倉敷の日帰りおすすめスポット15選！女子旅にも

倉敷市には日帰りにぴったりな観光スポットがいっぱい！

倉敷市は、岡山県の南部にあり、瀬戸内海に面した街。中心部の倉敷川沿いの一帯は江戸時代に幕府の直轄領として繁栄し、今は本州と四国を結ぶ瀬戸大橋や、日本のジーンズ発祥の地としても知られるなど、まさに岡山県を代表する観光地になっています。

魅力が多い倉敷市は、楽しみつくそうと思ったら1泊2日以上でも足りないエリア。しかし観光スポットがギュッと詰まっているので、目的地を厳選すれば日帰りで観光することも可能です。

この記事では倉敷市の日帰り旅行で外せない人気観光スポットを紹介します。女子旅にもおすすめなので、ぜひ参考にして日帰り旅行の計画を立ててみてくださいね。

倉敷美観地区

女子旅にぴったり！趣のある風景を散策で堪能

倉敷美観地区は、倉敷の日帰り旅行なら絶対に外せないエリア。美観地区の中にたくさんの観光スポットが詰まっているので、はじめての倉敷観光ならとりあえずここに行くのがマストといえるでしょう。

倉敷川沿いには江戸時代から残る白壁の蔵屋敷が立ち並び、ときどき見える歴史的な洋風建築とも見事に調和。倉敷美観地区のいちばんの見どころは、この街並みです。

日帰り旅行で時間がない場合、まずはどこかに立ち寄るのではなく地区全体を散策するのがおすすめ。まるでタイムスリップしたような気分が味わえます。夕方から夜にかけての趣ある風景も見逃せませんよ。素敵な街並みは女子旅にぴったりですよ！

くらしき川舟流し

倉敷の街並みを舟から満喫！

倉敷美観地区の風情を際立たせているのが倉敷川です。江戸時代にはこの川を多くの舟が大量の荷物を積んで往来。大変なにぎわいをみせました。そんな時代の雰囲気を堪能できるのが、くらしき川舟流しです。

笠をかぶった船頭さんが竿で舟を漕ぎ、約600メートルを20分ほどかけてゆっくりと移動。路上からとは異なって見える景色と船頭さんの愉快な解説を楽しんでいるうちに、倉敷美観地区への理解も深まりますよ。

くらしき川舟流しの乗船チケットは、当日販売のみ。倉敷館 観光案内所の1階で購入できます。舟は30分おきに出発。チケットは出発時間ごとにわかれていて、定員に達するとチケット販売が終了します。数時間先のチケットも購入できますが、乗れる人数は限られていて人気も高いので早めに購入するのがおすすめです。

倉敷館

美観地区の起点になる観光案内所

倉敷美観地区でどこに行くか迷ったら最初に寄りたいのが倉敷館。くらしき川舟流しの乗船チケットもここで買うことができます。

倉敷館は1917年に町役場として建てられた白い洋風建築です。倉敷市重要文化財に指定されている建物は洋風の木造建築。観光スポットの紹介だけでなく無料休憩所としても開放しています。自動販売機やコインロッカー、トイレもあるので、観光の拠点にぴったり。

2階の休息所からは倉敷川やのどかに進む舟、柳の木など、倉敷を象徴する景色をゆっくりと眺めることができます。

倉敷民藝館

日本で2番目にできた民藝館

倉敷民藝館は倉敷館の隣にある民芸館。江戸時代末期の米倉を改装したもので、昭和23年に東京の日本民藝館に続く日本で2番目の民芸館として開館しました。 また倉敷の古民家利用の第一号であるのもポイント。この民芸館がきっかけとなって伝統的建造物の保存がはじまりました。

白壁と黒の貼り瓦が美しい建物では、古今東西の陶器やガラス製品、民芸品などを約600点あまりも展示。入れ替えが頻繁に行われるので、何回訪れても楽しめます。入場無料のショップではガラスコップやマグカップ、針刺しなど、日常使いできるお土産を買うこともできますよ。

日本郷土玩具館

gangukanの愛称で知られる人気スポット

日本郷土玩具館は、昭和42年に開館した玩具の博物館。日本中から集めた郷土玩具約1万点を展示しています。全国の作家によるクラフトやアートの展覧会を催すプラスワンギャラリーや、 日常使いの器を提案するサイドテラスなども併設されています。

