サウジアラビアの天気や気温は？リヤドの気候の特徴と季節別おすすめの服装を解説

サウジアラビアの年間の気温や気候、天気の特徴は？

アラビア半島の約80％を占める国土をもつサウジアラビア。ほとんどの地域が高温な砂漠気候にあたるため、年間を通して気温が高く、内陸にある首都リヤドは、夏は50℃近くまで上がる日もあるほどです。

今回はサウジアラビアの気温や気候について詳しく紹介します。季節ごとの服装をはじめ、リヤドやジェッダ、メッカなどの都市別の気候についても解説するので、サウジアラビア旅行の参考にしてくださいね。

サウジアラビアの年間平均気温

サウジアラビアの気候は、地域や季節によって大きく変化します。標高約600メートルに位置する首都リヤドの場合は、冬には9℃～20℃程度なのに対し、夏は29℃～44℃ほどと温度差があります。夏場は東京と比べてもかなり高温になるので、観光などの際は注意が必要です。

サウジアラビアの気候帯と気候の特徴

サウジアラビアの気候は、亜熱帯高圧帯の影響も受けて、年間を通じて高温で乾燥した気候が特徴です。夏は猛暑が続き、冬は比較的涼しくなります。国土の大部分が砂漠気候で、降水量は非常に少ないですね。

首都リヤドは内陸部にあり、典型的な砂漠気候で、夏は極端に暑く冬は寒くなります。夏は50℃近くまで上がる日も。ジェッダは紅海沿岸に位置し、海の影響で湿度が高くなります。年間を通じて気温の変化が小さく、夏も冬も比較的温暖です。メッカは内陸部にありながら、夏は高温多湿になります。冬は比較的過ごしやすい気温になりますが、年間を通じて降水量は少ないです。

これらの都市の気候の違いは、地理的位置や地形の影響を受けています。サウジアラビアを訪れる際は、訪問する都市の気候特性を把握しておくことが大切ですよ。

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サウジアラビアの季節別の気温・気候、おすすめの服装

サウジアラビアの気候は、季節によって大きく変化します。夏は極端な高温、冬は意外と寒くなることも。そんな気候の変化に合わせて、適切な服装選びが大切ですよ。季節ごとの特徴とおすすめの服装を紹介しますので、旅行の計画時にぜひ参考にしてくださいね。

春（3〜5月）のサウジアラビア

サウジアラビアの春は、気温が20〜30℃程度と比較的過ごしやすい季節です。服装は、軽量の長袖シャツや薄手のジャケット、長ズボンがおすすめ。日差しが強いので、帽子やサングラスなどの日よけ対策も忘れないようにしましょう。朝晩は冷え込むこともあるので、カーディガンなど羽織るものがあると良いです。

砂嵐の可能性もあるので注意が必要です。砂埃対策として、スカーフやマスクも役立ちます。靴は歩きやすいスニーカーや、砂が入りにくいブーツタイプがいいでしょう。

夏（6〜8月）のサウジアラビア

サウジアラビアの夏は、極端な高温が特徴です。気温は40℃を超え、50℃に達する日もあります。乾燥した気候のため、湿度は低め。この時期は、軽量で通気性の良い素材の服装がおすすめです。綿100%の薄手のシャツや、ゆったりとしたパンツを選びましょう。

日差しが強いので、帽子やサングラス、日傘は必須アイテム！また、砂埃から身を守るためのスカーフも役立ちます。熱中症対策として、こまめな水分補給を心がけ、日中の外出は極力避けましょう。

秋（9〜11月）のサウジアラビア

サウジアラビアの秋は、夏の猛暑から少し和らぎ始める季節です。気温は日中25〜35℃、夜間15〜25℃程度で推移します。朝晩の気温差が大きくなるので注意が必要！

服装は、軽いジャケットやカーディガンがおすすめ。長袖シャツと長ズボンを基本に、脱ぎ着しやすい上着を用意しましょう。日中は依然として暑いので、通気性の良い素材を選びましょう。日よけ対策も忘れずに！

