
【2025年版】ガンビアの首都バンジュールの最新情報
西アフリカに位置するガンビアの首都バンジュールは、歴史と文化が息づく魅力的な都市です。本記事では、ガンビアの首都バンジュールを徹底解説します。アフリカ旅行を考えている方は、ぜひ本記事を参考に訪れてみてください。



西アフリカに位置するガンビアの首都バンジュールは、歴史と文化が息づく魅力的な都市です。ただし、バンジュールについて詳しく知らない方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、ガンビアの首都バンジュールを徹底解説します。アフリカ旅行を考えている方は、ぜひ本記事を参考に訪れてみてください。
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首都・バンジュールの場所は?

バンジュールは、西アフリカのガンビア共和国の首都であり、同国の政治・経済・貿易の中心都市です。バンジュールは大西洋に注ぐガンビア川の河口部、セントメリーズ島(バンジュール島)に位置し、三方を水に囲まれた半島状の地形が特徴です。
北緯13度28分、西経16度39分に位置し、旧名はバサースト(Bathurst)でした。都市の中心部はガンビア川の河口に突き出た島にあり、対岸の本土とはデントン橋(Denton Bridge)で結ばれています。
バンジュールはガンビアの西端にあり、国全体がセネガルに囲まれているため、セネガルの首都ダカールからは南東に約170km、直線距離で約130kmの場所に位置しています。
さらに、ガンビア中流部には2019年に開通した全長1.9kmのセネガンビア橋(トランスガンビア橋)があり、ガンビア北部と南部、さらにはセネガル南部のカサマンス州へのアクセスも可能です。
ガンビアの首都バンジュールの歴史と成り立ち

バンジュールは西アフリカのガンビア共和国の首都であり、歴史は1816年にイギリスが交易所と奴隷貿易の拠点として築いたことに始まります。当初は「バサースト(Bathurst)」という名称で呼ばれており、これはイギリス植民省の大臣だった第3代バサースト伯爵ヘンリー・バサーストにちなんで名付けられました。
バンジュールはガンビア川の河口部、セントメリーズ島(バンジュール島)に位置しています。天然の良港として発展し、奴隷貿易の拠点や農産物輸出港として重要な役割を果たしてきました。
1965年にガンビアがイギリスから独立すると、バンジュールは引き続き首都として政治・経済の中心地となっています。1973年には現地のマンディンカ語に由来する「バンジュール」という現在の名称に改称されました。
町の入り口には1994年の軍事クーデターを記念した高さ35mの「アーチ22」が建てられ、内部には織物博物館があります。また、ガンビア国立博物館やアルバート広場など歴史的建造物と近代的な施設が共存し、独特の雰囲気を持つ都市です。
バンジュールの主要空港は?日本から直行便はある?

バンジュール国際空港(Banjul International Airport)は、ガンビアの首都バンジュールから約24km離れた場所にある主要な国際空港です。以前はユンダム国際空港(Yundum International Airport)として知られていました。
空港から市中心部までは車で約30分程度かかります。移動手段としては、タクシーやホテルの送迎サービスが一般的です。
公共交通機関はあまり発達していないため、事前に交通手段を確保しておくことをおすすめします。日本からバンジュールへの直行便はありません。バンジュールに行くには、主にヨーロッパの主要都市を経由するルートが一般的です。
主な経由地としては、ロンドン、ブリュッセル、イスタンブール、カサブランカなどがあります。
- 東京 → ロンドン → バンジュール
- 東京 → イスタンブール → バンジュール
- 東京 → ドバイ → カサブランカ → バンジュール
バンジュール国際空港は、西アフリカの重要な航空ハブの一つとして機能しています。ヨーロッパや周辺のアフリカ諸国からの直行便が就航しており、観光客や商用の旅行者にとって重要な玄関口となっています。
バンジュールの気候は?
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バンジュールの気候は、熱帯サバナ気候(Aw)に分類され、年間を通じて高温で、明確な雨季と乾季があります。乾季は11月から5月まで続き、この時期はほとんど雨が降らず、特に3月から5月は最も暑くなり、平均最高気温は32~34℃前後に達しますが、40℃近くまで上がることは稀です。
一方、雨季は6月から10月で、8月と9月が最も降水量が多く、月間降水量が350mmを超えることもあります。年間平均気温は約27℃で、最も涼しい1~2月でも平均最低気温は18~19℃程度と、寒さを感じることはありません。
ガンビアの首都バンジュールの観光名所
バンジュールには、ガンビアの歴史や文化を感じられる魅力的な観光スポットが豊富にあります。ここでは、訪れる価値のある主要な観光名所を5つ見ていきましょう。
1. ガンビア国立博物館

