おたる水族館は北海道・小樽にある人気の観光スポット！見どころや行き方などを解説

おたる水族館の基本情報

小樽の代表的な観光スポット・おたる水族館。まずは、おたる水族館の特徴や水族館がある小樽市の基本情報を解説します。

おたる水族館とは？

2024年で現在の場所に移転オープンしてから50周年を迎える、おたる水族館。もともとは、北海道大博覧会海の小樽会場の祝津会場「水族館」として1958年に開業した歴史ある水族館です。北海道の海の生き物を中心に、展示されている生き物の数は約250種類、5,000点にもおよびます。

エイやウミガメなどが暮らす大型のパノラマ水槽をはじめ、セイウチやアザラシ、イルカ、ペンギンたちのショーや、生き物に触ることができるエリアなど、工夫を凝らした展示が盛りだくさんです。

さらに屋外には小さな遊園地「祝津マリンランド」（冬期は積雪のため閉業）があり、観覧車やゴーカートなどのアトラクションを楽しめます！

おたる水族館の特徴

おたる水族館のいちばんの特徴は、なんといっても自然の日本海を仕切っただけの豪快なプール。水族館を上空から見ると無駄な施設がなく、極めて自然な環境に近いことがよくわかります。

そんなワイルドなプールがある「海獣公園」のエリアでは、アザラシやトドを限りなく野生に近い姿で見ることができ、北海道の豊かな自然の中で暮らす生き物たちは迫力満点！北海道の自然環境を生き抜く生き物たちの姿はエネルギーに満ちあふれていて、見応えがあります。海の生き物たちだけでなく、運が良ければオオワシやハヤブサにも出会えるんです。

おたる水族館のある北海道小樽市ってどんな街？

北海道の「道央エリア」に位置する小樽市は、北海道観光の中心地の一つとして人気のエリアです。道内最大の都市、札幌市から日帰りでアクセスができるので、札幌と小樽をセットでめぐるプランもおすすめです。

北海道の中では比較的温暖で、寒暖差が少なく、過ごしやすい気候が特徴で、はじめての北海道観光にもぴったり！小樽運河をはじめ、かつて港、鉄道、にしんで栄えた開拓時代当時の面影を今も残すノスタルジックな街並みは、散策するだけでも見応えがありますよ。

また、海の幸の宝庫でもあり、春にはニシンや甘エビ、夏はウニ、秋にはアワビ、冬はタラやヒラメなど、季節ごとにさまざまな海鮮料理を堪能できるのも小樽の魅力です。

おたる水族館観光の見どころ

おたる水族館には本館と海獣公園、祝津マリンランドがあり、見どころが園内にたくさん散りばめられています。人気のショータイムやイベントが開催されることもあるので、見逃さないよう事前にしっかりと下調べをしておくとより満喫できます！

ここではおさえておきたい、おたる水族館の見どころをご紹介します。

かわいいペンギンやアザラシたちのショータイム！

水族館といえば、見逃せないのが子どもから大人までみんなが楽しめるショーですよね。おたる水族館では、イルカ、オタリア、トド、アザラシ、ペンギンのショーを開催しています！（※バンドウイルカの出産準備のため、2024年8月より当面の間オタリア・イルカショーは休止中）

イルカスタジアムと海獣公園のエリアで、それぞれ1日に2〜4回のショーが行われます。かわいい生き物たちが一生懸命にパフォーマンスをする姿は必見！ショーのタイムスケジュールはこちらから確認できるので、見逃さないようにぜひチェックしてくださいね！なお、冬期期間は海獣公園が休園となり、トドとアザラシのショーも見ることができないのでご注意ください。

特にペンギンの雪中さんぽは、北海道の水族館ならではの光景。ペンギンたちがよちよちと真っ白な雪の上を歩く姿は、ついついカメラを向けて思い出に残したくなる光景です。

アザラシの飼育数が日本一！

おたる水族館では、水族館の人気者、アザラシを約50頭も飼育しています。実はこの数はダントツで日本一！

日本近海には5種類のアザラシが生息していて、おたる水族館ではゴマフアザラシ、ゼニガタアザラシ、ワモンアザラシ、アゴヒゲアザラシの4種類のアザラシがのびのびと暮らしています。