冬（12〜2月）のサウジアラビア

サウジアラビアの冬は、意外と寒さを感じる季節です。日中は15〜20℃程度と過ごしやすいですが、夜間は5℃前後まで冷え込むことも。防寒対策は必須で、コートやジャケットを持参しましょう。セーターやスウェットも重宝します。

朝晩の冷え込みに備えて、手袋やマフラーなどの防寒具も用意すると安心です。乾燥対策も忘れずに！リップクリームやハンドクリームを携帯しましょう。

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サウジアラビアの都市別の気温や降水量は？

ここからは、主要な観光都市であるリヤドとジェッダ、メッカの気温や降水量について、詳しく見ていきましょう。サウジアラビア旅行の計画を立てる際の参考にしてくださいね。

リヤド

サウジアラビアの首都リヤドは、典型的な砂漠気候を持つ都市です。年間を通じて乾燥しており、夏は極端に暑く、冬は比較的涼しくなります。夏季（6月〜8月）の日中気温は40℃を超えることも珍しくありません。一方、冬季（12月〜2月）は夜間に10℃を下回ることもあり、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴です。

降水量は非常に少なく、年間を通じて乾燥した気候が続きます。雨が降るとしても、それは冬季に集中し、夏はほとんど雨が降りません。降雪はリヤドではほぼ見られません。

ジェッダ

サウジアラビア西部の紅海沿岸に位置するジェッダは、年間を通して高温多湿な気候が特徴です。夏は特に暑く、7月の平均最高気温は39℃にも達します。冬は比較的過ごしやすく、1月の平均最低気温は19℃程度です。降水量は非常に少なく、年間を通してほとんど雨が降りません。

紅海に面しているため湿度が高く、この湿度の高さが、体感温度をさらに上げる要因となっています。特に夏場は、高温多湿の環境に注意が必要です。

メッカ

メッカは、サウジアラビアの西部に位置する聖地として知られています。この都市の気候は典型的な砂漠気候で、年間を通じて高温で乾燥しています。特に夏季は極端な高温になることで有名。 夏（6月〜8月）には、気温が50度を超えることもあり、熱中症のリスクが非常に高くなります。冬（12月〜2月）は比較的過ごしやすく、気温は20度前後まで下がりますが、それでも暖かいと感じるでしょう。

降水量は非常に少なく、年間を通じてほとんど雨が降りません。ただし、まれに短時間の激しいスコールに見舞われることがあります。もちろん、降雪はありません。

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サウジアラビアの気温や気候の注意点は？

サウジアラビア旅行を楽しむために、気温・気候について気を付けておきたいポイントを3つご紹介します。極端な暑さ、乾燥、そして室内外の温度差に注意が必要です。これらの注意点を押さえておけば、より快適な旅行が楽しめるはずです。それでは、具体的に見ていきましょう。

極端な暑さへ対策を

サウジアラビアの夏は非常に暑くなります。特に日中の外出時は熱中症のリスクが高いので、日よけ対策や水分補給を徹底しましょう。帽子やサングラス、日傘の使用がおすすめです。また、こまめに水分を取ることを忘れずに。

乾燥対策を万全に

サウジアラビアは非常に乾燥した気候です。肌の乾燥や喉の痛みを防ぐため、リップクリームやハンドクリームを持参しましょう。また、部屋に加湿器を置くのも効果的です。十分な水分摂取も乾燥対策には欠かせません。

室内外の温度差に注意

建物内は強力なエアコンが効いていることが多く、外との温度差が大きいです。この急激な温度変化で体調を崩さないよう、薄手のカーディガンなどを持ち歩くことをおすすめします。レイヤリングで調節できる服装が便利です。

サウジアラビアの気温・気候を知って旅行を楽しもう！

サウジアラビアは、極端な気候が特徴的な国です。夏の猛暑と冬の寒さ、乾燥した空気、そして室内外の大きな温度差に注意が必要です。季節に合わせた適切な服装選びが重要ですね。

また、イスラム教国としての文化的配慮も忘れずに。気候を考慮した旅行計画を立てることで、サウジアラビアの魅力を存分に楽しめますよ。

cover photo by pixabay