【2024年最新】シエラレオネの治安は？危険な場所や注意点を解説

シエラレオネの治安はいい？悪い？

シエラレオネの治安は、周辺国と比べると比較的安定していますが、依然として注意が必要です。外務省の危険情報では、全土に「レベル1：十分注意してください。」が設定されています。

首都フリータウンを含む主要都市では、窃盗や武装強盗などの一般犯罪が多発しています。また、与野党支持者間の衝突や抗議デモが暴徒化する可能性もあるため、最新の治安状況を確認することが重要です。

シエラレオネの夜間の治安状況

シエラレオネの主要都市では、夜間の一人歩きは控えてください。とくに女性の単独行動は危険です。

中でもフリータウンには、犯罪発生率が高いエリアもあるため注意が必要になります。移動の際は、信頼できるタクシー会社を利用し、流しのタクシーはさけましょう。可能であれば、ホテルの送迎サービスを利用するのがおすすめです。

シエラレオネで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

シエラレオネには、治安リスクが高いとされるエリアや要注意スポットが存在します。とくに下記のエリアでは、犯罪や不法活動のリスクが高まるため、十分に注意しましょう。

• ルンバ・ビーチ周辺
• ビクトリア・パーク
• 東部のダイヤモンド採掘地域
• ギニアやリベリアとの国境地帯

安全な旅行のために、危険な地域の特徴と注意点を把握しておきましょう。

ルンバ・ビーチ周辺は夜間要注意！

フリータウンの人気観光スポットであるルンバ・ビーチ周辺は、日中はにぎやかです。しかし、夜間は治安が悪化し、ビーチぞいの路地や人気のない場所では、武装強盗や性犯罪のリスクが高まります。

日没後のビーチ周辺の立ち入りはさけ、夜間の外出は控えめにしましょう。やむをえず外出する際は、信頼できる交通手段を利用することが重要です。

混雑するビクトリア・パークでスリに注意！

フリータウン中心部にあるビクトリア・パークは、市民の憩いの場であり、つねに多くの人で賑わっています。しかし、パーク内の混雑を利用したスリや置き引きなどが多発中です。

とくに、休日や祝日は狙われやすいので要注意。貴重品は肌身離さず持ち歩き、ポケットやバッグから目を離さないようにしましょう。不審者に囲まれたり、人ごみに押し込まれたりした場合は、即座にその場を離れることが大切です。

マーケットでの買い物は貴重品に注意！

フリータウンのマーケットは、活気のある魅力的な場所ですが、スリや置き引きのリスクが高いエリアでもあります。とくに、キング・ジミー・マーケットやダブ・ストリート・マーケットでは、観光客を狙った犯罪が多発しています。

買い物に夢中になっているすきが狙われ、バッグや財布を盗まれるケースが後を絶ちません。貴重品は肌身離さず管理し、周囲の人の動きにも注意を払いましょう。できれば、信頼できる現地ガイドと一緒に行動するのがおすすめです。

シエラレオネで観光客が被害にあいやすい犯罪は？

シエラレオネは比較的治安がよい国とされています。しかし、観光客は下記のような犯罪に巻き込まれやすいので、旅行中は十分に注意してください。

• 偽の警官による詐欺
• 置き引き・スリ
• 強盗

シエラレオネで多発している犯罪の種類や手口について詳しく解説していきます。被害にあわないための対策もお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

偽の警官による詐欺

シエラレオネでは、偽の警官を装った詐欺が多発しています。彼らは旅行者に近づき、身分証の提示や罰金を要求することも。本物の警官であっても、旅行者に、その場で金品を要求することはありません。不審に思ったら、最寄りの警察署に連絡するようにしましょう。

偽の警官に遭遇した場合は、冷静に対応することが大切です。身分証の提示を求められても、安易に渡さないようにしましょう。また、罰金を要求された場合は支払いを拒否し、正式な手続きを求めるようにしてください。不安を感じたら、大声で助けを求めるのも一つの方法です。

置き引き・スリ

フリータウンの市場や混雑した場所では、置き引きやスリが頻発しています。貴重品は肌身離さず持ち歩き、ポケットやバッグはつねに視界に入れておくようにしましょう。人ごみの中では、リュックサックを前に抱えるなどの工夫も必要です。

もし被害にあってしまったら、すぐに警察に届け出ましょう。危険ですので、犯人を追いかけないでください。防犯対策として、盗難防止機能付きのバッグを使用するだけでなく、貴重品を分散して持ち歩くのも効果的です。また、旅行保険に加入しておくことで、万が一の被害にも備えられます。

