【2024年最新】オーストラリア・ケアンズの治安は?危険な場所や注意点を解説
オーストラリアは日本人の移住者や留学生が多く、観光客も訪れやすい人気の国ですが、 治安が良くないエリアも存在します。今回は人気の観光都市であるオーストラリア・ケアンズの治安について、夜の様子や治安の悪いエリアなど、知っておきたい情報を紹介します。ケアンズを旅行する時は参考にしてくださいね。
オーストラリアは日本人の移住者や留学生が多く、観光客も訪れやすい人気の国ですが、治安の良くないエリアも存在します。今回は人気の観光都市であるオーストラリア・ケアンズの治安について、夜の様子や治安の悪いエリアなど、知っておきたい情報を紹介します。ケアンズを旅行する時は参考にしてくださいね。
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ケアンズの治安に関する概要
ケアンズはワーキングホリデーや旅行・ツアー会社の社員などを含め、在住日本人の数が多く、他の国と比べると治安は比較的安定しています。日中や人通りの多い道路であれば、女性のひとり歩きも過剰な心配はいりませんが、海外であることを忘れず油断しないようにしましょう。
外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとの危険度を4レベルに分けています。オーストラリア全土は2024年3月現在、すべてのエリアで危険度の対象外となっており、治安が落ち着いていることがわかります。
ケアンズの位置するクイーンズランド州警察が発表した犯罪統計資料(2021年)によると、人口10万人当たりの犯罪発生率を比較した場合、クイーンズランド州は日本より、殺人は約2.9倍、強盗は約40.9倍、詐欺は約38.7倍の割合で発生しています。他の国と比較して治安が良いとされるオーストラリアですが、日本と比較すると高い確立で犯罪が起きているのも事実。
今回はケアンズの夜の様子や治安の悪い場所、注意すべきポイントなどを紹介します。
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ケアンズの夜の治安は?
ケアンズはナイトマーケットやバーなど、ナイトライフも充実している街。しかし、夜間は大通りから外れると、街灯が少なく、すれ違う人の顔も見づらいほど暗くなります。夜のひとり歩きはなるべく避けるようにし、必ず街頭がたくさんある明るい道や大通りを歩くようにして、路地裏は通らないようにしましょう。
夜出歩く場合、特に注意が必要なエリアはナイトマーケット・ミニーストリート・ケアンズセントラルの裏側だと言われています。スリや置き引きなどの窃盗や、暴行・性犯罪などの被害が発生しているエリアなので、なるべく近寄らないようにしましょう。
ホテルに戻る際は、配車アプリのUber(ウーバー)やDiDi(ディディ)を利用すると、乗車前に値段を把握することができてスムーズに宿泊先に戻れるのでおすすめ。
ケアンズで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット
ケアンズは治安の比較的安定した都市ではありますが、注意が必要なエリアもあります。昼は南国らしく、明るく人通りの多いエリアであっても、夜は雰囲気が一変し、警戒が必要なエリアもあります。ここでは、ケアンズで特に注意したいエリアを紹介します。
①ケアンズセントラルの裏側に気をつける
ケアンズセントラルの裏側に位置するケアンズ駅周辺は、夜遅い時間になると、電車やバスの便がないため、人や車がほとんど通らなくなります。そして人が通らない環境を利用して、窃盗や暴行などの犯罪が起きている場所なので気をつけましょう。
特に注意が必要なのは、ケアンズセントラルの裏側にあるブンダストリート。街頭が少ないため、夜は薄暗くなり、殺傷事件・窃盗・暴行・性犯罪が報告されている場所となっています。
昼間は明るく交通量も多いため、そこまで警戒することなく通行できる通りですが、薄暗くなってくる夕方以降は近寄らないようにしましょう。
②人が多いナイトマーケットは特に注意!
