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【2024年最新】モロッコの治安は?危険な場所や注意点を解説

モロッコは、治安が比較的安定しており親日家もたくさんいますが、中には治安が良くない場所もあります。今回は、エキゾチックな魅力にあふれるモロッコの治安について、夜の様子や治安の悪い場所、女性が気を付けたいポイントなど知っておきたい情報をご紹介します。モロッコを旅行する前にしっかり確認しておきましょう。

ライター
NEWT編集部

モロッコは、治安が比較的安定しており親日家もたくさんいますが、中には治安が良くない場所もあります。今回は、エキゾチックな魅力にあふれるモロッコの治安について、夜の様子や治安の悪い場所、女性が気を付けたいポイントなど知っておきたい情報をご紹介します。モロッコを旅行する前にしっかり確認しておきましょう。

Contents

モロッコの治安はいい?悪い?

photo by Unsplash

モロッコは、アフリカのほかの国々と比べると治安は比較的安定しています。旅行者は凶悪犯罪にはあまりあうことがないにしても、軽犯罪にあってしまう可能性はあります。また、女性の一人歩きは明るい時間であれば大きな問題はありませんが、十分に気を付けてください。

外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとの危険度を4レベルに分けています。2024年現在、モロッコ全土はレベル1(十分注意してください)に設定されており、周囲のアフリカの国と比べてもモロッコの治安は落ち着いていることがわかります。とはいえ、全土において少なからずテロの脅威があるとされているため「完全に安心できる」とは言いづらいでしょう。

このことから分かるように、モロッコは危険がまったくないわけではありません。今回はモロッコの夜の様子や治安の悪い場所、注意すべきポイントなどをご紹介します。

モロッコの夜の治安は?

photo by Unsplash

モロッコには夜に訪れたい観光スポットも多くあります。マラケシュにあるフナ広場は、夜になるとたくさんの屋台が立ち並びグルメも楽しめるため、ぜひ一度は訪れたい場所。多くの人でにぎわっていて活気があり、モロッコらしさも感じられるため、夜の雰囲気もあいまって思わずわくわくしてしまうかもしれません。

ただし、夜に出かけるときは一人歩きはやめておきましょう。とくに、女性の一人歩きはおすすめしません。モロッコでは女性に対する性被害も報告されているため、必ず複数人で出かけてくださいね。

また、フナ広場もふくめ夜の繁華街は、人も多く賑わっている場所ほど、スリやひったくりなどにあう可能性も高くなります。貴重品はしっかりとバッグにしまい、自分の前で抱えるようにするなどして十分気を付けてください。

モロッコで治安が悪いとされる要注意エリア・スポット

比較的治安の良いモロッコですが、治安の悪いエリアや地域がいくつかあります。首都のラバトやマラケシュ、フェズでは治安が悪い場所があるので注意が必要です。また、砂漠ツアーに参加する方も気を付けたいところ。

ここからは、とくに治安が悪いとされている要注意エリアやスポットを紹介します。モロッコへの旅行を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

①マラケシュやフェズのメディナ(旧市街)は観光客を狙った犯罪が多発!

photo by Unsplash

昔にタイムスリップしたような迷路状になった街並みが広がるメディナは、道の両側にずらーっと店が並んでおり、ローカルな雰囲気が楽しめる魅力的な場所。ただし、マラケシュやフェズにあるメディナ(旧市街)では、観光客を狙った犯罪が多発しています。

観光客も多く訪れることから、店の軒先から「ちょっと見ていかないか」「これはモロッコのお土産に最適だぞ」と声を掛けられることも。ただし、ぼったくられることが多いので買い物をするときは複数の店で値段を確認してからにしましょう。

また、フェズは複雑に入り組んでいるため非常に迷いやすいです。そんなとき「道案内しようか?」といって声を掛けられるかもしれません。本当に親切な人もいますが、ほとんどがあとでチップを要求してくるため注意が必要です。

もしそうやって言われたら、「大丈夫だよ」と言ってその場を離れるようにしましょう。声を掛けられないためには、迷っているような素振りを見せないことが大切です。

②首都ラバトや大都市では電車やバス内でのスリに気を付けて!

photo by pixabay ※画像はイメージです

首都のラバトや大きな都市では、電車やバス内でのスリに十分気を付けてください。人口の多い都市では、時間帯によっては公共交通機関が非常に混雑します。そのような場所ではスリが頻発しているため、気付いたらポケットに入れていた財布がなくなっていたなんてことも。

また、中には集団で犯行をするスリ集団もいます。混雑する電車やバスの中で肩がぶつかりそちらに気を取られていると、もう一人がポケットから財布を取るという被害も起きています。防犯対策として、スマホや財布は決してポケットに入れないようにしましょう。

③サハラ砂漠ツアーに参加する女性は性被害に要注意!

