.jpg)
茨城の名物16選!ご当地グルメやお土産、お菓子など
食のバラエティが豊富な茨城県には、納豆以外にも食べておきたいグルメが多くそろっています。定番からご当地、お菓子・お土産まで茨城の名物グルメをまとめました。行ってみたい人気店や現地でしか食べられないメニューにも注目ですよ!


海に面し、広大な平野も持つ多い茨城には、納豆をはじめあんこう鍋や常陸牛などの名物グルメが盛りだくさん!
今回は茨城県在住経験のある筆者が、茨城のおすすめグルメをご紹介します。一度は行きたい人気店や茨城でしか食べられないグルメを厳選したので、ぜひ茨城旅行の参考にしてくださいね。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
茨城の名物グルメの特徴

ねば~る君が茨城県のゆるキャラとして人気を博したこともあり、「茨城県の名物といえば?」と尋ねると、多くの人が「納豆」と答えるでしょう。
もちろん、納豆も茨城県を代表する名物のひとつですが、茨城には生産量日本一を誇る農林水産物もたくさんあります。そのため、食のバラエティの多さが茨城名物の特徴なんです!
毎日食べたくなるようなおいしい納豆はもちろん、仕事帰りや学校帰りに食べたくなるような龍ケ崎コロッケや茨城に行ったら食べておきたい常陸牛など、茨城の名物を16個紹介します。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
茨城ならではの名物グルメ7選!
まずは、茨城を訪れたら必ず食べておきたい定番のグルメを、料理の特徴とともにご紹介します。
常陸牛
最高級の肉質の黒毛和牛

常陸牛は、茨城県が誇る黒毛和牛。登録された生産者のみが常陸牛を育成でき、さらに(社)日本食肉格付協会と茨城県常陸牛振興協会が定める厳格な基準をクリアしたものだけが常陸牛として認められるので、高品質なお肉が楽しめます!
ジューシーで甘みがあり口の中でとろけるような食感で、ステーキをはじめハンバーグやすき焼きなどもおすすめです。また、他のブランド牛と比べるとリーズナブルであるという特徴も。
おすすめのお店は水戸市にある「常陸牛きくすい」です。食肉卸業者の直営店のため、新鮮な常陸牛をリーズナブルな値段で堪能できますよ。
奥久慈しゃも
ヘルシーで旨みが詰まった地鶏

茨城県と福島県の県境を流れる久慈川。その久慈川に沿う地域の大子町の奥久慈で食べられる茨城名物が奥久慈しゃもです。
奥久慈しゃもは、品評会で第1位に選ばれたこともある地鶏。充分な運動をさせながらじっくりと育てられた奥久慈しゃもは、身が締まって脂肪分が少なく、ヘルシーであるという特徴があります。
奥久慈しゃもは鍋や唐揚げ、親子丼、たたきなどどんな料理で食べても絶品です。なかでも、「とんかつ割烹とん鈴」で食べられる石焼親子丼は、筋肉質で旨みが詰まった奥久慈しゃもを味わえる一品です。
あんこう鍋
素材を余すことなく使った絶品の鍋
.jpg)
茨城名物として納豆と同じくらい名前が挙がるのが、あんこう鍋。あんこうは「東のあんこう、西のふぐ」と並び称されるほどで、とくに茨城県沖から福島県沖にかけて獲れるあんこうは常磐ものとして高い評価を受けています。
あんこうは、身や皮、肝など骨以外のすべてを食せると言われるほどで、どの部位も絶品です。とくに、あん肝を鍋で炒め、味噌とあんこうと野菜を水なしで煮込むあんこうどぶ汁という鍋は、旨みが凝縮された一品です。
あんこう鍋を食べるのであれば、水戸市にある「元祖あんこう鍋山翠」がおすすめです。秘伝の焼き味噌とあんこうの旨みがマッチしたあんこう鍋を楽しんでください!
常陸秋そば
風味や味の強さが特徴のそば

茨城名物として挙げられることは少ないですが、毎年生産量がトップ10にランクインするほど茨城県は昔からそばの産地として栄えています。そのため、茨城では美味しいそばが食べられます。
茨城のそばとして有名なのが、常陸秋そば。口に含んだ瞬間に違いが分かるほど、香りと味が強いのが特徴で、県外からも食べに来る人がいるほどなんですよ!
常陸そばの有名なお店には、「そば処いい友」が挙げられます。自家栽培したそばを毎日石臼で丁寧にひいて提供。同じく自家栽培した野菜を使った野菜天ぷらのもりそばやとろろと納豆、大根おろしで食べる三品そばがおすすめです。
納豆
粘り・香りともに他と一線を画す水戸の名物

