【2024年最新】ニュルンベルクのおすすめ観光地11選！名所や穴場を厳選

ニュルンベルクには人気の観光スポットがいっぱい！

ドイツ・バイエルン地方の第2の都市、ニュルンベルクには、人気の有名観光スポットがたくさんあります。特に歴史と文化が色濃く残る旧市街周辺は、数々の見どころが満載で、充実した旅の時間を過ごせるでしょう。

この記事では、クリスマスマーケットで有名なニュルンベルクの人気観光スポットをご紹介！少し足をのばして世界遺産の古都・バンベルクを訪れるのもおすすめですよ。ぜひニュルンベルク観光の参考にしてくださいね。

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ニュルンベルクで絶対行きたいおすすめ観光地8選

ニュルンベルク旅行で行きたい、人気のおすすめ観光スポットを厳選しました。まずは、中世の雰囲気が漂う旧市街の見どころから順に紹介するので、初めてのニュルンベルク旅行の参考にしてくださいね。

ハウプトマルクト（中央広場）

ニュルンベルク観光の起点！圧巻のクリスマスマーケットが有名

ニュルンベルクの旧市街中心部に位置するハウプトマルクトは、毎週開かれる市場や、世界的に有名なクリスマスマーケットなどのイベントが催される、ニュルンベルクの顔ともいえる観光スポットです。

ニュルンベルクの観光スポットの多くは、このハウプトマルクトを囲むように立っており、街の歴史において重要な役割を果たしてきたことが分かります。

特に、12月1週目から3週目にわたって開催されるクリスマスマーケットは、シュトゥットガルト、ドレスデンと並ぶドイツ三大クリスマスマーケットのひとつとしても有名！

毎年世界中から訪れる観光客で賑わうので、クリスマスの時期に合わせて訪れるのもおすすめですよ。

カイザーブルク城（ニュルンベルク城）

かつて権力の象徴とされた重要な城壁

ニュルンベルクの街を見下ろす高台にあるカイザーブルク城は、神聖ローマ帝国歴代の王たちがこぞって滞在した、ドイツで最も重要な城塞のひとつです。

お城の敷地内では、王の居住空間＆二重構造の礼拝堂、お城の博物館、ジンヴェル塔、深い井戸などが主な見どころです。また、季節限定ですが、美しい庭園も一見の価値があります。

王の居住空間と博物館のガイドツアーはないものの、王の居住空間にある中世～19世紀のお城の歴史についての常設展では、多言語オーディオガイドを利用できます。一方、深い井戸は個人での見学はできず、ガイドツアー参加が必須となっているのでご注意を。

カイザーブルク城の見どころは、高さ385メートルを誇るジンヴェル塔。木製らせん階段を上って塔の最上階にたどり着くと、ニュルンベルクの荘厳なパノラマ景色が見渡せます。

また、かつてお城の馬小屋だった建物は、現在9階建て、総部屋数93室というドイツ最大規模のモダンなユースホステルとして利用されています。中世の雰囲気が漂うこのホステルに滞在すれば、ニュルンベルク観光の旅がいっそう特別なものになりそうです。

フラウエン教会（聖母教会）

美しい仕掛け時計＆歴史的に重要な芸術作品がたくさん！

ハウプトマルクトに位置するフラウエン教会は、聖セバルドゥス教会、聖ローレンツ教会とともに、ニュルンベルクで最も重要な教会として知られています。14世紀中頃、神聖ローマ皇帝カール4世の命令により、ユダヤ人居住区の跡地に建設されました。

教会の見どころのひとつが、正面外壁にかかった仕掛け時計「メンラインラウフェン」。1509年、皇帝カール4世による金印勅書の発布（1356年）を記念して造られました。毎日正午になると仕掛け時計が開いて、音楽とともに選帝侯たち7人の人形が現れ、王座の皇帝カール4世に敬意を表す様子が繰り広げられます。