強盗

シエラレオネでは、武器を使用した強盗事件も発生しています。人気のない場所や夜間の一人歩きはさけ、複数人で行動するようにしましょう。また、見知らぬ人から声をかけられても、ついていかないでください。

強盗にあってしまった場合は、抵抗せずに要求に従いましょう。身の安全が最優先です。犯人を刺激するような行動はさけ、落ち着いて対応してください。解放後はできるだけ早く警察に連絡し、被害状況を詳しく伝えることが重要です。また、ホテルの従業員やツアーガイドにも相談し、適切なサポートを受けるようにしましょう。

シエラレオネでの防犯対策！適切な準備が重要

シエラレオネでの旅行中のトラブルを未然に防ぐためには、しっかりとした防犯対策が欠かせません。犯罪の手口を知り、適切な予防策を講じることで、安全で楽しい旅になるはずです。 ここからは、シエラレオネで被害にあわないための具体的な防犯対策をご紹介していきますね。

貴重品の管理に気をつける

シエラレオネでは、スリや置き引きが多発しています。パスポートや多額の現金は、ホテルの金庫に保管するのが賢明です。外出時は必要最小限の現金とパスポートのコピーを持ち歩くようにしましょう。また、人ごみでは、バッグを体の前で抱えるなど、貴重品の管理に十分な注意が必要です。

夜間の一人歩きはさける

シエラレオネでは、夜の一人歩きは基本的におすすめできません。とくに都市部では、犯罪者に狙われるリスクが高まります。できるだけ複数人で行動し、信頼できるタクシー会社を利用しましょう。ホテルが送迎サービスを提供している場合は、積極的に利用するのがおすすめです。安全を最優先に考えてください。

目立たない服装を心がける

シエラレオネでは、高価そうな服装や装飾品を身につけないようにしましょう。観光客とわかると、犯罪者のターゲットにされやすくなります。現地の人々に溶け込むような、目立たない服装を心がけることが重要です。また、カメラなどの貴重品も、人目につかないように持ち歩いてください。

最新の治安情報をチェックする

シエラレオネの治安状況は刻々と変化します。旅行前だけでなく、滞在中も下記のような方法で最新の治安情報をチェックしてください。

• 外務省海外安全ホームページ
• 在シエラレオネ日本国大使館の公式ホームページ
• 現地ニュース

状況によっては、予定を変更する柔軟性も必要になります。安全第一で行動することが何より大切です。

もしシエラレオネで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先

シエラレオネ旅行中に万が一犯罪に巻き込まれてしまったら、慌てずに冷静に行動することが大切です。

ここでは、シエラレオネで犯罪被害にあってしまった場合に必要な連絡先をご紹介します。安全対策の一環として、ぜひ控えておいてくださいね。

緊急通報先

シエラレオネで緊急事態が発生した場合、以下の番号に電話をしてください。

• 警察：233033
• 交通警察：250050

オペレーターにつながったら、落ち着いて状況を説明しましょう。英語が通じない場合は、近くにいる人に助けを求めてください。 盗難などにあった場合など、緊急性のない被害の際は、最寄りの警察署に直接出向いて被害届を提出しましょう。被害届を出す際、パスポートのコピーや盗難品のリスト、現地での連絡先を用意しておくと手続きがスムーズです。

安全に旅行するためにも、緊急時の対応方法をあらかじめ確認しておきましょう。緊急連絡先を携帯電話に登録するだけでなく、紙などにメモしておくのもおすすめです。

在シエラレオネ日本国大使館

住所：Dr. Hideyo Noguchi Street, West Cantonments, P.O. Box GP1637 Accra, Ghana
※在ガーナ日本国大使館が兼轄
電話：＋232（30）2765060／1
閉館時：＋233（24）4328173
メールアドレス：info@sierraleone.jp.emb-japan.go.jp
営業時間：月～木：8：30～18：00、金：8：30～12：30
公式サイト：https://www.sierraleone.jp.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

シエラレオネの治安対策は準備が重要

シエラレオネは、アフリカの中では比較的治安が安定している国の一つですが、都市部での一般犯罪や政情不安などのリスクが存在します。旅行者は、危険な地域をさけ、適切な防犯対策を講じることで、安全にシエラレオネ旅行を楽しめるでしょう。

現地の最新治安状況をつねに確認し、状況に応じて柔軟に行動してください。リスクを理解した上で十分な準備を行い、シエラレオネの大自然や文化を体験してみてはいかがでしょうか。

※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。

cover photo by pixabay