茨城を代表する食べ物といえば、納豆ですよね。茨城の納豆の歴史は古く、1083年までさかのぼります。水戸市郊外に宿泊した源義家一行が、馬のえさのために作った煮豆を、不意にワラで発酵させてしまったことが起源とされています。
加えて茨城が小粒大豆の産地でもあったので、小粒大豆を用いた水戸納豆が次第に有名になっていきました。水戸納豆は通常の納豆と比べて風味が豊かで粘り気が強いのが特徴。ご飯にかけてもよし、そのまま一品料理としても食べてもよしの存在感です。
水戸納豆で有名なお店は「天狗納豆」。なんと創業から100年の歴史を持っています。ワラに包まれた納豆は天狗納豆の定番の商品です。ぜひ茨城に来たら買ってみてくださいね。
ほしいも
県外の方からも人気な素朴で味わい深い名物

茨城県のふるさと納税の返礼品ランキングで上位に選ばれることの多いほしいも。茨城県はほしいも生産量・産出額全国第1位で、さらにひたちなか・東海地区は、このエリアだけで全国生産量の8割を占めているんです。
ひたちなか市は冬に雨が少なく乾燥した風が吹くため、収穫したさつまいもを乾燥させるのにぴったりの土地でした。原材料がさつまいものみの無添加の自然食品で、素朴な味わいがクセになる名物です。
ひたちなか市には「大丸屋」というほしいもの専門店があり、素材そのものの風味を生かしたほしいものだけでなく、ほしいものを生かしたスイーツが味わえます。なかでも、ほしいもジェラートは大人気!ぜひ、食べてみてくださいね。
鉾田茨城メロン
全国一位のシェアを誇る茨城の名産品

茨城県は多くの野菜の生産量で全国一位になっていますが、メロンもそのひとつです。水はけのよい火山灰土の土壌を有し、昼夜の温度差がある鉾田市はメロンの生産にぴったり。メロンの網目模様も、ひとつの絵画の作品のようにきれいについています。
鉾田市を中心に生産されるこの鉾田茨城メロンは、身の締まった果肉と豊かな風味・甘味が特徴的です。アンデスやイバラキング、オトメなど種類も豊富なので、夏に訪れてメロンを食べ比べてみるのもおもしろいですよ!
鉾田茨城メロンを食べるなら、鉾田市にある「深作農園」がおすすめ!敷地内に「ファームパティスリー・ル・フカサク」というカフェがあり、自家栽培のメロンを使ったスイーツが楽しめます。とくに、季節限定のメロンパフェは絶品です。
茨城の名物ご当地グルメ6選
続いて、茨城の各エリアで食べられるご当地グルメを6つご紹介します。
スタミナラーメン
他では味わえないあんかけラーメン

日本の国民食ともいえるラーメン。水戸黄門で知られる水戸光圀はラーメンを初めて食べた人物と言われており、実は茨城はラーメンと縁が深い県なんです。
茨城のご当地グルメのひとつにスタミナラーメンがあります。スタミナラーメンとは、油通ししたキャベツや白菜、にんじん、レバーなどが入ったあんかけソースを、中華麺にかけたもの。茨城県のひたちなか市で昭和50年代に誕生したスタミナラーメンは、徐々に茨城の名物として有名になっていきました。
スタミナラーメンの有名店、「スタミナラーメン松五郎」では、通常のスタミナラーメンだけでなく、冷水でしめた麺に熱々のあんかけソースをかけたスタミナ冷やしを堪能できます。ラーメン好きならおすすめですよ!
行方バーガー
ナマズのパテを使ったご当地ハンバーガー

県庁所在地の水戸市から南に約40キロメートルの位置にある行方(なめがた)市。東には北浦があり、西には日本で二番目に大きい湖の霞ヶ浦がある南北に長い市です。湖に挟まれているため行方市は漁業が盛んで、ワカサギ、シラウオ、ハゼなどの佃煮が人気を博しています。
そんな行方市のご当地グルメが、行方バーガーです。パテに使われている具材は、なんと霞ヶ浦で獲れるナマズ!ナマズパテは白身魚のようなしっとりとした食感で美味しいと評判なんですよ。
行方バーガーは「行方市観光物産館こいこい」という道の駅で食べることができます。ナマズパテのバーガー以外にも、行方市でとれるコイやカモを使った行方バーガーが食べられます。ぜひ、全種類制覇を目指してみてください。
つけけんちん
地元の野菜をふんだんに用いた栄養満点のつけそば
つけけんちんは、茨城県北部の常陸太田市のご当地グルメ。そもそもけんちんとはけんちん汁のことで、崩れた豆腐とその地域で採れる野菜や乾物をごま油で炒め醤油で味をつけた汁物のことを指します。
このけんちん汁をつけ汁にして、同じく常陸太田市の名物であるそばを浸して食べるのが、つけけんちん。つけ汁に使われる具材は家庭やお店によってさまざまなのも特徴で、豆腐のほかにそば、里芋、大根、人参、こんにゃく、ねぎ、大根などが入っています。
つけけんちんが食べられる有名店のひとつが「そば処登喜和家」。ネギや大根、ごぼう、にんじん、しめじ、里いも、豆腐などが入ったつけ汁は、かつおと昆布の出汁も効いていて絶品ですよ。
龍ケ崎コロッケ
米粉のとろみが絶妙なクリームコロッケ
茨城県南部に位置する龍ケ崎市。ここには、手軽に食べられるご当地名物龍ケ崎コロッケがあります。
龍ケ崎コロッケは、第2回ご当地メシ決定戦2014で最多得票数を獲得した米粉クリームコロッケ。中にはとろっとしたソースのほかに、舞茸やれんこんなどが混ぜ込んであり、手軽でありながら、しっかりとボリュームもあります。
龍ケ崎コロッケを味わえるお店のひとつが、「服部精肉店」。注文してからフライヤーで揚げてくれるので、出来立ての龍ケ崎コロッケを堪能できます。龍ケ崎コロッケのほかにもメンチカツなどもあるので、あわせて食べてみてくださいね。
つくばうどん
つくば由来の食材を使ったご当地うどん

