ハノイ観光におすすめのスポット

ハロン湾は、世界遺産に登録された美しい観光地で、島々や奇妙な形をした岩など、3000以上の独特な自然が魅力のひとつです。ベトナム北部の首都ハノイから約4時間の距離にあり、クルーズ旅行やカヤック体験など、多彩な観光が楽しめます。約2億5000万年前の海底の生物の遺体からなる石灰岩が、海水や風雨などの自然の力で創られた独特な岩々は、まるで水墨画のような美しさです。また、2019年からは、環境保護の観点からプラスチック類の持ち込みが禁止されているため、マナーを守り、見学に適したスリップ防止の履物を履くように注意が必要です。ハロン湾の神秘的で美しい自然をぜひ体感してください。

ベトナムの伝統芸能の水上人形劇を楽しむことができる観光スポットです。舞台が水面に浮かぶため、人形が水上からでてくる演出が見どころです。公演には、ベトナムの民族衣装を着た人形が登場し、舞台上で様々な物語を披露します。音楽やライトの演出も見逃せません。口伝えで受け継がれた伝統芸能を見ることができるため、ベトナムの文化を感じたい方にはおすすめの観光スポットです。

ハノイから車で約40分の距離にある、焼き物で有名な村。バッチャン焼きはトンボやハス模様が描かれた陶器が特徴。また、特徴的な登り窯や職人の作業風景を見ることも可能です。ただし、カフェやレストランは少ないため、食事の計画や水の持参が必要です。

ベトナムの首都ハノイにある美しいゴシック様式の教会です。特に夜間にはライトアップされた姿が幻想的で、ロマンティックな雰囲気を味わえます。教会内ではミサや信者によるイベントも盛んに実施されており、本格的なカトリック教会を訪れたことがない方にもおすすめの場所。教会内にはイタリア・ベネチア産の美しい色合いのステンドグラスが使用されており、幻想的な雰囲気を全身で味わえますよ。

ランドマークである伝説の湖。ハノイ市の中心部に位置し、古くは紅河が氾濫してできた湖とされています。夜に散策するとハノイのライトアップされたビル群や街の様子、ライトアップされた塔も見られます。昼間は別の観光名所を観光して、夜に地元のローカルフードを楽しみながら、ライトアップされた公園を散歩するのがおすすめです。

ハノイの旧市街通りは36通りと呼ばれ、36の同業者組合によって区分けされた広大な地域です。その中には多様な文化や歴史、伝統的な街並みが残っています。フレッシュな食材を使ったベトナム料理を楽しめる食堂や、世界的にも有名なエッグコーヒー店など、グルメスポットも多数あります。ハノイの旧市街は歩いて楽しめるエリアなので、歴史と文化を感じる街散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。

1070年創建の孔子を祀る廟で、ハノイの象徴的な観光スポット。1076年に創設されたベトナム初の大学や、科挙合格者の名前が刻まれた82個の石碑があり、石碑は世界の遺産に登録されています。700年以上の長きに渡って学者や政治的な指導者など、数々の偉人を輩出してきた歴史のある大学の講堂を見学できるのが魅力の一つ。敷地内にはベトナムで実施されてきた科挙の歴史や文化的な軌跡、文廟の歴史・文化について伝える展示などもあります。

1975年のベトナム戦争におけるサイゴン陥落についての歴史的な記録をおさめた博物館。博物館に入場すると、当時使われていた当時の武器・戦車の展示に出迎えられ、当時の戦闘のイメージが鮮明に頭に浮かぶでしょう。当時の戦闘をジオラマで再現した展示があり、戦闘の様子をリアルに学べます。フラッグタワーの内部は登ることができ、タンロン遺跡（旧ハノイ城）の景色を一望できるのも魅力ですよ。

ベトナム建国の父ホー・チ・ミンの遺体が安置されている廟です。建物はベトナム産の天然素材が使用されており、ホー・チ・ミンの遺体は特別な処置が施され、きれいな状態のままガラスケースで保管されています。今でもベトナム全土から多くのベトナム人が訪れ、弔問する様子が見てとれるでしょう。1時間に1度行われる衛兵交代式も迫力があって人気なので、ぜひ見てみてくださいね。ただし、あくまでも墓であることは念頭に置いて、失礼な服装や態度は避けるようにするのがマナーです。訪れる際には、肩とひざをおおえる衣服を着用し、敬意をもって参拝しましょう。

