【2024年最新】フィレンツェからベネチアへの行き方2選!新幹線・バスでの最安・最速のアクセス方法は?
ベネチアは、フィレンツェから電車で約3時間で行ける場所です。イタリアを周遊するなら、多くの見どころや美味しいグルメを楽しめるベネチアにも、足をのばしてみましょう。 本記事では、フィレンツェからベネチアに行く方法をご紹介。電車やバスなど、いくつかの移動方法があるので、自分の目的にぴったりの手段を選んでくださいね。
ベネチアは、フィレンツェから電車で約3時間で行ける場所です。イタリアを周遊するなら、多くの見どころや美味しいグルメを楽しめるベネチアにも、足をのばしてみましょう。
本記事では、フィレンツェからベネチアに行く方法をご紹介。電車やバスなど、いくつかの移動方法があるので、自分の目的にぴったりの手段を選んでくださいね。
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フィレンツェからベネチアに行く方法は?距離は?
ベネチアは、フィレンツェから北東に約269km離れた場所にあります。日本でいうと東京から八丈島や岐阜県の奥飛騨温泉郷までの距離です。かなり距離があるので、日帰り観光はあまりお勧めできません。行くならベネチアに宿泊することも考えて、旅行プランを立てると良いでしょう。
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フィレンツェからベネチアまでの最速・最安の行き方は?
時間 | 料金 | おすすめな人&特徴 | |
---|---|---|---|
新幹線 | 約2時間14分 | 片道46.9ユーロ(約8,455円)~ | 目的地まで早く移動したい人、日帰り旅行をしたい人 |
バス | 約3時間35分~4時間30分 | 片道20ユーロ(約2,413円)~ | 夜間を有効活用したい人、リーズナブルに移動したい人 |
このように、移動手段によって移動時間や価格はさまざま。出発場所や時間、値段などそれぞれ詳しく説明するので、ご自身の予算や滞在時間に合った行き方を選んでくださいね。
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フィレンツェからベネチアまで新幹線でアクセス!
イタリアでは、大都市間を高速で結ぶ超特急「フレッチャロッサ」が運行されています。日本でいう、新幹線のことです。
ベネチアをはじめ、ミラノ、フィレンツェ、ローマなど、フィレンツェからイタリア主要都市へのアクセスはほぼ網羅。街から街を周遊する旅を計画しているなら、ぜひ使ってみましょう。
ほとんどはフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から出発します。また、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅を出たあとボローニャやフェッラーラなど、各地の主要駅に停まります。最終目的地はヴェネツィアですが、他の街も見て歩きたい・・という人はチェックしてみると良いですよ。食堂車と各車両にトイレがついているので、移動時間が長くなっても安心です。
同じく、新幹線を運行しているイタロという私鉄があります。ルートと所要時間はイタリア国鉄とほぼ同じです。
日帰りのベネチア旅行に1番おすすめ
イタリア国鉄の新幹線であるフレッチャロッサは、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅が始発です。
ここからベネチア・サンタ・ルチア駅行きの電車は1時間に1本の割合で運行されています。所要時間は2時間14分程度。最も早くベネチアに行け、日帰り旅行にはぴったりです。
イタロのフィレンツェ〜ベネチア間の電車は、フレッチャロッサと同じ所要時間と運行本数です。料金はフレッチャロッサより安いので、希望の時間帯に空きがあれば予約するのがおすすめです。
フィレンツェ・テルミニ駅からベネチアまでの金額は片道46.9ユーロ(約8,455円)から
フィレンツェ〜ベネチア間のフレッチャロッサは、片道46.9ユーロ(約7,534円)。フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅正面入り口側に券売機がずらりと並んでいるので、ここで買えます。
購入した切符の種類にもよりますが、払い戻しや電車変更をしたいときは、券売機の斜め後ろに有人のチケットオフィスがあるので、ここへ行って手続きをしましょう。切符を購入したいときももちろん、オフィスを利用できます。
イタロの切符もフレッチャロッサ同様に、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅構内に券売機と有人窓口があるので、そこで買えます。
イタロの切符は、時間帯や座席のグレードによって、フレッチャロッサより25〜50%ほど安く買えることがあります。ただし、人気があり時間帯によってはすぐ売り切れることも。使う場合はイタロのインターネットHPから予約しておくと確実です。
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からベネチア・サンタ・ルチア駅までの所要時間は約2時間14分
ベネチア・サンタ・ルチア駅行きのプラットフォームは決まっていません。イタロの新幹線を含め、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅構内の電光掲示板で表示されます。
発車時刻の30分前ほどになると表示されることが多いです。遅延などがあるとなかなか確認できないこともありますが、落ち着いて待てば表示されますよ。
新幹線の切符は、駅にある刻印機に通す必要がありません。その代わり車内での検札で必ずチェックされます。インターネットやスマホで購入したものにはQRコードがついていて、検札時はこちらをチェックされるため、いつでもバーコードを提示できるようにしておきましょう。
ベネチアに宿泊予定で、40L以上のスーツケースを持ち歩くという人は注意!大型のスーツケースを置く場所が各車両の自動ドア近くと、各車両の真ん中あたりの2カ所に設置されていますが、とても狭いです。3〜4個入れたらいっぱいになってしまうので、確実にスーツケースを収納したいなら、早めに新幹線へ乗り込むことをおすすめします。
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から新幹線で移動するメリット&デメリット
メリット
- 幹線駅からの移動なので、簡単で楽
- 運行本数が多い
- 直行便が多く所要時間が短い
デメリット
- 運賃が高め
- 突発的な運休が起こる場合がある
- ごく早朝や深夜に移動することはできない
フィレンツェからベネチアまでバスでアクセス!
