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セゴビア旧市街とローマ水道橋はスペインの世界遺産!歴史や観光スポットなどを解説

スペインを代表する観光スポット・セゴビア旧市街とローマ水道橋。歴史的な建築物が多くあり、あたり一帯が1985年に世界遺産に登録されています。 この記事では、セゴビア旧市街とローマ水道橋の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひセゴビア旧市街とローマ水道橋へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

ライター
NEWT編集部

スペインを代表する観光スポット・セゴビア旧市街とローマ水道橋。歴史的な建築物が多くあり、あたり一帯が1985年に世界遺産に登録されています。

この記事では、セゴビア旧市街とローマ水道橋の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひセゴビア旧市街とローマ水道橋へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

Contents

セゴビア旧市街とローマ水道橋の基本情報


photo by Unsplash

スペインの代表的な観光スポット・セゴビア旧市街とローマ水道橋。まずは、セゴビア旧市街とローマ水道橋の歴史や特徴などの基本情報を解説します。

セゴビア旧市街とローマ水道橋とは?


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スペイン南部にあるセゴビア旧市街とローマ水道橋は、1985年に世界遺産登録されたエリアです。ローマ時代の都市遺跡と、中世の城塞都市が混ざり合った不思議な世界観で、世界中の観光客を虜にしています。

高台の上にあるセゴビア旧市街は、戦争が絶えなかった古代の城塞都市としてぴったりの立地。目を見張るような美しさのお城や大聖堂が並ぶ、おとぎ話にでも出てきそうなヨーロッパの街です。

1世紀ごろに建てられたというローマ水道橋は、全長728メートルで、166個のアーチに支えられています。その完成度の高さから悪魔が作ったという都市伝説が残っているほど。確かに、古代の人々がこれだけの石を積んで作り上げるのは不可能にも思えます。

セゴビア旧市街とローマ水道橋の歴史


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マドリードの北西約90キロにある、グアダラマ山脈のふもとに、セゴビア旧市街とローマ水道橋があります。1世紀ごろに建てられたローマ水道橋は、実は8世紀はじめのウマイヤ朝支配下に一度壊され、荒廃してしまいます。

ローマ時代に要塞都市として機能していたセゴビアは、イスラム支配を経て11世紀以降はカスティーリャ王国の中心都市として栄え、このころにローマ水道橋が修復、もとの水道橋としての役割が復活しました。

街を見下ろす高台にあるアルカサルは、歴代カスティーリャ王の居城として使われた豪華絢爛な城。一度も陥落したことがないという堅牢さを持ちつつ、映画『白雪姫』のモデルになるほどの美しさを誇ります。


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セゴビア旧市街のランドマークであるセゴビア大聖堂は、1521年のコムネロスの乱で崩壊した後、1525年にカルロス1世により再建が命じられ、スペイン黄金時代の16世紀から18世紀にかけて建て直されました。スペイン最後のゴシック建築として知られる大聖堂は、スペイン独立の戦火に巻き込まれながらも現代にその姿を残しています。

セゴビア旧市街には、ローマ水道橋をはじめ古代ローマ時代から中世までの歴史的建造物が残され、1985年に世界遺産に登録されました。まるでタイムスリップしたかのような、スペインの街並みを満喫できますよ。

セゴビアにあるローマ水道橋はどうやってできたの?


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悪魔が作ったと噂されるローマ水道橋、古代ローマの時代にどうやって作られたのか、気になりますよね。

そもそもこの水道橋は、2,000年も前にローマ人が手で石を積み上げ、山からの水を運ぶためにつくられたもの。仕組みはとても単純で、アーチ状の形に沿って花崗岩を積み上げただけ。接合剤などを一切使わずに、花崗岩をアーチ構造で組み立てただけという構造で作られているそうです。ただ積んだだけの状態で2,000年もの間の風雪に耐えているのは驚きですよね。

ローマ水道橋は、約10キロ離れた山の上にある川から市街地に水を引くため、ほんの少し市街地側に傾いているのが特徴。市街地に水を引くために、ローマ人がいかに知恵を働かせたかがわかりますね。現在、ローマ水道橋の上は観光客が歩くだけになっていますが、1884年までは実際に交通路として人々はもちろん馬車などがどんどん通っていたそうです。

セゴビア旧市街とローマ水道橋観光の見どころ


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セゴビア旧市街とローマ水道橋は、ローマの高い建築技術と歴史を感じられる場所です。広さでいえば1日で回り切れるとはいえ、歴史背景や絶景スポットを押さえておけば観光はもっと楽しめるはず。ここからは、セゴビア旧市街とローマ水道橋の観光が倍楽しくなる、人気観光スポットの見どころをまとめました!

