ニコライ教会
ニコライ教会は、ベルリン最古の教会として知られる人気観光スポットです。1230年に建設され、中世ベルリンにおける宗教と文化の中心地として機能してきました。現在は教会としての役割を終え、ベルリン市博物館の一部として一般公開されています。ゴシック様式の美しい建築が特徴で、時代を経る中で改築や修復が重ねられてきました。第二次世界大戦中には大きな被害を受けましたが、現在は元の姿を取り戻しています。ニコライ教会が位置するニコライ地区は、ベルリンの旧市街の一部で、石畳の狭い通りや古い建物が立ち並ぶエリアになっています。教会を訪れる際には、周辺を散策しながら中世のベルリンの雰囲気を楽しむのもおすすめです。
スポット情報
ベルリン旅行におすすめの観光スポット
ブランデンブルク門
ベルリンにある観光名所です。ナポレオン戦争後に再建されたこの門は、王室列車で貴賓を迎え入れるセレモニーの場としても利用されました。第二次世界大戦後のベルリンの分断期間には、西側からのみ見る事ができるアイコンとして知られるようになりました。現在では広場が広がり、多くの観光客や地元民が集まる人気のスポットです。周辺には有名な博物館や美術館があるため、ベルリン旅行の際にはぜひ訪れてみてください。
イーストサイド・ギャラリー
ベルリンの壁が崩壊したことを記念して、1990年の春に制作された野外アートギャラリーです。東西冷戦の代名詞ともいえる約1,326メートルに渡るベルリンの壁に直接グラフィティアートが描かれており、現存するなかで最も多く壁が残っている場所です。ベルリンの壁が崩壊した当時の混沌とした世相を表現したアートが描かれています。世界21カ国から118名のアーティストが集まり、全部で105点の絵画を制作しました。
カイザー ヴィルヘルム記念教会
ベルリンにある、戦争の傷がなまなましく残る教会。大きく崩落している部分があり、いまにも崩れてしまいそうです。この崩落の跡は第2次世界大戦の砲火で破壊されたもので、戦争の悲劇を2度と繰り返さないためにそのままの状態で残されています。建物の内部は鮮やかなモザイク画の装飾が施されており、外観からは想像できないような美しさです。しかし、目を凝らしてみると細かい部分の亀裂が入っていたりと、戦火のすさまじさを間近で見学できます。
チェックポイント・チャーリー博物館
チェックポイント・チャーリー博物館は、ベルリンにある冷戦時代の歴史を伝える博物館で、1962年に歴史家ライナー・ヒルデブラントによって設立されました。東西ベルリンを分断していたベルリンの壁に設けられた有名な検問所「チェックポイント・チャーリー」のすぐ隣に位置し、冷戦時代を象徴する重要な場所として知られています。ベルリンの壁が存在していた時代、チェックポイント・チャーリーは東ドイツと西ドイツを行き来できる唯一の公式な検問所であり、冷戦の緊張がもっとも色濃く反映された場所でした。館内には、東ドイツからの脱出に関連する多くの展示物が並んでおり、当時使用された車両やトンネルの模型、衣服などが展示されています。
シャルロッテンブルク宮殿
シャルロッテンブルク宮殿は、ベルリン市内に位置する壮麗なバロック建築の一つで、かつてプロイセン王家の離宮として使用されていました。1695年にフリードリヒ1世が最愛の王妃のために建設し、時代とともに拡張されてきた美しい宮殿は、バロック様式とロココ様式が調和した華やかなデザインが特徴です。ベルリンの歴史と芸術を物語る重要な文化遺産として、多くの人々を魅了しています。宮殿内部や隣接する庭園には、プロイセン王室の豪華な生活を感じさせる華麗な装飾が施されています。特に壁から天井にいたるまで東洋の陶磁器が並べられている「陶磁器の間」は必見です。当時の王室が東洋文化に抱いた関心の深さを物語っています。
ベルリン大聖堂
ベルリン大聖堂は、プロテスタント教会としてドイツ最大級の規模を誇る美しい大聖堂です。19世紀末から20世紀初頭に、建築家ユリウス・ラシュドルフによって設計されたネオ・ルネサンス様式の建築が特徴です。内部は豪華な装飾が施され、荘厳なパイプオルガンや色鮮やかなステンドグラスは一見の価値があります。ベルリン大聖堂の地下にはプロイセン王家を統治したホーエンツォレルン家の霊廟があり、歴史的価値の高い墓碑や棺が並ぶ静かな空間が広がっています。第二次世界大戦中に大きな被害を受けたものの、1993年に修復が完了し、かつての壮麗な姿を取り戻したベルリン大聖堂は、歴史と芸術が融合する場所として多くの人々に親しまれています。