ケアンズのナイトマーケットでは土産物店が立ち並び、多くの人が集まるため、観光客を狙ったスリやひったくりが発生しています。貴重品の入ったバッグは必ず体の前につけるようにし、常に意識するようにしましょう。
また、フードコードなどで食事・休憩する際は、バッグや購入品を離れたテーブルやイスに置いたり、席取りのために荷物を放置したりせず、必ず自分の近くに置くようにしましょう。
③ミニーストリートは夜薄暗く、事件が起こりやすい
ミニーストリートは、海側の観光スポットがある場所は街頭があり明るくなっていますが、逆側に行くに連れて街灯がほとんどなくなります。夜間は人通りが少なく薄暗いことから、ひったくり、暴行などの被害が発生しているエリアです。
昼間は明るいため、そこまで警戒することなく通行できる通りですが、薄暗くなってくる夕方以降は通らないようにしましょう。
ケアンズで観光客が被害にあいやすい犯罪は?
ケアンズの繁華街やナイトマーケットなど人の集まる場所や、人通りの少ない通りなどでは、観光客を狙った窃盗や暴行事件が発生しています。
また、車内の貴重品を狙った車上荒らしもたびたび発生しています。日本ではないことをしっかりと意識しながら旅行を楽しみましょう。
ここでは、ケアンズで観光客が被害に遭いやすい犯罪を紹介します。
①スリ・ひったくり
スリやひったくりは日本人旅行者が最も巻き込まれやすい犯罪です。トートバッグや後ろに背負ったリュックのポケット、ズボンの後ろポケットに入れた財布やスマートフォンは狙われやすいため、貴重品専用の小さなカバンやセキュリティポーチを体の前に着けると安心です。
ナイトマーケットやショッピングモール、観光スポットなど人混みを歩くときは、スリやひったくりに遭いやすいので、特に注意してください。
なお、基本的には治安が比較的安定した都市のため、現地の人はリュックを後ろに背負ったり、ズボンの後ろポケットに貴重品を入れたりして歩いています。
しかし、観光客はファッションや行動などから観光客だと認識されやすく、スリやひったくりの対象となってしまう可能性が高いので、十分に気をつけて行動しましょう。
②置き引き
置き引きもスリ同様、日本人旅行者が巻き込まれやすい犯罪です。日本にいる感覚で、うっかり貴重品の入ったバッグを席に置いてきた、場所とりのためにスマートフォンを席に置いてきた、などしてしまうと、置き引きに遭ってしまう可能性があります。
海外にいることを常に意識し、貴重品は肌身離さず持ち歩くようにしましょう。
③車上荒らし・車両盗難
ケアンズのみならず、オーストラリアは車上荒らしや車両盗難が日本と比較してかなり多い国です。窓ガラスを割って車内の金品を狙われる場合もあれば、車両ごと盗まれてしまう場合もあります。
ケアンズでレンタカーを借りる場合は、駐車時に車内には絶対に貴重品を置いていかず、荷物はなるべく外からのぞいて見えない位置に置くようにしましょう。また、窓の閉め忘れや施錠忘れにも細心の注意を払い、車上荒らしの格好の対象とならないようにしましょう。
ケアンズで被害にあわないための防犯対策
異国の地で犯罪やトラブルに巻き込まれると、対処の方法がわからず、不安な気持ちで過ごすことになるだけでなく、せっかくの楽しい旅行が台無しになってしまいます。発生しうる犯罪やトラブルとその対策を事前に知っておくことが大切です。
ここでは、ケアンズで被害に合わないための対策を紹介します。
①夜間の一人歩きはしない
ケアンズはナイトマーケットやバーやクラブなどの繁華街を除き、街頭が少なく夜は薄暗い道も多くあります。そうした夜間の暗闇を利用した窃盗・暴行事件が発生した例もあるため、夜にひとり歩きすることは極力控えましょう。
もし夜にひとり、もしくは女性同士で観光する場合は、人の多い観光地に行くようにし、行き帰りはタクシーやUberやDiDiなどの配車サービスを利用して、なるべく人気のない通りを歩かないような対策をすると安心です。そして深夜になる前にホテルに戻るようにしましょう。
②しっかり閉じることのできるカバンを持つ
