【2024年最新】ルワンダの治安は？危険な場所や注意点を解説

ルワンダの治安はいい？悪い？

ルワンダは、アフリカの中でも治安が安定している国の一つです。1993年の内戦終結後、政府による治安維持の取り組みが功を奏し、犯罪発生率は大幅に減少しました。

日本の外務省も、ルワンダ全土に対して「レベル1：十分注意してください」という比較的低いレベルの危険情報を出しています。

首都キガリを含む主要都市は、日中は一人歩きもできるほど安全ですが、夜間の一人歩きや、人通りの少ない場所での行動はさけてください。

ルワンダの夜間の治安状況

ルワンダの夜間の治安は比較的安定していますが、油断は禁物。とくに首都キガリでは、夜遅くまで営業している店舗も多いため、深夜の一人歩きはさけましょう。

タクシーを利用する際は、信頼できる会社のものを選ぶことが重要です。流しのタクシーには乗らないようにしてください。

また、夜間の長距離移動はさけ、日中の移動を心がけましょう。万が一の際には、大声で助けを求めてください。

ルワンダで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

ルワンダは全体的に治安が安定しているとはいえ、やはり注意が必要なエリアも。とくに下記のような国境付近や人通りの少ない地域では、犯罪のリスクが高くなります。

• ルワンダ・ブルンジ国境付近
• ルワンダ・コンゴ民主共和国国境付近
• キガリ市内のスラム街

注意が必要な地域の情報を事前に把握し、訪問する際は細心の注意を払ってください。

ルワンダ・ブルンジ国境付近

ルワンダ南部のブルンジとの国境付近は、武装勢力の活動が報告されており、治安が不安定な地域です。ブルンジとの国境付近への不要不急の訪問は控えてください。もし、訪れる必要がある場合は、現地当局の指示に従い常に周囲の状況に気を配りましょう。

ルワンダ・コンゴ民主共和国国境付近

ルワンダ西部のコンゴ民主共和国との国境地帯も、反政府武装勢力の活動が活発な地域です。2018年には、コンゴとの国境付近で武力衝突が発生し、一般市民も巻き込まれる事態となりました。国境地帯への立ち入りをさけ、最新の治安情報を常にチェックしてください。

キガリ市内のスラム街

首都キガリには、キミセゲラやニャカバンダなどのスラム街が点在しています。これらの地域では、貧困を理由とした犯罪が多く発生。

スラム街へ安易に立ち入ることはさけてください。訪問しなければいけない場合は、現地ガイドに同行してもらうなどの対策が必要です。スラム街特有の雰囲気に興味があっても、自分の安全を最優先に考えましょう。

ルワンダで観光客が被害にあいやすい犯罪は？

ルワンダは治安の安定している国ですが、観光客が被害にあう犯罪も多発しています。旅行中は十分注意が必要です！ルワンダで観光客に対して多発している犯罪の種類や手口には、下記のようなものがあります。

• スリ・ひったくり
• 詐欺
• 置き引き

被害にあわないための対策もお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

スリ・ひったくり

ルワンダでは、スリやひったくりの発生率は比較的低くなっています。しかし、人ごみや観光地では注意が必要です。犯人は、旅行者を狙ってたくみに貴重品を盗みとります。

混雑した場所では、バッグを体の前で持ち、貴重品はしっかりと持ってください。ポケットに財布を入れている人は、とくにねらわれやすいので注意が必要です。

もし、スリやひったくりの被害にあってしまったら、大声で助けを求め、周囲の人に協力を求めましょう。しかし、犯人を追いかけるのは危険なのでさけてください。

パスポートを盗まれた場合は、被害届を出すだけでなく大使館に相談しましょう。パスポートや渡航書を発行してもらえます。万が一のために、旅行者保険に加入しておくと安心です。

