アメリカ自然史博物館はニューヨークにある観光スポット！見どころや行き方などを解説

アメリカ自然史博物館の基本情報

ニューヨークの代表的な観光スポット・アメリカ自然史博物館。まずは、アメリカ自然史博物館の歴史や特徴などの基本情報を解説します。

アメリカ自然史博物館の特徴

アメリカ自然史博物館は、宇宙や地球上の生き物について知ることができるニューヨークの人気観光スポットです。

館内には45もの展示室があり、所せましとたくさんの展示物が並んでいます。例えば、巨大な隕石や海の王者シロナガスクジラの等身大の模型、多種多様な恐竜の骨など、地球の長い歴史を感じられるものが目白押しです。

展示物は地球上のものだけではありません！巨大スクリーンで迫力満点の自然映画を見られるIMAXシアターやプラネタリウムもあり、宇宙に関するものまで見学することができます。

アメリカ自然史博物館は映画「ナイトミュージアム」の舞台！

アメリカ自然史博物館は、人気映画「ナイトミュージアム」の舞台として知られています。むしろ、「ナイトミュージアム」からアメリカ自然史博物館を知った人も少なくないでしょう。

アメリカ自然史博物館では、映画に登場したキャラクターたちを実際に見ることができます。中でも多くの日本人が注目するのは、映画内でも圧倒的な存在感を放っていた実物大のティラノサウルスの骨！実際に見ると迫力が段違いです。

アメリカ自然史博物館にはないものも映画では登場しているので、違和感もあると思いますが、その違和感の原因を探るのも面白いですよ。

アメリカ自然史博物館の歴史

アメリカ自然史博物館は、アルバート・ビックモアによって150年以上前の1869年に設立されました。博物館設立に協力した人の中には、なんとアメリカ大統領であるセオドア・ルーズベルト大統領の父親もいるんです！

博物館前に鎮座していたセオドア・ルーズベルト大統領の銅像の撤去など、さまざまな変化を経ながら、アメリカ自然史博物館は現在でも多くの人に愛され続けています。

アメリカ自然史博物館の見どころ

アメリカ自然史博物館は、展示物の規模だけでなく館内も非常に大きいため、見どころがたくさんあります。そこで、アメリカ自然史博物館でも特に人気の見どころをまとめました。

アロサウルス・バロサウルスの骨格標本（レプリカ）

2階のエントランスホールに入ると、まず目に飛び込んでくるのが、2体の巨大な恐竜の骨格標本です。草食恐竜のバロサウルスが子どもを守るように立ち上がり、肉食恐竜のアロサウルスと対峙している様子が再現されています。

特に印象的なのは、バロサウルスの圧倒的な高さです。普段は四足歩行をしていたと考えられるバロサウルスですが、ここでは後ろ足で立ち上がり、威嚇している姿が表現されています。その姿勢によって、通常では想像できないほどの高さに達しており、見上げるだけで圧倒されるでしょう。

対するアロサウルスは獲物を狙う姿勢で、その鋭い歯や爪を立てています。この2体の恐竜の骨格標本の迫力で、アメリカ自然史博物館の虜になる人がたくさんいるようです。

巨大な迫力！ティラノサウルス・レックス

アメリカ自然史博物館の4階に足を踏み入れると、まるで太古の世界にタイムスリップしたかのような気分になります。

アメリカ自然史博物館の4階は「恐竜棟」と呼ばれる特別な場所で、600体以上もの恐竜の骨格が展示されています。しかも、その85％が本物の化石！

中でも、思わず足を止めてしまうのが、あの有名な「ティラノサウルス・レックス」の骨格です。巨大な体と鋭い歯を間近で見ると、映画「ナイトミュージアム」でも感じられたスリルを思い出すかもしれません。ぜひ、その迫力を味わってみてください。

あらゆる生物の中で最大！シロナガスクジラ

アメリカ自然史博物館の1階に位置するミルスタイン海洋生物ファミリーホールでは、地球上最大の生物であるシロナガスクジラの実物の模型が展示されています。

シロナガスクジラの模型は、なんと全長94フィート（約28メートル）！どの展示物も巨大ですが、現在もこのくらい大きな生物が存在していると思うと、生命の神秘に感動を覚えます。

