福岡県のおもしろスポット15選！マニアックで面白い大人の遊び場を紹介

福岡県にはおもしろいスポットがいっぱい！

皆さんは福岡と聞くとどんなイメージを持ちますか？有名な太宰府天満宮のような観光スポットや明太子、もつ鍋といったグルメ料理を想像する人が多いかもしれませんが、じつは福岡っておもしろスポットもたくさんあるんです！

歴史的背景があるものや、自然、文化にちなんだもの、ちょっと怪しくてユニークなスポットなど多岐にわたるので、おもしろスポットをめぐる旅もおもしろくなりそうですよね。

定番の観光地に行く福岡旅行も良いですが、リピーターや、マニアックな旅がしたい方は、ぜひ旅の参考にしてみてくださいね。

福岡県のおもしろスポット15選

福岡旅行で訪れたいおすすめのおもしろスポットを15選ご紹介！福岡県民なら知っている南蔵院などのスポットや、大人におすすめのマニアックスポットなどディープに深掘りしているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

南蔵院

世界最大級の青銅製涅槃像（ねはんぞう）が見られるめずらしいスポット！

福岡県のベッドタウンとして近年人気の篠栗町は、景勝地に88ある札所めぐりがとくに有名で、全国からも観光客が訪れるスポットです。

そんな札所の1番であり、高野山真言宗の別格本山でもある南蔵院では、世界一の青銅製の涅槃像（ねはんぞう）が見られます。その大きさは全長約41メートル、高さ約11メートル、重さ約300トン！迫力満点の大きさとはうって変わって、おだやかな表情は見るだけで心が清らかな気持ちになりますよ。

筆者も行ったことがありますが、涅槃像ももちろん美しく、大きさに圧倒されるのですが、周囲の景観や境内の自然も美しいのでぜひ見てみてほしいです。とくに紅葉の時期は木々やオレンジや赤に色づいて情緒あふれる空間が広がります。

また南蔵院の住職が宝くじの一等に当選したことから金運のご利益があることでも有名なんですよ。涅槃像を体内参拝したり、仲見世通りを散策したりもできるので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

如意輪寺（かえる寺）

“かえる寺”として人気なユニーク寺院！かえる好きは必見

境内に約10,000体以上のかえるのオブジェがたくさん置いてあることから“かえる寺”として国内外で人気の如意輪寺（にょいりんじ）は、奈良時代前期と今から約1200年以上も前に行基によって開基したと伝えられる歴史ある寺院です。

住職が海外旅行でかえるの置物を購入したのをきっかけに、次第に増えていったのだそう！思わず微笑んでしまうような、ユニークなかえるのオブジェも多く、かえる好きにとっては聖地のような場所ですよ。

また如意輪寺の御本尊である木造如意輪観音立像は県指定文化財に指定されており、如意輪観音が立っているのは全国的にも非常にめずらしいのだとか。12年に一度、巳年のみしか見られない貴重な立像なので、参拝できたらご利益がありそうですよね！実際に如意輪寺は名前のとおり、思いが叶うという寺院なのでぜひ参拝してくださいね。

TOTOミュージアム

日本の衛生環境を大きく変えた大手企業の公式ミュージアム！

海外に旅行に行くと、日本のトイレって良いなぁと改めて気づくことはないですか？そんなトイレをはじめとする衛星商品などを手掛け、業界をけん引してきた大手企業・TOTOのミュージアムが地元、北九州にあるのです！

TOTOは食器も手掛けており、第1展示室で詳しく紹介しているほか、第2展示室では水まわりの文化と歴史を資料や映像、展示品で紹介、さらに第3展示室はグローバルギャラリーとして世界で販売しているTOTOの商品を紹介しています。特別展示が行われることもあり、設備もかなり充実しているのに、見学は無料というのもうれしいポイント。

とくに、これまでTOTOが手掛けてきたトイレ商品の展示は歴史の変遷を感じられておもしろいので、ぜひ見てみてくださいね！

脊振山（せふりさん）

巨大なレーダードームがなんだか神秘的なおもしろスポット

脊振山（せふりさん）とは福岡県福岡市早良区から佐賀県神埼市にまたがる標高約1054.6メートルの山で、古くから山岳仏教の場所として知られています。山頂では弁財天をまつっている脊振神社上宮と航空自衛隊の設置によるレーダードームが神秘的な景色をつくりだしていますよ。レーダードームはその見た目から“メロンドーム”の愛称で親しまれているのだとか。

レーダードームはとくに福岡側からよく見えますよ。頂上近くまで車でアクセスできるのもうれしいポイントです。また登山コースも多数あるので、時期が合えば登山もおすすめですよ。鬼ヶ鼻岩（おにがはないわ）や猟師岩山・唐人の舞という名前の奇岩も点在しているので、景色を楽しみながら登山を満喫しましょう！