バンジュールの中心部にあるガンビア国立博物館は、ガンビアの歴史と文化を学ぶのに最適な場所です。考古学的な発見品や民族学的な展示物が豊富に展示されており、ガンビアの伝統的な生活様式や芸術を知ることができます。
2. アルバート市場

地元の人々の日常生活を垣間見るなら、アルバート市場がおすすめです。色とりどりの果物や野菜、香辛料、手工芸品などが所狭しと並べられており、活気あふれる雰囲気を楽しめます。地元の人々とのふれあいも魅力の一つで、ガンビアの文化を肌で感じることができるでしょう。
3. アーチ22

バンジュールのシンボル的存在であるアーチ22は、1994年のクーデターを記念して建てられた高さ35メートルのアーチ型モニュメントです。
アーチの上部には展望台があり、バンジュールの街並みやガンビア川の絶景を楽しむことができます。特に夕暮れ時の景色は格別で、多くの観光客が訪れます。
4. ガンビア川クルーズ

バンジュールを訪れたら、ガンビア川クルーズを体験しない手はありません。川沿いの風景や野生動物を観察しながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
特に夕暮れ時のクルーズは人気で、美しい夕日とともにガンビアの自然を満喫できます。クルーズの出発地点は市内中心部から近く、アクセスも便利です。
5. 国立議会議事堂

バンジュールの政治の中心地である国立議会議事堂は、独特な建築様式で目を引きます。外観を見学するだけでも十分に価値がありますが、事前に許可を得れば内部を見学することも可能です。ガンビアの政治システムに興味がある方にはぜひおすすめのスポットです。
その他の観光スポット

上記以外にも、バンジュールには見どころが豊富にあります。例えば、ガンビアの独立を記念して建てられた独立記念塔や、美しいビーチが広がるバンジュール・ビーチなどがあります。
また、市内には多くのモスクがあり、イスラム文化に触れられるでしょう。これらの観光スポットは比較的近い距離にあるので、徒歩や短時間のタクシー移動で効率よく回ることができます。
バンジュールの中心部を起点に、アーチ22、ガンビア国立博物館、アルバート市場を巡り、最後にガンビア川クルーズで締めくくるのがおすすめのルートです。時間に余裕がある場合は、国立議会議事堂や他のスポットも訪れてみてください。
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バンジュールの治安・注意点

バンジュールは、ガンビアの首都として比較的安定した治安状況を保っています。しかし、観光客の方は一般的な注意を払う必要があります。
バンジュールの治安は、アフリカの他の大都市と比較すると良好な方です。ただし、スリや置き引きなどの軽犯罪は発生しているので、貴重品の管理には十分注意しましょう。
特に、アルバート市場やフェリーターミナル周辺では、人混みの中で狙われやすいので警戒が必要です。夜間の一人歩きは避け、タクシーを利用する際は正規のタクシーを使用することをおすすめします。
また、見知らぬ人から声をかけられても、安易についていかないようにしましょう。
緊急時の連絡先は以下の通りです。
- 警察:117
- 救急:116
- 消防:118
日本大使館はバンジュールにはありませんが、セネガルのダカールにある在セネガル日本国大使館が管轄しています。緊急時には以下に連絡してください。
- 在セネガル日本国大使館:+221-33-849-5500
まとめ

ガンビアの首都バンジュールは、ガンビア川河口のセントメリーズ島に位置する港湾都市で、政治・経済の中心地です。熱帯サバナ気候で雨季と乾季が明確に分かれ、観光のベストシーズンは乾季初期の11月~2月です。
歴史的建造物と近代的な施設が共存し、独自の文化と活気ある雰囲気が魅力。治安や気候、衛生面に注意しつつ、アフリカ西海岸の玄関口として多彩な体験が楽しめます。本記事を参考に、ぜひバンジュールへ訪れてみてください。
cover photo by PIXTA