なお、シロナガスクジラは、地球上に現存する、あるいは過去に存在したすべての生物の中で最大の体格を誇るというのだから、さらに驚きを隠せませんね。

今にも話出しそうな迫力！モアイ像

映画「ナイトミュージアム」でガムを食べるチャーミングな姿が印象的なモアイ像。そのモアイ像の展示もアメリカ自然史博物館にあります。

他の展示物には大きさでは劣りますが、迫力と存在感はティラノサウルスやシロナガスクジラにも負けません！実際に目の前にすると、その大きさと精巧な造形に驚かされます。

映画のようにしゃべり出すことはありませんが、じっと見ているとなんだか可愛くも見えてくるから不思議ですね。

宇宙の誕生を擬似体験！ヘイデンプラネタリウム

アメリカ自然史博物館の中には宇宙の誕生を体験できる「ヘイデンプラネタリウム」というプラネタリウムがあります。

このプラネタリウムでは、20〜30分ほどかけて宇宙の起源や星々の誕生を目の当たりにできます。解説は英語ですが、映像の迫力と美しさに魅了され、言葉の壁を超えて宇宙の神秘に触れることができますよ！

プラネタリウムの入場には追加料金として6ドル（約954円）が必要です。博物館のチケットを購入する際に、一緒に予約するのを忘れないようにしましょう。

アメリカ自然史博物館観光に最適なシーズンは？

ニューヨークは日本と同様に四季がある都市です。夏は気温が30度超えの日がある一方で、冬には氷点下を記録し、雪が積もるような日もあります。そのため、ニューヨークは日本の東北地方に似た気候と言えます。

ここからは、ニューヨークを訪れるのに最適な時期についてご紹介します。

ベストシーズンは快適に過ごせる春と秋

アメリカ自然史博物館を楽しむなら、穏やかな気候の春や秋がおすすめです。春にはセントラルパークで色とりどりの花が咲きます。のんびりお散歩するのにはもってこいのシーズン。

同様に秋も過ごしやすい気温で、日本と同じように紅葉が楽しめます。ハドソン川沿いを歩けば、美しい秋の風景に出会えますよ！

費用が安い時期を狙うなら1〜2月

ニューヨーク旅行の予算を抑えたい方には、1月下旬から2月の冬のシーズンがおすすめ。

この時期のニューヨークは寒さが厳しく、最低気温がマイナス2度から3度まで下がります。そのため、観光客が少なくなり、航空券の価格が下がる傾向にあるのです。

もちろん、寒さ対策は必須。厚手のコートやダウンジャケット、マフラー、手袋など防寒着をしっかり準備しておきましょう。

寒さは厳しいですが、セントラルパークやマンハッタンの雪景色やイルミネーションなど、冬ならではの風景も楽しめます。費用を抑えつつ、ニューヨークらしい風景を見ることができる旅になるかもしれませんね！

アメリカ自然史博物館の見学方法は？予約は必要？

アメリカ自然史博物館をスムーズに見学するには、事前の準備が大切です。ここでは、アメリカ自然史博物館のチケットの購入方法と、観光がおトクになる周遊チケットをご紹介します。

入場にはチケットの購入が必要！

アメリカ自然史博物館を訪れる際は、事前にチケットを購入することが重要です。チケットは博物館の公式サイトでオンライン購入が可能です。

チケット購入の流れは以下の通りです。

1. 「Non-Residents」にチェック
2. チケットの枚数を選択
3. アメリカ自然史博物館へ行く日付を選択
4. 訪問予定の時間を選択
5. 見たい特別展がある場合は見学予定の時間を選択（追加料金が発生します）
6. 合計金額（Subtotal）に間違いがなければ、「Checkout」を選択

   開催中の特別展は公式サイトの「Exhibitions」から確認することができます。チケットを購入する前に、どのような特別展があるのか確認してみてくださいね。
   
   支払いが完了すると、入場用QRコードがメールで送られてきます。入館時に必要となりますので、スクリーンショットや印刷するなどして、大切に保管しておきましょう。

事前予約は必須

アメリカ自然史博物館へ入場するには予約が必須です。事前に公式サイトからチケットを購入するのを忘れないように注意してください。

なお、予約した時間から遅れた場合にも、予約した時間から30分以内であれば博物館に入場可能です。

ニューヨークにしばらく滞在予定ならC3パスがおトク

ニューヨークにしばらく滞在予定ならニューヨークC3（New York C3）という周遊チケットの購入もおすすめです。

ニューヨークC3があれば、104ドル（約16,536円）でニューヨークの観光スポット10カ所のうちの3カ所に入場できます。アメリカ自然史博物館を選択することを前提として考えると、以下の9カ所のうちから2カ所選べます。

