓器が一緒くたに煮込まれています。
臓器は酢や砂糖、塩コショウ、ベイリーフなどで臭みがなくなるまで煮込まれ、クリームや生クリームを加え、色が茶色っぽくなるまでじっくりと調理されます。
ジャガイモのピューレやパンと一緒に食べてみてはいかがでしょうか?
グラーシュ
パプリカとセロリをたっぷり使ったシチュー料理
グラーシュは、ハンガリー起源のニンニクとパプリカベースのシチュー料理です。牛肉やバターを惜しみなく使用し、セロリもふんだんに使われています。ハンガリーだけでなく、オーストリアやルーマニア、バルカン諸国で広く食べられていますよ。
しっかりと煮込まれた牛肉は柔らかく、パプリカパウダーの深みのある味わいとセロリの清涼感を感じる風味が鼻から抜けていく感覚を楽しめる絶品スープです。
クネーデル
生地はジャガイモやパン粉!オーストリア風の団子料理
クネーデルは、茹でたジャガイモやパン粉をつぶし、団子状に丸めて調理した料理です。
クルトンやハーブ類を混ぜ込んで作られ、肉料理の副菜として提供されます。果物のピューレやバニラソースをかけたスイーツ版も食べられていますよ。
肉や魚のひき肉・みじん切りを団子状に丸めた肉団子もクネーデルといわれることもあるので、どの原材料を使ったクネーデルを食べたいのかでタイプを選びましょう。
シンケン・フレッカール
ハムとパスタにチーズをふりかけてグリルした料理
シンケン・フレッカールは、ハムとフレッカールと呼ばれるショートパスタを耐熱皿に敷き詰め、その上からホワイトソースやチーズ、卵をかけたものをオーブンで焼いたオーストリアの郷土料理です。
パスタが敷き詰められているので、お腹いっぱいに食事をとりたいと考えている方におすすめ!
ケーゼ・クライナー
チーズが入っているウィーン名物の燻製ソーセージ
ケーゼ・クライナーは、オーストリアの本格的な豚肉のソーセージに10〜20%のスモークチーズなどを含んだソーセージの種類です。マスタードやケチャップをつけて食べたり、オプションでカレーパウダーをふりかけて食べたりするのが伝統的な食べ方ですよ。
本格的なオーストリアソーセージに舌鼓を打って、旅行先の思い出を残しましょう。
シュヴァイネ・ブラーテン
オーブンで表面がカリカリになるまで焼き上げた豚料理
シュヴァイネ・ブラーテンは、オーブンで表面がカリカリになるまで急速加熱して調理したローストポークです。グリル野菜やキャベツ、餃子、クネーデルなどと一緒に提供されます。隣国のドイツ・バイエルンと同様にオーストリアでも郷土料理で、肉塊を豪快に食べられるのが魅力ですよ!
オーストリア料理のおすすめスイーツ6選
続いては伝統と歴史のあるオーストリアのスイーツです。バニラクリームが美味しいチョコケーキや見た目が特徴的なバームクーヘン、山脈を模した形状のケーキ、甘酸っぱい細切れパンケーキなど、絶品スイーツが目白押しです!
ここでは、オーストリア料理でおすすめのスイーツについてチェックしましょう。
ザッハトルテ
バニラとチョコレートをふんだんに使った濃厚なケーキ
ザッハトルテは、フランツ・ザッハが考案したオーストリアを代表する古典的なチョコレートケーキです。たっぷりのバニラとチョコレート、ジャムを使ったケーキで、ホテル・ザッハーと洋菓子店デメルで販売され始めた歴史と伝統のあるケーキとなっています。
バター・チョコレート・バニラ・ジャムで濃厚な味わいに仕上げるので、生地に砂糖は加えずに、ホイップクリームがケーキの上に添えられているのが特徴です。
ザッハトルテを完璧に仕上げるのは難易度が高いと言われているため、できればザッハトルテで評判の洋菓子店やカフェを探してチャレンジしてみることをおすすめします。
プリューゲル・クラプフェン
オーストリア風の波打つ形状が特徴のバームクーヘン
プリューゲル・クラプフェンは、オーストリアで独自の進化を遂げたバームクーヘンです。各国でバームクーヘンの見た目や味付けに特徴がありますが、オーストリアのバームクーヘンは見た目に波があり、それを切り分けて食べていきます。
フルーツソースやホイップクリーム、チョコレートソースなどをかけて、味を好みに合わせてアレンジできるのが魅力ですね。
リンツァー・トルテ
シナモン香る生地にラズベリージャムを敷き詰めて焼いたパイ
リンツァートルテは、オーストリアのリンツ発祥の伝統的なスイーツです。シナモンを効かせた生地の上にラズベリージャムを乗せ、その上から網目状の生地を被せてオーブンで焼いたケーキで、世界最古のトルテと呼ばれることもあります。
甘酸っぱいラズベリージャムとサクサクの生地が絶妙のハーモニーを奏でます。
私たちにもなじみのあるタルトは、トルテから分岐して生まれたもの。ケーキやタルトの原型になったリンツァートルテを食べながらオーストリアでのお茶会を満喫してみては?
ザルツブルガー・ノッケルン
ザルツブルグの山々を意味する高貴なデザート
ザルツブルガー・ノッケルンは、ザルツブルグの伝統的なスイーツです。ザルツブルグの山々を意味する名称が意味するように、山々の景色を彷彿とさせる、山がいくつもそびえ立っているようなフォルムが特徴のスイーツ。
見た目の豪快さとは裏腹に、スフレの一種なので柔らかく優しい食感が特徴。卵白に小麦粉・砂糖を加え、オーブンで焼き上げています。
オーストリア皇帝のフェルディナント1世が食べたとも言われている伝統のあるスイーツです。ザルツブルグで見かけたら、ぜひともチャレンジしてみましょう。
カイザーシュマーレン
煮込んだプラムと粉砂糖がかかった細切れパンケーキ
カイザーシュマーレンは、オーストリアの有名なスイーツのひとつで人気があるメニューです。薄い生地のパンケーキをバターで焼き、生地が固まりかけたところで細切れにします。細切れになった固まったパンケーキにプラムソースやりんごソース、すもも、ベリー類、ナッツ類をかけたら完成です。
パンケーキとフルーツソースの甘味と酸味が絶妙にマッチした逸品。お店によって、使用している具材やソースは異なるので、何店舗かを渡り歩いて、お気に入りのお店を見つけてみてはいかがでしょうか?
アップル・シュトゥルーデル
甘く煮詰めたりんごを包んだ層状パイ
アップル・シュトゥルーデルは、層を幾重にも重ねて各層にアップルソースやナッツなどを練って焼き上げたお菓子です。中東諸国で食べられているバクラヴァが原型とされており、パイ生地のサクサク食感が楽しめるスイーツとなっています。
甘味と酸味がマッチしたサクサクの焼き菓子を堪能してみては?
おいしいオーストリア料理を満喫しよう!
オーストリア料理で食べてみたいメニューは見つかりましたか?オーストリア料理は素材の味を活かすようなシンプルでありながら、マスタードソースやきのこソースなど、多種多様なソースの組み合わせで料理を楽しめるのが特徴の料理です。
日本人が食べやすいオーストリア風のチキンカツのヴィーナー・シュニッツェルやパプリカ・セロリの風味が美味しいシチューのグラーシュといったメイン料理をはじめ、ザッハトルテやザルツブルガー・ノッケルンのようなスイーツも豊富!
今回紹介したオーストリア料理はどれもおすすめのものばかりなので、ぜひ食べてみてくださいね!
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