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【2024年最新】小笠原諸島 父島・母島のおすすめ観光スポット&体験27選!

小笠原諸島は、東京から船で24時間かけて訪れる島々。世界自然遺産に指定された魅力あふれる観光地です。 今回は、東京都・小笠原諸島の旅行でおすすめしたい観光スポットを、28選ご紹介します。小笠原諸島の旅行で行ける父島・母島エリアでも特に人気の観光スポットを厳選したので、小笠原諸島の旅行の参考にしてくださいね!

ライター
Satoshi Nakamura

小笠原諸島は、東京から船で24時間かけて訪れる島々。世界自然遺産に指定された魅力あふれる観光地です。

今回は、東京都・小笠原諸島の旅行でおすすめしたい観光スポットを、28選ご紹介します。小笠原諸島の旅行で行ける父島・母島エリアでも特に人気の観光スポットを厳選したので、小笠原諸島の旅行の参考にしてくださいね!

Contents

小笠原諸島には観光スポットがいっぱい!

P1040447.JPG by pha pha is licensed under CC BY-SA 2.0

小笠原諸島は、東京都から約1,000キロメートル南にある島々。片道24時間の船旅のみで訪れることができる場所です。ゴールデンウイークなどの繁忙期を除くと、船が出るのは6日に1度。小笠原諸島での3泊を含めて、最低でも5泊6日の旅となります。

気軽に訪れることができず、観光地化が進んでいない代わりに今でも豊かな自然が守られているのが大きな魅力。小笠原諸島は2011年に、日本で4番目の世界自然遺産にも指定されています。

観光での人気は「ボニンブルー」と呼ばれる深い色の海。たくさんのイルカやクジラが訪れることから、ホエールウォッチング、ドルフィンスイミングなどのマリンアクティビティが人気を集めています。

しかし小笠原諸島の見どころは、ほかにもいっぱい!小笠原に2週間滞在した筆者が、父島・母島とその周囲の観光スポットをご紹介します。気軽に泳げるビーチから絶景スポット、ドライブや散歩などで訪れてみたいポイントなど網羅しているので、ぜひ小笠原観光の参考にしてくださいね。

小笠原諸島の観光スポット24選

小笠原諸島で訪れることができる島は、父島と母島。どちらもボニンブルーの美しい海と、ここにしかない自然に包まれた、見どころいっぱいの島です。

今回はこの2つの島と、ツアーでしか訪れることができない島の観光スポットを24選でご紹介します。

扇池/南島

限られた人数しか見られない!絶景の入り江

photo by Satoshi Nakamura

小笠原を代表する絶景スポットが、南島の扇池です。南島は認証を受けた東京都自然ガイドの案内でなければ上陸できない島。しかもガイド1人が担当できる人数の上限は15人と決まっているため、限られた人数しか上陸できません。扇池周辺は、そのようにして貴重な自然を守っています。

上陸するには、ボートで島南側にあるサメ池と呼ばれる入り江に入って岩場に上陸するか、島西側にある扇池からシーカヤックまたは泳いでの上陸となります。

扇池からの上陸が一見大変そうに思えますが、実は難しいのはサメ池の方。荒波の中、とても狭い岩の隙間を通り抜けていくため、操船技術に歓声が上がります。

photo by Satoshi Nakamura

また南島の見どころのひとつが、1000年ほど前に絶滅したヒロベソカタマイマイの半化石。ツヤツヤとしていて、貝殻になったばかりのように見えます。しかし触ってみるととても硬く、半化石と言われることに納得できます。

この半化石は扇池の崖からポロポロと落ちたもので、海岸にいっぱい転がっています。とてもきれいですが、南島から何かを持ち出すことは禁止されていますので、絶対に持ち帰ってはいけません!

南島・扇池の基本情報

住所

東京都小笠原村南島

電話

ツアー会社により異なる

営業時間

ツアー会社により異なる

休業日

ツアー会社により異なる

アクセス

父島二見港から船で約20分、南島に上陸後徒歩で約5分

料金

ツアー会社により異なる

公式サイト

https://www.ogasawaramura.com/about/minami-haha/

ハートロック(千尋岩)/父島

ロマンチックな赤いハートの岩

photo by Satoshi Nakamura

父島の南端にある千尋岩は、通称ハートロックと呼ばれる岩。約260メートルの高さの断崖が断層によってV字に切れ込み、その中に流れ込んだ赤土が岩盤を赤く染めているため、ハートの形に見えています。

