札幌まつり(北海道神宮例祭)は華やかな行列が魅力!概要や楽しみ方などを解説
北海道・札幌市で毎年6月に行われる札幌最大の祭り・札幌まつり(北海道神宮例祭)。毎年膨大な数の屋台が並び、市民から観光客まで訪れるお祭りです。 この記事では、札幌まつりの見どころや楽しみ方、アクセス方法などを札幌出身の筆者が解説!ぜひ札幌まつりに参加する前に情報をチェックして楽しんでくださいね!
北海道・札幌市で毎年6月に行われる札幌最大の祭り・札幌まつり(北海道神宮例祭)。毎年膨大な数の屋台が並び、市民から観光客まで訪れるお祭りです。
この記事では、札幌まつりの見どころや楽しみ方、アクセス方法などを札幌出身の筆者が解説!ぜひ札幌まつりに参加する前に情報をチェックして楽しんでくださいね!
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札幌まつり(北海道神宮例祭)の基本情報
北海道・札幌市を代表するお祭り・札幌まつり。まずは札幌まつりの概要や歴史などの基本情報を解説します。
札幌まつりとは?
札幌まつりは、正式名称を北海道神宮例祭と言い、明治5(1872)年から150年以上行われている由緒ある祭りです。
札幌駅の約4キロ西側にある円山公園内に位置する北海道神宮と、札幌駅の約2キロ南側に位置する中島公園という、離れた場所にある2ヶ所の会場で行われます。北海道神宮では伝統的な奉納行事や露店の出店が行われ、中島公園では北海道神宮よりも大きな規模で露店の出店が行われます。
また、最終日の16日には札幌市内を練り歩く神輿渡御(みこしとぎょ)が行われます。色鮮やかな衣装をまとった1,000人を超える市民が、神輿や山車と一緒に練り歩く姿は、平安時代の絵巻物を彷彿とさせます。
札幌まつりが開催される都市・札幌とは?
札幌まつりが開催される北海道・札幌市は、人口196.5万人を誇る政令指定都市です。北海道の経済の中心地であり、全国からビジネスマンが訪れる一方、グルメや自然、夜景などの観光スポットも豊富で、国内外から毎年数多くの観光客が訪れる街でもあります。
JR札幌駅へは、北海道の玄関口・新千歳空港から快速列車で約40分とアクセスが良いため、北海道各地への観光の拠点としても便利です。
札幌まつりの開催日時は毎年6月14〜16日
札幌まつりは、毎年6月14日から16日の3日間にわたって行われます。2024年は金・土・日曜日と週末に開催されるため、非常に混雑すると予想されます。
北海道神宮では、例年14日の夕方18時より宵宮祭、15日の朝10時より例祭、14日・15日の朝11時から夜20時または21時ごろまで奉納行事が行われます。16日の神輿渡御は、例年朝9時より北海道神宮をスタートして市内を練り歩き、夕方16時30分頃に再び戻るスケジュールです。
また中島公園では、14日から16日の三日間、朝10時から夜21時まで屋台が立ち並びます(最終日の16日は店によって閉店時間が異なります)。
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札幌まつりの見どころ・楽しみ方
札幌まつりは年に一度のイベントで、見逃せないポイントがたくさんあります。ここでは、札幌まつりの必見行事やポイントをご紹介します!
札幌市民のパフォーマンスを楽しめる奉納行事
北海道神宮の会場では、14日・15日の朝11時から夜20~21時ごろまで奉納行事が行われます。神宮内にいくつかの舞台があり、札幌市内のさまざまな団体により、日本の伝統芸能やよさこいソーラン、ジャズや吹奏楽の演奏などのパフォーマンスが行われます。
普段なかなか見ることのできない日本の歴史を感じるパフォーマンスを、北海道神宮の豊かな木々の中で見られるのは、北海道のお祭りならではの楽しみ方ではないでしょうか。
子どもも大人もワクワク!400店以上ひしめき合う露店
お祭りといえば、子どもも大人も楽しみにしているのが露店。露店は北海道神宮と中島公園の2ヶ所に立ち並びますが、特に規模が大きいのは中島公園会場です。中島公園会場の露店数は北海道内のお祭りで最大であり、新型コロナ前には例年400から500店舗の露店が出店していました。
露店はフルーツ飴やチョコバナナ、焼きそばなどのお祭り定番の軽食から、金魚すくいや射的などのゲーム、そしてお化け屋敷やバイクパフォーマンスなどの屋台小屋までさまざま。日本の縁日らしい露店を、大人も童心に帰って楽しむことができますよ。
フィナーレは札幌市内を練り歩く神輿渡御
札幌まつりの最終日・6月16日には、札幌市内中心部を練り歩く、神輿渡御(みこしとぎょ)が行われます。札幌市民が平安時代の美しく華やかな衣装を着て、太鼓やきれいな笛の音が鳴り続ける中、北海道神宮の神々が祀られている神輿を担ぎながら練り歩きます。
そして、練り歩く道中で山車(だし)と合流します。2023年は、4基の神輿と9基の山車を約1,300人の市民がかつぎ、その行列の長さは約1.3キロにもおよんだという、迫力ある行事となっています。
神輿渡御は、例年朝9時より北海道神宮をスタートし、市内を練り歩きながら昼頃に地下鉄バスセンター前駅の近くにある北海道神宮頓宮に着きます。そこで折り返して、また違うルートを練り歩きながら、夕方16時30分頃に北海道神宮に戻ってくるルートになります。
札幌まつりの参加方法は?
