公用語
グアムの公用語は英語とチャモロ語です。英語は観光、行政、教育などで広く使われており、観光施設やホテル、飲食店では英語での案内が基本となります。チャモロ語は先住民族チャモロ人の伝統的な言語で、家庭や地域の文化行事の場面で用いられています。観光エリアでは一部日本語対応スタッフがいる場所もありますが、基本的な英語表現を覚えておくと、旅先でのコミュニケーションがよりスムーズになります。
宗教
グアムでは住民の多くがキリスト教徒で、なかでもローマ・カトリックが圧倒的多数を占めています。スペイン統治時代の影響を受けており、島内には歴史ある教会が点在し、日曜日には礼拝に多くの信者が訪れます。観光客も教会を訪れることができますが、訪問時は服装やマナーに配慮が必要です。地域によってはプロテスタントや他の宗教も存在し、多様性のある信仰文化が根付いています。
通貨
グアムでは米ドル(USD)が流通しています。紙幣は1ドル、5ドル、10ドル、20ドルなどがよく使われ、コインは1セントから1ドルまであります。日本円から米ドルへの両替は空港や主要ホテル、街中の両替所で可能ですが、レートや手数料は場所により異なります。日本円はそのまま使用できないため、到着時にある程度の現金を用意しておくと安心です。クレジットカードとの併用が一般的です。
クレジットカード、キャッシュレス決済
グアムでは主要なクレジットカード(VISA、MasterCard、JCBなど)が広く利用できます。ホテルやレストラン、ショッピングモールではほとんどの場所でカード決済が可能で、キャッシュレスで快適に旅行できます。近年ではタッチ決済やApple Payなどのスマホ決済にも対応する店舗が増えています。ただし、一部の小規模店や屋台では現金のみのケースもあるため、少額の現金を持ち歩くと安心です。
費用
グアム旅行にかかる費用は、2泊3日で1人あたりおおよそ12~16万円が目安とされています。
主な内訳は以下の通りです。
航空券代:60,000円~(LCCやセール利用で4万円台も)
宿泊費:30,000円~
現地交通費:5,000円~
食費:18,000円~
観光費:10,000円~
雑費:8,000円~(お土産、海外旅行保険など)
旅行スタイルやシーズンにより費用は上下しますが、グアムは日本からの距離が近く、短期間でも南国リゾートを満喫できる人気の目的地です。ホテルグレードやアクティビティ内容によっても総額は変わるため、目的に合わせて計画するのがおすすめです。
ビザ
日本国籍の方は、観光目的でグアムに渡航する場合、最長45日間はビザ不要で滞在できます。ただし、2024年11月30日以降は「グアムー北マリアナ諸島連邦電子渡航認証(G-CNMI ETA)」の取得が必須となりました。申請は無料で、専用サイトからオンラインで手続きできます。渡航時には、有効なパスポート(滞在期間をカバーしていれば可)と帰国便の航空券、宿泊先の情報が必要です。
日本との時差
グアムと日本の時差は1時間で、日本の方が1時間遅れています。たとえば日本が午後15時のとき、グアムでは午後16時です。サマータイムは実施されていないため、年間を通じて時差は変わりません。短い滞在でも現地時間にすぐ順応できるため、時差ボケの心配もほとんどありません。朝からアクティブに動きたい人にも向いており、弾丸旅行でも充実した時間を過ごしやすい点が魅力です。
気候
グアムは年間を通じて気温が高く、常夏のリゾート地として人気があります。平均気温は26〜30℃で、海風が心地よく感じられることも多いです。乾季(11~5月)は晴天が続き過ごしやすく、雨季(6~10月)はスコールのような短時間の雨が降ることがあります。雨季でも一日中降り続くことは少なく、旅行には支障がないことがほとんどです。紫外線が強いため、UV対策は一年を通して必要です。
服装
グアムでは1年を通じて軽装で快適に過ごせます。日中はTシャツや短パン、ワンピースなどで十分ですが、冷房の効いたレストランやショッピングモールでは肌寒く感じることがあるため、薄手の羽織りものがあると便利です。帽子やサングラス、日焼け止めは必須アイテムで、雨季には折りたたみ傘や撥水素材の上着もあると重宝します。マリンアクティビティに参加する際はラッシュガードの着用もおすすめです。
