パルテノン神殿の見どころは?世界遺産アテネのアクロポリスの歴史や見学方法を解説
ギリシャの首都アテネにあるパルテノン神殿。古代ギリシャ時代にアテネのアクロポリスの上に建設されたパルテノン神殿は、世界遺産にも登録されています。 この記事では、世界的に有名な観光スポット・パルテノン神殿の見どころや歴史、建築の特徴、見学方法などを詳しく解説!ぜひギリシャへの旅行を検討している方はチェックしてみてくださいね。
ギリシャの首都アテネにあるパルテノン神殿。古代ギリシャ時代にアテネのアクロポリスの上に建設されたパルテノン神殿は、世界遺産にも登録されています。 この記事では、世界的に有名な観光スポット・パルテノン神殿の見どころや歴史、建築の特徴、見学方法などを詳しく解説!ぜひギリシャへの旅行を検討している方はチェックしてみてくださいね。
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【世界遺産】パルテノン神殿の基本情報
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パルテノン神殿があるのは、紀元前432年頃に造られたアクロポリス内。パルテノン神殿は、ゼウスの娘アテナに捧げるために建てられた神殿と言われています。まずはパルテノン神殿がアクロポリスのどこにあるのか、特徴や大きさなどの基本情報についてみていきましょう。
パルテノン神殿の歴史
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パルテノン神殿が建設されたのは、紀元前432年頃と言われています。何世紀もの間、地震や火災、戦争などに耐えてきましたが、1687年に起こったオスマン・ベネチア戦争で部分的に破壊されてしまいます。そのため、現在のパルテノン神殿は、1834年に再建されたもの。
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パルテノン神殿が建設された当時は屋根があり、その屋根は赤と青の色で彩られていて豪華絢爛だったと言われています。当時の様子を思い浮かべながらパルテノン神殿を眺めてみるのもいいですね!
アテネの世界遺産アクロポリス内に立地
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パルテノン神殿は、首都アテネにある世界遺産アクロポリス内にあります。アクロポリスとは、ギリシャ語で高いところにある都市という意味があり、古代ギリシャのポリス(都市国家)のシンボルとしてオリンポスの神々を祀っています。
神々を祀る聖なる地域であると同時に、敵の侵入を防ぐ要塞としての役目もあったと言われています。
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古代ギリシャの歴史と魅力的な建造物が評価され、パルテノン神殿を含む一帯はアテネのアクロポリスとして、1987年に世界遺産に登録されました。今回ご紹介するパルテノン神殿以外にも、エレクティオン神殿やディオニソス劇場などアクロポリスには見どころがたくさん!
歴史はもちろん、彫刻や建築様式、柱など、古代ギリシャの特徴が詰まった神殿をじっくりと見学してみましょう!
アクロポリス・パルテノン神殿があるのはどこ?
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パルテノン神殿があるのはギリシャの首都アテネ。世界で最も古い都市のひとつであり、約3,400年の歴史があると言われています。哲学者ソクラテスもアテネ出身なのだそう。また、アテネはオリンピック発祥の地としても有名です。
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アテネにはパルテノン神殿があるアクロポリスのほかに、古代オリンピックスタジアムや新アクロポリス美術館など古代ギリシャに触れられる遺跡がたくさんあります。
遺跡のほかにも、プラカ地区といった人が集まる人気のエリアも!古代ギリシャ文化に触れながら街歩きを楽しみたい方にもおすすめの都市ですよ。
ギリシャ神話の女神アテナを祀る神殿
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パルテノン神殿は古代ギリシャ建築の最高峰の技術を誇って建設された神殿。バチカンの世界遺産サン・ピエトロ大聖堂、日本の世界遺産法隆寺と合わせて、世界三大宗教空間としても人気がある世界遺産です。
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そんなパルテノン神殿ですが、ゼウスの娘であるアテナに捧げられたものなのだそう。アテナは男の神と結婚せず生涯処女(パルテノス)でいました。そのことからこの神殿はパルテノン神殿と呼ばれ、この地を中心にアテネは発展していきます。
ゼウスの娘アテナとは?