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サハラ砂漠ツアーといえば、モロッコ観光の目玉でもあるため、参加する人も多いかもしれません。しかし、とくに女性は性犯罪に警戒する必要があります。サハラ砂漠ツアーで砂漠に出ると、そこにいるのはスタッフと自分たちだけになってしまうからです。

ほとんどのスタッフは忠実に仕事をこなしてくれますが、中には口説いてきたりボディタッチをしてきたりする人がいるかもしれません。実際に、女性が性的暴行未遂の被害を受けたという報告もあります。そのため、女性一人で砂漠ツアーに参加するのは避けたほうがいいでしょう。

また、海外だからといっておしゃれをしたくなるかもしれませんが、ショートパンツやタンクトップなどの露出の多い服装はやめておいたほうが無難です。身体のラインが出る服装やスキニージーンズもおすすめしません。観光客は半袖くらいであれば大丈夫ですが、できるだけ肌を覆ったほうがベストです。

④テロに関する脅威があるため政府・宗教関連施設はなるべく避けよう!

photo by Unsplash ※画像はイメージです

モロッコは比較的安全とされていますが、全土にテロの脅威が指摘されています。モロッコは多くの外国人観光客が訪れるいっぽうで、貧富の差や失業問題から貧困層の若者がテロ組織の活動に加担したりテロを起こしたりした例があります。

とくに、アル・カーイダ(AQ)やイラク・レバントのイスラム国(ISIL)のモロッコ人戦闘員が、モロッコ国内でテロを起こす可能性があるため、旅行中もそれなりに警戒する必要があるでしょう。

モロッコ旅行ではさまざまな場所に訪れてみたくなるかもしれませんが、外国人観光客が多数集まる場所や政府関連施設、混雑する時間帯の大規模施設や市場、宗教関連施設への立ち寄りは、最小限にとどめるよう心掛けてくださいね。

モロッコで観光客が被害にあいやすい犯罪は?

モロッコでは大きな犯罪に巻き込まれる可能性はあまり高くありませんが、観光客をターゲットにした犯罪はたびたび報告されています。

ここからは、モロッコで観光客が被害にあいやすい犯罪を4つご紹介します。ぜひ参考にして、旅行の際の安全管理を徹底してくださいね。

①スリ・ひったくり

photo by pixabay ※画像はイメージです

モロッコでもっとも多い犯罪はスリやひったくりで、日本人旅行者がたびたび巻き込まれています。

日本ではポケットにスマホや財布を入れている人もたくさんいますが、スリやひったくりのターゲットになってしまいやすいため必ずカバンにしまいましょう。貴重品を入れるために、身体の前にかけられる小さなカバンを用意しておくと安心です。

スリやひったくりにあった場合は荷物を守ることも大切ですが、それ以上に命を守ることを意識しましょう。犯人を刺激してしまうと、さらに被害が大きくなる可能性もあるので、無理は禁物です。

②タクシーや屋台などのぼったくり

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スリやひったくりと同様に被害が多いのが、タクシーや屋台でのぼったくりです。おもに観光客が狙って、観光地でのタクシーや屋台で発生しています。

タクシーに乗るのであれば、事前にメーターを使ってくれるか確認しましょう。もしメーターがないタクシーであれば、目的地までいくらになるのかをきちんと聞いておくことが大切です。また、もし観光地の屋台で飲食をしたりお土産を買ったりするのであれば、同じようなものを売っているほかの店でも何カ所か値段を聞いてみるのがおすすめ。

とはいえ、絶対にぼったくられないぞ!と気を張っていては、旅行を楽しむ前に疲れてしまいます。あきらかに高額な値段をふっかけてくる人には注意して、観光を楽しみましょう。

④観光客を狙った詐欺や不当なチップの請求

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モロッコでは、観光客狙いの詐欺や不当なチップ請求にも警戒する必要があります。観光地などでは、「おすすめの場所に連れて行ってあげる」「安いツアーを紹介するよ」などと言いながら観光客に近寄ってくる人がいますが、相手にしないようにしましょう。

もし、そのままついて行ってしまうと、人気のないところで脅されて金品を奪われたり法外な値段のツアーを組まされてしまったりするかもしれません。そうでないにしても「ここまで案内したんだからチップを払え」と高額なチップを要求される可能性があります。モロッコにチップの文化はありますが、絶対的なものではありません。

中には、たった数メートルの道案内でチップを要求する人もいれば、観光地や施設のスタッフの振りをしてだまそうとする人もいます。そうした被害を避けるためにも、親切そうに近付いてくる人には注意してくださいね。

⑤女性に対するつきまとい行為

photo by Unsplash ※画像はイメージです

モロッコ人男性による、観光客の女性に対するつきまとい行為にも気を付けましょう。モロッコではこのつきまとい行為が頻繁で、年齢に関係なく被害の対象になっています。

とくにカサブランカやマラケシュなどの大きな都市や観光地で頻発しており、ただつきまとうだけでなく、エスカレートすると身体をさわられる・性被害にあうことにもつながります。多い手口としては「きれいだね」「日本人はいい人が多いから好きだよ」などと言いながら近付いてきて、こちらが黙っているとつきまといがひどくなるというものです。

