ロイヤルアルバートドック
ロイヤルアルバートドックは、リバプール中心部の西に位置する、かつて世界遺産「海商都市リバプール」として世界的に評価された建物です。世界で初めて木材を使わず、鉄、レンガ、石だけで建てられた革新的な設計が特徴的。現在はカフェやショップ、レストランが並ぶおしゃれなエリアに生まれ変わりました。赤レンガ倉庫は約11.6万㎡もの広大な敷地に広がり、水面に映る美しい景色が眺められます。見どころは、絵になる景色が続く海沿いの遊歩道、世界的アーティストの作品を展示する「テート・リバプール」、そして名曲の裏話も楽しめる博物館「ビートルズ・ストーリー」です。シティセンターから徒歩約15分、途中のショッピングを楽しみながら気軽に立ち寄れます。

スポット情報
リバプール旅行におすすめの観光スポット
リバプール大聖堂
リバプール大聖堂は、高さ100mを超える塔を持つイギリス最大の教会です。1904年に着工し、74年の歳月をかけて1978年に完成した聖堂は、22歳の若き建築家ジャイルズ・ギルバート・スコットの傑作です。地元の赤い砂岩を使用した重厚な外観と、世界最大級のパイプオルガン、美しいステンドグラスが見どころです。塔の展望台からはリバプールの街並みや対岸のウェールズまで一望でき、特に夕暮れ時の景色は息をのむ美しさです。館内のウェルスフォード・ビストロでは、地元食材を使用した日替わり料理や手作りケーキ、本格的なコーヒーを楽しめます。大聖堂の雰囲気を味わいながら、屋根付きテラスでのんびりとしたティータイムを過ごすのもおすすめです。
ピアヘッド(The Three Graces)
ピアヘッドは「スリー・グレイス」と呼ばれる3つの歴史的建造物が印象的な、リバプール中心部のウォーターフロントです。20世紀初頭に建設されたロイヤルリバービル、キュナードビル、ポートオブリバプールビルは、かつての海運貿易都市としての繁栄を今に伝えています。特にロイヤルリバービルは、屋上に据えられた伝説の2羽のリバーバード像が街のシンボルとして有名で、1羽は海を見つめ、もう1羽は街を見守るとされています。エリア内にはビートルズの銅像や望遠鏡のモニュメント、ユニークなラムバナナのアート作品が点在。またキュナードビルでは、イギリス音楽の歴史を体験できる常設展示もあり、リバプールの魅力が詰まったスポットといえます。
リバプール・メトロポリタン大聖堂
リバプール・メトロポリタン大聖堂は、現代的なデザインで知られるカトリックの大聖堂です。その独特な外観から地元では「パディーズ・ウィグワム(アメリカ先住民の円すい形テント)」と呼ばれています。世界規模のデザインコンペで選ばれた建築家フレデリック・ギバードの設計によるもので、従来の大聖堂のイメージを覆す斬新なデザインが特徴です。見どころは、広々とした円形の聖堂内と地下に広がるラッチェンス地下納骨堂です。この納骨堂は1930年代に計画された旧大聖堂の一部で、紫色のレンガと花崗岩で造られた美しいアーチ型の通路や礼拝堂が見られます。イギリスの歴史的建造物として高い価値を認められ、多くの観光客が訪れるリバプールの名所のひとつとなっています。
ビートルズ・ストーリー
ビートルズ・ストーリーは「世界最高のバンド」と称されるビートルズの生涯と音楽を体験できる博物館です。ロイヤルアルバートドックを改装し、1990年にオープン。1960年代の雰囲気をそのまま再現した展示空間が特徴です。見どころは、ジョン・レノンの丸メガネやジョージ・ハリスンの思い出のギター、さらに青い『ホワイトアルバム』など、メンバーゆかりの品々の展示です。最新技術を駆使したシアターでは、3Dアニメーションと特別編集された映像で彼らの音楽の世界に没入できます。ジョンの姉ジュリアによる8か国語のオーディオガイドや、子供向けの体験型展示も人気。世界中から年間30万人以上が訪れる、リバプールを代表する観光名所です。
リバプール博物館
リバプール博物館は、リバプールのユニークな地理、歴史、文化を反映した博物館であり、街の歴史をたどることができます。2011年7月19日に開館した、新しいランドマークとしても注目のスポットです。館内はモダンなデザインで、建物の大きさは、長さ110メートル、幅60メートルで、最も高いところでは高さ26メートルと広さを誇ります。ミュージアムショップも併設されているので、お土産探しにもぴったりです。
ウォーカー美術館
ウォーカー美術館は「北のナショナル・ギャラリー」の愛称で親しまれる、イングランドで第二の規模を誇る美術館です。リバプールの文化地区ウィリアム・ブラウン・ストリートに位置し、かつて周辺の歴史的建造物とともに世界遺産に登録されていました。14世紀から20世紀までの芸術作品を所蔵し、レンブラント、ドガといった巨匠の作品から、英国ビクトリア朝時代の絵画、現代アートまで幅広いコレクションを誇ります。館内では2年に1度、現代アートの祭典リバプール・ビエンナーレも開催され、新旧の芸術が出会う場所として多くの観光客を魅了しています。美術館のある通りには博物館や図書館が立ち並び、芸術と文化に触れる優雅な時間を過ごせます。