アメリカの主要都市はどこ？一覧や人口ランキング、特徴も解説

アメリカの主要な都市一覧

アメリカは、日本の約26倍もの広大な領土をほこり、海外も含めて全50州とコロンビア特別区から構成されています。この記事では、アメリカで人口ランキングが上位＆有名な都市について解説をしていきます。

まずは、アメリカの主要な都市の一覧が以下になります。

アメリカ・都市別の人口ランキング

※ 2023年7月1日時点の米国国税調査局による人口推計より

都市単位でもやはり人口が多いのは、大都市・ニューヨーク。人口密度も群を抜いて高くなっており、ニューヨークに人が集中しているのがよく分かります。それに対し、テキサス州やアリゾナ州などアメリカ南部の都市は、大都市ながら比較的人口密度も少ない傾向にあります。

アメリカの主要な都市はどこ？

アメリカには魅力的な都市がたくさんありますが、人口のランキング順に主要都市を挙げると、東海岸の大都市ニューヨーク、西海岸の映画の街ロサンゼルス、中西部の大都市シカゴ、そして南部テキサス州にあるヒューストンが続きます。

そして主要な都市という点では、どこの州にも属さない連邦直轄地である首都・ワシントンD.C.（コロンビア特別区）も挙げられます。

＼おトクなアメリカ旅行をチェック！／
人気のアメリカツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに！

アメリカ最大の都市・ニューヨーク

ニューヨークは、アメリカ合衆国北東部に位置し、人口は約1903万人、面積は約14万平方キロメートルある世界有数のメガシティです。マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテンアイランドの5つの行政区から構成されています。世界経済の中心地として知られ、国連本部や数多くの多国籍企業が拠点を置いています。

文化的多様性も特徴で、様々な民族や文化が共存している刺激的な街です。世界経済の中心地として知られる一方で、芸術、ファッション、エンターテイメントの分野でも世界をリードしています。また、観光地も多いニューヨークですが、ブロードウェイで最高のエンターテインメントを楽しんだり、ニューヨークに点在している美術館やギャラリーで最新のアートに触れるたりする経験もニューヨークの魅力のひとつ！

治安は以前に比べて改善されていますが、特に夜間や人通りの少ない場所では注意が必要です。観光客の多いエリアでは、スリやひったくりにも気をつけましょう。

ニューヨークの気候＆ベストシーズンは？

ニューヨークは温帯気候に属し、日本と同様に四季がはっきりとした変化に富んだ天候を楽しむことができます。夏（6月〜8月）は湿度が高いため蒸し暑く感じ、気温は30℃を超えることも。一方、冬（12月〜2月）は寒さが厳しく、氷点下になり雪がしんしんと降ることも珍しくありません。

春（3月〜5月）と秋（9月〜11月）は比較的穏やかで過ごしやすく、観光のベストシーズンとされています。特に秋は紅葉が美しく、セントラルパークの景色は格別ですよ。年間降水量は比較的多く、突然のスコールには注意が必要です。夏は熱中症対策、冬は防寒対策など訪れる時期に応じて、適切な服装や雨具の準備をすることをおすすめします。

ニューヨーク市内の移動手段

ニューヨーク市内の移動には、地下鉄、バス、タクシー、フェリーなど多様な選択肢があります。地下鉄は24時間運行で、市内のほとんどの場所にアクセスが可能なのでとても便利。ニューヨークの黄色いタクシーは街のアイコンで、自由度が高く便利なのですが割高になります。バスからはニューヨークの文化と歴史が詰まった街並みを楽しめ、フェリーはマンハッタンの景色を楽しむことができます。

また、地下鉄やバスなどの公共交通機関を利用する際には、タッチ決済のOMNYやプリペイド式カードのMetroCardが便利です。そのほか、観光客向けに乗り降り自由な1日パスや7日パスもあり、効率的に観光することができます。街を眺めながら歩くのも楽しいですが、ニューヨークは広いので公共交通機関もうまく活用しましょう。

ニューヨークの主な観光スポット

ニューヨークには世界的に有名な観光スポットが数多く存在します。まず、アメリカの象徴として知られる自由の女神像。そのほか、セントラルパークやタイムズスクエア、エンパイアステートビルディング、メトロポリタン美術館など、外せない観光スポットばかりです。

これらのニューヨークを代表する観光スポットを巡ることで、ニューヨークならではの多様な魅力を体験してみてくださいね。

＼おトクなニューヨーク旅行をチェック！／
人気のニューヨークツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに！

