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アルカトラズ島はサンフランシスコにある人気観光スポット!見どころや行き方などを解説

アメリカのサンフランシスコを代表する観光スポットのひとつがアルカトラズ島。脱出不可能な元監獄島として知られている観光名所です。 この記事では、アルカトラズ島の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!アルカトラズ島へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

ライター
NEWT編集部
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アメリカのサンフランシスコを代表する観光スポットのひとつがアルカトラズ島。脱出不可能な元監獄島として知られている観光名所です。

この記事では、アルカトラズ島の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!アルカトラズ島へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

Contents

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アルカトラズ島の基本情報

photo by PIXTA

サンフランシスコの代表的な観光スポット・アルカトラズ島。多くの映画にも登場している島です。まずはアルカトラズ島の歴史や特徴などの基本情報を解説しましょう。

アルカトラズ島とは?

アルカトラズ島は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州サンフランシスコの沖2.4キロメートルのところにある小島。ケーブルカーが有名な坂道からもサンフランシスコ湾に浮かぶ島を眺めることができます。

1963年まで刑務所として使用され、その後は見学ツアーなどを通して一般に公開。今ではゴールデンゲートブリッジと並んでサンフランシスコを代表する観光スポットになっています。

アルカトラズ島の特徴

アルカトラズ島の特徴は、脱出不可能な島であること。サンフランシスコの市街からも見えるほど近いのに、潮流が激しく海水温が低いため、泳いで生還することができないといわれる島なのです。

その島の特徴を利用し、この島は約30年間連邦刑務所として利用されてきました。その間に脱走を試みた者は計36人。そのうち拘束や射殺を免れた7人も溺死か行方不明となっています。行方不明になった5人の消息は不明。生き延びた確率は非常に低いといわれています。

アルカトラズ島の観光をする前に歴史を知っておきたい人は、映画を見るのがおすすめです。刑務所として使われていた当時の様子はクリント・イーストウッド主演の『アルカトラズからの脱出』に描かれています。

また観光名所になってからのアルカトラズ島は、マイケル・ベイ監督のアクション映画『ザ・ロック』に登場。こちらでも島の様子を知ることができますよ。

アルカトラズ島の歴史

昔のアルカトラズ島は先住民族が呪われた島だと信じていた場所だったそう。その後1775年にスペイン人が上陸し、ペリカンがたくさんいたことからスペイン語でペリカンを意味するアルカトラズと命名されました。

その後、1848年にアメリカでゴールドラッシュが始まるとサンフランシスコは港として発展。アルカトラズ島には灯台が建設されます。

さらに1853年にはサンフランシスコ湾を守るための要塞に変貌します。南北戦争の頃から島は監獄の役割も担うようになりました。やがて刑務所は拡大し、20世紀になると本格的な刑務所島に転換され、しばらくは軍の刑務所などに使用されます。

そして1934年に島は軍から連邦司法省の管理に移り、アルカトラズ連邦刑務所が誕生。脱出不可能といわれた監獄島は凶悪犯を収容する施設となりました。アル・カポネやジョージ“マシンガン”ケリーなど有名なギャングも服役しています。

しかし1962年に映画『アルカトラズからの脱出』で知られるフランク・モリスとアングリン兄弟の脱獄事件が発生。刑務所施設の老朽化などが問題になり、翌年にアルカトラズ刑務所は閉鎖されました。

その後1971年には国立公園局が島を取得し、1973年からは一般公開を開始。アルカトラズ島と刑務所は人気の観光スポットになりました。

アルカトラズ島のあるサンフランシスコってどんな街?

サンフランシスコは世界一美しいともいわれる街。かわいいケーブルカーや坂道、長大なゴールデンゲートブリッジ、夜景の名所のツインピークス、美味しいレストランやショップが集まるフィッシャーマンズワーフなど人気のスポットが比較的コンパクトなエリアに集まっています。

気候も温暖で過ごしやすいので、徒歩やケーブルカーで探索しているだけでも楽しめる街です。

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アルカトラズ島観光の見どころ

photo by PIXTA

アルカトラズ島は7.6ヘクタールほどの小さな島。自由に訪れることはできず、フェリーを使ったツアーに参加するのが唯一の観光方法です。島に到着後は日本語対応のオーディオガイドを借り、自由に刑務所内を観光するのが一般的。

ここからは、アルカトラズ島の見どころについて解説します。

まずはシャワールームへ

刑務所に入ると、なぜかいきなりシャワールームがあります。薄暗い部屋の天井からたくさんのシャワーがぶら下がっている様子はかなり不気味。アルカトラズ刑務所に収監された囚人はまずこの部屋でシャワーを浴びてから独房へ収容されたそうです。

