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ケルン大聖堂はドイツにある世界遺産の絶景スポット!特徴や歴史などを解説

ドイツを代表する観光スポット・ケルン大聖堂。1700年以上もの歴史を誇る巨大な建築物で、その技術力の高さとドイツ文化の発展への貢献度の高さから、1996年に世界文化遺産に登録されています。 この記事では、ケルン大聖堂の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひケルン大聖堂へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

ライター
NEWT編集部

ドイツを代表する観光スポット・ケルン大聖堂。1700年以上もの歴史を誇る巨大な建築物で、その技術力の高さとドイツ文化の発展への貢献度の高さから、1996年に世界文化遺産に登録されています。

この記事では、ケルン大聖堂の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひケルン大聖堂へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

Contents

ケルン大聖堂の基本情報


photo by Unsplash

ドイツの主要観光地であるケルン大聖堂。まずは、ケルン大聖堂が今日の姿になるまでの歴史や、なぜ建てられたのか、近代に入って危険遺産リストに認定された理由などをたどっていきましょう。

ケルン大聖堂の歴史的背景を詳しく知ることで、訪れた際の見ごたえがグッと上がりますよ。

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600年以上かけて建設された苦難の大聖堂


photo by pixabay

ケルン大聖堂は、火災の被害から再建までに632年を要した苦難の歴史をもつ大聖堂として知られており、4世紀に作られたもっとも古い聖堂は、建て替えを経て1248年に火災で消失しています。

大司教の命によって同年に3代目の聖堂(現在の大聖堂)の建設が始まりますが、完成したのは72年後の1320年、それも内陣のみでした。

内陣のみとはいえ、教会としての機能を再開したケルン大聖堂。しかし、宗教改革や財政難により、大聖堂の建設は200年近く中断されてしまいました。

19世紀に入り、ゴシック様式復活の波に乗ったことと、プロイセン政府からの援助をもとに、1842年から工事が再開。1880年に今の姿が完成しています。

第二次世界大戦では攻撃を受けたものの、内部の損壊のみで、戦後に復旧工事がおこなわれた後に世界文化遺産に登録されています。

157メートルもの尖塔に圧倒される


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ケルン大聖堂の特徴は、その大きさにあります。ゴシック建築として世界最大規模の大きさは、高さ157メートル、奥行き114メートル、幅86メートルもあり、世界最大の大聖堂・バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ世界第二位の高さです。

高さ157メートルというと、40階建てのビルに相当する高さ。あまりの高さゆえに、建物正面を捉えるには広角レンズでもかなり後ろまで下がらないと全貌を収めることができないそうですよ。

この圧倒的な高さは、ローマ・カトリック教会では大聖堂は神の国と捉え、大聖堂は天に高くそびえたつべきと考えられていることに基づきます。

2004年には危険遺産リスト入りしたことも


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1996年に世界文化遺産に登録されたケルン大聖堂。実は、2004年にケルン大聖堂はライン川添いの高層ビルなどの建設計画を理由に、景観が損なわれるとして危険遺産リストに登録されたことがあります。

危険遺産リストとは、戦争や自然災害、工事、都市開発や商業的密漁などが原因で価値が損なわれる可能性がある遺産のことを指します。

実際、ケルン大聖堂は市街地の中央に立っており、ドイツの主要駅であるケルン中央駅からもその姿が見えるほど。他の遺産よりも都市開発に晒されやすい環境だといえるでしょう。

結果、ケルン市が都市開発縮小に努め、2006年に危険遺産リストから削除されて事なきを得ています。

ケルン大聖堂の見どころ


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ケルン大聖堂の見どころは高さだけではありません。ゴシック様式に統一された美しい装飾や、時代を超えた作品が展示されるステンドグラス、宝物庫をはじめとした貴重な絵や彫刻など、細かな部分に注目するとさらに楽しめますよ。

ここからはケルン大聖堂の見どころを紹介!見どころをしっかり押さえて、ケルン大聖堂を120%楽しみましょう。

ゴシック様式に統一された緻密なデザイン


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ケルン大聖堂のすぐそばに立つと、建物の周りにほどこされた繊細な装飾に気が付きます。窓や柱に施された装飾はもちろん、なかでもおすすめなのが西側の表玄関にある聖人たちの彫刻です。

これらは全てペーター・フックスというドイツ人彫刻家が手掛けた作品で、聖書に出てくる聖人たちがずらりと並んでいます。ペーター・フックスがケルン大聖堂のために手掛けた彫像は700を越えるとされており、教会内部の彫像も一部手掛けていますよ。

西正面扉口中央には旧約聖書の一場面が浮き彫りにされており、こちらも見ごたえばつぐん。大きさに反して繊細な装飾に心奪われてしまいますね。

時代を超えた神秘的なステンドグラスの数々


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ケルン大聖堂にはさまざまな年代のステンドグラスが収められています。入り口を通り右手に見えるのが、南側側廊のバイエルン窓(Bayernfenster)というステンドグラス。