アメリカ第二の都市・ロサンゼルス

ロサンゼルスは、アメリカ合衆国カリフォルニア州南部に位置する、人口約1,260万人の大都市です。面積は約1,302平方キロメートルで、アメリカ西海岸最大の都市として知られています。

エンターテイメント産業の中心地であり、ハリウッドを擁することから「映画の都」としても知られ、ハリウッドの映画産業やテレビ番組制作の拠点となっているセレブリティの街としても有名です。その一方で、多様な文化が融合する街で、ヒスパニック系やアジア系など様々なバックグラウンドの人たちも暮らしています。

ロサンゼルスは、美しいビーチ、壮大な山々、そして活気あふれる都市部が共存する魅力的な場所。ハリウッドはもちろん、ビバリーヒルズ、サンタモニカビーチ、大型テーマパークなど、誰もが一度は耳にしたことのある観光スポットが点在し、世界中から観光客を魅了しています。

治安に関しては、観光地は比較的安全ですが、一部の地域では注意が必要です。特に夜間の一人歩きは避け、貴重品の管理には気をつけましょう。

ロサンゼルスの気候＆ベストシーズンは？

ロサンゼルスは地中海性気候に属し、年間を通じて温暖で過ごしやすい気候が特徴です。中でも、春と秋は特に過ごしやすく、観光に最適なシーズンです。真夏は暑く乾燥していますが、湿度が低いため比較的快適に過ごせます。11月〜3月は雨季となりますが、気温は穏やかで降水量はそれほど多くありません。

年間の平均気温は18℃前後で、夏場の7月から9月は最高気温が30℃を超えることもあります。一方、冬場の12月から2月は最低気温が10℃を下回ることがあるので、薄手の上着があると便利です。 ロサンゼルス観光の際は、強い日差しや乾燥に注意が必要です。日焼け止めや帽子、サングラスの着用をおすすめします。また、内陸部と沿岸部で気温差があるので、重ね着できる服装で出かけるのがよいでしょう。

ロサンゼルス市内の移動手段

ロサンゼルスは広大な都市で、主な移動手段は自動車ですが、公共交通機関も充実しています。メトロ（地下鉄と軽便鉄道）は市内の主要エリアを結び、バスネットワークも広範囲をカバーしています。タクシーやライドシェアサービスも便利ですが、交通渋滞を考慮する必要があります。

公共交通機関を利用する際は、TAPカードが便利です。このICカードはメトロやバスで使え、1回乗車券よりもお得です。観光客向けには1日乗車券や7日間乗車券もあり、市内を効率よく回れます。レンタカーはメジャーな選択肢ですが、駐車場の確保や交通ルールの確認のほか、近年では車上荒らしも多いため注意が必要です。

ロサンゼルスの主な観光スポット

ロサンゼルスは、エンターテインメントの中心地として知られる魅力的な都市です。有名な観光スポットが数多くあり、多様な体験ができます。

ハリウッドでは、ウォーク・オブ・フェイムやTCLチャイニーズ・シアターなど、映画の歴史を感じられます。家族連れにはユニバーサル・スタジオ・ハリウッドやディズニーランド・リゾートなどのテーマパークもおすすめ。アート好きには、ゲッティセンターやLACMA（ロサンゼルス・カウンティ美術館）は見逃せません。

＼おトクなロサンゼルス旅行をチェック！／
人気のロサンゼルスツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに！

アメリカ第三の都市・シカゴ

シカゴは面積約606平方キロメートル、イリノイ州最大の都市で、アメリカ第3の都市とされています。人口約898万人を擁し、ミシガン湖畔に位置する「ウィンディ・シティ（風の街）」として知られ、経済の中心地の一つ。シカゴ独特のスカイラインは世界的に有名で、摩天楼が立ち並ぶダウンタウンは近代建築の発祥の地ともなっています。

観光都市としての魅力も豊富で、美術館や展望台、水族館など見どころが満載。また観光以外にも、ディープディッシュピザやシカゴスタイルホットドッグなど、独自のグルメ文化も楽しめます。治安は概ね良好ですが、一部の地域では注意が必要です。夜間の一人歩きは避け、貴重品の管理には気をつけましょう。

シカゴの気候＆ベストシーズンは？

シカゴは四季がはっきりした大陸性気候です。夏はジメジメとした暑さで、冬は寒さが厳しいのが特徴です。春と秋は比較的過ごしやすい気候になります。夏の平均気温は25℃前後で、30℃を超える日も珍しくありません。冬は氷点下になることも多く、雪も降ります。