つくばは、水戸に次いで他県からの認知度の高い市です。JAXAや筑波山、筑波大学などもあり、訪れた経験がある人も多いのではないでしょうか。
そんなつくばのご当地グルメが、つくばうどんです。つくば茜鳥のつくねの「つ」、シイタケやゴボウなど黒野菜の「く」、茨城県産ローズポークのバラ肉の「ば」を合わせてつくばうどんとなっています。
つくばうどんは筑波山付近のお店でのみ食べられます。とくに「筑波山神田家」では、プリッとして歯ごたえのあるお肉が特徴的なつくばうどんを味わえますよ。つくばうどんを食べてみたい方は、ぜひ「筑波山神田家」を訪れてみてください!
大洗名物みつだんご
他のだんごとは食感が異なるお手軽スイーツ
海に浮かぶ鳥居で知られる大洗は、水戸市から約30分ほどの距離にある海沿いの町です。関東近郊でサーフィンなどのマリンスポーツをする方やカジキ釣りをする方には、より馴染みがあるかもしれません。
大洗町周辺のエリアでは、知る人ぞ知るご当地スイーツのみつだんごがあります。この大洗のみつだんごは、通常のもち米で作られるだんごとは異なり小麦粉で作られています。そのため、ホットケーキに近いような食感が楽しめますよ。
大洗名物みつだんごが食べられるのは、「味の店たかはし」です。出来立てのみつだんごは思わず笑みがこぼれるほどの美味しさです!値段も5本入りで350円(税込)とリーズナブルなのもうれしいポイント。(※2024年11月30日時点での値段です)
茨城の名物お土産・お菓子3選

最後に、茨城名物のお土産・お菓子を3つ紹介します。茨城に観光に来た際には、ぜひ帰りに買ってみてくださいね!
ほっしぃ~も(お菓子のきくち)
ほしいもをパイ生地で包んだスイーツ
ひたちなか市を中心に展開するお菓子のきくちでは、「ほっしぃ~も」という名物お土産が大人気です。ひたちなか名物のほしいもをパイ生地で包み、香ばしく焼き上げたスイーツです。
干しいもには、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれているうえ、脂肪をほとんど含まないので、ダイエットにもぴったり!食べる直前にトースターで軽く焼くことでパイ生地のサクサク食感が戻って、より美味しく味わえますよ。
館最中(湖月庵)
全国菓子博覧会で名誉大賞を受賞した銘菓
栃木県との県境にある茨城県筑西市。筑西市の和菓子の名店、湖月庵の定番メニューが館最中(やかたもなか)です。
館最中には北海道産の小豆をたっぷりと使用したあんこと、存在感たっぷりのおもちが入っており、二つの食材が織りなすハーモニーが絶品の銘菓です。その味は高い評価を受けており、第19回全国菓子博覧会では、名誉大賞を受賞しました。
できたての場合、賞味期限が1週間ほどですが、3週間日持ちする真空パックでの持ち帰りも選択可能です。知人や同僚に差し上げる際には、真空パックも検討してみてくださいね。
氷華餅(菓匠 宮川)
氷華に見立てた生クリーム入りの大福
福島県と茨城県の県境を流れる久慈川では、川底の小砂利に付着した氷が浮いて流れる氷華という現象が見られます。この氷華をお菓子として表現したのが、菓匠宮川の氷華餅(しがもち)。
モンドセレクションの金賞を3年連続受賞した経歴もある氷華餅は、生クリームとあんが包まれたクリーム大福の銘菓です。生クリームとあんの組み合わせが絶品で、つい何個も食べてしまいそうになります。食べるのがもったいないほど見た目がきれいなのも、他のお菓子にはない特徴ですよ。
また、氷華餅は種類も豊富なのがうれしいポイント!梅あんやブルーベリー、マンゴー、抹茶などさまざま種類のクリーム大福が味わえます。ぜひお土産に買ってみてください。


茨城の名物グルメを食べ尽くそう!
この記事では、常陸牛、あんこう鍋、ほしいも、スタミナラーメンなど、茨城を訪れたら絶対に食べてほしい名物グルメ16選を紹介しました。いずれも旅の思い出に残ること間違いなしの絶品メニューばかりです。
茨城旅行のお土産には氷華餅などの甘いお菓子がぴったり!ぜひ、旅の記念に買って帰ってくださいね。
cover photo by PIXTA