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アテナよりもゼウスという名前に聞き覚えがある方が多いかもしれません。ゼウスはギリシャ神話の最高神で天を支配した神と言われています。そのゼウスの娘がアテナで、パルテノン神殿に祀られている女神です。
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アテナは生まれたときから鎧を纏って武装した状態で生まれたため、戦闘の女神として知られています。また、母メティスの性質を引き継いだため、知恵の女神でもあったのだそう。さらにアテナはアテナイ市を守り現在のギリシャの首都アテネの基礎を築いたことから、アテネの守護神でもあるようです。
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一説によるとパルテノン神殿はアテナの壮大な彫刻を飾るために建設されたとも言われています。最初に造られたアテナ像は焼失しているため現在はレプリカでしか見ることができません。中でも一番近いのがアテネ国立考古博物館にあるアテナ像なのだそう!
アクロポリスの建築の特徴・大きさ
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パルテノン神殿があるアクロポリスは、人工的に何度も平地にならされた石灰岩の丘にあり、平地から約70メートルの高さのところにあります。敷地面積は約300メートル×135メートルという大きさです。
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アクロポリス内にあるパルテノン神殿の大きさは、31メートル×70メートル、周囲は約160メートルです。敷地面積は、奈良の大仏殿よりやや小さいといったサイズです。教科書で見たことがあるパルテノン神殿そのものを目の前にすると、建築様式や柱などの技術力の高さの前に、まずはその大きさに圧倒されることでしょう!
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また、アクロポリスの丘からはアテネ市街地が一望できます。アクロポリスの丘から見るアテネ市街地は、アテネ市街を歩いているときに感じる雰囲気とは、また違った美しさがあります。特にアクロポリスから眺められるアテネ市街地は白い建物が美しく、思わず写真に収めたくなる景色が広がるでしょう!
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パルテノン神殿の建築の特徴・観光の見どころ
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紀元前432年頃に建設されたパルテノン神殿。細かな彫刻や黄金比バランスの建築、特徴的な柱など、見どころがたくさん!ここではパルテノン神殿の見どころをご紹介します。
黄金比バランスの美しい建築様式
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パルテノン神殿が美しく見える理由は建物のバランスにあり、いずれの要素も1:1.618という比率で設計されています。この比率は古代ピラミッドやミロのビーナスにも使用されている黄金比で、視覚的に最も調和が取れ安定した美観を与えてくれる比率なのだそう。身近なアイテムでいうと、名刺やクレジットカードなども同じ比率ですよ!
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この黄金比を発見したのが古代ギリシャの数学者エウドクソスと言われています。そしてパルテノン神殿の建築に携わった彫刻家ペイディアスがこの黄金比を用いて神殿を美しく仕上げたとされています。
エンタシス技法による46本の柱
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パルテノン神殿には46本の柱があり、外見に見られる柱はド―リス式で、内部に見られる柱はイオニア式が取り入れられています。また、パルテノン神殿の柱の特徴は、エンタシスという技法が用いられている点。この技法は柱の中心が少し膨らんでいて、柱を下から見上げたときに通常のまっすぐの柱よりも安定して美しく見えます。
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このエンタシス技法は日本にある法隆寺の金堂や五重塔の柱などにも用いられています。パルテノン神殿が建築されてから約1,000年後に建てられた法隆寺ですが、現在でもどのようにエンタシス技法が日本に伝わったのかはわからないようです。
パルテノン神殿周辺・アクロポリスの見どころ
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パルテノン神殿があるアテネは、古代ギリシャ時代の遺跡の宝庫です。パルテノン神殿があるアクロポリス内には、パルテノン神殿以外にもいくつか神殿があり、周辺にはアクロポリスから出土した発掘品が展示してある新アクロポリス美術館があります。ここからはパルテノン神殿周辺の見どころも確認していきましょう。
アクロポリス内にある神殿・スポット
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パルテノン神殿があるアクロポリス内には、他にも古代ギリシャの遺跡がたくさんあります。ここでは、アクロポリス内の他の見どころについて紹介します。共通チケットを購入すれば、パルテノン神殿以外の遺跡も巡ることができるので、おすすめです!