観光のベストシーズンは5月〜6月と9月〜10月。この時期は気温が穏やかで過ごしやすいです。夏は蒸し暑く、冬は寒いので、それぞれ適した服装を準備しましょう。また、「ウィンディ・シティ」の異名どおり、年間を通して風が強いので注意が必要です。

シカゴ市内の移動手段

シカゴ市内の移動は、便利な公共交通機関が充実しています。主な交通手段は、「L」と呼ばれる高架鉄道や地下鉄、市内を網羅するバスで、どれもCTA（シカゴ交通局）が運営しています。また、タクシーやライドシェアサービスも利用しやすく、観光客に人気です。 水上タクシーもシカゴならではの移動手段として注目されており、シカゴ川沿いの観光スポットを巡るのに最適です。

公共交通機関を利用する際は、Ventraカードが便利で、このICカードを使えば、電車やバスにスムーズに乗車できます。観光客向けには1日・3日・7日のパスもあり、お得に市内を移動できますよ。

シカゴの主な観光スポット

シカゴには、魅力的な観光スポットがたくさんあります。まず外せないのが、ミレニアムパークです。ここには、有名な「クラウド・ゲート（通称：ザ・ビーン）」があり、人気の撮影スポットとなっています。高さ442メートルのウィリスタワー展望台からは、シカゴの絶景を楽しめます。

高級ブランドが並ぶマグニフィセントマイルでショッピングをしたり、シカゴ川クルーズを楽しむのもおすすめ！以下のスポットを巡れば、シカゴの魅力を十分に味わえます。

石油とエネルギー産業の最大拠点都市・ヒューストン

ヒューストンは、南東部に位置するテキサス州最大の都市。人口は約680万人、面積は約1,650平方キロメートルで、NASAのジョンソン宇宙センターがある「スペースシティ」として知られています。エネルギー産業が盛んで、特に石油・天然ガスの分野はアメリカの産業を支える重要な役割を果たしています。

宇宙センターや自然科学博物館など、学びの場ともなる観光地が多い一方で、年に一度テキサス州らしいヒューストン・ロデオという世界最大のロデオショーも開催されます。また、スポーツ好きにはアストロズ（野球）やロケッツ（バスケットボール）といったプロチームの試合も魅力です。

日本人旅行客も多く、中心部では比較的安全なエリアも多いですが、夜間の一人歩き等は避けた方が安心です。

ヒューストンの気候＆ベストシーズンは？

ヒューストンの気候は温暖湿潤気候に分類され、年間を通じて比較的温暖で湿度が高いのが特徴です。夏は非常に暑く、湿度も高いので35℃を超える蒸し暑い日も多いです。熱中症のリスクが高まるので、注意が必要です。

冬は平均気温が10℃から15℃程度と温暖で、雪が降ることはほとんどありません。春と秋は穏やかな気候で過ごしやすいですが、一方でハリケーンシーズンでもあるため、特に6月から11月にかけては注意が必要。ハリケーンが襲来する可能性があり、洪水になることもあるので注意しましょう。

一年を通して雨が降るヒューストンですが、5月から10月にかけては特に降水量が多くなります。夏の午後には雷雨になることが多く、突然の雨に備えて雨具を持参するといいでしょう。ヒューストンの気候は多様で、季節ごとに異なる魅力がありますが、特に暑さと湿度に対する対策が重要です。

ヒューストン市内の移動手段

ヒューストン市内の公共交通機関は、市内全域をカバーしているバス、3路線で主要エリアを結ぶライトレールが有名です。地元民は基本的に自家用車を使用するため、車での移動の際には、市内でのラッシュアワーの渋滞に注意してください。

そのほか、バイクシェアプログラム「BCycle」が市内各所にあり、特にダウンタウン周辺では便利です。ウーバーやリフトのライドシェアサービスも広く利用されているため、観光客にとってもおすすめ。タクシーも利用することはできますがライドシェアの方が一般的になため、取り入れることでヒューストン市内を効率的に移動できますよ。

ヒューストンの主な観光スポット

ヒューストンには、観光スポットも多く、さまざまな体験ができます。ヒューストン・宇宙センターやヒューストン自然科学博物館をはじめ、19の博物館、美術館、ギャラリーが集まるエリア・ミュージアム・ディストリクトも人気。

また、毎年春に開催される大規模なイベントのヒューストン・ロデオでは、ロデオ競技やコンサート、農業展示などが楽しめます。以下のような観光スポットで、ヒューストン滞在を楽しんでくださいね。

＼おすすめのアメリカ旅行をチェック！／
人気のアメリカツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに！

アメリカの首都・ワシントンD.C.

