ブルガリアでおすすめの観光地12選!首都ソフィアから世界遺産&名所も
ブルガリアには、首都ソフィアにあるアレクサンドル・ネフスキー大聖堂や10世紀に建設されたと言われるボヤナ教会、世界遺産に登録されたブルガリア正教会であるリラ修道院のあるリラなど有名な観光地がいっぱい! 今回は、ブルガリア旅行でおすすめ観光スポットを人気ランキング上位から12選ご紹介します。首都ソフィアの名所からリラやブルガリア中部にある穴場スポットまで厳選したので、ブルガリア旅行の参考にしてくださいね!
ブルガリアには、首都ソフィアにあるアレクサンドル・ネフスキー大聖堂や10世紀に建設されたと言われるボヤナ教会、世界遺産に登録されたブルガリア正教会であるリラ修道院のあるリラなど有名な観光地がいっぱい!
今回は、ブルガリア旅行でおすすめ観光スポットを人気ランキング上位から12選ご紹介します。首都ソフィアの名所からリラやブルガリア中部にある穴場スポットまで厳選したので、ブルガリア旅行の参考にしてくださいね!
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
ブルガリアには魅力的な人気観光スポットがいっぱい!
ギリシャやトルコと隣り合い、バルカン半島の東端に位置するブルガリアは、古から中東やアジア、ヨーロッパ文化の交錯地点として発展してきました。首都ソフィアはなんと5世紀頃から歴史が続く、古い歴史のある街として知られています。
ブルガリアの観光地は首都ソフィアを中心として、世界遺産にも登録されたブルガリア正教会の修道院があるリラ、古代都市のネセバルなど、見どころがたくさん!
今回はブルガリアの人気観光地にあるおすすめの観光名所を12選に厳選してご紹介!ブルガリア旅行を検討している方は参考にしてみてください。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
ブルガリアの首都ソフィアのおすすめ人気観光スポット7選
ブルガリア観光といえば、首都のソフィアです。紀元前8世紀に人が住み始め、ローマ帝国ではセルディカ(ソフィアの旧称)を重要な都市として発展させました。
現在ではソフィアは、ブルガリアの総人口約700万人のうち、100万人以上が住む大都市。歴史的に価値のある大聖堂や遺跡があるほか、近代的なショッピングセンターも!
ブルガリア帝国やローマ帝国、オスマン帝国時代の歴史ファンのみならず、東欧ならではの伝統文化や食事、お買い物を楽しみたい方におすすめの街ですよ。まずは首都ソフィアで人気の観光スポットを紹介します。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂
ブルガリア正教会の総本山で人気の観光スポット
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、ソフィアの中心地にあるブルガリア正教の大聖堂です。ネオビザンティン様式で建てられており、金メッキを使用したドームの最高到達地点はなんと45メートルにも達しています。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂の総建築面積は3,170平方メートルと広大で、世界最大級の正教会ともいわれています。どれくらいの大きさかというと、最大で5,000人を収容できるほどの広さです。
また、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂の地下には博物館があり、ブルガリアの聖像コレクションを鑑賞できますよ。大聖堂のまわりには小さな出店がたくさんあり、ブルガリアのお土産や絵画を買うのにもおすすめのスポットです。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂(Alexander Nevsky Cathedral)の基本情報 | |
---|---|
住所 | Sveti Aleksandar Nevski",1000 Sofia Center, Sofia,ブルガリア |
電話 | +359 2 988 1704 |
営業時間 | 7:00〜19:00 |
休業日 | なし |
アクセス | 地下鉄 Sv. Kliment Ohridski駅から徒歩で約6分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
ボヤナ教会
ソフィア郊外にある世界遺産に登録された教会
ボヤナ教会は、ソフィア郊外のヴィトシャ山のふもとにあり、世界遺産にも登録されている歴史のある教会です。教会が建てられた時期は10世紀後半とも、11世紀とも言われ、何世紀にもわたって修復・拡張工事が繰り返されてきました。
ボヤナ教会の建物群が完成したのは19世紀ともいわれています。建築された時期によって建築様式が異なる点も、観光する際のポイントです。