詐欺

ルワンダでは、親切に声をかけてくる詐欺も多発しています。見知らぬ人から食事やお茶に誘われても、ついていかないでください。

また、両替の際は必ず正規の両替所を利用し、見知らぬ人からの両替は断りましょう。少しでも不審に感じたら、その場を離れるのが得策です。

観光地では、「ガイド料が必要」などと言って法外な料金を請求されるボッタクリにも注意してください。事前に料金を確認し、領収書を忘れずにもらいましょう。

「お土産を買ってあげる」と言われて、高額な商品を購入させられるケースもあります。親切そうな提案でも、かんたんに信用しないでください。

置き引き

レストランやカフェなどで、テーブルに置いたバッグから財布が盗まれる置き引きも報告されています。席を離れる際は、必ず貴重品を持ち歩くようにしましょう。

また、ホテルの部屋でも、バッグを放置しないでください。「清掃をする」と部屋に入ってくる犯人もいます。

貴重品は、できるだけホテルのセーフティボックスに預けるのが一番安全です。外出時は、必要最小限の現金とコピーしたパスポートを持ち歩いてください。

盗難防止のため、目立たないバッグを選び、体の前で抱えるように持ち歩くのがおすすめです。犯罪者に狙われにくい印象を与えることも大切です。

ルワンダでの防犯対策

ルワンダは治安が安定している国ですが、海外旅行では予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。被害にあわないためには、日頃から防犯意識を高く持ち、適切な対策を取ることが大切です。

ルワンダ旅行でとくに気をつけたい防犯対策を具体的に見ていきましょう！対策をしっかりして、ルワンダの旅を思う存分楽しんでください。

貴重品の管理

貴重品は、ホテルの金庫に預けるのが一番安全です。外出時は、パスポートや多額の現金、クレジットカードなどは持ち歩かないのがおすすめです。

必要最小限の現金とコピーしたパスポートを持って外出し、貴重品は目立たない場所に分散して保管しましょう。また、スマートフォンなどの電子機器も、盗難のターゲットになりやすいです。スマートフォンは常に手元に置いておき、不用意に使用しないでください。

人ごみでの注意点

キガリの市場や観光地など、人ごみの中ではスリや置き引きに注意が必要です。バッグは体の前で抱え、ポケットに手を入れるなどして、常に貴重品の位置を確認しましょう。

不審な人物が近づいてきたら、その場を離れるのが得策です。また、露店などでの買い物の際は、周囲に気を配り、財布の出し入れにも注意しましょう。

夜間の外出は控えめに

夜間の外出はあまりおすすめしません。とくに一人歩きはさけるべきです。どうしても夜間に外出する必要がある場合は、信頼できるタクシー会社を利用しましょう。

また、夜遊びは控えめにし、飲みすぎにも注意が必要です。酔った勢いでトラブルに巻き込まれるリスクが高まります。

現地の習慣を尊重

ルワンダでは、イスラム教徒が多く住む地域もあります。旅行者は、現地の宗教や習慣を尊重し、適切な服装や行動を心がけましょう。

とくに宗教施設を訪れる際は、肌の露出を控え静かにすることが大切です。また、写真撮影の際は、必ず許可を得るようにしてください。無断撮影は、トラブルの原因になりかねません。

もしルワンダで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先

ルワンダで思わぬトラブルに巻き込まれてしまった時のために、事前に緊急連絡先を把握しておくと安心です。警察や救急車、大使館の連絡先をメモしておきましょう。

犯罪被害にあってしまった場合は、まずは警察に通報してください。日本国大使館にも連絡を入れると、状況によっては適切なアドバイスをもらえるかもしれません。

緊急通報先

ルワンダの緊急通報先は以下の通りです。

• 警察：112
• 救急車：912
• 消防：111
• 交通事故：113

緊急事態が発生した場合は、必要に応じて電話しましょう。オペレーターに状況を説明し、的確な指示をあおいでください。

一方、盗難など緊急性のない被害の場合は、最寄りの警察署に直接行き、被害届を提出します。警察官の指示に従い、必要な手続きを進めましょう。

在ルワンダ日本大使館

住所：35, KG7 Avenue, Kacyiru, Kigali, Rwanda
電話：+250 252 500 884
メールアドレス：embjapan@kw.mofa.go.jp
営業時間：月～木 8：00～17：30、金8：00～12：00
公式サイト：https://www.rw.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

まとめ

アフリカ屈指の治安のよさで知られるルワンダですが、海外旅行である以上、油断は禁物です。防犯意識をしっかり持ち、適切な準備をすることが大切です。とくに、スリや置き引きなどの軽犯罪には常に注意を払い、夜間の一人歩きはさけるようにしましょう。

現地の習慣を尊重し、トラブルを未然に防ぐことも重要です。万が一の際には、ためらわずに警察や大使館に相談してください。事前の備えと心構えさえしっかりしていれば、ルワンダの魅力を存分に味わえるはずです。アフリカの穴場・ルワンダで、安全で充実した旅を楽しんでください！

※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。

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