ワシントンD.C.は、アメリカ合衆国の首都として知られる特別区です。東海岸のほぼ中央に位置し、メリーランド州とバージニア州に囲まれています。人口は約555万人で、人口の多さは第9位となっています。面積は約177平方キロメートルと、大都市としては比較的コンパクト。

しかしその小さな面積に、アメリカの歴史と政治の精髄が凝縮されています。 ホワイトハウス、国会議事堂、最高裁判所などの重要な政府機関が立ち並び、世界の政治の舞台となっているほか、リンカーン記念堂やワシントン記念塔など、アメリカの歴史を物語る記念碑も点在しています。

さらに、世界最大級の博物館群であるスミソニアン博物館群があり、芸術や科学、歴史を学ぶ絶好の場所となっています。 政治だけでなく、文化や教育の面でも重要な役割を果たすワシントンD.C.の魅力は尽きることがありません。

治安は概ね良好ですが、一部の地域では注意が必要です。観光客の多いエリアは比較的安全ですが、夜間の一人歩きは避け、貴重品の管理には気をつけましょう。政治の中心地ならではの厳重なセキュリティチェックにも備えておくとよいでしょう。

ワシントンD.C.の気候＆ベストシーズンは？

ワシントンD.C.は湿潤亜熱帯気候に属し、四季がはっきりしています。夏は蒸し暑く、7月と8月の平均気温は26℃前後。冬は寒く、1月の平均気温は2℃程度です。春と秋は過ごしやすい気候で、観光のベストシーズンとされています。特に春は桜の季節で、ポトマック河畔の桜並木が美しい景色を作り出します。

降水量は年間を通じてほぼ均等に分布していますが、夏場にはにわか雨や雷雨に注意が必要です。また、冬には時折雪が降ることもあるので、防寒対策をしっかりとしておくことをおすすめします。

ワシントンD.C.市内の移動手段

ワシントンD.C.の公共交通機関は非常に発達しており、観光客にとって便利です。主な移動手段は地下鉄（メトロ）とバスです。メトロは清潔で効率的、市内の主要な観光地を結んでいます。バスも広範囲をカバーしており、メトロを補完しています。

ワシントンD.C.で便利なのがSmarTripカード。これはメトロとバスで使えるICカードで、チャージして使用します。観光客向けには1日乗車券もあり、お得に移動できます。 また、Capital Bikeshareという自転車シェアリングサービスも人気。自由度が高く、短距離の移動に便利で、効率よく観光ができます。タクシーやライドシェアサービスも利用でき、深夜や荷物が多い時に重宝します。

ワシントンD.C.の主な観光スポット

ワシントンD.C.は、アメリカの首都として歴史的建造物や博物館が集中する魅力的な観光地です。まず外せないのが、大統領官邸のホワイトハウスと立法府の中心である国会議事堂です。

世界最大級の博物館群であるスミソニアン博物館や自然史博物館、航空宇宙博物館など11の博物館があり、見応え抜群。また、アーリントン国立墓地やジョージタウン地区も人気の観光スポットです。以下の名所を巡れば、アメリカの政治と歴史の中心地としてのワシントンD.C.の魅力を十分に味わえるでしょう。

アメリカのさまざまな都市を知って、旅行を楽しもう！

アメリカの都市は、それぞれが独自の魅力を持っています。ニューヨークの活気、ロサンゼルスのエンターテイメント、シカゴの建築美、ヒューストンの多文化、ワシントンD.C.の歴史と政治。どの都市を選んでも、きっと素晴らしい体験ができますよ。

アメリカ旅行の醍醐味は、この多様性にあります。都市選びは旅の成功を左右する重要なポイントになるので、自分の興味や好みに合わせて選んでみてくださいね。歴史が好きならワシントンD.C.、ショッピングならニューヨーク、ビーチリゾートならロサンゼルスがおすすめです。

どの都市に行くにしても、事前の準備が大切です。交通手段、気候、観光スポットなどをチェックしておくと、より充実した旅になりますよ。アメリカの都市観光の魅力を存分に楽しんでください！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋

cover photo by Unsplash