旧志免鉱業所竪坑櫓（きゅう しめこうぎょうしょ たてこうやぐら）

廃墟感満載！日本の近代化に貢献した重要文化財

旧志免鉱業所竪坑櫓（きゅう しめこうぎょうしょ たてこうやぐら）は、町の高台にポツンとたたずむ福岡県志免町のシンボル。1941年～43年にかけて建設され、当時石炭の採掘が行われていました。竪坑櫓は高さ約47.65メートルありますが、見えているのはごく一部で、地下約430メートルまで続いています。

同様の建物は旧志免鉱業所竪坑櫓と中国の龍鳳炭鉱（りゅうほうたんこう）、ベルギーのブレニー炭鉱のみと、とっても貴重な建物なのです。当時はケージと呼ばれる昇降機で炭鉱夫の昇降や石炭の搬出が行われていたのだそう。2009年にはその価値が認められ、国の重要文化財に指定されました。

一見廃墟のような怪しい雰囲気たっぷりですが、石炭分野で日本の近代化に大きく貢献した大切な建物です。近くで見るほどに、迫力満点なのでぜひ行ってみてくださいね。

星の文化館

宇宙旅行気分を味わえる宿泊施設は必見！福岡で人気の星空スポット

自然豊かな福岡県八女市星野村にある星の文化館は、福岡県のなかでも星がきれいに見えると評判のスポットで、天文台とプラネタリウム、さらに宿泊施設を備えています。天体観測というと夜に行うイメージがあるかもしれませんが、星の文化館では昼にも天体観測ができる全国的にも貴重な場所なんですよ。

九州で最大の口径100センチメートルの天体望遠鏡を導入していることで、肉眼では見えないような遥か遠くの宇宙の星々を捉えられるのだとか！

またプラネタリウムもあるので、雨が降って天体観測ができなかった日はぜひ利用してみると良いでしょう。さらに星の文化館の宿泊施設のなかには“スターキャビン”というカプセルルームがあり、国際宇宙ステーションのような、宇宙を彷彿させるデザインが魅力的なのでおもしろスポット好きはぜひ宿泊もしてみてくださいね。

北九州市漫画ミュージアム

北九州ゆかりの漫画作家の作品を多数展示しているミュージアム

北九州市漫画ミュージアムはその名の通り、北九州ゆかりの漫画作家たちによる作品を中心に展示しているミュージアムです。産業の街として発展してきた北九州は古くから多くの人が集まり、さまざまな文化が形成されていきました。そのなかのひとつである漫画を作家の紹介だけにとどまらず、漫画の歴史や、『宇宙戦艦ヤマト』、『銀河鉄道999』などを手掛けた松本零士のコーナーも充実しています。

また漫画コミック閲覧コーナーもあり、約7万冊の漫画を読めるのもうれしいポイントです。雨の日でも楽しめるのでぜひ新たな推し漫画を探しに立ち寄ってみてくださいね。

勝馬海岸

まるであの世界遺産？！石柱と海のコントラストが美しい絶景スポット

福岡で海がきれいと人気の志賀島にある勝馬海岸は、水質の良さが県内トップクラスの人気スポット。志賀島の最北端にあるので、人も多すぎず穴場ですよ。

勝馬海岸にはビーチに石柱がいくつか立っている箇所があり、夕方時間になると影も相まって、イギリスの世界遺産ストーンヘンジのような光景が！ストーンヘンジというと平野に突如現れる環状列石のことで今もなお多くの謎を呼ぶ世界遺産ですが、同じようなものが志賀島でも見られちゃいます。もちろん本家と比べるとかなりコンパクトですが、夕方時間はとくに美しいですよ。

またビーチのうしろも綺麗に整備してあり、駐車場もあってアクセスしやすいのでぜひ足を運んでみてくださいね。

田主丸駅（たぬしまるえき）

河童（かっぱ）伝説が残る田主丸を代表する珍スポット！

福岡県久留米市田主丸には古くから河童伝説があるのをご存じですか？田主丸周辺は九州一の大河川・筑後川の流域にあり、肥沃な田園地帯ですがたびたび雨による災害が起きていました。そこで水神信仰が生まれ、水の精霊や川の神として河童の伝説が生まれたのだそう。

今でも田主丸では街のいたるところでさまざまな大きさや表情の河童を見ることができ、河童スポットをめぐる観光も盛んに行われていますよ。

なかでもとびきり大きな写真の河童はなんとJR田主丸駅！2018年にリニューアルしており、なんだか愛らしい河童の表情が癒やされますよね。なんとこの河童、よく見ると肩肘ついて寝そべっているではありませんか！なかには河童資料館やカフェもあり、のんびり過ごせますよ。

不思議博物館

月に一度のみのオープン！不思議がつまったミュージアム

外観からしてなんだかミステリアスな雰囲気ただよう不思議博物館は、月に一度のみオープンする博物館。なかに入ると、大小さまざまなユニークがオブジェや本などがずらりと展示されています。

これは一体何なのか？！と思わず見入ってしまうような不思議な作品が多数あって、面白い世界観がそこには広がっています。

またカフェも併設されており、不思議子ちゃんと呼ばれるかわいいメイド服の店員さんが出迎えてくれます。メニューのなかには、くまむしパフェや不思議子ちゃんの悩殺コースなど、面白いネーミングの料理もあって目でも舌でも楽しめますよ。