オーディオガイドはここで借りることができます。

3階建てのセルハウス

アルカトラズ刑務所の中枢は、たくさんの独房!約380の独房が3層に連なっています。その様子はまさに映画でよく見るアメリカの刑務所そのもの。狭い独房が並ぶ様子からセルハウスとも呼ばれました。上部には看守が銃を撃つための穴も残っていて、物々しい雰囲気を感じることができます。

独房は3平方メートルほどの極小の空間。トイレと洗面所とベッドだけがあります。それでも1人1人に個室が与えられるのは他の刑務所に比べて恵まれているともされ、アルカトラズ刑務所への移動を希望する囚人もいたそうです。

フランク・モリスの独房

独房のなかでも目を引くのは、脱獄した囚人フランク・モリスの部屋。看守をごまかす身代わりとしてベッドに置いたダミー人形や通気口をスプーンで掘り進んだ脱出口などが、当時のまま残されています。

もっとも危険な場所!食堂

アルカトラズ刑務所でもっとも危険な場所といわれたのは、実は食堂。ナイフやフォークがある食堂では、囚人同士の殺傷沙汰が何度も起こりました。暴動を制圧するため、食堂の天井には催涙スプレーを噴射する装置があります。実際に使われたことはなかったそうですが、見るだけでも緊張してしまいますよ。

またキッチンには包丁の形がいくつも開いた箱があります。これは包丁管理ボックス。包丁をボックスに返却したことがひと目でわかるようになっています。これは囚人が調理を手伝った後に包丁を盗んでいかないための工夫だそうです。

刑務所の外にも見どころが!

アルカトラズ島には刑務所以外にも見どころがあります。代表的なのは灯台。アメリカの太平洋側では初となる灯台です。また軍の教会などの建物も残っています。

立入禁止区域では多くの鳥が繁殖し、時期があえば子育ての様子を見ることができるかもしれません。

アルカトラズ島観光に最適なシーズンは?

photo by PIXTA

アルカトラズ島があるサンフランシスコは1年を通じて温暖で穏やかな気候。それでも季節の移り変わりはあり、人気のシーズンとオフシーズンもあります。

では最適なシーズンはいつなのでしょうか?

ベストシーズンは快適で混雑も少ない春と秋

サンフランシスコ観光のベストシーズンは、4月から5月の春と10月から11月の秋です。この時期は天候がとくに快適。夏は人気の観光シーズンでアルカトラズ島も混雑するため、その意味でも春と秋がおすすめです。

観光客が少ない時期を狙うなら冬もおすすめ

サンフランシスコのオフシーズンは12月から3月の冬。気温は平均気温が7度前後と厳しい寒さではないものの、月に平均11日ほど雨が降り、カリフォルニアらしいカラッとした天気ではない日が多くなります。

ただしアルカトラズ刑務所には曇天も似合うもの。あえて寒々しい冬に行くのもいいかもしれません。

アルカトラズ島の見学方法は?予約は必要?

photo by PIXTA

アルカトラズ島は個人が自由に上陸することはできません。アルカトラズ島へ行くには、公式フェリーであるアルカトラズシティクルーズのツアーに参加します。

ここではアルカトラズ島の入場方法や予約についてご紹介しましょう。

入場にはツアーチケットが必要!

アルカトラズシティクルーズのツアーには、4つの種類のチケットがあります。それぞれのコースと料金は以下のとおりです。

日帰りツアー

成人(18~61歳)

45.25ドル(約7,111円)

ジュニア(12~17歳)

45.25ドル(約7,111円)

こども(5~11歳)

27.55ドル(約4,329円)

シニア(62歳以上)

42.65ドル(約6,702円)

幼児(0~4歳)

無料

ファミリーパック(大人2名子ども2名)

131.85ドル(約20,719円)

ナイトツアー

成人(18~61歳)

56.30ドル(約8,847円)

ジュニア(12~17歳)

55.10ドル(約8,658円)

こども(5~11歳)

33.00ドル(約5,186円)

シニア(62歳以上)

52.25ドル(約8,211円)

幼児(0~4歳)

無料

舞台裏ツアー

成人(18~61歳)

101.30ドル(約15,918円)

ジュニア(12~17歳)

97.10ドル(約15,258円)

シニア(62歳以上)

94.25ドル(約14,810円)

所要時間が長いため、12歳未満は参加不可

アルカトラズ島とエンジェル島の組み合わせツアー

成人(18~61歳)

84.00ドル(約13,120円)

ジュニア(12~17歳)

84.00ドル(約13,120円)