ボヤナ教会は教会の壁面に描かれた美しいフレスコ画で有名です。240人もの芸術家の手によって描かれた89もの場面を楽しめます。『最後の晩餐』や『全能のキリスト』、『キリストの変容』といった作品は必見ですよ。
ソフィア市内からは離れているので、タクシーを利用するのがおすすめ!ソフィア中心部からはタクシーで約20分でアクセスできます。
ボヤナ教会(Boyana Church)の基本情報 | |
---|---|
住所 | ul."Boyansko ezero" 3,1616 Bojana, Sofia,ブルガリア |
電話 | +359 2 959 0939 |
営業時間 | 【11月〜3月】9:00〜17:30、【4月〜10月】9:30〜18:00 |
休業日 | なし |
アクセス | 国立歴史博物館からバスで約20分、ソフィア中心部からタクシーで約20分 |
料金 | 大人 10レフ(約805円)、学生 2レフ(約161円) |
公式サイト |
リラ修道院
ブルガリア最大の教会がある世界遺産スポット
リラ修道院は、ソフィアから南へ約120キロ離れた山の中にある寺院です。14世紀からブルガリア正教の信仰の中心地として発展してきました。
オスマン帝国の統治下に入ってからは、キリスト教とブルガリア語を継承する場所として活躍。「ブルガリア人の心のよりどころ」と呼ばれていることからもわかるように、多くのブルガリア人にとっての歴史的・宗教的に重要な聖地となっています。
そんなリラ修道院ですが、実は1833年の大火でその大部分が焼失してしまった歴史があります。その後、当時の芸術家や建築家が集結し、19世紀後半までに再建されました。現在のリラ修道院は人々の絶え間ない信仰と努力の結晶なのです。
極彩色のフレスコ画や聖堂を見ながら、ブルガリア人たちがたどってきた歴史の軌跡や芸術を鑑賞できる人気の観光スポットですよ。
リラ修道院(Rila Monastery)の基本情報 | |
---|---|
住所 | 2643 Рилски манастир,ブルガリア |
電話 | +359 705 422 08 |
営業時間 | 【夏季期間】6:30〜19:30、【冬季期間】6:30〜18:30 |
休業日 | なし |
アクセス | ソフィアのオフチャ・クペルターミナルからバスで約2時間 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
聖ネデリャ教会
10世紀に建設された教会
聖ネデリャ教会は、10世紀に創建されたと言われる謎多きブルガリア正教の教会です。ブルガリアにある他の教会とは異なり、石造りの基礎に木造建築の装飾を見ることができ、これまでに何度も破壊されては修復を繰り返してきました。
建物にはアーチが多用され、中央のドーム部分に窓が埋め込まれています。教会内に入って天井を見上げると、窓から差し込む光がフレスコ画を明るく照らしている光景が目に入ってきます。小さい教会なので、散歩のついでに立ち寄ってみましょう。
聖ネデリャ教会(Sveta Nedelya Cathedral Church)の基本情報 | |
---|---|
住所 | pl. "Sveta Nedelya" 20, 1000 Sofia Center, Sofia, ブルガリア |
電話 | +359 2 987 5748 |
営業時間 | 7:00〜19:00 |
休業日 | なし |
アクセス | 地下鉄serdika駅から徒歩で約3分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
国立文化宮殿
東欧最大規模のコンベンションセンター
国立文化宮殿は東欧エリア最大規模のコンベンションセンター(見本市や会議、展示などを行う複合施設)です。ミュージカルやオペラ、映画の上映などが行われている、ソフィア市民たちにとっての憩いの場となっています。
プログラムをチェックして国立文化宮殿を訪れるのもよし、共産党統治時代を感じさせる建物の外観を写真におさめるのもよしと、さまざまな楽しみ方がありますよ。
国立文化宮殿(National Palace of Culture)の基本情報 | |
---|---|
住所 | Bulgaria Blvd, 1463 Ndk, Sofia, ブルガリア |
電話 | +359 2 916 6300 |
営業時間 | 月曜日〜金曜日 9:00〜20:30、土曜日・日曜日 10:00〜20:00 |
休業日 | なし |
アクセス | 地下鉄NDK駅から徒歩で約3分 |
料金 | プログラムによって異なる |
公式サイト |
イヴァン・ヴァゾフ国立劇場
ブルガリア一の権威をもつ劇場
イヴァン・ヴァゾフ国立劇場は、ソフィアにあるブルガリア国内随一の歴史を誇る劇場です。1906年に建設され、大型ステージや商工ホール、4階席がある大型劇場ですよ。
古典的な芸術・美術プログラムだけでなく、現代アートのプログラムもあり、ブルガリア人にとっての文化・芸術の中心地として知られています。座席が空いていて、旅程に余裕がある方は本格的な芸術に直に触れてみてはいかがでしょうか?