マニアックで不思議な世界観にどっぷり浸かりたい人はぜひ行ってみてくださいね！

不思議博物館分室　サナトリウム

サナトリウムをコンセプトにしたカフェが独特なユニークスポット！

不思議博物館分室 サナトリウムは、不思議博物館は天神地下街 西出口から歩いて約1分と好アクセスなおもしろスポット。先ほどご紹介した不思議博物館の分館にあたり、長期療養所のサナトリウムをモチーフにしたコンセプトカフェを併設しています。

窓にはマスコットキャラクターの昭和初期の人体模型・一郎君がいて、外から見るとかなり怪しいスポットです。なかに入ると医療用の照明があったりと、昭和レトロな医療現場を彷彿させますよ。

サナトリウムでは、ビーカーに入ったジュースや血液梅酒などコンセプトを反映したメニューも豊富にそろっています。

またサブカルなアートも多数展示しており、不思議な世界観を楽しめるので気になる人はぜひ行ってみてくださいね！

三浦鏝絵美術館（みうらこてえびじゅつかん）

型にはまらない自由な鏝絵（こてえ）がユニークな美術館

福岡県大野城市の住宅街にたたずむ三浦鏝絵美術館（みうらこてえびじゅつかん）は、鏝絵の技法を用いた作品を多数展示している美術館です。鏝絵とは、漆喰を用いて作られるレリーフのことで、左官職人がよく使うこてで仕上げることからこの名がついたのだそう。通常、鏝絵は縁起物が多いですが、ここではアニメのキャラクターや流行のものなどもモチーフになっており、子どもでも楽しめますよ。

漆喰に色を混ぜるので、優しいパステルカラーの色合いが美しく、立体的に描かれている鏝絵は絵から出てきたかのような臨場感も。

なかにはルーヴル美術館に飾られたものもあり、作品の多さと精緻なつくりには感動を覚えます。ところどころにツッコミたくなるようなユニークなオブジェなどもあり、作者・三浦さんの自由な世界観を体感できますよ。

屋根のない博物館

世界のさまざまな地域の石像レプリカが点在する屋外ミュージアム

JR中間駅から歩いて約1分と近い場所にある屋根のない博物館は、旧国鉄香月線の線路跡地につくられた屋外博物館です。

約400メートルにわたって続く空間に、モアイ像やスフィンクスなどさまざまな国の有名なモチーフを石像にしたものが点在しています。

アジアを中心とした“ふるさとの道”、ヨーロッパやアフリカの石像からなる“やすらぎの道”、アメリカが中心の“古代への道”、そしてオセアニアの“もやいの道”の大きく4つに分かれており、世界中をめぐっている気分になれますよ。ユニークな写真もたくさん撮れるので、ぜひ行ってみてくださいね。

はさみ岩（若杉奥之院）

正直者しか通れない伝説の岩があるおもしろスポット

福岡県篠栗町にあるはさみ岩（若杉奥之院）は篠栗霊場のひとつで、真言宗の開祖である弘法大師・空海が杖で写真の大きな岩を割って、奥へ進めるようにしたとの伝説が残っています。

一部、くさりを持って登るような箇所もあるので、大人向けのスポットですよ。この割れた岩は善人しか通れず、嘘を付いている人は岩に閉じ込められてしまうという言い伝えがあります。筆者も小学生くらいの時に行ったことがありますが、岩に閉じ込められてしまわないかヒヤヒヤしながら通りました。何か思い当たる節でもあったのでしょうね。

若杉奥之院がある若杉山には篠栗四国八十八箇所霊場が点在しており、参拝スポットや絶景スポットも多いのでぜひ足を運んでみてください。

芥屋の大門（けやのおおと）

自然の偉大さを体感できる絶景スポット

福岡のなかでも海と山の自然に恵まれたリゾートエリア・糸島にある芥屋の大門（けやのおおと）は、日本で最大規模の玄武岩窟（げんぶがんくつ）。高さ約64メートル、奥行き約90メートル、間口約10メートルの洞窟へは、芥屋の大門遊覧船ツアーでアクセスします。

見学時間は約25分で、洞窟に近づいてくると六角形や八角形の玄武岩柱状節理（げんぶがんちゅうじょうせつり）が見えてきますよ。自然がつくりあげたとは思えないくらい正確な形をしており、自然の神秘と偉大さを感じずにいられません。

遊覧船は基本的に冬は運行しておらず、天気が良くても風が強いと運行しないことも。事前に公式サイトを確認してから行くようにしましょう。

福岡のおもしろスポットを満喫しよう

この記事では、福岡のおすすめのおもしろスポットを紹介しました。定番の観光地めぐりだけでなく、大人も子どもも楽しめるおもしろスポットでディープな福岡の魅力を発見してくださいね。

ぜひ紹介した観光地を参考に、福岡旅行を楽しみましょう！

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