フラウエン教会はリノベーションのため1年ほど閉館していましたが、2024年2月上旬に再オープンしました。教会内部では、ニュルンベルク最古のステンドグラスや、デューラー以前のパネルアートで最も重要とされる「トゥヘアルター」を見学できます。

また、教会の公式サイトから、PDF版のショートガイド（ドイツ語、英語、その他9カ国語）ならびにオーディオガイド（ドイツ語、英語）へアクセスできます。フラウエン教会の歴史、建築、典礼の意味などを詳しく学べるので、観光前に知識を深めたい方におすすめですよ。

聖ローレンツ教会

中世後期の姿をとどめるニュルンベルク最大の教会！

ニュルンベルク中央駅からハウプトマルクトまでの道のりにある、聖ローレンツ教会は、13～14世紀に建てられたゴシック様式の教会です。当初は3廊式の大聖堂のみでしたが、15世紀になって後期ゴシック様式の教会堂が増築されました。

毎年8月10日には、教会の名前にもなった聖人ローレンスの殉教を悼む祝祭が行われます。

宗教改革や第二次世界大戦の最中も、教会外壁に防御対策を施すほか、貴重な芸術作品は別の場所へ移動させるなど、ニュルンベルク市民の協力で大切に保護されました。

教会内部では、ひときわ目を引く受胎告知のレリーフをはじめ、色鮮やかなステンドグラス、精微な彫刻が施された聖体安置塔といった、中世後期の姿を保つ美しい芸術作品を見学できますよ。

聖セバルドゥス教会

ニュルンベルク最古の教会！さまざまなツアーも開催

2本の高い尖塔が目印の聖セバルドゥス教会は、1215年ごろ建設された、ニュルンベルクで最も古い教区教会。ニュルンベルクの守護聖人・セバルドゥスにちなんで名付けられました。教会に設置された銀の墓碑にはセバルドゥスのお骨が眠っているといわれています。

当初はロマネスク様式の建物でしたが、早くも1309年には側廊が拡大＆ゴシック様式に改装されました。宗教改革以前の財宝をはじめ、貴重な芸術作品が保管されており、内装の彫刻や大きなパイプオルガンも見どころのひとつ。

聖セバルドゥス教会では、毎日15時に予約不要の無料ツアーが開催されています。また、木・土曜日の16時30分からは、尖塔の内部見学ツアーも！チケットは教会の案内所で入手できますよ。

そのほか、個別に連絡を取ると、スペシャルツアーやセミナー、イベントの計画・開催にも対応可能です。それぞれ公式サイトに詳細が記載されているので、興味がある場合は覗いてみてください。

職人広場

中世の職人街を再現！ドイツの伝統文化体験

ニュルンベルク中央駅横、旧市街の入り口・ケーニヒス城門をくぐったところにある職人広場。1971年、伝統的な職人文化継承のため、城門の一角を改造して再現された中世の職人街です。

石畳の道には、マイスター（職人）たちが手がけたフランケン地方の民芸品を販売するお店が立ち並び、お土産を選ぶのにぴったり！また、ニュルンベルクで最も老舗のお店「Bratwurstglöcklein」の名物ソーセージなど、ドイツ料理も堪能できます。

城壁に囲まれた職人広場では、冬になるとクリスマスマーケットも開かれ、多くの観光客で賑わいます。その他新しいイベントの情報は、公式のfacebookアカウントにもアップデートされているので、観光前にチェックしてみましょう。

帝国党大会会場跡

ナチス・ドイツ時代の記憶をとどめる党大会関連施設

帝国党大会会場跡は、1933年ナチス党のために建設が始まり、1938年まで大規模な党大会が毎年開かれていた場所です。第二次世界大戦へ突入したことで、周りの関連施設と同様、未完成のままに終わりました。古代ローマの闘技場・コロッセウムのような馬蹄形の建物は、その中庭からも見学可能です。

帝国党大会会場から伸びるヒトラーの大通りは、ナチス党大会の軍事パレード用に計画・建設が行われた、幅40メートル（※場所によって幅60メートル）、距離1.5キロの直線道路です。