またショップにも注目。コマやタコ、羽子板、双六、水鉄砲、紙ふうせんなど、昔ながらの玩具が揃っていて、見ているだけでも郷愁をそそられますよ。張子の伝統工芸品や木工品などは外国人観光客にも人気です。

倉敷アイビースクエア

赤煉瓦が美しい近代化産業遺産

倉敷アイビースクエアは、明治時代に建てられた倉敷紡績所（現クラボウ）の工場を再利用して生まれた複合観光施設。アイビーが絡まる赤れんがの趣ある建物ではホテルや体験施設、レストラン、ショップなどを営業しています。

アイビーショップは、倉敷の工芸品や民芸品をはじめ、い草や帆布、デニムなどこだわりのお土産をそろえたショップ。京遊印はリンゴの木や嵯峨竹を使った手彫りの印鑑を実演販売しているショップです。

ほかにも浴衣や着物を気軽に楽しめる着物レンタルショップVASARAや、マスカット・オブ・アレキサンドリアを100%使用したワインが自慢のふなおワイナリー直営ショップなども人気。

映えるフォトスポットとしても有名なので、散策するだけでも楽しめるでしょう！

大橋家住宅

重要文化財の町屋で江戸時代の暮らしを体感

大橋家住宅は、江戸時代後期に塩田や新田の開発で財をなした大橋家が1796年に建てた町屋。主屋や表門、米蔵、内蔵が国の重要文化財に指定されています。中には昔の生活道具も置かれていて、実際の暮らしぶりが見られるのは大きな魅力です。

また長屋門も貴重な建物。このような門は倉敷代官所の許可がなければ建てられないものでした。ショップコーナーでは江戸時代に流通した藩札や銀札、寛永通宝を販売しているので、お土産に買うのもおすすめです。

大原美術館

日本初の私立西洋美術館

大原美術館は、昭和5年に倉敷の実業家の大原孫三郎氏が設立した日本初の私立西洋美術館です。古代ギリシャのローマ神殿のような建物は大理石製に見えますが、実はコンクリート。当時の左官技術を駆使して作られています。

エル・グレコの『受胎告知』やモネの『睡蓮』など有名な作品を多数収蔵。ほかにも東洋美術や古代エジプト美術、中国美術など、幅広いジャンルの作品が充実しています。美術に興味がある人ならここだけで1日が終わってしまうかもしれませんよ。

倉敷デニムストリート

デニムづくしの人気観光スポット

倉敷デニムストリートは、デニム好きなら見逃せないスポットです。デニム柄のベンチやブランコなどデニムをモチーフにした装飾がおしゃれで、フォトスポットとしても人気。人によってはここだけで数時間は滞在してしまうかもしれません。

国内を代表するデニムメーカーの直営店や、岡山県の特産品を取り扱う雑貨店が集合しているのも魅力。オリジナル商品も多く、国産デニム好きなら見逃せません。

デニムにちなんだグルメもおすすめです。青い色のデニムまんやデニムソフトなどは見た目にギョッとしますが、意外な美味しさでさらに驚きますよ。

児島ジーンズストリート

デニムショップが集う国産ジーンズの発祥地

倉敷美観地区以外にもデニムの人気スポットはあります。児島ジーンズストリートは、国産ジーンズの発祥地。今ではジーニストたちの聖地にもなっています。

児島は日本初の国産ジーンズが作られた場所。そんな児島の商店街には児島で生まれた桃太郎ジーンズや、古民家を改装したJAPAN BLUE JEANSなど、約30店ものジーンズ専門店が並んでいます。個性的なお店ばかりなので、端から覗いていくだけでもあっという間に時間が過ぎてしまうでしょう。