ヘロディス・アッティコス音楽堂
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ヘロディス・アッティコス音楽堂は、アクロポリスの丘にある音楽堂です。当時の実力者であったヘロディス・アッティコスが161年にアテネに寄贈したと言われています。32段の白大理石で造られた座席には今でも座ることができるのだそう。座席に座って当時に思いを馳せてみるのも面白いかもしれませんね!
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当時は音楽祭が行われていた音楽堂ですが、戦争により破壊されてしまいました。そのため現在見られるのは1950年代に改修されたもの。収容人数は約5,000人で、現在は夏の間にオペラやコンサートなどに使用されています。タイミングを合わせて訪れてみるのもおすすめ!
ディオニソス劇場
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アクロポリスの南側の麓に広がるディオニソス劇場。ギリシャ最古の劇場と言われ、紀元前325年頃に建設されました。当時はディオニソス祭が催されたり、劇作家たちが作品をコンテスト形式で競い合ったりするなど、最大の娯楽の場であったようです。
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収容人数は約14,000人〜17,000人で、現在でも客席に座ることができます。また、舞台後方には名前の由来である酒と劇場の神であるディオニソスの一生をテーマにした彫刻やレリーフがあり、そこも見どころです!
プロピレア門
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アクロポリスという聖域の入口に建つのがプロピレア門です。プロピレア門は紀元前6世紀頃に完成した門で、中心にはドーリア式の円柱が、その左右にはイオニア式の円柱が並んでいます。
ただし、これらの門も戦争で破壊されてしまったので、こちらも再建されたもの。再建ですが、当時の技術力の高さを垣間見ることができるスポットと言えるでしょう。
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※画像はイメージです
このプロピレア門をくぐるとパルテノン神殿やエレクティオン神殿など魅力的な建造物が見えてきます。まさに古代ギリシャと現代を結ぶ玄関口です。
エレクティオン神殿
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パルテノン神殿の向かいにあるのがエレクティオン神殿。アクロポリスの遺跡群の中では一番新しく、紀元前407年頃に完成したと言われています。また、このエレクティオン神殿は、神話の中では女神アテナと海神ポセイドンがアテネの守護神の座をかけて争った場所なのだそう。
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イオニア式の柱を用いた神殿の代表的遺跡で、見どころは屋根を支える6本の女神像!この女神像はレプリカですが、施されたディテールの美しさはレプリカからも見られます。また本物の女神像は新アクロポリス美術館や大英博物館に保存されているので足を運んでみるのもおすすめ!
ゼウス神殿
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アクロポリスの麓にあるのがゼウス神殿です。ギリシャ神話の最高神ゼウスに捧げるために建てられたこの神殿は、紀元前6世紀に建設が始まりましたが、何度も中断され132年ハドリアヌス帝の時代にやっと完成したのだそう。
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ローマ帝国時に建築された神殿としては最大級のサイズで、当時は高さ17メートルの柱が104本あったと言われています。しかし、完成から300年経った425年頃、キリスト教が正式な国教となったため神殿は閉鎖されています。
それに加え、5~6世紀の間にキリスト教の建築材料として切り出され、残る柱は15本になってしまったのだそう。このような歴史があるため大部分が破壊されていますが、スケールは圧巻なので一見の価値はありますよ!