セゴビア旧市街


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セゴビア旧市街には数々の有名な観光地がありますが、市街地そのものの造りも独特です。町全体がオレンジがかった色味で、よく見ると町全体がぐるりと高い壁に囲まれているのがわかります。かつて要塞都市として使われたセゴビアの名残を感じさせる造りですね。

現在、街を取り囲む高い壁の一部は遊歩道として開放されており、セゴビア市民が散歩したり、ピクニックしたりする憩いの場所となっています。

特におすすめなのがアルカサル付近の遊歩道で、小さな小川のせせらぎや、見上げたすぐ先に見えるアルカサルを楽しめます。遊歩道からはスペイン特有の平原が見渡せるので、雄大な景色を見ながら旅の疲れをいやすのにもぴったり。飲み物や軽食を持って訪れてみてくださいね。

セゴビアのローマ水道橋


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世界一保存状態のよい水道橋として知られるセゴビアの水道橋は、約2,000年前に一切の接合剤を使わずに作られた、ローマ建築の偉大さを今に知らしめる建築物です。かつては、約15キロ先にあるグアダラマ山脈から水を引き、都市の生活と発展を支えた大事なインフラでした。

高さ28メートルの壮大な眺めは、まず地上部から見上げてみるのがおすすめ。続いて、高台にある展望台に上り、ローマ水道橋を上から見下ろし、セゴビア旧市街ごと見渡してみるとその壮大さをより感じられますよ。

晴れた日はグアダラマ山脈まですっきりと見えるので、晴れた日にはチェックしてみてくださいね。

セゴビア大聖堂


photo by unsplash

セゴビア中心部にあるマヨール広場に面して建っているのが、セゴビア大聖堂です。スペイン最後のゴシック建築で、200年以上かけて建築されました。もっとも高いファザードから裾野にかけて広がる美しいたたずまいから、大聖堂の貴婦人と呼ばれています。

内部には、16世紀の有名な彫刻家ファン・デ・フニの悲しみの聖母や、同じく著名な彫刻家のグレゴリオ・フェルナンデスの作品が飾られており、美術館のように作品を楽しめます。司祭席と回廊は、炎を思わせる装飾がポイントのフランボワイヤン様式という一風変わったスタイルなのも注目です。

旧大聖堂から移築された聖歌隊席や、色とりどりのステンドグラス、聖アントニオを祭った礼拝堂など見どころが満載です。夜はライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれますよ。

アルカサル(王宮)


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決して陥落しない伝説を持つセゴビアのアルカサルは、その美しさも一級品。有名な映画『白雪姫』のお城のモデルになったことでも知られています。

アルカサルの見どころは、博物館のように見て回れる歴代国王の品々の展示です。カスティリャ王国イザベルの戴冠式や、王族の婚礼式などのイベントの舞台になってきたアルカサルは、スペイン史に残るさまざまな品がそろっています。

19世紀に作られた王座が飾られた王座の間や、歴代国王たちの像が置かれた諸王の間などがあるなか、ひときわ豪華なつくりなのがガレー船の間です。スペイン黄金時代を築いた一大女王・イザベル1世の戴冠式の様子が壁一面に描かれています。『太陽が沈まぬ国』とまで言われたスペインの栄華を感じられる空間です。

ラベラクルス教会


https://www.flickr.com/photos/z_wenjie/5848283077/
Church of Vera Cruz by Wenjie, Zhang | A Certain Slant of Light is licensed under CC BY 2.0

ラベラルクス教会は、セゴビアの街の北側にあるサマラマラ地区の広い大地にぽつんと建っています。ラベラルクス教会以外何もなく、かつてナポレオンはこの地を見てピレネー山脈を越えたらアフリカ、と言い残したというのも納得です。

ラベルクス教会の外観はとてもシンプルで、聖地エルサレムにある岩のドームのような無骨な作りをしています。実は、ベラルクスという言葉にはスペイン語で聖十字架という意味があり、護衛団から一大国家にまで成りあがったことで有名なテンプル騎士団に関係する建物とも言われています。

観光地によくある、豪華な宝物やタペストリーなどで彩られた教会とは異なり、質素でシンプルな作りが際立つラベルクス教会。謎多きテンプル騎士団好きにはたまらないスポットですね。


セゴビア観光に最適なシーズンは?