フランス統治時代に建設されたオペラハウスで、中世フランスの当時の建築様式を体感でき、ライトアップされた外観も魅力的です。建物は3フロアに分かれ、ゲストを迎えるメインホール、要人を迎え入れるミラールーム、一般向けのオーディエンスルームがあります。また、お土産ショップやコーヒーショップもあるので、観劇の前後にショッピングやコーヒーブレイクを満喫したい方にもおすすめ。建物自体も見どころの一つであり、19世紀フランスの建築スタイルを反映しています。ここでは、オペラやバレエ、音楽会など、様々な演目が楽しめます。ハノイ歌劇場を訪れると、豪華な装飾や優れた音響効果に圧倒さますよ。

ハノイで最大規模を誇る活気にみちた市場。1階は食品と日用雑貨がひしめき合い、バッチャン焼やハス茶などのおみやげ品を購入できます。2、3階は衣料品や布地の店が並んでいます。水上人形劇場から徒歩約20分。6時~18時で営業。市場のまわりにも、花やフルーツを売る路上市場が広がり、屋台もたくさん並んでいます。夜になれば、さらに屋台がひしめき、フォーやブンチャーなどのベトナムの名物料理を安く食べることもできますよ。

チャンクオック寺は、ハノイの西湖（ホータイ）にある金魚島に位置する、ベトナム最古の仏教寺院です。6世紀にソンホン川のほとりで開国寺として建立されましたが、1616年に現在の場所へ移転し、鎮国（チャンクオック）寺と改称されました。寺院の見どころは、高さ15mの11階建ての仏塔です。各層には阿弥陀仏像が祀られており、湖岸から眺める仏塔は絶好の写真スポットとなっています。境内には釈迦や菩薩などの像が安置され、静かで神聖な雰囲気に包まれています。チャンクオック寺は、ベトナムの歴史の深さを感じさせながらも、自然と一体となった絵画のような風景を堪能できる場所です。お寺を訪れる際は、肌の露出の少ない服装で参拝しましょう。

旧市街の南に位置する「トレインストリート」は、建物のすぐそばを電車が通過する、映画のワンシーンのような光景が見られるスポットです。わずか幅3ｍほどの路地にカフェやショップが軒を連ねている通りを、電車がギリギリの状態で通り過ぎていきます。間近で見る電車の迫力は圧巻で、スリル満点の非日常体験を味わえます。またトレインストリートは、おしゃれな店が多いのも魅力のひとつ。ヴィンテージの店でショッピングやカフェでコーヒーを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせます。昼下がりと夕暮れ時の1日2回が、電車の通過を目撃できるチャンス。ただ電車が時間通りに来ない場合もあるので、ゆとりを持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

タンロン遺跡は、2003年に発掘された王朝時代の遺跡群で、世界遺産に登録されている歴史的スポットです。「タンロン」とは「昇龍」を意味し、11世紀から19世紀初頭までベトナム王朝の都が置かれていたことに由来します。遺跡は石造りの要塞、宮殿、寺院、水路で構成され、周辺の地形に適応するように設計されているのが特徴。遺跡内には当時の王宮や役所、兵舎、倉庫などの建物があり、歴史的に重要な役割を担っていたことがわかります。金・土には夜のツアーが開催され、ライトアップされた幻想的な遺跡が見学できます。遺跡を背景にしたショーや写真撮影、ゲームや水汲み体験などが楽しめます。タンロン遺跡は、ベトナムの長い歴史と文化を体感できる貴重な場所といえるでしょう。

チャンアンは、ベトナム先史時代の歴史と手つかずの自然が融合した絶景スポットです。石灰岩の断崖絶壁と、その麓を流れる川や湿原の風景が評価され、2014年に世界遺産として登録されました。チャンアンはボートに乗って川を下るクルーズ観光が一般的で、カルスト地形の奇岩や岩の上に建つ寺院、のどかな水田の風景を船の上から楽しめます。クルーズでは狭い洞窟をくぐり抜ける体験もあり、探検気分が味わえるのも魅力です。またクルーズとセットで訪れたいのが、ベトナム王朝発祥の地「古都ホアルー」。古代の面影を残す城跡や歴代の王が祀られています。ハノイから車で2時間ほどで行けるので、日帰り旅行にもぴったり。自然が創り出した景観とベトナムの歴史が体感できるスポットです。

