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トンガリロ国立公園はニュージーランドの世界遺産!アクセス方法や観光の見どころを解説

トンガリロ国立公園は、ニュージーランドを代表する世界遺産。マオリ族の聖地と言われ、迫力満点の火山が見られる人気観光スポットです。本記事では、ニュージーランドにあるトンガリロ国立公園の基本情報から観光の見どころ、行く前に押さえておきたいポイントなどを解説します。ぜひトンガリロ国立公園観光の参考にしてみてくださいね。

ライター
NEWT編集部

トンガリロ国立公園は、ニュージーランドを代表する世界遺産。マオリ族の聖地と言われ、迫力満点の火山が見られる人気観光スポットです。本記事では、ニュージーランドにあるトンガリロ国立公園の基本情報から観光の見どころ、行く前に押さえておきたいポイントなどを解説します。ぜひトンガリロ国立公園観光の参考にしてみてくださいね。

Contents

トンガリロ国立公園の基本情報


photo by pixabay

ニュージーランドの代表的な観光スポットとして知られるトンガリロ国立公園。まずは、トンガリロ国立公園の歴史や特徴などの基本情報を解説します。

ニュージーランド最古の国立公園


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トンガリロ国立公園は、1877年にニュージーランド初の国立公園に指定されました。国立公園の総面積は約8万ヘクタールにも及び、迫力あふれるクレーターやエメラルドに輝く火口湖、色鮮やかな高山植物など、火山が作り出した不思議な光景が広がっています。

野生動物も生息しており、運が良ければニュージーランドの国鳥であるキーウィも見られるんだとか。ほかにも、カカやアオヤマガモなど約50種近くの鳥類が生息しています。

自然環境に囲まれた国立公園には、バックパッカー向けのホテルやニュージーランドでもっとも高い場所にあるカフェ、豪華なブティックなどの施設も盛りだくさん!ニュージーランドに来たらはずせない、人気の観光スポットです。

トンガリロ国立公園の由来はマオリ族


photo by pixabay

トンガリロ国立公園は、ニュージーランドの先住民であるマオリ族の聖地としても有名な場所です。古代よりマオリ族から崇拝されていた地域でしたが、1840年にイギリスの植民地になったことで、ヨーロッパ人による景観荒らしが懸念されるようになったそう。当時のマオリ首長の計らいで国家の保護下におかれ、うつくしい景観の保全につながりました。

トンガリロという名前は、マオリ語で、冷たい南からの風を意味する言葉です。神から力を与えられた巫女にまつわる伝説に由来しています。

マオリ族による歴史・文化的価値は世界的にも認められ、1993年に世界文化遺産に登録されました。2023年現在は、世界でも珍しい世界複合遺産として登録されています。

3つの火山が混在した貴重な生態系


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トンガリロ国立公園は、ルアペフ山、ナウルホエ山、トンガリロ山の3つの火山で構成された火山帯です。約200万年前から現在まで火山活動が続いており、訪れる前には直近の火山活動の確認が欠かせません。

標高2,797メートルのルアペフ山は、映画ロード・オブ・ザ・リングのロケ地としても有名な山です。タフランギ峰を含む3つの峰で構成されており、2007年に噴火が確認されています。円錐形の活火山で、富士山のような見た目が特徴です。

約2,500万年前に形成されたというナウルホエ山は、ニュージーランドでもっとも活発な火山として有名。最後に噴火したのは1975年ですが、それ以前は連続的に噴火していた記録があります。

エメラルドブルーの火山湖を有することで知られるトンガリロ山。ほかの2つの山と比べてマオリ族との関わりが深く、マオリの神官や首長が埋葬されている神聖な火山です。噴火口や溶岩の跡、赤く色づくクレーターなど、迫力満点の荒涼とした景色を一望できます。