こども(5~11歳)

55.80ドル(約8,768円)

シニア(62歳以上)

80.90ドル(約12,713円)

幼児(0~4歳)

無料

※2024年6月13日のレート、1ドル157.14 円で計算

日帰りツアーは毎日出発します。フェリーは8時40分から15時50分まで約30分間隔で出港し、アルカトラズ島到着後は自由に散策できます。帰りのフェリーに乗る時刻も自由に選択でき、9時から18時30分まで約30分間隔で出航するフェリーに乗って帰ります。

ナイトツアーと舞台裏ツアーは火曜から土曜に開催。舞台裏ツアーは16時20分と16時50分、ナイトツアーは17時55分、18時30分、19時05分に出港し、18時30分から21時25分までに5回出航するフェリーで帰ってきます。

ナイトツアーは刑務所の不気味な雰囲気がアップする人気のツアー。サンフランシスコの美しい夜景も楽しめます。刑務所について詳しく教えてもらいたい人は、ガイドさんがつく舞台裏ツアーがおすすめです。

事前予約は必須?

アルカトラズ島の観光は大人気。事前予約は必須ではありませんが、当日券は売り切れとなってしまうことがよくあります。そのため事前予約をしておくのがおすすめ。

アルカトラズシティクルーズの公式サイトから予約しておけば安心です。

とくに混雑する時期には数週間前に売り切れとなることもあるので、予約は早めにしておくようにしてください!

アルカトラズ島観光に要する時間 

アルカトラズ島はフェリーに乗って到着後、自由に巡って好きな時間にフェリーに乗って帰ることができます。フェリーに乗る時間は片道15分ほど。

普通に刑務所巡りをして帰ってくると、所要時間は2時間30分から3時間ほどになります。

アルカトラズ島へのアクセス・行き方

photo by PIXTA

アルカトラズ島へのアクセス方法は、アルカトラズシティクルーズ一択。その乗り場はピア33にある船着場です。

最も一般的な移動はMUNIバス

サンフランシスコ市営バス(MUNIバス)は2連結になっている車両がおなじみのバス。映画『シャン・チー』などにも登場しました。

ピア33に行く場合、Fライン・ヒストリック・ストリートカーのベイ・ストリート(Bay Street)停留所で降ります。

サンフランシスコ名物のケーブルカーもおすすめ

サンフランシスコの名物といえばケーブルカー。フィッシャーマンズワーフ地区にはケーブルカーが2路線停車します。ただしピア33の船着場の近くには停車せず、6ブロック西のベイ&テイラー・ストリートの角が終点。そこから歩いていきます。

アルカトラズ観光における注意点

photo by PIXTA

アルカトラズ島ツアーは管理された島に行くため、アメリカの多くの自然公園ほど安全に注意する必要はありません。しかしそれでも覚えておいた方がいいことがあるので、ご紹介しましょう。

立入禁止区域には入らない

島には、老朽化して危険な区域や、海鳥や水鳥が繁殖しているエリアなどの立ち入り禁止の区域があります。以前、テレビドラマ『アルカトラズ』が放送された当時、ドラマに登場する地下制御室を探して立ち入り禁止区域に入る観光客が続出したそうです。秘密の地下制御室は存在しないので、禁止エリアには絶対に入らないでください。

歩きやすい靴がおすすめ

アルカトラズ島は全体が丘陵地になっていて、坂道がたくさんあります。また2時間ほど歩き回るので、街中の観光地感覚でヒールやサンダルを履いていくと足を痛めるかもしれません。ハイキングをするイメージで歩きやすい靴を履いていくのがおすすめです。

アルカトラズ島の観光を満喫しよう!

photo by PIXTA

この記事では、アルカトラズ島の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。アルカトラズ島はサンフランシスコを代表する観光名所。脱出不可能といわれた刑務所は、一生に一度は体験してみたいスポットです。

ぜひ紹介した情報を参考に、アルカトラズ島の観光を満喫してみてくださいね!

アルカトラズ島の基本情報

住所

Alcatraz Island Golden Gate National Recreation Area 201 Fort Mason San Francisco, CA 94123

電話

415-561-4900

営業時間

アルカトラズシティクルーズ

8:40(ピア33発)~21:25(アルカトラズ島発)

休業日

なし

ツアーによっては土曜日〜月曜日が休み

アクセス

ピア33船着場からフェリーで約15分

料金

日帰りツアー・成人45.25ドル(約7,111円)、子ども27.55ドル(約4,329円)など

公式サイト

https://www.nps.gov/alca/index.htm 

※2024年6月13日のレート、1ドル157.14 円で計算

cover photo by PIXTA

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