札幌まつりは開催規模が大きく、例年大変多くの市民や観光客が訪れるものの、北海道神宮によって行われる一般的な例祭です。予約が必要なエリアや有料エリアはなく、チケットなどを購入する必要はありません。北海道神宮と中島公園の両会場とも、誰でも自由に参加・見学できます。
札幌まつりへのアクセス・行き方
札幌まつりは北海道神宮と中島公園の2ヶ所で開催されます。ここではそれぞれの会場へのアクセスについて、札幌市内中心部から地下鉄・バス・徒歩での行き方を解説します。
北海道神宮へのアクセス方法は地下鉄またはバス
札幌駅から北海道神宮へ向かう場合、地下鉄またはバスで行くことができます。
札幌駅から地下鉄で行く場合、地下鉄南北線もしくは東豊線のさっぽろ駅から大通駅へ行き、東西線に乗り換えて円山公園駅で下車します。円山公園駅から約15分歩くと、北海道神宮に到着します。地下鉄乗車時間と徒歩時間を合わせた所要時間は約30分、料金は250円です。
札幌駅からバスで行く場合、札幌駅前から乗車、円山第一鳥居前で降車して、約17分歩いて北海道神宮に行くのが一般的なルートです。ただし、時間帯によって札幌駅周辺からさまざまなバスが運行されているので、出発時刻に合わせたバスをマップアプリなどで確認することをおすすめします。バス乗車時間と徒歩時間を合わせた所要時間は約40分、料金は210円です。
中島公園へのアクセス方法は地下鉄または徒歩
札幌駅から中島公園へ向かう場合、地下鉄を利用するか徒歩で行くことができます。
札幌駅から地下鉄で行く場合、地下鉄南北線さっぽろ駅から乗り、中島公園駅で降ります。所要時間は約5分、料金は210円です。
札幌駅から徒歩で行く場合、約30分で中島公園に到着します。なお、大通駅からは徒歩約20分、すすきの駅からは徒歩10分で中島公園に行くことができます。祭り当日は地下鉄が混雑する可能性が高いので、札幌の街を散策しながら地下鉄の混雑を避けられる徒歩でのアクセスもおすすめです。
札幌まつりにおける注意点
札幌まつりは、北海道最大規模の露店が立ち並んで多くの人が集まる、札幌の夏を告げる風物詩です。かなりの混雑が予想される札幌まつりの、注意点を解説します。
スケジュールに余裕を持って行動する
札幌まつりは毎年多くの市民や観光客でにぎわい、中島公園や北海道神宮の露店ゾーンでは、前に進むのが困難なほど混みあいます。人気の露店では会計までに時間がかかることも。余裕を持って楽しむため、しっかり時間を確保して訪れるようにしましょう。
また、札幌まつりの開催される6月14日から6月16日が平日の場合、午後は授業を終えた学生がたくさん訪れます。混雑を少しでも避けるのであれば、午前から昼過ぎに訪れるとよいでしょう。
混雑への疲れに気をつける
6月の札幌の最高気温は22、3℃程度と過ごしやすい気温ではあるものの、身動きが取りにくいほどの混雑が生じる札幌まつりの会場では、実際の気温以上に高く感じたり、人ごみに酔ってしまったりする場合もあります。
水分補給に気を付け、疲れを感じたら神宮や公園内の露店が出店されていないスペースで休憩を取るようにしましょう。
札幌まつりを満喫しよう
この記事では、札幌まつりに関する見どころや歴史、アクセスなどについてご紹介しました。毎年札幌市民が楽しみにしている北海道最大規模のお祭りに、あなたもぜひ参加してみてくださいね!
札幌まつり(北海道神宮例祭)の基本情報 | |
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住所 | [北海道神宮]北海道札幌市中央区宮ヶ丘474 [中島公園]北海道札幌市中央区中島公園 |
開催日 | 毎年6月14日・15日・16日の3日間 |
アクセス | [北海道神宮]札幌駅から地下鉄で約30分、バスで約40分 |
参加料金 | 無料 |
公式サイト |
cover photo by
Sapporo Festival. by MIKI Yoshihito is licensed under CC BY 2.0 DEED