栗林公園
香川県高松市にある栗林公園は、国の特別名勝に指定された文化財庭園の中で最も広大な面積を誇る回遊式大名庭園です。この庭園は、高松藩の歴代藩主が長い年月をかけて築き上げたもので、池と築山が巧みに配置されています。その美しさは「一歩一景」という言葉で表現されるほどです。園内で最も有名なスポットは、富士山に見立てて造られたといわれる築山「飛来峰」です。山頂近くには珪化木の石組みがあり、山崩れを防ぐとともに、富士山の雪を表現しているとも言われています。飛来峰の頂上からは、偃月橋(えんげつきょう)や南湖の西に配された掬月亭(きくげつてい)を望む絶景が広がり、栗林公園を代表する景観が楽しめます。
スポット情報
香川旅行におすすめの観光スポット
金刀比羅宮
「金刀比羅宮」は、全国の金刀比羅神社の総本宮であり「こんぴらさん」の愛称で親しまれています。「こんぴら狗」と呼ばれる御本宮までの785段、奥社までの1368段にも及ぶ長い参道を登る必要があります。一見すると大変そうに思えるかもしれませんが、参道沿いには魅力的なお土産屋さんが軒を連ねており、散策しながら楽しく登れるでしょう。金刀比羅宮の主祭神は大物主神で、分け隔てなく人々に平和をもたらすとされています。農業、殖産、医薬の神としてご利益があると信じられており、古くから海上交通の守り神としても篤い信仰を集めていました。
エンジェルロード
小豆島の南側に位置する弁天島から、砂浜で繋がった4つの島を総称して「余島」と呼びます。この島々を結ぶ砂浜の道は、1日に2回の引き潮の時にのみ姿を現す神秘的な場所で「エンジェルロード」と呼ばれています。エンジェルロードは、ロマンチックなスポットとして有名です。大切な人と手を繋いでこの道を渡ると、願いが叶うと言い伝えられています。さらに、弁天島の頂上には「約束の丘展望台」があり、エンジェルロードを背景にして、幸せの鐘を鳴らすことができます。近年、メディアで取り上げられる機会が増えたことで、ロケ地を一目見ようと訪れる観光客も多くなっています
父母ヶ浜
香川県三豊市にある「父母ヶ浜」は、約1kmのロングビーチを誇る穏やかな海水浴場です。昔から地元の人々に愛されてきたこの浜は、ある1枚の写真をきっかけに一躍脚光を浴びました。夕暮れ時の潮だまりにまるで鏡のように映る夕日のグラデーションが「天空の鏡」と呼ばれ、SNSを中心に大きな注目を集めたのです。2017年以前は年間約1万人が訪れていた父母ヶ浜ですが、2019年には約45万人が訪れる人気スポットになりました。水面ぎりぎりにカメラを構えるのが美しく撮影するコツだとか。ぜひ父母ヶ浜を訪れて、思い出に残る一枚を撮影してみてはいかがでしょうか。
道の駅「小豆島オリーブ公園」
瀬戸内海を一望できる小高い丘に位置する、道の駅「小豆島オリーブ公園」は、約2000本のオリーブの木と130種類以上のハーブが栽培される地中海の雰囲気漂う観光スポットです。園内には、映画「魔女の宅急便」のロケセットをそのまま使っている「雑貨コリコ」や「はじまりの本」など、インスタ映えするフォトスポットが点在。また、白いギリシャ風車の前で、無料で借りられる魔法のほうきに乗って撮影するのもおすすめです。魔女の宅急便の「キキ」になりきって空を飛んでみましょう。「幸せのオリーブ色ポスト」で大切な人へ思いを伝えるのも素敵な思い出になるはずです。
鬼ヶ島大洞窟
女木島は桃太郎伝説で有名な「鬼ヶ島」のモデルとなった場所。女木島にある「鬼ヶ島大洞窟」は、桃太郎伝説で有名な洞窟です。隣の男木島で学校の校長をしていた橋本仙太郎氏によって1914年に発見されました。鬼ヶ島大洞窟は人工的に造られた空間で、広さは約4,000平米、奥行きは400mにも及ぶ広大な空間が広がっています。実際に住んでいたのは鬼ではなく海賊だったとする説が有力ですが、人の手で造られた洞窟が残っているという事実からすると、かつてここに何者かが存在していたに違いないとされています。そんなミステリアスな雰囲気が漂う鬼ヶ島大洞窟にぜひ足を運んでみてください。
丸亀城
丸亀城は、1597年に讃岐国の領主であった生駒親正とその子供の一正によって、香川県丸亀市の亀山に築かれました。標高66mの亀山の上に位置し、日本100名城および現存木造天守12城のひとつに数えられる国指定史跡です。丸亀城は日本一小さな天守を持つ城として知られ、美しい石垣が多く残されていることから「石の城」や「石垣の名城」とも呼ばれています。現存する天守は1660年に完成し、1943年には国の重要文化財に指定されました。敷地内には「大手一の門・二の門」や「見返り坂」、「三の丸」など見どころが多くあるため、ぜひゆっくり散策してみてください。