1848年にバイエルン王ルートヴィヒ1世が寄贈したもので、カラフルな色使いと聖書に登場するさまざまなシーンをモチーフにした図柄が特徴です。

もっとも名のしれたステンドグラスといえば、南側にあるモザイク画のようなステンドグラス。ドイツ出身の世界的な画家、ゲルハルト・リヒターによる2007年の作品で、コンピュータにより算出された色違いのアンティークガラス72色、11263枚が組み合わさってできています。

世代を超えたステンドグラス作品が集うケルン大聖堂、クラシックからモダンまでを押さえた貴重な作品を楽しめる貴重なスポットともいえますね。

聖堂内に展示された絵や彫刻などの美術品


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※画像はイメージです

ケルン大聖堂内にはいくつもの絵や彫刻が展示されており、さながら美術館のような楽しみ方ができます。

おすすめは、美しく着色されたマリア像。何世紀にもわたって奇跡の像として信じられてきたマリア像で、1280年から1290年ごろに作られました。1900年頃に修復され、今でもマリア像を美しい色合いと装飾が彩っています。

さらにケルン大聖堂の収蔵品を楽しみたい方は、大聖堂地下にある宝物庫へ向かいましょう。大人1人6ユーロ(約943円)で入館でき、9世紀ごろにつくられた金庫を改造した展示エリアをじっくりと回れます。

大聖堂が建設された4世紀ごろから20世紀までの典礼用具や写本、ローブなどが飾られており、ケルン大聖堂に関わった人々の歴史に触れられますよ。

ケルン大聖堂観光に最適なシーズンは?


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ケルン大聖堂のあるドイツは、日本より少し緯度の高い位置にあります。朝晩の温度差が大きいため、最高気温に関わらず脱ぎ着できる上着を持っていると安心ですよ。

ここからは、ケルン大聖堂の観光にぴったりなシーズンを重視するポイント別に解説いたします。

ベストシーズンは快適に過ごせる5・6・9月


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ベストシーズンは気候が穏やかで過ごしやすい5月、6月、9月です。晴れの日が多く、天候による観光トラブルが起きにくいのがうれしいですね。

また、この時期は日照時間が長くなるのもポイント。もっとも日が長いのは6月で、22時頃まで周囲が明るく長時間観光を楽しめますよ。

7月と8月は欧州のバカンスシーズンと重なるため、観光地の混雑が予想されます。とはいえ、ドイツの夏は日本の夏より涼しいため、過ごしやすさで言えばちょうどいいかもしれませんね。

ドイツは朝晩の気温の変化が激しいため、朝晩と日中の気温差が10度ほどになることも。着脱しやすい上着を持っておくと安心です。

観光客が少ない時期を狙うなら12~3月


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オフシーズンは、ドイツの冬にあたる12月から3月ごろ。ドイツの冬は日照時間が短く、16時頃には薄暗くなってしまうため、効率的に観光地を回る必要があります。

一方で、冬のドイツは観光客が少なく、人気スポットにも並ばず入れることが多いのがポイント。チケット代やホテル代も抑えられるので、おトクにドイツ旅行したい方におすすめですよ。

ドイツの冬は日本より厳しく、外出時は厚手のダウンジャケットやニット帽などでしっかり防寒する必要があります。ケルン近郊でも雪が降りますので、滑り止め対応の靴を持っていくのも忘れずに。

ケルン大聖堂の見学方法は?予約は必要?


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ケルン大聖堂の見学予約は可能なのか、チケット購入は必要なのかを解説いたします。観覧人数によっては、特定のチケットを買うことでおトクに入場できることがあるので、詳しくチェックしておきましょう。

入場にはチケットの購入が必要!


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ケルン大聖堂内の見学の入場料は無料です。ただし、尖塔に上る場合は大人6ユーロ(約943円)、大聖堂の宝物庫を見学するのに大人6ユーロ(約943円)必要です。

尖塔と大聖堂の宝物庫のどちらも見学する場合、一人であれば12ユーロ(約1,886円)でコンボカードを、家族であれば18ユーロ(約2,829円)でファミリーコンボカードを買うとおトクですよ。

事前予約は必須?