ゴマフアザラシが毎年のように出産するだけでなく、ワモンアザラシに世界で初めて成功したのもおたる水族館。これほどまでにアザラシの飼育展示に関して充実している水族館は世界でもめずらしいのだそう。館内ではホッケやコマイといったアザラシのエサも販売しているので、エサやりを体験することもできますよ！ 

北海道ならではの巨大な海の生き物

北海道の海にはたくさんの巨大な海の生き物たちが生息しています。2m近くまで成長すると言われている国内最大級の淡水魚イトウや、重さが1.5kgもある特大のホッケ、約20kgの体重のミズタコなど、彼らの姿からは北海道の自然の豊かさ、雄大さを感じます。

さらに世界的に珍しい、ネズミイルカの展示も。ネズミイルカは北海道沿岸に生息する小型の鯨類で、学術研究目的以外では飼育が禁止されています。おたる水族館では定置網に迷い込んでしまったネズミイルカを捕獲し、北海道大学水産科学研究院と共同研究をしていて、複数でネズミイルカを展示しているのは国内ではおたる水族館だけです。

遊園地「祝津マリンランド」が隣接

小さなお子さん連れには水族館本館に隣接する「祝津マリンランド」で遊ぶのがおすすめです。観覧車やゴーカートなどがあるレトロな雰囲気の遊園地で、入場は無料！遊園地内きっぷ売り場で、乗り物券を買ってアトラクションに乗ることができます。

乗り物券は1点券が100円、回数券（12点分）が1,000円となっていて、たとえば観覧車なら3点、ゴーカート（1人乗り）なら2点と、アトラクションごとに点数が決まっています。

一部に身長制限がありますが、小さなお子さんでも安全に楽しめるアトラクションばかりなので、ぜひ水族館と合わせて満喫してくださいね。

園内のレストラン・食堂で北海道グルメを堪能

園内には「レストランニュー三幸」と「浜の屋食堂」の2つの飲食スペースがあり、北海道ならではの海の幸やボリューム満点のグルメを楽しむことができます！

レストランニュー三幸はイルカスタジアムに続く道の前にあるフードコートレストランで、ラーメンや小樽あんかけ焼きそば、ジンギスカン丼などのローカルフードを食べるのにおすすめ。

そして、海獣公園にある浜の屋食堂では、ラーメンやカレーのほかに、カニ飯やホタテ飯といった海の幸も堪能できます。

ソフトクリームやたこ焼きといった軽食もあるので、ランチだけではなくちょっと小腹が空いたときにもぴったりです。

おたる水族館観光に最適なシーズンは？

せっかく、おたる水族館を訪れるなら、ベストシーズンを狙って館内を満喫したいですよね。ここからは施設の営業状況や気候をもとに、おたる水族館を訪れるのにおすすめのシーズンについて解説します。

ベストシーズンは快適に過ごせる3〜11月

おたる水族館は一年を通して営業していますが、通常営業と冬期営業の時期が分かれています。ベストシーズンは通常営業の3月から11月。海獣公園と祝津マリンランドを含めて、施設全体がオープンしており、園内を丸ごと楽しめます！

7〜9月の週末には20時まで開館時間を延ばし、夜間営業をしていることもあるので、要チェックです！

通常営業と冬期営業の具体的な時期は年によって違うので、公式サイトを確認してくださいね。

観光客が少ない時期を狙うなら12〜2月

来館者が少ないタイミングを狙って、じっくりと見て回るのには、冬期営業期間の12月から2月がおすすめです。海獣公園と祝津マリンランドは積雪のため休園となりますが、人が少ない分、集中して見学することができます。

北海道の冬は厳しい寒さになるので、防寒対策はしっかりとしたうえで出かけましょう。

おたる水族館の見学方法は？予約は必要？

おたる水族館の見学にはチケットの購入が必要です。ここでは前売りチケットの購入方法やお得な年間パスポートの情報をまとめてご紹介するので、観光の参考にしてくださいね！

入場にはチケットの購入が必要！

入場チケットは現地で購入することができます。料金は大人（高校生以上、16歳以上）が1,800円、子ども（小中学生 6～15歳）が700円、幼児（3～5歳）は350円です。