高速バスを使って、フィレンツェからベネチアへ行くこともできます。
フィレンツェ郊外、スカンディッチ地区にある、ヴィラ・コスタンツァバスターミナルから、ベネチア・メストレ駅前バスターミナルやヴェネツィア本島内のイゾラ・ノーヴァにあるトロンケットバスターミナルを〜ベネチア間を結ぶ直行便が運行されています。運行会社は、高速バス会社のFlixbus社とItabus社の2社です。
全ての路線が直行便で、トイレがついています。そのため、途中SAでの休憩などはありません。
飲食物は持ち込めますが、マナーとして公共の場で飲食することはあまり歓迎されないことが多いです。できるだけ食事を済ませてから乗車するか、エナジーバーなどの簡単なものを持参するかのどちらかにしておきましょう。
ちなみに、車内Wi-Fi、モバイル電源が備えつけられている車両がほとんど。長い移動時間も快適に過ごせそうですね。
ベネチアへは約3時間35分~4時間30分でアクセスできる
フィレンツェの高速バスターミナル、ヴィラ・コスタンツァバスターミナルは、フィレンツェ郊外にあります。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からトラムで30分程度の距離です。
もしくはフィレンツェ市バス6番と27番に乗りついで40分ほどでも行けますが、渋滞状況に左右され到着時間がトラムよりも読みにくいことが多いです。そのため、バスを使う場合は時間に余裕を持っておく方が良いでしょう。
ヴィラ・コスタンツァバスターミナルからは、イタリア各地を結ぶ高速バスが出発します。ベネチア行きは、午前と午後に2本ずつ運行されています。
到着地は、ベネチア・メストレ駅前バスターミナルか、ヴェネツィア本島内のイゾラ・ノーヴァにあるトロンケットバスターミナルのどちらか。宿泊先や目的地に合わせて利用しましょう。
フィレンツェ・ヴィラ・コスタンツァバスターミナルからベネチアまでの金額は片道20ユーロ(約2,413円)から
フィレンツェ〜ベネチア間の高速バスは、片道20ユーロ(約2,413円)程度から。高速バスターミナル内のチケット売り場で買えます。高速バス各社のHPから買う場合は、片道5ユーロ(約804円)というディスカウントチケットもあるのでチェックしておくといいでしょう。
購入した切符の種類にもよりますが、払い戻しや日程変更をしたいときは、チケット売り場で変更できます。一方、高速バス会社のインターネットHPで購入したチケットは、HPから変更手続きが必要なので、変更の予定があるときは早めに手続きしておきましょう。
フィレンツェ・ヴィラ・コスタンツァバスターミナルからベネチアまでの所要時間は約3時間35分〜4時間15分ほど
フィレンツェ〜ベネチア間の高速バス所要時間は約3時間35分〜4時間15分程度で、全席指定です。
バスターミナルに電光掲示板などはないので、ベネチア行きの高速バスがどこから発着するかチケットオフィスに確認しましょう。もしくは、停車中のバス上部に電光表示されていたり、紙に手書きで行先が書いてあったりします。
乗車時に、ドライバーがチケットを確認します。見せてから自分の席へ移動しましょう。
スーツケースなど大きい荷物があるときは、自分でバスのトランクへ入れてから乗り込みます。一人当たりスーツケース1つ+車内持ち込みのキャリーケースまでなら無料のことが多いですが、持ち込む荷物が多いと追加料金を払う必要があるので、チケットの窓口で確認しておくのをお忘れなく!