イヴァン・ヴァゾフ国立劇場(The Ivan Vazov National Theatre )の基本情報 | |
---|---|
住所 | Dyakon Ignatiy St 5, 1000 Sofia Center, Sofia, ブルガリア |
電話 | +359 2 811 9227 |
営業時間 | 月曜日〜金曜日 9:30〜19:30、土曜日・日曜日 11:30〜19:30 |
休業日 | なし |
アクセス | 地下鉄serdika駅から徒歩で約10分 |
料金 | プログラムによって異なる |
公式サイト |
奇蹟者聖ニコライ聖堂
ソフィア中心部にあるロシア正教の教会
奇蹟者聖ニコライ聖堂は、ソフィア市内にあるロシア正教の教会です。1882年のロシア・トルコ戦争の結果、ロシア帝国が勝利した後に建設されました。ブルガリア在住のロシア人やロシア大使館職員が通う教会として利用されています。
奇蹟者ニコライ聖堂は、17世紀のモスクワ聖堂をモチーフとした建築様式で、5つの黄金ドームや色鮮やかな外装・内装が特徴です。ブルガリア正教の教会や修道院とはまた違った、ロシア風の建築様式を観光してみたい方におすすめですよ。
奇蹟者聖ニコライ聖堂(Church of St Nicholas the Miracle-Maker)の基本情報 | |
---|---|
住所 | Tsar Osvoboditel Blvd 3,1000 Sofia Center, Sofia,ブルガリア |
電話 | +359 2 986 2715 |
営業時間 | 8:00〜18:30 |
休業日 | なし |
アクセス | 地下鉄serdika駅から徒歩で約10分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
ブルガリア郊外のおすすめ穴場観光スポット5選
ブルガリアには首都ソフィアだけでなく、郊外にある地方都市にも劇場や要塞、教会、黒海沿岸沿いのビーチリゾートなど、意外と知られていない穴場観光地も!
ここでは、ブルガリアの知られざるおすすめの観光地について紹介します。
ツァレヴェッツ要塞(ヴェリコ・タルノヴォ)
中世に活躍した鉄壁の要塞
ツァレヴェッツ要塞は、第二次ブルガリア帝国の首都で、ブルガリアで最も古い歴史をもつ街の一つとして知られる、ヴェリコ・タルノヴォの一大観光スポットです。
その当時の帝国にあった王宮や住居、貯水タンクのある要塞都市の歴史を感じさせるツァレヴェッツ要塞は、ヤントラ川に三方を囲まれた自然の要衝でした。
現在見ることができる塔や城壁、石畳の道は1930年〜1981年の長い年月をかけて修復されたもの。ブルガリア帝国時代の建築様式や歴史ファンは必見の観光スポットですよ。
ツァレヴェッツ要塞(Tsarevets fortress)の基本情報 | |
---|---|
住所 | Tsar Asen Square, 5000 Tsarevets, Veliko Tarnovo, ブルガリア |
電話 | +359 62 638 841 |
営業時間 | 【4月〜10月】8:00〜20:00、【11月〜3月】9:00〜16:00 |
休業日 | なし |
アクセス | 鉄道駅trepezitsa駅から徒歩で約19分 |
料金 ※2023年10月15日のレート、1レフ=80.47円で計算 | 大人 10レフ(約805円)、ファミリーチケット(親と7歳〜18歳までの子ども3人まで)15レフ(約1,205円) |
公式サイト |
バチコヴォ修道院(プロヴディフ近郊)
美しいフレスコ画が魅力の修道院
バチコヴォ修道院は、アセノヴグラドの丘の上に立ち、チュペラレ川を見下ろせる場所に位置する創建は1083年のブルガリア正教の修道院です。リラ修道院に次いで、ブルガリアで2番目の規模を誇る修道院となっています。
バチコヴォ修道院はオスマン帝国に侵略された際に攻撃を受け、大きな損害を受けてしまいますが、17世紀になってから再建されました。19世紀以降になってからはブルガリアの民族運動の高まりにともない、多数のフレスコ画が教会の内壁に描かれました。
運がいいとバチコヴォ修道院で実際に生活する修道僧に出会えることも。ブルガリア最大規模の修道院で、フレスコ画や宗教の歴史を知りたい方におすすめの観光スポットです。
バチコヴォ修道院(Bachkovo Monastery)の基本情報 | |
---|---|
住所 | 4251 Бачковски манастир,ブルガリア |
電話 | +359 33 272 277 |
営業時間 | 【夏季(サマータイム)】7:00〜20:00【冬季】7:00〜19:00 |
休業日 | なし |
アクセス | プロブディフからバスで約40分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
プロヴディフの円形競技場(プロヴディフ)