ゼウス神殿(Temple of Olympian Zeus)の基本情報
住所:Athens 105 57 Greece
電話:+30-21-0922-6330
営業時間:8:00~20:00(11月~3月は15:00)
休業日:1月1日、3月25日、5月1日、イースターサンデー、12月25日、12月26日
アクセス:地下鉄アクロポリス(Acropoli)駅から徒歩約4分、アテネ国立考古学博物館から車で約15分
料金:大人6ユーロ(約947円)、18歳未満の子ども・学生:3ユーロ(約473円)
共通チケット(アクロポリス+古代アゴラ+ローマン・アゴラ+ケラメイコスの遺跡+ハドリアヌスの図書館+リュケイオン+ゼウス神殿への入場)30ユーロ(約4,737円)、5日間有効
※2023年9月20日のレート、1ユーロ=157.90円で計算
公式サイト:http://odysseus.culture.gr/h/2/eh251.jsp?obj_id=12863
ハドリアヌス凱旋門
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ハドリアヌス凱旋門は、ゼウス神殿の北西にあります。131年にハドリアヌス帝の到来を祝って建設された記念碑で、高さ18メートル×幅13.5メートルの大理石で造られた迫力ある凱旋門です。
門はシンメトリーで、アーチ部分の東側にはハドリアヌスを称える文が、西側にはアテナイの伝説的な王テセウスを称える文が刻まれています。
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この門からアクロポリスを見下ろすと、見ごたえがあります。また、夜にはライトアップされ、より美しく印象的になるので夜に訪れてみるのもおすすめ!
ハドリアヌス凱旋門(Hadrian’s Gate)の基本情報
住所:Leof. Vasilisis Amalias 50, Athina 105 58 Greece
営業時間:24時間
休業日:なし
アクセス:地下鉄アクロポリス(Acropoli)駅から徒歩約4分、アテネ国立考古学博物館から車で約18分
公式サイト:http://odysseus.culture.gr/h/2/eh251.jsp?obj_id=1794
新アクロポリス美術館
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アクロポリスを訪れたなら立ち寄りたいのが、新アクロポリス美術館!アクロポリスから出土した彫刻などの発掘品を収蔵・展示している施設で、当時飾ってあった彫刻や大理石の像などを間近で見ることができます。
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※画像はイメージです
アクロポリスで発見された出土品は、国外へ持ち出されてしまったものが多いため、他国の博物館や美術館に展示されていることが多くあります。しかし新アクロポリス美術館に飾られているものは国土流出を逃れた貴重なものばかり!アクロポリスに行く前に訪れると、よりアクロポリスへの理解が深まるでしょう。
新アクロポリス美術館(Acropolis Museum)の基本情報
住所:Dionysiou Areopagitou 15, Athina 117 42 Greece
電話:+30-21-0900-0900
営業時間:【4~10月】月曜8:00~16:00、火曜~木曜、金曜8:00~22:00、土曜~日曜:8:00~20:00
【11~3月】月曜~木曜9:00~17:00、金曜9:00~22:00、土曜日曜9:00~20:00
休業日:1月1日、イースターサンデー、5月1日、12月25日、12月26日
アクセス:地下鉄アクロポリス(Acropoli)駅からすぐ、アテネ国立考古学博物館から車で約15分
料金:【4~10月】大人10ユーロ(約1,579円)、18歳未満の子ども 5ユーロ(約789円)
【11~3月】大人5ユーロ(約789円)18歳未満の子ども 3ユーロ(約473円)
※2023年9月20日のレート、1ユーロ=157.90円で計算
公式サイト:https://www.theacropolismuseum.gr/
ヘファイストス神殿
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アテネ市内にある古代アゴラの丘にあるのがヘファイストス神殿。火と鍛冶の神ヘファイストスを祀るために建てられた神殿で、ギリシャ内でも保存状態がいいと言われるドーリア式の神殿のひとつです。アクロポリス内の神殿とは違い、現在でも屋根や柱などの保存状態がいいのもポイント!
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神殿には大理石で造られた34本の柱があり、どれもきれいに残っています。ちなみにかつては聖ジョージのギリシャ正教会として使われていましたが、現在は内部には入れません。
神殿の外部のみ見学可能ですが、屋根に刻まれたヘファイストスの12の証書の9つの物語をゆっくり眺めてみるのも面白いのでおすすめ。
アクロポリス・パルテノン神殿観光のベストシーズンは?
