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グアムがアメリカ領なのはなぜ?歴史や観光の注意点についても解説!

本記事では、グアムとアメリカの歴史的な関係をはじめ、観光する際の注意点などをご紹介します。アメリカ領のグアムでも、アメリカとはルールが異なる点もあるので注意してくださいね!

ライター
NEWT編集部

グアムは日本から飛行機で約3時間半で行ける人気リゾート地!そんなグアムは、実はアメリカの準州であるということはご存知でしょうか?

本記事では、グアムとアメリカの歴史的な関係をはじめ、観光する際の注意点などをご紹介します。アメリカ領のグアムでも、アメリカとはルールが異なる点もあるので注意してくださいね!

Contents

アメリカ領に属するグアムの基本情報


photo by shutterstock

日本から飛行機で約3時間半、日本との時差も1時間と、日本人にとって気軽に行ける人気リゾート地のグアム。淡路島とほぼ同じ大きさのコンパクトなグアムでは、綺麗な海を満喫するウォーターアクティビティが充実!その他にも、ショッピングやリバークルーズ、文化体験ツアーなどさまざまなアトラクションが楽しめます。

そんなグアムは、アメリカ合衆国領土の一部であり、アメリカの準州ということはご存知でしょうか?あまり知られていないことなのですが、グアムは1950年にアメリカの準州になり、現在に至ります。観光や交通ルールなどアメリカと同じルールもあれば、異なるところもあるため、事前に知っておくと安心です。

本記事では、グアムとアメリカの歴史的な関係から、観光する際の注意点などを詳しくご紹介します。グアム旅行をする前にチェックしてくださいね!

はじめにグアムがアメリカ領なのはなぜ?


photo by BYUNGSUK KO/shutterstock

グアムがアメリカ領である理由は、グアムがスペイン、アメリカ、日本と3つの国に統治されてきた歴史と関係があります。まずは、グアムがアメリカ領になるまでの歴史を詳しく見ていきましょう。

グアムの歴史


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グアム島に人が住み始めたのは紀元前2000年頃といわれています。フィリピンやインドネシア、マレーシアなどの東南アジアの島から人々がグアムに移り住みはじめました。
そして、グアムやサイパンを含むマリアナ諸島の島々に、同じ文化と言語を持つ人々が次々に定住していったのです。これが先住民のチャモロ人と呼ばれる人々。ここからグアムのチャモロ文化はスタートします。

しかし、グアムは大航海時代からいくつかの国の侵略の対象となります。グアムを歴史上、統治してきた国はスペイン、日本、そしてアメリカ。300年以上続いたスペイン統治時代のあと、1898年に勃発した米西戦争を経て約42年間はアメリカの統治下となります。その後、太平洋戦争により約2年7ヶ月間は日本の領土にもなっています。しかし、1944年日本の敗戦でアメリカ領土に戻り、今に至るのです。現在はアメリカの準州となっているグアムの歴史をさらに詳しくひもといていきましょう!

1500年〜スペインの統治時代


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1521年、世界一周を果たした探検家として有名なフェルディナンド・マゼランがグアム島を発見しました。その後、1565年にスペインの征服者であったミゲル・ロペス・デ・レガスピがグアム島に到着。スペインがグアム島およびその他のマリアナ諸島の領有権を正式に宣言したのです。ここから約300年以上続くスペイン統治時代が始まりました。

グアムの観光地のひとつであるスペイン広場では、当時のスペイン文化を色濃く感じることができます。スペイン総督邸の庭にあった社交場のチョコレートハウスやスペイン総督邸、アーチや噴水など見どころがたくさんあるので、グアム旅行の際はぜひ訪れてみてくださいね!