このハートが向けられている方角にあるのは母島。ハートロックは父島から母島に向けられた愛情の印だと言われています。南島へのボートツアーや母島に向かうははじま丸から、このハートの形をはっきり見ることができます。

またハートの形は見えなくなりますが、ハートロックの赤い岩の上まで歩いて行く登山道もあります。森林生態系保護地域のため、行くことができるのは入林許可を受けたガイドのツアーのみ​​。ツアーでは小笠原の固有植物が数多く見られる亜熱帯の森を歩き、2時間半ほどのトレッキングで崖の上に到着。ボニンブルーの海の絶景が待っていますよ。

ハートロックの基本情報

住所

東京都小笠原村父島北袋沢

電話

ツアー会社により異なる

営業時間

ツアー会社により異なる

休業日

ツアー会社により異なる

アクセス

(登山の場合)大村地区から登山口の小港駐車場まで車で15分、登山口から徒歩で約2時間30分

料金

ツアー会社により異なる

公式サイト

https://www.ogasawaramura.com/about/spot/

二見港/父島

父島の玄関口は釣り人にも人気!

By Kaz Ish, CC BY-SA 3.0

二見港は、港区の竹芝ふ頭と小笠原を結ぶおがさわら丸が接岸する父島の港。すぐ近くがメインストリートと繁華街で、母島に向かうははじま丸もここから出航することから、まさに小笠原観光の中心になっています。

青灯台と赤灯台という2つの灯台があり、青灯台の方は手軽な堤防釣りのポイントとしても人気。手軽といってもハタやカンパチなどの大物も釣れるので、釣りマニアでもかなり楽しめます。筆者はここで謎の大物(多分ハタ)に何度も釣り糸を切られました。

二見港の基本情報

住所

東京都小笠原村父島東町114-5

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

東町の繁華街からすぐ

料金

無料

公式サイト

https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/07ogasawara/island_resident/harbor.html

メインストリート/父島

買い物、飲食はほとんどここで!

photo by Satoshi Nakamura

おがさわら丸が到着する二見港のすぐ前の通りが、父島のメインストリート。数百メートルの道の両側にレストラン、カフェ、居酒屋、お土産物屋、小さなスーパーマーケット、観光会社、レンタルバイク店などが並んでいます。

お店の食品などは、おがさわら丸の入港日に、観光客の到着と一緒に入荷します。そのため、入港日には観光客が一気に買い物に来て争奪戦に!めぼしいものは1日で売り切れてしまうので、滞在中に自炊する人は、早めに買い物をしておくのがおすすめです。

photo by Ryotaro Nakamura

メインストリートにはおしゃれなカフェや中華料理店などがあり、山側に並行する道にも居酒屋などの飲食店やお土産物のショップがあります。

お店の前にも可愛らしいディスプレイがあったりして、散策するだけでも飽きない通りです。とはいっても繁華街は、10分もあれば端から端まで歩いてしまうくらいのコンパクトさ。一航海で滞在する3泊をすべて外食にすれば、主だった店はほとんど制覇できます。人気の店は予約が必要なこともあるので、初日に聞いてみるとよいかもしれません。

photo by Satoshi Nakamura

島料理や居酒屋などでぜひ味わいたいのが、名物の島寿司。魚はどれも絶品です!

また時期によっては、ウミガメの肉や卵が入荷していることもあります。ウミガメの卵はトロリと濃厚な味。小笠原以外ではなかなか食べられない珍味なので、ぜひ挑戦してみてください。

父島メインストリートの基本情報

住所

東京都小笠原村父島東町

電話

店舗により異なる

営業時間

店舗により異なる

休業日

店舗により異なる

アクセス

二見港からすぐ

料金

店舗により異なる

ウェザーステーション展望台(三日月山展望台​)/父島

クジラが見れるかも!?夕日の絶景スポット

photo by Satoshi Nakamura

二見港からトレッキング気分で歩いて行くこともできるウェザーステーション展望台は、その愛称の通り、気象観測所の建物があった場所。今は展望台になっていて、夕日の名所として人気を集めています。

12月から4月の期間は、運が良ければ、沖を泳ぐザトウクジラの姿が見られるかも!ウェザーステーションは星空の名所としても有名なので、夜に訪れるのもおすすめです。

ウェザーステーション(三日月山展望台​)の基本情報

住所

東京都小笠原村父島西町

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

二見港からタクシーで10分弱、徒歩約35分

料金

無料

公式サイト

https://www.ogasawaramura.com/about/spot/

長崎展望台/父島

兄島瀬戸を一望​​できる展望台

photo by Satoshi Nakamura

父島の山に沿って伸びる夜明道路の途中には、多くの展望台が点在しています。長崎展望台はその中でも二見港に最も近い展望台。父島の展望台の多くは駐車場から山道や階段を登りますが、長崎展望台は駐車場から歩いてすぐというアクセスの良さも魅力です。