ビンコム現代芸術センター（VCCA）は、ハノイ中心部から南の「ビンコムメガモール ロイヤルシティ」内にあるアートセンターです。ベトナムのアートシーンの発展を促進することを目的とし、2017年に非営利団体が設立しました。1700㎡のシンプルな正方形の空間では、空間を活かした斬新な展示や、国際的に活躍するアーティストの作品が鑑賞できます。また、ピアノやチェロの音楽コンサートやトークショーなどのイベントも随時行われ、幅広く芸術を楽しめる場です。さらに、ビデオギャラリーやワークショップなど、多彩なコンテンツが用意されているのも魅力。無料で見学できるエリアもあるので、観光やショッピングの合間に現代アートを味わってみるのはいかがでしょうか。

ハノイの中心部東側に位置するホン川に架かる「ロンビエン橋」は、ベトナムの歴史を語る上で欠かせない存在です。20世紀初頭に建設されたこの橋は、ベトナム戦争中に米軍の激しい爆撃を受けながらも、繰り返し修復され、今も市民の生活を支え続けています。全長1700ｍにおよぶ鉄橋は、エッフェル塔を横にしたようなシルエットと曲線美が特徴的。特に夕暮れ時には、赤く染まる空とのコントラストが絶景を生み出します。橋のそばには歩行者専用通路が設けられており、線路沿いを歩くスリリングな体験もできます。散歩やジョギングを楽しむ地元の人々の、ローカルライフも垣間見ることができるでしょう。ロンビエン橋の近くにはドンスアン市場があるので、セットで観光するのがおすすめです。

ベトナム最大規模の仏教寺院で、壮大さと美しさから国内外から多くの人が訪れる「バイディン寺。」伝統的なベトナム建築と現代的な要素が見事に融合しており、外観だけでも一見の価値ありです。バイディン寺は、広大な敷地に数々の壮麗な建造物が点在しており、その中でも特に目を引くのが、高さ100mを超える大仏塔と、56mの高さを誇る釈迦如来像です。釈迦如来像は、青銅製で重さは100トンにも達し、堂々たる姿は圧巻の光景です。また、門から続く回廊にある500体以上の石仏も見所。ずらりと並ぶ石仏は心を静め、仏教の教えに触れる貴重なひと時です。寺院周辺には美しい庭園や池が広がっているので、ぐるりと散策してベトナムらしいひと時を過ごしてみてはいかがでしょう。

ホーチミン主席が1958年から1969年まで住んだ場所の「ホーチミンの家。」べトナムの独立と自由を象徴する歴史的な場所として、多くの人に愛される観光名所です。ホーチミン主席はここで質素な生活を送りながら、ベトナムの独立運動を指導しました。現在、ホーチミンの家は「ホーチミン廟」や「ホーチミン博物館」とともに、多くの観光客が訪れるベトナムの重要な歴史的名所の一つです。伝統的なベトナムの高床式住居を基に建てられた木造の家で、シンプルでありながら機能的なデザインが特徴です。内部は当時のまま保存されており、ホーチミン主席が使用した家具や日用品がそのまま残されています。また、家の周辺に広がる美しい庭園でゆったりとしたひと時を過ごすのもおすすめです。

ドンキンギアトゥック広場は、ハノイの中心部に位置するベトナムの歴史と文化が交差する象徴的な場所です。ホーチミン廟やバーディン広場、ホーチミン博物館など、ベトナムの独立と革命に深く関わる施設が集まるエリアの一角にあり、観光で訪れるのに最適です。また、ベトナム独立後の記念行事や公式行事の開催地としても知られており、観光客をはじめ地元の人の憩いの場となっています。ベトナムの歴史的な歩みを感じると同時に、ハノイ市民の日常生活にも触れられるのもおすすめポイント。早朝や夕方には、地元の人がジョギングや散歩を楽しみ、家族連れや友人同士がくつろぐ姿が見られます。また、周辺にはカフェやレストランも点在し、休憩がてら地元の料理を味わうのもおすすめです。

玉山祠は、ハノイの中心にあるホアンキエム湖の小島に位置する美しい寺院です。ベトナムの歴史と文化が色濃く反映された神聖な場所で、赤い「栄光橋（タンロング橋）」を渡った先にあります。玉山祠は伝統的なベトナム様式を取り入れているのが特徴。美しい彫刻や装飾が施された木造の本堂、静かな中庭が圧巻の景色です。また、玉山祠は景色の良さもおすすめポイント。ホアンキエム湖を一望できる絶好のロケーションにあり、周囲の自然と見事に調和しています。特に、朝日や夕日に照らされた寺院と湖の風景は、まるで絵画のように美しく、写真撮影スポットとしても人気です。ホアンキエム湖周辺をゆったりと散策した後、休憩がてら美しい寺院を見学してみてはいかがでしょう。