スリやひったくり、置き引きなどの窃盗は、口が開いているカバンやトートバッグなどが狙われやすいです。しっかりとチャックを閉じることのできるカバンに貴重品を入れ、体の前に着けるようにしましょう。
③車を借りた場合、外から見える場所に荷物を置かない
ケアンズでレンタカーを借りる場合は、少しの間車から離れるだけであっても、車内には絶対に貴重品を置かず、持ち歩くようにしましょう。
また、荷物はトランクの中など、なるべく外からのぞいて見えない位置に置くようにし、車上荒らしのターゲットとならないような対策をすると安全性が上がります。
また、南国のケアンズの陽気に窓を開けて走行することもあるかと思いますが、少しの隙間でも窓を閉め忘れると、車上荒らしのターゲットになりやすくなります。駐車時は窓とカギの閉め忘れのないよう、入念に確認しましょう。
日本国総領事館発行の「安全の手引き」も確認しよう
在ブリスベン日本国総領事館では、毎年、「安全の手引き」を発行しており、ホームページから無料でダウンロードできます。
ケアンズやブリスベンを含むクイーンズランド州在住者を対象としていますが、事件や事故に巻き込まれないために注意すべきことや、緊急時の対処法などが記載されており、旅行者にも役立つ情報が多いので、ぜひ渡航前に確認するようにしましょう。
もしケアンズで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先
ケアンズで思わぬ犯罪や事故、トラブルに巻き込まれたときに焦ってしまわないよう、事前に緊急連絡先をメモしておくと安心です。
ここでは、ケアンズの緊急連絡先を紹介します。
緊急通報先
オーストラリアでは、救急・消防・警察すべて「000」が緊急通報先となっています。緊急通報時は以下のように用件を伝えます。なお、英語での対応となるため、あらかじめ最低限の英語を調べておくのがおすすめです。
①「000」にダイヤルする
②オペレーターに警察(Police)、火災(Fire)、救急車(Ambulance)のいずれの用件なのかを伝える
③事件・事故が発生した住所を伝えると、近隣のステーションに電話が切り替わる
④再度住所と現在の状況を伝える
また、オーストラリアで怪我や病気にかかった際、日本と異なり直接病院で診察を受けることは原則できません。GPと呼ばれる一般開業医に診察を受け、病院での診療が必要な場合のみ、GPからの紹介を受けて病院での診療を受ける形となります。
万が一、ケアンズで怪我や病気にかかってしまい、GPで診察を受ける際、英語で病状を説明するのが不安な方は、日本語対応可能なGPを訪れるようにしましょう。
在ケアンズ領事事務所
ケアンズで犯罪・事故の被害や、パスポートの紛失・盗難に遭い、手続きなどで困った場合は、総領事館に相談・支援を受けることができます。
パスポートを紛失・盗難被害に遭った場合は、領事事務所へ直接足を運ぶか、電話にて連絡が可能です。
在ケアンズ領事事務所の連絡先
- 電話番号:07-4051-5177 (9:00〜17:00)※平日のみ
- メールアドレス:jcairns@bb.mofa.go.jp
- 公式サイト:https://www.brisbane.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/about_cairns.html
治安情報をチェックしてケアンズ旅行を楽しもう!
ケアンズは治安の比較的安定した都市ですが、スリやひったくり、置き引きなどの軽犯罪から、暴行、性犯罪などの危険な犯罪まで、日々発生しています。旅行中は羽目を外して遊びたくなりますが、細心の注意を払いながら過ごすことが楽しい想い出作りにもつながります。
南国特有の解放感と旅行の非日常感についつい気が緩むことがあるかもしれませんが、日本とは文化や風習が違う異国へ来ているということを意識してケアンズ旅行を楽しんでくださいね!
※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。
cover photo by Unsplash