1898年〜アメリカの統治時代


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333年続いたスペイン統治時代が終了するのは、米西戦争がきっかけ。米西戦争でスペイン領のグアムが敵国であるアメリカ海軍の砲撃を受けたのです。米海軍艦艇チャールストン号がグアムに上陸し、スペインを降伏させました。米西戦争が終結した翌年1899年2月、パリ条約によってグアムは敗戦したスペインから正式にアメリカの領土となります。
アメリカ海軍による統治下となったグアムでは、農業、保健衛生、教育、土地管理、税制、公共事業などさまざまな制度やインフラがアメリカ式に変革されていきました。
アメリカ統治時代に英語教育がひろまり、現在もグアムの公用語は英語とチャモロ語。英語の通用度はほぼ100%です。​​

1941年〜日本の統治時代


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1941年、日本がアメリカ海軍の本拠地であった真珠湾を攻撃し、太平洋戦争がぼっぱつ。これを機に日本がグアムを占領し、日本の統治がはじまります。1944年7月21日にアメリカ軍がグアムをだっかんするまで、日本軍はグアム島を大宮」、首都ハガニアは明石と改名し、グアムの人々に日本の生活習慣を強要しました。

グアムには、当時の戦争の悲惨さを伝える場所がいくつかあります。ハガニア地区にあるラッテストーン公園は、第二次世界大戦中に倉庫や防空壕として利用された防空壕。 。また、グアム島最北部のジーゴ北東は太平洋戦争の激戦地となった場所。ここには、平和慰霊(いれい)記念公園があり、平和の大切さをひしひしと感じることができます。

1950年〜グアムはアメリカの準州になる


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アメリカは日本に奪われたグアムを奪還するために、1944年アメリカ軍がグアム島に上陸。数千人ものの命が奪われた3週間におよぶ激戦がくり広げられることに。そして1944年8月10日、旧日本軍による戦闘が終わり、グアム島は再びアメリカの統治下に戻りました。1950年には米連邦議会によりグアム基本法が制定され、グアムはアメリカが管轄する自治的未編入地域つまり準州となったのです。

このようにグアムはスペイン、アメリカ、日本の統治を経て、アメリカの準州となり、今にいたります。

グアムとアメリカ本土の違いは?


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ここまで、グアムがアメリカ領になった経緯についてご紹介しました。ここからはグアムを旅行する上で知っておきたい、アメリカ本土との違いをご紹介します!

グアムは日本の運転免許で運転ができる


photo by shutterstock ※画像はイメージです。

レンタカーは、自分たちの都合に合わせて自由に移動できるおすすめの交通手段。アメリカで運転する場合は国際免許が必要ですが、なんとグアムでは、日本の免許のみでOK。日本の運転免許証を持っている21歳以上の人ならば運転ができますよ!

ただし、日本とは違う交通ルールがいくつかあるので注意しましょう。まずは、右側通行・左ハンドルということ。交差点では赤信号でも右折が可能ですが、右折指示の信号機や赤信号時の右折を禁じる標識もあるので、その指示に従いましょう。速度表示は、kmではなくマイル表示なので、その点も慣れるまで注意が必要です。

また、ビーチリゾートならではの注意点も!グアムには、アスファルトにサンゴが混ざっている道路があります。雨天時は特に滑りやすくなりますので、注意して運転してくださいね。その他、細かい道路標識などを事前に予習し、グアムでのドライブを安全に楽しみましょう!

代表的な道路標識はグアム政府観光局のサイトを参考にしてみてください。

90日以内の滞在の場合、グアムはビザの申請なしで渡航できる


photo by shutterstock ※画像はイメージです。

アメリカで90日以内に滞在する場合、ESTAが必要ですが、グアムの場合は異なります。

グアムでは90日以内の滞在では、ビザの申請は不要です!ただし、滞在日数によってアメリカのビザ免除プログラム(VWP)またはグアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)のいずれかのビザ免除プログラムが適応されます。

どちらの免除プログラムで入国するかで必要書類が変わってくるので詳しくみていきましょう。

観光目的で45日以内の滞在の場合は、アメリカのビザ免除プログラム(VWP)・グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)、どちらかを選んで入国できます。後者のグアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラムを利用する場合は、ESTAの事前申請が不要になります!ただし、ESTAなしで入国する場合は、税関申告書とは別に、入国時にI-736と呼ばれるビザ免除書類の提出が必要です。事前にオンラインで記入するか、機内で配られる際に記入しましょう!

ESTAの申請をすると入国審査がスムーズに


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アメリカでは入国するのに必ずESTAの申請が必要になりますが、グアムでは45日以内の滞在の場合、推奨にとどまります。

グアムでは45日以内の滞在の場合、アメリカのビザ免除プログラム(VWP)を利用し、ESTAを事前申請して入国することもできます。ESTAで入国する場合は、I-736の提出は不要で、審査も簡略化されるので税関でも推奨されています。

過去に申請したESTAでアメリカ本土(ハワイ・グアム含む)を訪れたことがある人は、有効期限内であればそのESTAを利用できます。APC(入国審査セルフサービス機)が利用でき、らくちんです。パスポートのスキャンや写真撮影、指紋の登録などが自分ででき、審査時間を短縮することができるので、上記に当てはまる人はぜひ利用してみてくださいね!