旅行のベストシーズン
グアム旅行に最適な時期は乾季にあたる11~5月です。晴天が多く海も穏やかなので、マリンアクティビティを思いきり楽しめます。特に12〜3月は気候が安定しており、観光のハイシーズンとなります。ただしこの時期は航空券やホテル代が高騰する傾向があるため、早めの予約がおすすめです。雨季である6〜10月でも旅行に大きな支障はなく、オフシーズン価格でお得に滞在できるメリットがあります。
治安
グアムはアメリカ本土に比べ治安が良いとされており、旅行者が危険を感じる場面は少ないといわれます。ただし、観光地ではスリや置き引きといった軽犯罪が発生しており、特にビーチやショッピングモールでは注意が必要です。夜間の単独行動は避け、荷物から目を離さないよう心がけましょう。ホテルのセーフティボックスを活用するなど、基本的な防犯対策を徹底すれば、安心して滞在できます。
物価
グアムの物価は総じて日本よりやや高めです。特に外食はアメリカ本土と同程度の価格で、1回の食事に20〜30ドルかかることもあります。スーパーマーケットでは飲料や軽食が手頃に手に入り、節約旅行には便利です。チップ文化もあり、レストランやホテルでは15〜20%程度が目安です。ショッピングに関しては、免税のメリットを活かせる商品も多いため、目的を絞って買い物するのがおすすめです。
交通手段
グアムの観光客向けの主な移動手段はシャトルバス、レンタカー、タクシーです。シャトルバスは市内の主要ホテルやショッピングモールを巡回し、日数券を購入して利用するスタイルです。現地のローカルバスは観光利用には不便な場合が多いため、自由度を求める方にはレンタカーが便利です。道路は右側通行なので、日本とは逆であることに注意が必要です。運転には国際免許証が必要です。
空港から市街地へのアクセス方法
グアム国際空港から観光の中心地タモンまでは車で15分ほどとアクセスが良好です。移動手段はタクシー、ホテル送迎に加え、観光客向けのシャトルバスも利用できます。タクシーは到着ロビーを出てすぐに乗車可能で、料金は約25〜30ドルが目安です。多くのホテルが送迎サービスを用意しており、事前予約すればスムーズに移動できます。到着時間や旅のスタイルに合わせて手段を選ぶと良いでしょう。
インターネット
グアムではホテルやカフェ、ショッピングモールなどでWi-Fiが整備されており、多くの施設で無料で利用できます。ただし、通信速度は場所によってまちまちで、動画視聴や大容量のデータ通信には不向きな場合もあります。安定した接続を希望する場合は、日本出発前にポケットWi-Fiをレンタルするか、現地でSIMカードを購入するのがおすすめです。空港やショッピングセンターでも入手できます。
電源プラグ
グアムの電源プラグは日本と同じAタイプで、変換プラグは不要です。電圧は110〜120Vで、日本の100Vよりやや高めです。スマートフォンやノートパソコンなど、100〜240V対応の機器であればそのまま使用可能ですが、ドライヤーやヘアアイロンなど100V専用の機器は変圧器が必要です。対応電圧は製品の表示や取扱説明書で確認しましょう。
飲水
グアムの水道水はアメリカの基準に基づき管理されており、衛生的には飲用可能とされています。しかし、硬水でミネラル成分が多いため日本人はお腹を壊すこともあります。多くの旅行者はスーパーやコンビニでペットボトルのミネラルウォーターを購入しています。ホテルでもミネラルウォーターが提供されることが多く、常に清潔な飲料水を確保できます。
トイレ
グアムのトイレは清潔なものが多く、旅行中に困ることはほとんどありません。公共トイレの利用は基本的に無料です。日本のような温水洗浄便座はあまり普及しておらず、紙の質や設備の簡素さに戸惑うこともあります。衛生面が気になる方は、除菌シートや携帯用便座カバー、ポケットティッシュを用意すると安心です。ショッピングモールやホテル、観光施設では比較的きれいで快適なトイレが整備されています。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。