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スペインのなかでも高地にあるセゴビアは、日本とは異なる気温・湿度のため観光時に戸惑う方もいるかもしれません。

ここからは、セゴビアを訪れるのにぴったりのシーズンを解説します。

ベストシーズンは快適に過ごせる7月・8月


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セゴビア旅行のベストシーズンは、7月から8月ごろです。この時期でもまだ夜は肌寒く、日中との寒暖差に注意してください。降水量が少ないので、雨の心配も少ないですよ。

マドリードが40度でも、標高の高いセゴビアは涼しいことが多く、全日のマドリード観光の服装で来たら寒かった……なんてこともあるんだそう。逆に、マドリードと同様に暑さが厳しい年もあるそうなので、天気予報はこまめにチェックすることをおすすめします。

セゴビアは標高1,000メートルを越えているので、念のため薄い上着を持っていくと安心です。

観光客が少ない時期を狙うなら12~3月


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セゴビア観光のオフシーズンは12月から3月の冬の時期です。標高1,000メートルほどのセゴビアは冬が寒いため、観光客の足が遠のくからです。

10月ごろになれば、気温は17度ほど、体感温度は15度ほどになるので、地元の人はセーターやジャケットなどを着込み始めるそう。真冬になると雪が積もり、強い風が吹くこともあるので、温感下着やカイロを仕込んでおくと安心ですよ。

セゴビアの観光・見学方法は?予約は必要?


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セゴビア旧市街やローマ水道橋を巡る際、押さえておきたいのが見学方法です。

予約は必要なのか、どれくらいの入場料がかかるのか?事前にしっかり押さえておいて、スムーズな観光を実現しましょう!

入場にはチケットの購入が必要なスポットも


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セゴビア旧市街のほとんどの施設はチケットなしで観光できますが、アルカサルとセゴビア大聖堂は入場にチケットが必要です。

アルカサルは一般客が10ユーロ(約1,543円)、6歳から16歳までの未成年や学生、65歳以上の場合は8ユーロ(約1,234円)かかり、6歳未満は無料です。30分ごとに区切られた時間で入場する必要があります。

セゴビア大聖堂は、大人4ユーロ(約623円)、25歳未満の学生や65歳以上の方は3ユーロ(約467円)、8歳未満は無料です。4月から10月までは日曜の9時から10時まで、11月から3月までは9時30分から10時30分まで無料で入場できますが、無料入場時は一部エリアしか見られません。

ラベラルクス教会は入場時に2ユーロ(約311円)を寄付の形で渡します。火曜日は無料で入場できるので、ねらい目ですよ。

事前予約は必須?


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セゴビア旧市街にある施設のうち、事前予約が必須であるところはありません。アルカサラとセゴビア大聖堂は入場チケットの事前予約ができます。スムーズに観光したい方は、事前予約がおすすめです。また、アルカサルではオンラインで予約すると1ユーロの割引がありますよ。

セゴビア大聖堂はそこまで混雑しませんが、夏や冬など外で並ぶのがつらい時期に渡航する方は、事前予約してスムーズに入場するのがおすすめです。

オプショナルツアーに参加するのもおすすめ


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セゴビアについて深く学びたい、じっくり観光したい方は、現地のオプショナルツアーに参加するのがおすすめ。セゴビア大聖堂は、公式がガイド付きツアーやナイトツアーをしており、空きがあれば当日参加もできます。

セゴビア旧市街とローマ水道橋を中心に観光スポットをめぐる日本のツアーなども数多くあるので、現地の文化により深く触れたい方は出発前に現地ツアーを手配しておくと便利ですよ。

セゴビア旧市街とローマ水道橋観光に要する時間

観光地をじっくり巡りたいのか、スペインの他の地方のついでにサクッと見ていくだけなのか、目的によって滞在期間はさまざま。ここからは、訪問の目的に沿った所要時間を解説していきます。