水族館本館と海獣公園はこのチケットが必要ですが、祝津マリンパークは無料！アトラクションに乗るためにはチケットが必要なので、遊園地内で購入してくださいね。

1年に3回以上訪れる方は、お得な年間パスポートがおすすめ。大人（高校生以上 16歳以上）3,600円、子ども（小中学生 6～15歳）1,400円、幼児（3～5歳）700円で1年に何度でも入場することができます！

Web・コンビニで購入できる前売りチケットが便利

当日、スムーズに入園するために、Webまたはコンビニで購入できる前売りチケットもぜひ利用してみてください。

Webではこちらのリンクから販売サイトにアクセスをしてクレジットカード決済でチケットを購入できます。コンビニ購入は、全国のセブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップで利用することができ、それぞれのコンビニによって購入方法が違うので、利用したいコンビニを決めたらこちらから購入方法を確認しましょう。

おたる水族館観光に要する時間 

海獣たちのショーがおよそ20〜30分で、館内の見学を含めると、2時間程度みておけば十分満足に館内全体をめぐることができます。移動時間や前後の旅行の計画に合わせて、時間を確保しておきましょう。

おたる水族館へのアクセス・行き方

おたる水族館観光の拠点となる都市は小樽市。小樽市街からおたる水族館へ行く方法が一般的です。ここではバス、レンタカー、観光船それぞれの行き方を解説します。

最も一般的な移動はバス

おたる水族館は日本海に面した小樽市の北部にあり、市街からのアクセスにはバスが最も便利です。北海道中央バスのJR小樽駅前発、水族館行に乗って約25分でおたる水族館に到着します。

小樽駅前バスターミナル3番のりばから乗車することができ、海周りと山周りの２経路があります。小樽市内1日乗車券を利用すると水族館の入館料が割引（大人1,800円が1,600円、子ども700円が600円）になるサービスもあるので、旅程に合わせてうまく利用してくださいね。

最短で向かいたいならレンタカー

小樽市街から水族館まで最短でアクセスしたい場合にはレンタカーがおすすめです。小樽ICからの所要時間は約20分。おたる水族館には広々とした1,000台分の駐車場があるので、駐車場探しの心配もありませんよ！

より旅気分を味わうなら海上観光「あおばと」

小樽からおたる水族館までは、船でアクセスする方法もあるんです。

小樽駅から徒歩10分の第三埠頭から出航する小樽海上観光船「あおばと」で水族館最寄りの祝津港まで約20分。運航期間は4月から10月の期間限定で、10時台から17時台まで1日に5本運航しています。料金は片道大人1,000円、子ども500円。移動中も海の上で観光が楽しめるのでとてもおトクですね！

おたる水族館観光における注意点

ここでは、おたる水族館の観光をより楽しむために役立つ注意点をまとめました。事前にチェックして、万全の準備をしておくことで、より安心して楽しめるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

営業状況やショーの時間を事前にチェック

北海道は冬の気候が厳しいので、おたる水族館でも海獣公園と祝津マリンランドは12月から2月までの冬期は休園となります。具体的な日にちは年によって変わるので、公式サイトでチェックしましょう。

また、人気のアザラシやイルカ、ペンギンのショーもタイムスケジュールが決まっているので、事前に公式サイトでチェックしておくとスムーズにめぐれます。タイムスケジュールは日によって変わりますが、各ショーは基本的に時間をずらして開催されるので、うまく計画を立てればすべてのショーをコンプリートできますよ！

雨天時に備えて雨具を準備

水族館の本館は室内なので、天候を心配することなく楽しめますが、海獣公園は屋根がないので雨天時に備えて雨具があると安心です。ショーも波が高くない限りは開催されるので、レインコートや折りたたみ傘を荷物に入れておくのをおすすめします。

大きな生き物にびっくり？お子さんにはしっかり付き添って

おたる水族館にはセイウチを代表として、巨大な海の生き物たちがたくさんいます。身体の小さなお子さんにとっては、自分よりも大きな動物にびっくりしてしまうこともあるかもしれません。お子さんも楽しめるように、保護者の方がしっかりと付き添ってあげてくださいね。

おたる水族館の観光を満喫しよう

この記事では、おたる水族館の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。おたる水族館は、北海道を訪れたら一度は行ってみたい人気の観光スポットです。

ぜひ紹介した情報を参考に、おたる水族館の観光を満喫してみてくださいね！

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