• アメリカ自然史博物館
• エンパイア・ステート・ビル展望台
• トップ・オブ・ザ・ロック®展望台
• 自由の女神像とエリス島へのフェリー移動
• 9/11メモリアル＆ミュージアム
• ニューヨーク近代美術館 (MoMA)
• サークルライン観光クルーズ
• イントレピッド博物館
• グッゲンハイム美術館
• ハドソンヤード エッジ展望台

チケットは、最初に使用した日から9日間有効です。長期滞在する予定であれば、ニューヨークC3でニューヨークをおトクに観光しましょう！

アメリカ自然史博物館観光に要する時間 

アメリカ自然史博物館に初めていく人は、展示物だけでなく、4階建ての建物全体が展示スペースとなっている博物館自体の大きさに驚きます。そのため、全部見て回ろうとするなら、所要時間を把握しておきましょう。

標準的な見学時間は約2時間30分程度です。この時間で主要な展示だけであればひと通り見て回ることができます。ただし、これはあくまで目安なので、初めて訪問する場合、スケジュールに余裕をもたせておくことをおすすめします。

なお、上記の時間は常設展のみの見学時間を想定しています。特別展もあわせて見学する場合は、3時間30分程度を見込んでおきましょう。

アメリカ自然史博物館へのアクセス・行き方

アメリカ自然史博物館観光の拠点となる都市はニューヨーク。ニューヨークからアメリカ自然史博物館へ行く方法が一般的です。ここでは、バス、電車、レンタカーそれぞれの行き方を解説します。

最も一般的な移動は地下鉄

アメリカ自然史博物館へ行く場合、一般的な移動方法は地下鉄です。BラインかCラインに乗り、エイティーファースト・ミュージアム・オブ・ナチュラル・ヒストリー駅（81St– Museum of Natural History）駅で下車しましょう。

駅名に「ミュージアム・オブ・ナチュラル・ヒストリー」が入っているので、迷うことなく
アメリカ自然史博物館の最寄り駅まで辿り着けますよ。

エイティーファースト・ミュージアム・オブ・ナチュラル・ヒストリー駅を降りたら、あとは博物館への案内表示に従って歩いていくだけ。「Museum」と矢印の書かれた案内が駅にあるので、博物館の入り口までスムーズにアクセスできます。

そして、地下鉄のホームからアメリカ自然史博物館の入り口までは直結しています。そのため、たとえ訪問する日が雨の日でも、濡れずに到着できますよ！

注意点としては、週末は運行状況が変更になる場合があります。そのため、土日は事前にルートを確認しておくと安心です。

アメリカ自然史博物館観光における注意点

アメリカ自然史博物館をより楽しむために、事前に知っておきたい注意点がいくつかあります。ここからは、アメリカ自然史博物館の注意点を紹介します。

混雑すると入場に1時間ほどかかる

通常、アメリカ自然史博物館には比較的スムーズに入場できますが、サンクスギビング・デー（Thanksgiving Day）の前後である11月下旬は混雑しやすいです。ほとんどの学校や会社が休みになるからです。

この時期は入場に1時間ほどかかることもあるので、余裕を持ったスケジュールや移動が必要となります。

また、同じニューヨークにあるメトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館が休みの日は人が流れてくるため、やはり混雑しやすい傾向があります。事前に他の施設の休館日をチェックしておくと良いでしょう。

なお、朝か夕方であれば、比較的混雑を避けられる可能性が高くなります。一方で12時から15時頃が最も混雑するので、チケットを予約する際の参考にしてください。

持ち込んだ飲食物を食べるのは禁止

アメリカ自然史博物館では、飲食物を持ち込めず、館内は飲食禁止となっています。そのため、博物館に入場する前には飲食物を片付けて持ち込まないようにしましょう。

博物館内の飲食には、館内の施設を利用しましょう。地下階のLL階には広々としたフードコートがありますし、1階と4階にはカフェもあります。見学の合間に一息つきたい時には、軽食やコーヒーを楽しめますよ。

アメリカ自然史博物館の観光を満喫しよう

この記事では、アメリカ自然史博物館の観光に関する見どころや歴史、見学方法、アクセスなどをご紹介しました。

ぜひ紹介した情報を参考に、アメリカ自然史博物館の観光を満喫してみてくださいね！

※記事内の金額は2024年6月22日のレート、1アメリカドル＝159円で計算しています。

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