理想国家「第三帝国（Third Reich）」を唱えたナチス党は、この通りを神聖ローマ帝国時代に権威の象徴的存在だったカイザーブルク城へ向かって伸びるよう、精密に設計したそう。花こう岩の敷石6万枚の製造作業には、強制収容所の囚人たちも駆り出されたといいます。

党大会会場の側に立つ帝国党大会会場文書センターには、国家社会主義時代の負の遺産に関する豊富な資料が展示されています。ニュルンベルクの町が歩んできた歴史について学べる重要な場所として、こちらも必ず足を運びたい観光スポットです。

ニュルンベルク動物園

リピーターも多い歴史ある動物園

歴史・文化的な観光スポットをたっぷり味わったら、ニュルンベルク動物園へ足を伸ばすのもおすすめです。

1912年設立と長い歴史を持つ動物園は、ニュルンベルク中央駅からトラム＆徒歩約17分とアクセスばつぐん！ヨーロッパ最大規模の敷地では、巨大な柵や檻を使用せず、自然に近い環境で動物たちがのびのびと過ごせるよう、工夫が施されています。

6,800頭以上、310種以上の動物が飼育され、生物多様性の大切さや絶滅危惧種の野生生物たちについて学べますよ。

敷地内の子ども用動物園には、動物とのふれあいコーナーや広いプレイグランドが設置され、ロバやポニーの乗馬体験も可能！シロクマの餌やり体験や、野外ラグーンにて連日催されるイルカのショーが特に人気を集めています。

ニュルンベルクの知る人ぞ知る穴場観光地3選

ここからはニュルンベルクの穴場スポットをご紹介。ニュルンベルクから足をのばして、ドイツ屈指の古都と称される世界遺産の街・バンベルクを訪れるのもおすすめです！

ヴァイスゲルバーガッセ

中世の革職人の家が立ち並ぶ可愛らしい小路

聖セバルドゥス教会から西に徒歩3分ほどの距離にある、ヴァイスゲルバーガッセは、可愛らしいハーフティンバード（木骨造）建築様式の家が立ち並ぶ小路です。

日本語で「白革なめし職人通り」と呼ばれる名前は、中世に栄えた皮革製造業の職人たちが住んでいたことに由来しています。当時なめし革工場が忙しく稼働していた小路は、現在カフェやバー、小さなブティックや手工芸品の工房が軒を連ねるおしゃれな通りになっています。

ヴァイスゲルバーガッセに立ち並ぶ22軒の家は、それぞれ外観に個性が現れています。観光の散策中に細部の違いまで観察していくと、さらに旅の楽しみが広がるでしょう！

ニュルンベルク歴史地下道

14世紀からビールの製造に使用されてきた赤砂岩の地下道

ニュルンベルク歴史地下道は、広さ2万平方メートルと、南ドイツ最大の迷路のような地下道です。中世ではビールの発酵・保管などに使用され、今もその一部がアルシュタットホーフ醸造所で使用されています。

ニュルンベルクの歴史とビールは関係が深く、14世紀末には人口3万人未満に対し40以上もの醸造所があったのだとか！1380年に出された法令で、ビールの自家醸造を行う際は発酵・保管用の貯蔵庫が必須となり、この歴史地下道の形成につながりました。  

地下道の見学には、必ずガイドツアーに参加する必要があります。ツアーのチケットは公式サイト上、またはハウプトマルクトにあるインフォメーションセンターで購入できます。そのほか、当日ツアー開始前にガイドから直接購入することも可能です。

英語のツアーは週末11時10分開始の回に限られますが、ドイツ語のツアーは毎日頻繁に催行されており、英語＆その他6カ国語でのオーディオガイドは無料で利用可能。また、グループツアーやプライベートツアーなどにも参加できるので、興味があれば問い合わせてみてくださいね。