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ケルン大聖堂の見学で事前予約は必要ありません。また、事前予約をするシステムもありませんので、尖塔に上る際や宝物庫を見学する場合には当日並んでチケットを買う必要があることに注意してください。

尖塔への入り口とチケット売り場は、塔に向かって右側にある階段を下った先にあります。お手洗いもそこにありますので、登る前に済ませておきましょう。宝物庫のチケット売り場兼入り口は、大聖堂の北側(駅側)にあります。少しわかりづらいので注意してください。

オプショナルツアーに参加するのもおすすめ


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ケルン大聖堂の歴史や展示物を詳しく知りたい方は、オプショナルツアーに参加するのがおすすめです。

ケルン大聖堂公式のガイドツアーは、DOMFORUMという別サイトから事前予約する必要があります。子ども向けと大人向けはもちろん、夜の大聖堂をめぐる特殊なツアーもあるので、自分好みのものを探してみてくださいね。

なお、ツアー参加者は最大12名まで、パブリックツアーのほかプライベートツアーも開催されているので、グループ旅行の方は検討してみてくださいね。

ケルン大聖堂の観光に要する時間


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ケルン大聖堂の観光は、大聖堂内の見学だけであれば30分から1時間程度見込んでおきましょう。特に、5月から9月までのハイシーズンは混雑が予想されるため、大聖堂内に入るために順番待ちをする可能性があります。長めに見積もっておきましょう。

尖塔に登るのであれば、2時間から3時間ほど見ておいてください。尖塔を登りきるのに大体20分から30分程度かかるので、景色を楽しんだり休憩したりする場合は尖塔のみで1時間確保しておくことをおすすめします。

宝物庫は500平方メートルと広いため、鑑賞には1時間程見ておくのがよいでしょう。宝物庫の入り口がわかりづらく、迷う人もいるため、移動時間を含めて余裕をもたせておくと安心ですよ。

ケルン大聖堂へのアクセス・行き方


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ケルン大聖堂観光の拠点となる都市はケルンで、ケルン大聖堂へはすぐそばにあるケルン中央駅から向かう方法が一般的です。ここでは、電車とバスそれぞれの行き方を解説します。

最も一般的な移動は地下鉄


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※画像はイメージです

ケルン中央駅(Cologne Central Station)は、ケルン大聖堂から徒歩約2分の距離にあります。ケルン中央駅についたら、南口へ向かいます。南口を出ると、ケルン大聖堂の北口ファザードが見えるので、そのまま進めばケルン大聖堂に到着します。ケルン大聖堂の北口ファザードは悪天候時に閉鎖されますので、もし開いていない場合は正面入り口に回ってみてくださいね。

電車の切符購入が不安な方は、ドイツ鉄道のホームページから事前に予約して、発券機で受けとるだけにしておくと安心して乗車できますよ。

費用を節約するならバス


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※画像はイメージです

ケルン大聖堂すぐそばにはバス停Cathedral / Central Stationがあり、ケルン大聖堂までは約2分ほどです。バス停を降りたら目の前に大聖堂が見えますよ。

ドイツのバス停は黄色い背景に黄緑色のHマーク(Haltestelle・ドイツ語でバス停の意味)がついているので、バス停を探す際の目印にしてくださいね。

なお、バス代は当日その場で支払うよりも、ケルン市交通局が提供するKVBアプリで買っておいた方が10%おトク。クレジットカード払いもできますが、現金支払いの場合紙幣が使えないので注意してください。

ケルン大聖堂観光における注意点


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ケルン大聖堂を観光する際に押さえておいたほうがよいポイントを2つ紹介します。特に尖塔をのぼる人は服装や履物に注意する必要があるので、詳しくチェックしておきましょう。

尖塔を上る場合は歩きやすい服装で来る


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※画像はイメージです

ケルン大聖堂の尖塔を登りきるには、約20分から30分程度かかります。吹き抜けの階段を上るため、スカートなど風にあおられやすいものは避けたほうがよいでしょう。

また、何段も階段を上り下りする上、螺旋階段はかなりの傾斜なので、スニーカーやベルト付きのサンダルなど、足元をしっかり固定してくれる履き物がおすすめです。

露出の多い服は避ける


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ケルン大聖堂は礼拝堂であり、節度ある服装が求められます。露出の多い服や、短パンなどのカジュアルな恰好で行くのは避けましょう。

また、大聖堂内では帽子を脱ぐよう求められることもあります。手荷物にならないよう大きめのカバンなどを用意しておきましょう。

ケルン大聖堂の観光を満喫しよう

この記事では、ケルン大聖堂の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。ドイツ観光の目玉であるケルン大聖堂、その壮大な姿を一度は見ておきたいですね。

ぜひ紹介した情報を参考に、ケルン大聖堂の観光を満喫してみてくださいね!

ケルン大聖堂(Kölner Dom)の基本情報
住所: Domkloster 4, 50667 Köln, ドイツ
電話:+49 221 17940555
営業時間:6:00~18:00※礼拝中は入れません
休業日:なし
アクセス:Cologne Central Stationから徒歩約3分
料金:無料
※2023年8月9日のレート、1ユーロ=157.21 円で計算
公式サイト:https://www.koelner-dom.de/

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