古代ローマ時代のスタジアム跡
プロヴディフの円形競技場は、ローマ帝国時代の2世紀ごろに建てられた古代ローマスタジアムの遺跡です。今はスタジアムの一部を残すのみですが、スタジアムがあった当初は、最大で30,000人を収容できる巨大スタジアムでした。
ブルガリアで保存されているローマ帝国時代の遺跡の中では、最も保存状態がよく、手軽にアクセスできるおすすめの観光名所です。
プロヴディフの円形競技場(Stadium of Philippopolis)の基本情報 | |
---|---|
住所 | ul. "Hristo G. Danov",4000 Staria grad, Plovdiv,ブルガリア |
電話 | +359 35 892 58 |
営業時間 | 9:30〜18:00 |
休業日 | なし |
アクセス | 停留所トゥネラから徒歩で約6分 |
料金 | 大人 7.2レフ(約579円)、子ども 3.6レフ(約290円) |
公式サイト |
コプリフシティッツァ
街全体が歴史・文化遺産の宝庫
コプリフシティッツァは、オスマン帝国に対する1876年の4月蜂起の際に中心的な役割を果たした村です。山岳地帯にある小さな村で、伝統工芸品や民族衣装、武装蜂起時に使用された武器、宝石などの貴重な工芸品・歴史的な展示物が豊富。
1965年以降、毎年ブルガリアの伝統音楽祭が開催されており、ブルガリア内外から芸術家や音楽家、工芸家が集まることでも知られています。ブルガリアの伝統工芸品や音楽を見聞きしたいという方は、訪れて見る価値アリのエリアですよ。
コプリフシティッツァ(Koprivshtitsa)の基本情報 | |
---|---|
住所 | Копривщица,ブルガリア |
電話 | - |
営業時間 | 24時間 |
休業日 | なし |
アクセス | ソフィアから車で約2時間 |
ネセバル
ブルガリアの古代都市でビーチリゾート
ネセバルはブルガリアの古代都市の一つで、有名なビーチリゾートです。なかでも街の北にあるサニー・ビーチが有名で、黒海の美しいビーチを楽しめます。紀元前5世紀から青銅や銀のコイン、紀元前3世紀から金のコインが鋳造されていたといわれており、アクロポリスやアポローンの神殿、アゴラ(公共空間)などの遺跡が残っていますよ。
街には5世紀・6世紀に建てられた聖ソフィア教会やブルガリア帝国時代の14世紀に建てられた石造りのパントクラートル教会、考古学博物館などもあります。美しいビーチと歴史的な展示物を見たい方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
ネセバル(Nesebar)の基本情報 | |
---|---|
住所 | Несебър,ブルガリア |
電話 | - |
営業時間 | 24時間営業 |
休業日 | なし |
アクセス | ブルガスから車で約33分 |
ブルガリア観光を楽しむためのポイント
ここでは、ブルガリア観光を楽しむために、事前に知っておきたい情報や注意点をまとめました。ぜひ旅行前にチェックしてみてくださいね。
ブルガリア観光におすすめのシーズンは?
ブルガリア観光のおすすめのシーズンは、バラの谷でバラ祭りが開催される5月〜6月、黒海のビーチが賑わう5月〜10月の期間は平均気温15〜20℃で過ごしやすくておすすめ。
朝晩は冷え込むのでセーターを持ち込むと安心です。とくに山あいの街を観光する際は、低地よりも冷え込むので羽織るものを持っていきましょう。
ブルガリア旅行に必要な費用や日数は?
ブルガリア旅行をする際は、主な観光名所であるソフィアやリラ修道院を見てまわる程度であれば、3泊程度の旅程でも十分に観光できます。バラの谷やネセバルなど、他の街も見てまわりたいという方は、1週間程度の旅程を見ておくといいでしょう。
旅行スタイルにもよりますが、航空券をのぞいた3泊の旅程なら2万円前後、1週間の旅程なら5万円前後の旅費が相場です。ブルガリアの物価は、ヨーロッパのなかでも安いので、コスパよくグルメや観光を楽しめますよ。
ブルガリア旅行の治安・観光時の注意点
ブルガリアは比較的安全な地域ですが、日本と比較すると犯罪発生率は高いです。
ソフィアの繁華街やリラ修道院などの人気観光地では、スリや置き引きのリスクは高いと考えて、財布やパスポートなどの貴重品を管理・保管しましょう。
ブルガリアの人気観光スポットを満喫しよう
この記事では、ブルガリアのおすすめの観光スポットを都市ごとに紹介しました。
他の国ではなかなかお目にかかれないブルガリア正教の大聖堂やフレスコ画、歴史的に価値のある観光名所など、見どころがいっぱいあるブルガリアでは、効率よく観光もグルメも楽しむのがおすすめです。
ぜひ紹介した観光地を参考に、ブルガリア旅行のスケジュールを立ててみてくださいね!
※記事内の金額は2023年10月15日のレート、1レフ=80.47円で計算しています。
cover photo by Unsplash