地下道のガイドツアーが終わると、アルシュタットホーフ醸造所にも足を運びます。締めくくりにニュルンベルク名物ロートビア（赤ビール）の試飲を堪能してみては？

バンベルク

旧市街まるごと世界遺産！バイエルンの真珠の名を持つ古都

11世紀の街並みを残すドイツ屈指の古都・バンベルクは、ニュルンベルクから特急列車で約35分の距離に位置しています。1007年に後の神聖ローマ皇帝・ハインリヒ2世が司教座を置いたことで、キリスト教の街として発展しました

「バイエルンの真珠」と称えられるその美しい景観は、第二次世界大戦中も奇跡的に戦火を逃れ、1993年には旧市街全体が世界遺産に登録されました。実に2,000を超える建物が保護の対象となっています。

バンベルク旧市街は、ベルクシュタット（Bergstadt）、インゼルシュタット（Inselstadt）、ガートナーシュタット（Gärtnerstadt）の3つの歴史地区に分かれており、それぞれ魅力的な見どころがたくさん！

旧市街の主な見どころのうち、バンベルク大聖堂、バンベルク旧宮殿＆新宮殿はベルクシュタット、フレスコ装飾が施された旧市庁舎はインゼルシュタットに位置しています。

落ち着いた時間を過ごしたい場合は、インゼルシュタット内の小ヴェネツィア地区の散策がおすすめです。かつて漁師たちが住んでいたというカラフルな木組みの家々を眺めつつ、レグニッツ川沿いを散歩すると、ゆったり気持ちが和んできます。

ニュルンベルクへ帰路につく前に、バンベルク大聖堂から歩いて約3分の老舗醸造所・シュレンケルラにて、名物の燻製ビール・ラオホビアを味わうのはいかがでしょうか？旅の締めくくりにきっと満足した気分になれるはずです。

ニュルンベルク観光を満喫するためのおすすめモデルコース

歴史と文化を感じさせる見どころが凝縮した、魅力いっぱいの都市・ニュルンベルク。周辺地域にもバンベルクをはじめ魅力的な観光スポットがたくさんあるので、最低2～3日の旅行日数を確保したいところ。

観光の合間には、ニュルンベルガー（Nürnberger Rostbratwurst）と呼ばれる名物ソーセージを楽しんでみて！ニュルンベルガーには、ポテトサラダまたはザワークラウト、素朴なパンが付いてきます。白パンにニュルンベルガーを挟んだサンドイッチをテイクアウトして、街を散策しながら味わうのもおすすめです。

＜スケジュール例＞

1日目　ニュルンベルク中央駅到着→職人広場→聖ローレンツ教会→ハウプト広場→フラウエン教会

2日目　ニュルンベルク中央駅→帝国党大会会場→ニュルンベルク動物園→ニュルンベルク中央駅

3日目　市内観光（聖セバルドゥス教会、ヴァイスゲルバーガッセ、カイザーブルク城）→ニュルンベルク歴史地下道（※ツアー参加必須）→名物ロートビア＆ニュルンベルクソーセージを堪能

番外編：ニュルンベルク中央駅→バンベルク（旅の締めくくりに名物ラオホビアで乾杯）→ニュルンベルク中央駅→その他市内観光スポットめぐり＆お土産探しなど

中世～ナチス政権時代から現在まで、歴史上重要な存在であり続けたニュルンベルク。多くの観光スポットがあるので、滞在日数が限られている場合は訪れたい見どころが含まれた観光ツアーを利用するのがおすすめ！ぜひ好みにぴったり合うニュルンベルク旅行のスケジュールを立ててみてください。

ニュルンベルクの人気観光スポットを満喫しよう

この記事では、ニュルンベルクのおすすめの観光スポット＆穴場スポットを厳選して厳選してご紹介しました。名所や見どころが凝縮されたニュルンベルクでは、あらかじめ計画を立てておき、効率よく観光を楽しむのがおすすめです。

ぜひ紹介した観光地を参考に、ドイツ・ニュルンベルク旅行を思い出に残るスペシャルな旅にしてください！

※記事内の金額は 2024年3月9日のレート、1ユーロ＝161.26円で計算しています。

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