トレッキングでの観光が人気


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トンガリロ国立公園を観光する際は、トレッキングやハイキングをするのが一般的です。火山帯ならではの景色を望むトンガリロ・アルパイン・クロッシングやナウルホエ山の周辺を4日間で回るノーザン・サーキット、火山地帯や森林地帯を巡るラウンド・ザ・マウンテンなど、複数のトレッキングコースが整備されています。

タラナキ滝をはじめとするドラマチックな滝や緑豊かな高山植物などを観察でき、世界中からトレッカーが集まる人気スポットです。

しかし近年では観光客のマナーの低下により、国立公園の一部が立ち入り禁止となっています。訪れる際はツアーガイドの指示に従い、敬意を払ってトレッキングするようにしましょう。

トンガリロ国立公園の見どころ


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トンガリロ国立公園は、自然の壮大さを感じられる絶景スポットです。観光できる場所は限られているとはいえ、どのポイントを見るのかは事前に決めておかないと回り切れません。

ここでは、トンガリロ・アルパイン・クロッシングやエメラルドに輝く火山湖、レッドクレーターなど、人気のスポットの見どころをご紹介します。訪れる前に、ぜひチェックしてみてくださいね!

絶景が広がるトンガリロ・アルパイン・クロッシング


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トンガリロ国立公園に来たら、まずトンガリロ・アルパイン・クロッシングと呼ばれる日帰りハイキングコースにチャレンジするのがおすすめです。ニュージーランドでもっとも素晴らしいハイキングコースとしても名高く、火山地帯の幻想的な風景を楽しめます。

ハイキングの起点となるのは、ビジターセンターも位置するファカパパというエリア。そこから約19.4kmにも及ぶコースを散策していきます。舗装されているとはいえ、荒々しい岩道や急斜面の上り坂、歩きづらい雪道など、初心者にとっては難易度の高いコースとなるでしょう。


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それでも、歩いている途中に遭遇する山々や動植物、大地を埋め尽くす溶岩流など、自然が作り出した景色はどれも圧巻!疲れを忘れさせてくれるほど、壮大な景色が待ち受けています。

トンガリロ・アルパイン・クロッシングは、中~上級者向けのコースと言われているため、登山前にはウォーミングアップやストレッチをしっかり済ませておきましょう。天候によって歩きやすさも左右されるため、天気予報を事前に確認しておくことが大切です。

天空の湖!エメラルドの火口湖にうっとり


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トンガリロ・アルパイン・クロッシングを進んだところに突如現れるエメラルド・レイクス。エメラルドグリーンに輝く火口湖で、観光客は必ず訪れる人気スポットです。赤茶色の山々やクレーターに囲まれた湖はひと際異彩を放っており、その神秘的なうつくしさに目を奪われるでしょう。

エメラルドレイクは、周辺の地熱帯から侵出した鉱物が溶け込むことにより、鮮やかな緑色を演出しているそう。近くで見るのはもちろんですが、付近の山頂から見下ろせば、まるで天空の湖に居る気分に。ランチを持参して、湖を眺めながらピクニックを楽しむのもおすすめですよ。

まるで火星!迫力満点のレッドクレーターに注目


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トレッキング中は周囲に目を向けがちですが、足元の地面にも注目してみましょう。標高の高い場所ではレッドクレーターを観察することができ、まるで火星を歩いているような感覚を味わえます。

これは、噴火で岩石が吹き飛ばされることにより出現したもの。レッドクレーターの周辺からは硫黄の臭いもするため、活火山としての活動を肌で感じ取れるでしょう。ただし、レッドクレーターが続く場所は急斜面の山道なため、歩く際には十分注意してくださいね。

トンガリロ国立公園の観光に最適なシーズンは?