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パルテノン神殿を含むアクロポリスがあるアテネ地方は、地中海性気候に属し、年間を通じて気候が穏やかなのが特徴です。夏は30度近くまで上がりますが、日本のようにじめじめしているわけではないので、体感的には過ごしやすいでしょう。
そのため、パルテノン神殿を訪れるには、真夏を避けた春(5月~6月)か秋(9月・10月)がベストシーズン!気温が穏やかで雨も少ないので、観光にぴったりです。
冬は夏よりも気温が下がり雨が多くなります。オフシーズンなので、その分チケット代が安かったり観光客が少なかったりというメリットも。混雑が苦手な方はあえて冬に訪れるのもおすすめです。
パルテノン神殿のチケットの購入方法
パルテノン神殿に行くためにはチケットを購入する必要があります。チケットの種類や購入場所など、ここではチケットの購入方法をわかりやすくまとめました。訪れる際の参考にしてください。
パルテノン神殿入場のためのチケットは2種類ある
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パルテノン神殿に入場するためのチケットは2種類あります。
【単体チケット】夏季20ユーロ(約3,158円)、冬季10ユーロ(約1,579円)
アクロポリスのみに入場できるチケット。アクロポリスにあるパルテノン神殿やディオニソス劇場などが見学できます。
【共通チケット】時期に関わらず30ユーロ(約4,737円)
アクロポリス以外にも、アテネにある遺跡群を見学できるチケット。アクロポリスのほか、古代アゴラやローマン・アゴラ、ケラメイコスの遺跡、ハドリアヌスの図書館、リュケイオン、ゼウス神殿の計7カ所へ入場できます。
また、共通チケットは5日間有効なので、アテネに長く滞在してすべての古代遺跡を観光したいと考えている方におすすめ!ただし、それぞれの遺跡は1回のみ入場可能なので2回以上訪れたい場合は単体チケットを購入しましょう。
現地購入よりオンライン購入がおすすめ
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チケットは現地で購入できますが、時間帯や時期によっては長時間列に並ばなければならない場合があります。そのため、アテネを旅行する日程が決まっているのであれば、チケットは事前にオンラインで購入するのがおすすめ!
単体チケットも共通チケットもオンラインで購入できるので、訪れる期間や行きたい遺跡に合わせて選ぶようにしましょう。
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また、共通チケットはすべての遺跡で購入できるので、空いている遺跡でチケットを買うのがおすすめです。公式予約サイトはこちらです。
チケット購入不要!無料開放日あり
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アクロポリスは、1年の間に入場料が無料になる日が何回かあります。無料開放日に合わせてアテネ観光をすると、お得に楽しめていいですよね!ただし無料開放日は観光客に加え、現地の人も多く訪れるのでゆっくり楽しむには不向きかもしれないので注意が必要です。
・アクロポリスの無料開放日
3月6日、4月18日、5月18日、9月の最終週末、10月28日、11月から3月までの第一日曜日
※詳しい情報については公式HPをご確認ください
パルテノン神殿へのアクセス方法
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パルテノン神殿は、アテネ内にあるのでアクセスがいいのがポイント!バスや地下鉄などの公共交通機関やタクシーを使った場合のアクセス方法を確認しておきましょう。
バス・地下鉄でパルテノン神殿へ
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パルテノン神殿には、バスや地下鉄を使って訪れることができます。バスも地下鉄も同じアクロポリ(Akropoli)駅で下車になり、チケットはバスも電車も共通で90分チケット(1.2ユーロ/約175円)を購入すれば乗車が可能ですよ。
・バスで訪れる場合
シンタグマ広場(Plateia Syntagmatos)から230番アクロポリ(Akropoli)駅で下車後、アクロポリスまで徒歩約10分
・地下鉄で訪れる場合
地下鉄M2に乗車してアクロポリ(Akropoli)駅で下車後、アクロポリスまで徒歩約10分
ただし公共交通機関の駅では、スリが多発しているので貴重品や荷物には気を付けましょう。
タクシーでパルテノン神殿へ
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バスや電車などの公共交通機関の使用が不安な方はタクシーを利用しましょう。タクシーの初乗りは3~4ユーロ(約439~585円)くらいから利用できるのでお得ですよ。運転手さんにアクロポリスもしくはパルテノン神殿に行きたい旨を伝えれば、アクロポリスの丘の麓まで連れて行ってもらえます。
しかし、ギリシャでタクシーを止める際、手のひらを見せることは不謹慎な意味合いになり、運転手を怒らせてしまう可能性があるため注意が必要です。電話番号を登録するだけで使用できる配車アプリBEATもあるので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
パルテノン神殿観光の注意点
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パルテノン神殿をはじめアクロポリスを見学する際には気をつけたい点がいくつかあります。見学時の注意点をまとめたので、訪れる際の参考にしてください。
入場ゲートを選ぶ
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アクロポリスには、西側のメインゲートと東南側のサイドゲートの入口があります。多くの人が利用するのが西側のメインゲートなので、チケット売り場と入場ゲートは混雑しやすいです。
一方、南東側のサイドゲートは人の出入りが少ないため空いていると言われています。また、パルテノン神殿へのアクセスがいいので、パルテノン神殿にすぐにたどり着きたい方には最適ですよ!