サッと見て回るなら1日

セゴビア旧市街は、サッと見て回るだけなら1日で回りきることができます。バスや電車などに乗らず、徒歩での移動になるため、1日で効率よく回り切りたい方は歩きやすい服装で観光に行くのがおすすめです。

グルメや歴史まで楽しむなら2日

セゴビア旧市街の歴史や建造物をじっくり見て回りたい、食事も楽しみたい方は2日間かけて回るのをおすすめします。また、日中の暑さにより、徒歩での移動が難しくなる夏の間に観光に向かう方も、休憩時間などを想定して2日分取っておくと無理せず観光できますよ。

セゴビアへのアクセス・行き方


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セゴビア旧市街とローマ水道橋観光の拠点となる都市はスペインの首都マドリードで、ここからセゴビア旧市街とローマ水道橋へ行く方法が一般的です。ここでは、バス、電車それぞれの行き方を解説します。

もっとも一般的な移動方法はバス


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首都マドリードからセゴビアに向かうもっとも一般的な移動方法はバスです。直行便は1時間程度、経由便は1時間15分から30分ほどかかりますが、かなり頻繁に本数が出ており利便性が高いです。何より事前予約なしで乗れるため、現地の観光の都合に合わせて使えるのが嬉しいですね。

セゴビアのバスターミナルはローマ水道橋から徒歩約5分のところにあるため、降りた後の移動も少なくて済みます。セゴビアにバスで宿泊を伴う観光に行く場合は、ローマ水道橋付近のホテルを探すと便利ですよ。

快適度を上げるなら高速列車


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マドリードからセゴビアに最速で向かうのが、スペイン国鉄の特急列車AVEに乗車する方法です。マドリードのチャマルティン駅からセゴビアAV駅へは、所要時間27分~30分ほど。ただし、料金はバスの3倍ほど取られます。

セゴビアAV駅は市街地から5キロ以上は離れており、セゴビア水道橋へ向かう場合はタクシーまたはバスを使う必要があることに注意してください。バスの場合は、駅前のバス停から11番バスに乗り、約15分ほどでローマ水道橋に到着します。11番バスが混んでいるときは、12番バスでもローマ水道橋付近に到着しますよ。

セゴビア旧市街とローマ水道橋観光における注意点


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セゴビア旧市街とローマ水道橋を観光する際の注意点をご紹介します。現地で足止めされたり、体調を崩したりしないように、重要なポイントをしっかり押さえておきましょう!

繁忙期に行くなら事前予約を早めに完了する


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セゴビア旧市街とローマ水道橋は、中世の雰囲気が残るロマンチックな場所。外国人旅行者にはもちろん、マドリードから1時間弱のアクセスという立地のよさと、標高1,000メートルの涼しさで、スペイン国民の避暑旅行地としても人気です。

セゴビア旧市街とローマ水道橋のハイシーズンとなる7月と8月の訪問を考えている方は、ホテルやバス、電車などの事前予約を早めに済ませておくのがおすすめです。

暑さ対策をしっかりする


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※画像はイメージです

セゴビア市街地とローマ水道橋は、標高1,000メートルと涼しいイメージがある一方で、夏はしっかり暑いので注意してください。湿度が低くからっとした暑さで、30度ほどまで気温が上がるので、暑さ対策や日差し対策を徹底するようにしましょう。

一方で、マドリードほど暑くはないため、マドリードの夏の服装で来ると寒さを感じるかもしれません。脱ぎ着できる服を1枚持っておくのがおすすめです。

セゴビア旧市街とローマ水道橋の観光を満喫しよう

この記事では、セゴビア旧市街とローマ水道橋の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。セゴビア旧市街とローマ水道橋は、中世の雰囲気が漂うロマンチックな場所。歴史に想いを馳せつつ、一度は訪れたいスポットです。

ぜひ紹介した情報を参考に、セゴビア旧市街とローマ水道橋の観光を満喫してみてくださいね!

セゴビア旧市街とローマ水道橋(Old Town of Segovia and its Aqueduct)の基本情報
住所:  Pl. Azoguejo, 1, 40001 Segovia, スペイン
電話:なし
営業時間:施設により異なる
休業日:施設により異なる
アクセス: マドリッドから鉄道で約2時間、バスで約1時間15分
料金:施設により異なる

※2023年7月9日のレート、1ユーロ=155.96円で計算
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