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トンガリロ国立公園を訪れる際は、トレッキングに最適な季節・天候の日を選ぶことが重要です。ここからは、トンガリロ国立公園観光のベストシーズンについてお伝えします。

ベストシーズンは快適に過ごせる10~5月


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トンガリロ国立公園のベストシーズンは、トレッキングをしても快適な10〜5月ごろです。ニュージーランドは日本と季節が逆になるため、12月、1月、2月が真夏にあたります。冬にトレッキングをすることも可能ですが、雪道でかなり危険なため、初心者は控えた方がいいでしょう。

また、トンガリロ国立公園は気候が変わりやすく、1日の寒暖の差が激しくなるのが特徴です。朝と夜の時間帯は特に冷えるため、トレッキングウェアに加えて防寒着を持参することをおすすめします。逆に日中は紫外線が強くなるので、日焼け止めやサングラスなどがあると便利ですよ。

スキーを楽しむなら6~10月がおすすめ


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冬期にトンガリロ国立公園を訪れる場合は、スキーを楽しんでみてはいかがでしょうか?毎年6~10月になると、ルアペフ山の斜面にファカパパ・スキー場とトゥロア・スキー場が開業します。ニュージーランド最大のスキー場とも言われ、冬になると多くのスキーヤーで賑わうスポットです。

雪の積もった火山地帯や細やかなパウダースノーなど、冬ならではの絶景は圧巻のうつくしさ!約400ヘクタールの広大なゲレンデも整備が行き届いており、何不自由なくスノーアクティビティを満喫できます。

特にファカパパ・スキー場は、初心者向けから上級者向けまでさまざまなコースが整備されているため、家族連れでも楽しめるのが魅力です。宿泊施設やカフェもあるので、景色を眺めながらのんびり過ごしたい方にもおすすめですよ。

トンガリロ国立公園の見学方法は?予約は必要?


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観光スポットとして人気のトンガリロ国立公園ですが、入場料は無料となっています。ただし、基本的にはツアーに参加することになるため、別途料金が必要になるでしょう。ここからは、具体的にどれくらいの料金がかかるのか、観光に必要な所要時間を併せてご紹介します。

国立公園内の入場料は無料!


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トンガリロ国立公園は年中無休、入場無料で開園しています。貴重な世界遺産を無料で見学できるのはうれしいですよね。

しかし、ファンガヌイ川でのカヤックやガイド付きバギー、屋内のクライミング施設の利用など、公園内のアクティビティには別途追加料金が必要です。トレッキングやハイキングを楽しむだけなら料金は必要ないため、ゆっくり散策できますよ。

オプショナルツアーに参加するのもおすすめ


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見どころが満載のトンガリロ国立公園を観光する際は、ガイド付きツアーへ参加するのがおすすめです。参加者のレベルに合わせてトレッキングコースを考えてくれるため、初心者の方でも安心して観光できます。

地元のツアー会社に依頼すれば、トンガリロ3山の歴史やマオリ族との関係など、詳しい説明を聞きながらトレッキングを満喫できるでしょう。安全に見て回りたい、歴史を深く学びたいという方は要チェックですよ!

トンガリロ国立公園観光に要する時間


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訪れたいスポットによって、必要な観光時間は大きく異なります。トンガリロ・アルパイン・クロッシングでエメラルドレイクを見たい場合は、片道約7~8時間程度見積もっておきましょう。片道だけ歩いて、帰りは送迎シャトルバスを利用するのが一般的なので、事前に時間やツアーを確認しておくと安心です。

初心者向けのタラナキフォールズは片道(1周)約2時間、ファカパヌイウォークは片道約1時間で回ることができます。また、上級者向けのノーザン・サーキットは約3泊4日、ラウンド・ザ・マウンテンは5泊6日など、宿泊を挟みながらトレッキングするのが基本です。

ベイビューシャトートンガリロやスコテル アルパイン リゾートなど、国立公園内には宿泊施設も充実しています。夜になると満点の星空が広がるので、せっかくであれば朝から夜まで滞在するのがおすすめですよ。

トンガリロ国立公園へのアクセス・行き方


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トンガリロ国立公園の観光の拠点となるのは、ファカパパ・ビレッジ。ファカパパ・ビレッジへは、ニュージーランドの主要都市であるオークランドやウェリントンからアクセスが可能です。ここでは、電車、長距離バス、レンタカーそれぞれの行き方を解説します。