シャウエンでは、10代くらいの少年につきまとわれたというケースもあります。町の写真を撮るのに夢中になっていたら、いつの間にか人通りのない路地で少年と2人きりになっており、そのままつきまとわれたというものです。

モロッコでは一度細い路地に入ると、なかなか人に出会いません。出口の分からない路地を、何をされるか分からない状況で進み続ける時間は恐怖でしかありません。たとえ親切そうに見えても少年であっても、十分に気を付けてくださいね。

モロッコで被害にあわないための防犯対策

これまで紹介してきたように、モロッコで観光客が巻き込まれやすいのはスリやぼったくり、詐欺などの軽犯罪が中心です。そのため、しっかりと防犯対策をすることでこれらの犯罪に巻き込まれる可能性を小さくすることができます。

とはいえ、具体的にどうしたらいいのか分からないという人も多いでしょう。ここからは、モロッコで被害にあわないための防犯対策について解説します。

①夜間は出歩かない

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明るい時間は安全であっても、人通りが少なくなる夜間はそれだけで危険が増します。とくに、人気のない細い道や街灯のない暗い場所などでは夜間に一人歩きをしないようにしましょう。

たとえば、フナ広場では深夜遅くまで開いているお店がほとんどであるため、一見安全に思えるかもしれません。しかし、行き帰りのホテルまでの道は暗いことが多く危険がないとは言えないでしょう。暗くなったらできるかぎり外出は避けたほうが賢明です。

②貴重品の管理を徹底しよう

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スマホや財布などの貴重品は、必ずバッグにしまい自分の前に持ってくるようにして持ち歩きましょう。また、スマホは持ったまま歩かない、人目に付く場所には置かないことが大切です。

モロッコではスリやひったくりが頻発しているため、荷物は決して離さないようにし、特に貴重品の防犯対策には十分気を配ってくださいね。

③親切にされても完全には信用しない

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モロッコ人は親切な人が多いですが、中には旅行者をだまそうとして近寄ってくる人もいます。すべての人を疑っていると本当に親切な人を傷付けてしまいかねませんが、親切にしてくれたからといってすぐに信用しないように気を付けてください。

案内やガイドをしてくれるからという誘いに応じない、フレンドリーな人に注意するなどして自分の身の安全は自分で守りましょう。

日本大使館発行の「安全の手引き」も確認しよう

在モロッコ日本国大使館では、毎年、安全の手引きを発行しており、ホームページから無料でダウンロードできます。

モロッコ在住者を対象としていますが、事件や事故に巻き込まれないために注意すべきことや、緊急時の対処法などが記載されていて、旅行者にも役立つ情報が多いので、渡航前に確認するようにしましょう。

もしモロッコで犯罪の被害にあってしまった時の連絡先

どれだけ気を付けていても、誰でも犯罪に巻き込まれてしまう可能性はあります。そんな時のために、あらかじめ緊急の連絡先を知っておくと安心です。

ここからは、モロッコで犯罪にあってしまった場合の連絡先や在モロッコ日本国大使館を紹介します。もしもの場合にそなえて、必ずチェックしてから旅行に出かけるようにしてくださいね。

緊急通報先

photo by Unsplash

日本では警察は「110番」、消防や救急車は「119番」ですが、モロッコでは警察は「19番」、消防と救急は「15番」です。緊急事態が起きた時は状況に応じて「19番」もしくは「15番」を回し、オペレーターが出るまで待ってください。また、都市と都市の間を管轄する憲兵隊の番号は「177番」となっています。

もし盗難などに遭ったなど、緊急ではない被害の場合は、ツーリストポリスや最寄りの警察署に足を運ぶようにしましょう。

在モロッコ日本国大使館

photo by Unsplash ※画像はイメージです

モロッコで、パスポートの盗難や思わぬ犯罪の被害に遭った時は、まずは最寄りの警察署でポリスレポート(DECLARATION DE PERTE)を作成してもらいましょう。手続きなどで困った時は、総領事館へ連絡することでサポートしてもらえることもあります。

現地警察への届け出に関する助言をしてもらえたり、パスポートの盗難に関しては「帰国のための渡航書」の発給手続きなどを行ってくれます(要手数料)。

大使館の方へは直接足を運ぶか、電話にて連絡が可能です。詳しくは在モロッコ日本国大使館の公式サイトを参照してください。

在モロッコ日本国大使館

治安情報をチェックしてモロッコ旅行を楽しもう!

モロッコは比較的治安のいい国ですが、スリやひったくりをはじめ、ぼったくりや女性に対するつきまといなどが発生しています。スマホはあまり出さないようにしてカバンに入れ、自分の前で持つなどして防犯対策をしっかり行いましょう。

モロッコは親切な人が多いのでつい気が緩んでしまうかもしれませんが、日本とは文化や風習も違う異国に来ているということを、常に意識して旅行を楽しんでくださいね!

 

※治安は地域によっては短期間で変動する場合もあるため、渡航の際には必ず最新情報をお調べください。

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