動きやすい服装で行く
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アクロポリスは、丘の上にある遺跡なのでタクシーやバスでは麓までしか行けません。遺跡まで登る必要がありますが、足場は石がゴロゴロしていたり不安定だったりするため、歩きやすいスニーカーや動きやすいジーンズで行くのがいいでしょう。
また、アクロポリス内はほぼ日陰がないので夏に訪れる場合は帽子やサングラスなども必須アイテム!乾燥もしているので水分補給のためにも水も持っていきましょう。
荷物は預けると便利になる
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アクロポリスは階段を登ったり長く歩いたりするので、大きめの荷物を持って見学するのは厳しいでしょう。そこでおすすめなのが、アクロポリスのチケット売り場の近くにある荷物預かり場です。無料な上、施錠して預かってくれるので安心して観光を楽しめるでしょう!
見学時間は2時間を目安にしておく
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パルテノン神殿のほか、アクロポリス内にはエレクティオン神殿やディオニソス劇場など、たくさんの見どころスポットがあるので見学には2時間ほど確保しておくといいでしょう。
また、観光シーズンである夏季に訪れると混雑している可能性があります。観光客が多いと丘を登るのに時間がかかったり、ゆっくり見学できない可能性があったりするため、観光シーズンに訪れる場合は3時間ほど確保しておくといいでしょう。
パルテノン神殿で古代ギリシャを味わおう
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今回はパルテノン神殿の基本情報や見どころ、周辺の見どころなどをご紹介しました。アテネにはパルテノン神殿以外にも古代ギリシャの遺跡がたくさんあります。今から2,300年以上前に建てられた遺跡を見て、ぜひ古代ギリシャの魅力を味わってみてください。
パルテノン神殿(Parthenon)の基本情報
住所:Athens 105 58 Greece
電話:+30-21-0321-4172
営業時間:4~10月8:00~19:00、11月~3月8:30~17:00
休業日:1月1日、3月25日、5月1日、イースターサンデー、12月25日、12月26日
アクセス:地下鉄アクロポリス(Acropoli)駅から徒歩約10分、アテネ国立考古学博物館から車で約18分
料金:【4~10月】大人20ユーロ(約3,158円)、18歳未満の子ども・学生:10ユーロ(約1,579円)
【11~3月】大人10ユーロ(約1,579円)、18歳未満の子ども・学生・25歳以下のEU圏外の子ども・青年および65歳以上のEU圏内の人:5ユーロ(約789円)
共通チケット(アクロポリス+古代アゴラ+ローマン・アゴラ+ケラメイコスの遺跡+ハドリアヌスの図書館+リュケイオン+ゼウス神殿への入場)30ユーロ(約4,737円)、5日間有効
※2023年9月20日のレート、1ユーロ=157.90円で計算
公式サイト:http://odysseus.culture.gr/h/2/eh251.jsp?obj_id=912
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