フィレンツェ・ヴィラコスタンツァバスターミナルからバスで移動するメリット&デメリット
メリット
- 早朝から深夜までと運行時間が幅広く、希望する時間帯を利用しやすい
- トランクが大きめなので大きな荷物があるときは便利
- 事前予約は片道5ユーロ程度で乗れることがある
デメリット
- 電車に比べると座席は狭い
- 高速道路での事故や、フィレンツェもしくはベネチア市内での渋滞にかち合うと鉄道と比べて大幅な遅延になることがある
- 悪天候で運休になることがある
ベネチアについたら水上バスや水上タクシーで目的地へ移動
フィレンツェからの電車が到着するのは、ベネチア・サンタ・ルチア駅。ベネチアの観光の拠点とも言える大きな駅です。
サンタ・ルチア駅正面近くのローマ広場には、水上バス(ヴァポレット)乗り場があります。ここから、ベネチア観光のメッカ、サン・マルコ広場行きの水上バスが出ているので、乗ると良いでしょう。サンマルコ広場へ徒歩でも行けますが、橋を渡ったりなどアップダウンがあるので、スーツケースを持参する場合は水上バスに乗るのが無難です。
高速バスでベネチアへ来た人なら、メストレバスターミナルで降りる場合もあるでしょう。その場合は、バスターミナル目の前が国鉄メストレ駅なので、徒歩で駅へ向かいます。各駅停車のベネチア本島のサンタ・ルチア駅行きに乗れば、約11分で駅に着きます。
ベネチア本島のトロンケットバスターミナルで降りるなら、トロンケット島内に水上バス乗り場があります。ここからサンマルコ広場行きに直接乗れますよ。
サンタ・ルチア駅近辺に行きたいときは、通常の路線バスでローマ広場まで行くのが一番早いです。
水上バスに乗るときは、くれぐれもバッグやカメラなど、貴重品の持ち歩きに気をつけて!水上バス内でのスリ被害が最も多いです。とられたらまず戻ってこないので、周りに気を配りながら乗りましょう。
水上バスより料金は上がりますが、水上タクシーで移動する方法もあります。ホテルの前やホテルの最寄りの船着場まで乗せてくれるので、荷物が多いときや移動人数が多いとき使ってもいいでしょう。
また、ベネチアのシンボル、ゴンドラでも移動ができます。しかし荷物が多いと乗せてもらえなかったり、水上タクシーより割高だったりします。利用するときは、時間に余裕がある観光中に留めておく方が無難です。
日帰りベネチア観光のあともサンタ・ルチア駅から出発!
ベネチアの観光を満喫したあとフィレンツェに戻るときは、まずサンタ・ルチア駅へ向かいましょう。
新幹線でフィレンツェに戻る場合は、行きと同じルートで戻るだけ。ただしホームの番号は、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅同様、出発直前までわかりません。電光掲示板の表示をよく見ておきましょう。
高速バスでフィレンツェへ戻るときは、最寄りの水上バス停留所からトロンケット島へ行けるかチェックしましょう。
直行でトロンケット島へ行けなければ、サンタ・ルチア駅かサンマルコ広場などの大きな、水上バス停留ターミナルに向かうのが一番時間の節約になります。多少時間がかかるので、移動は早めに!
目的に合わせてフィレンツェからベネチアに行こう!
本記事では、フィレンツェからベネチアまで、新幹線・バスの2つの行き方について紹介しました。
それぞれメリットやデメリットはありますが、1番おすすめの移動手段はやはり新幹線。最短でベネチアへ移動できるので、観光にはベストです。
移動費用はとにかく安く抑えて、その分をベネチア観光にあてたいという人は高速バスもおすすめ。深夜帯も運行しているので、宿泊もかねて現地にできるだけ長く滞在したいという場合も向いています。
それぞれのメリット・デメリットを確認した上で、自分にぴったりの移動手段でベネチアへの移動を楽しんでくださいね。
※2024年1月26日現在1ユーロ=160.62円で計算
cover photo by unsplash