つまり、45日以内の滞在の場合、ESTAの申請は必須ではありませんが、申請しておくと審査がスムーズになり便利です!

また滞在日数が46日以上90日以内の人は、アメリカのビザ免除プログラム(VWP)での入国になるので、ESTAの取得が必ず必要です。

詳しい入国条件は下記、グアム政府観光局のサイトをご確認ください。

グアムを観光する時の注意点


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グアムにはアメリカの法律が敷かれており、文化もアメリカがベースになっているので、
観光の際には、アメリカの慣習や法律に従う必要があります。ここでは、グアムを観光する際の注意点を5つ紹介します。

チップが必要


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グアムでは、アメリカ本土と同様にサービスを受けた時に、相手にチップをわたす習慣があります。ホテルやレストランで働く人には、感謝の気持ちとしてチップを支払いましょう。
目安としては、ホテルのポーターやベル・ボーイに荷物を運んでもらった場合は荷物1つにつき、1ドル(約130円)ほど。ホテルのお部屋では掃除してくれるスタッフに対して、1人1泊につき1ドルを目安に、テーブルや枕元に置いておきましょう。

ただし、一般的なレストランでレシートにサービス料金(Service Charge)が含まれている場合は、チップを渡す必要はありません。お会計の際にレシートを確認してくださいね。

グアムでは少ないケースですが、サービス料金が含まれていない場合は、料金の10~15%をチップとして払うのが、一般的です。

※2022年5月3日現在、1ドル約130円で計算

12歳未満の子どもを放置すると違法


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グアムは児童虐待に対して厳しく取り締まるルールがあります。たとえ短時間であっても、12歳未満の子どもをホテル客室などに放置する行為は違法とされています。おおやけになった場合は違反者として処罰されるので、家族でグアム旅行に行く際は、お子さまから目を離さないように注意しましょう。

飲酒は21歳から!


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グアムでは、21歳以上が成人にあたるため、アルコール飲料の販売および提供は21歳以上になります。日本では飲酒可能な20歳も飲酒禁止です!違反した場合は日本人旅行者でも罪に問われるので注意しましょう。バーやクラブなどは18歳以上から入ることができますが、21歳未満の人は残念ながら、お酒は飲めないので雰囲気を楽しんでくださいね。
また、喫煙も2018年1月1日より21歳以上になったので注意しましょう!

交通ルールの違いに注意


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車社会のグアムでは、道路を歩行する際に日本より一層の注意が必要!車中心の運転をしている人も多いので歩道のない道路を歩くときや、道路を横断するときはとくに注意しましょう。歩行者用信号が点灯してもすぐに横断を開始せず、左右を確認したあと、横断するように心がけてください。日本であれば、歩行者が優先されますが、グアムは車両優先傾向が強いため、ななめ横断や信号無視などはまれにあります。

喫煙所以外での喫煙は罰金が課せられる


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グアムでは2006年5月に公共の場所での喫煙を禁止する法律、ナターシャ保護法が制定されています。そのため、ほとんどの屋内レストランやカフェ、多くのホテルの客室などは禁煙です。違反して喫煙してしまった場合は、個人で1回目は100ドル以下の罰金を課せられるので気をつけましょう。

上記の法律により、グアムで喫煙できる場所は非常に限られています。一部のテラスやバルコニーで、喫煙可能と指定されている場所や灰皿が置いてある場所では喫煙できます。
喫煙者はホテルや観光地で、喫煙所を必ず確認してくださいね。

グアムで観光を満喫しよう!

グアムには、いろいろな国の要素が混じり合った独自の文化があります。グアム旅行前に、グアムの歴史を学び、ぜひ滞在中にその素晴らしい歴史を肌で感じてみてください。

また今回紹介したとおり、グアムのルールや慣習は、アメリカ式のものもあれば、グアム独自のものもあります。グアム滞在中にトラブルなく楽しく過ごすために、事前にしっかり予習をしておきましょう!

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