日帰り旅行ならジーンズを目当てに倉敷に行くのもおすすめ！倉敷デニムストリートと児島ジーンズストリートをめぐるだけでも満足できるでしょう。

三井アウトレットパーク 倉敷

倉敷美観地区から歩いて行けるアウトレットモール

三井アウトレットパーク 倉敷は、中国地方最大級のアウトレットモール。ファッションやスポーツ、雑貨など、さまざまなジャンルのショップが並んでいます。

JR倉敷駅から徒歩3分でアクセス抜群。倉敷美観地区からも徒歩約15分ほどなので、日帰り旅行で観光とショッピングの両方を楽しむこともできます。ただし時間配分には要注意。ショップは約120店舗もあるので、ゆっくり見ているとすぐに時間が足りなくなりますよ。

女子旅で観光のほかにショッピングも楽しみたい方は、足を運んでみてくださいね！

阿智神社

藤の花で知られる神社

阿智神社は美観地区の一角、鶴形山の山頂にある神社。1,700年以上の歴史を持つ倉敷の鎮守です。境内には曙藤としては日本一の古木といわれる阿知の藤があります。藤の花が見頃を迎えるのは春。ほかにも初夏はアジサイ、秋は紅葉などを楽しめ、季節の花が浮かぶ手水舎の華やかさでも知られています。

また、本殿の檜皮葺きの屋根も見どころ。2024年3月にはおよそ30年ぶりとなる檜皮の葺き替えも完了しました。

人気のお守りは、藤をモチーフにした花纏守（はなまきまもり）。レースが花のように編まれたかわいい縁結びのお守りです。

鷲羽山

瀬戸内海の景色を一望できる絶景スポット

鷲羽山は、瀬戸内海を一望できる絶景スポット。瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地として知られています。まるで鷲が羽を広げているように見えるのが山の名前の由来。その山頂近くには展望台があり、天気がよければ対岸の四国まできれいに見ることができます。

人気は夕暮れどき。瀬戸内海が夕陽に輝く絶景は日本の夕陽百選にも選ばれています。

この鷲羽山には散策路が整備されているので、時間があるなら島々を眺めながらのんびりと散歩するのもおすすめですよ。

ブラジリアンパーク 鷲羽山ハイランド

スリル満点のスカイサイクルは瀬戸内海の景色もばつぐん！

ブラジリアンパーク鷲羽山ハイランドは、鷲羽山の高台にある遊園地。瀬戸内海を一望できる絶景、そしてブラジルの雰囲気を感じられるサンバショーで知られています。ふれあい動物園やアスレチックなど、子どもが楽しめるアトラクションも充実。

ぜひ乗ってみたいのがスカイサイクル！約16メートルの高さのレールの上をゆっくり進むアトラクションで、自転車のように自力でペダルを漕ぎながら進みます。16メートルというとあまり高い気がしないかもしれませんが、山の高さも加わるので爽快感はばつぐん！潮風を感じながら瀬戸内海と瀬戸大橋の雄大な景色を堪能できます。

ただし高所で自転車に乗るのは想像以上のスリル。どんなジェットコースターよりも怖いという人や、世界一怖いという人もたくさんいるそう。

瀬戸大橋

本州と四国を結ぶ世界最大級の橋

瀬戸大橋は本州と四国を結ぶ橋。その起点は倉敷市にあり、香川県の坂出市まで続いています。6つの橋は合わせて全長9.4キロ。道路と鉄道を併用する橋としては世界最大級です。吊橋、斜張橋、トラス橋などバラエティ豊かな橋が連なる姿は壮観ですよ。

ドライブではいくつかの島を経由。途中の与島パーキングエリアに立ち寄ってUターンすることもできます。また瀬戸大橋の姿を間近で見られるサイクリングコースも人気です。レンタサイクルも用意されているので、自転車で走りながら眺めるのもおすすめですよ。

とくに夕陽に照らされた瀬戸大橋はまさに絶景。土曜日を中心とした夜間にライトアップされるとさらにロマンチックな雰囲気になります。ライトアップの観賞ポイントとしては前述の鷲羽山のほかに田土浦公園も人気。日帰り旅行の最後に眺めていってみてはいかがでしょうか。

倉敷へ日帰り旅行に行こう！

岡山県の人気観光エリアである倉敷。宿泊して楽しむイメージがありますが、美観地区を中心に人気観光スポットが集まっていてアクセスもよく、実は日帰り旅行に向いているのも魅力です。

まずは日帰り旅行で気軽に倉敷を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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