オークランドから電車移動が一般的


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※画像はイメージです

ファカパパ・ビレッジへは、オークランドまたはウェリントンから電車でアクセスできます。所要時間は約5時間30分で、ナショナル パーク ヴィレッジ(National park vilage)駅が最寄り駅です。最寄り駅からファカパパ・ビレッジへは、バスで約20分程度かかります。

乗車するのは、キーウィ・レイル社(Kiwi Rail)のノーザン・エクスプローラー(Northern Explorer)という路線。ニュージーランド各地を結ぶ長距離列車で、車窓からは農地や海岸などの景色を見ることができます。長時間移動となるので、食事や飲み物を持参して、列車の旅を楽しんでくださいね。

費用を節約するなら長距離バスがおすすめ


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できるだけ移動費用を抑えたい方は、長距離バスでのアクセスがおすすめです。インターシティバス(Inter city bus)というニュージーランド最大の定期運航長距離バスを利用します。

所要時間は約6〜7時間前後で、電車と同じくナショナル パーク(National Park)駅が最寄り駅です。バスの運行状況によっては乗り換えが必要になるため、事前に確認しておくようにしましょう。

自由度を高くするならレンタカー


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※画像はイメージです

移動時間も楽しみたいという方には、レンタカーでの移動がおすすめです。オークランドからは約4時間程でアクセスできます。移動途中で、他の観光スポットやレストランに立ち寄れるため、自由度が高い移動方法と言えるでしょう。

ニュージーランドの主なレンタカー会社は下記の通りです。

  • Thrifty
  • Hertz
  • Sunny Cars
  • Firefly
  • EZI
  • Avis

レンタカーの営業所は空港や市内中心部に多く点在しているため、返却しやすい場所を選んでくださいね。

トンガリロ国立公園の観光における注意点


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最後に、トンガリロ国立公園を観光する際の注意点をまとめました。安心して楽しむためにも、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

長時間の移動を前提に予定を立てる


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オークランドやウェリントンからトンガリロ国立公園へ移動するには、最低でも4時間程度必要です。1日近く移動でつぶれることになるため、到着した次の日からトレッキングを開始するのが一般的となっています。

移動日も含め、観光に2日程度しか時間が取れない場合は、見どころを全て回れない可能性があるため注意が必要です。最低限見学したいスポットは事前に調べておき、最短のルートを考えておくのがおすすめですよ。

天気予報を必ずチェックする


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火山帯が続くトンガリロ国立公園は、天候が変わりやすいことで有名なスポットです。朝は晴れていても、突然スコールのような大雨や強風に見舞われることも少なくありません。

訪れる当日には必ず天気予報を確認し、あまりにも悪天候の場合は、安全のためにもトレッキングの中止を検討しましょう。

自然保護のルールを守る


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さまざまな動植物が生息し、壮大な火山地形を残すトンガリロ国立公園。元々は自然環境の保護を目的として指定された国立公園のため、マナーを守って観光することが大切です。

近年では自然環境を守るために、立ち入りが厳しく制限されているエリアも。植物を持ち帰らない、山を傷つけない、ゴミを捨てて帰らないなど、基本的なルールを守ってトレッキングを楽しみましょう!

トンガリロ国立公園の観光を満喫しよう

この記事では、トンガリロ国立公園の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。トンガリロ国立公園は、世界遺産好きなら一度は見てみたい絶景スポットです。

ぜひご紹介した情報を参考にしていただき、トンガリロ国立公園の観光を満喫してくださいね!

トンガリロ国立公園(Tongariro National Park)の基本情報
住所:Tongariro National Park,Manawatu-Wanganui 4691 New Zealand
電話:+64 7-892-3729(トンガリロ国立公園ビジターセンター)
営業時間:24時間、8:00~16:30(トンガリロ国立公園ビジターセンター)
休業日:なし
アクセス:オークランドまたはウェリントンから電車とバスで約6時間
料金:入場無料
公式サイト:https://www.doc.govt.nz/tongarirovisitorcentre

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