長崎展望台は、父島に隣接する兄島とその間の兄島瀬戸を一望できる絶景でも人気。兄島瀬戸は冬から春にかけてザトウクジラがよく通る場所なので、ここでもその姿を目撃できるかもしれません。

長崎展望台の基本情報

住所

東京都小笠原村父島旭山

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

二見港からタクシーで約8分

料金

無料

大村海岸/父島

メインストリートの目の前の海水浴場

P1040619.JPG​​ by pha pha is licensed under  CC BY-SA 2.0

大村海岸は、二見港やメインストリートからすぐ近くにある海岸。シャワーや休憩所、更衣室なども充実していて、気軽に海水浴が楽しめます。

町のすぐ近くとは思えないほど美しく白い砂は、砕けたサンゴ。サンゴダストというもので、よく見ると大きめのサンゴのかけらも混ざっています。

大村海岸は、毎年元旦に「日本一早い海開き」をしていることでも有名で、365日泳ぐことができます。ただし水着で快適に泳げるのは5月から11月。それ以外のシーズンはウェットスーツを着るのがおすすめです。​​

大村海岸の基本情報

住所

東京都小笠原村父島西町

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

二見港から徒歩約5分

料金

無料

コペペ海岸/父島

無人島のような雰囲気!星空の名所

Kopepe beach, Ogasawara​​ by yuukin is licensed under  CC BY 2.0

コペペ海岸は、小笠原の開拓時代に移民のコペペさんが住んでいたことから名付けられた海岸。白い砂の海岸は珊瑚が多く、シュノーケリングにも最適です。

夏にはアオウミガメが産卵に来ることでも知られています。また二見港から車で15分ほど離れていて、周囲に建物があまりないため、星空を眺められる海岸としても人気です。

コペペ海岸の基本情報

住所

東京都小笠原村父島洲崎

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

二見港からタクシーで16分

料金

無料

境浦海岸と濱江丸/父島

沈没船探検が楽しめるビーチ

photo by Satoshi Nakamura

境浦海岸は、砂浜から泳いで行ける距離に沈没船があるビーチです。入り江になっていて波は穏やか。魚も多く、沈没船ダイビングやシュノーケリングの人気スポットとなっています。

入江の真ん中に沈んでいるのは、太平洋戦争中に座礁した輸送船・濱江丸(ひんこうまる)。近づいていくと、かなり崩れかけた船にさまざまな魚が住み着いている様子を見ることができます。ビーチには東屋があり、沈没船を眺めながらのんびり過ごす人の姿も。

ちなみに最寄りの境浦海岸​​バス停は、東京都最東端のバス停。その先の小港海岸バス停は、東京都最南端のバス停になりますので、バス好きの方はお見逃しなく​​。

境浦海岸と濱江丸の基本情報

住所

東京都小笠原村父島境浦

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

小笠原村営バス扇浦線・循環線の境浦海岸​​バス停から徒歩約5分

料金

無料

釣浜海岸/父島

ダイビングと大物釣りの名所

photo by Satoshi Nakamura

釣浜はその名の通り、昔から大物釣りの名所として知られているスポット。駐車場から山道を5分ほど下って行く海岸で、入り江の内側では泳ぐこともできます。珊瑚礁が美しく、シュノーケルやダイビングスポットとしても人気。ただし入り江の先端に近づくと兄島瀬戸の激流に流されてしまうので、浜辺から離れないよう注意してください。

釣浜で大物釣りができるのは、入り江の左側の先端。干潮時だけ現れる岩場があり、そこから大物を狙うことができます。ときには巨大なイソマグロが釣れることも!

筆者も釣浜の先端から干潮時の数時間だけ釣りに挑戦し、中型のカンパチを釣ることができました。しかもふと見ると、目の前にザトウクジラが!感動的な体験をすることができました。

釣浜海岸の基本情報

住所

東京都小笠原村父島釣浜

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

二見港からタクシーで5分、駐車場から徒歩約5分

料金

無料

宮之浜海岸/父島

浅瀬に珊瑚礁が広がるシュノーケリングの名所

photo by Satoshi Nakamura

宮之浜は遠浅の海に珊瑚礁が広がっているビーチ。透明度が高く、魚も多いので、シュノーケリングに最適。

ただしここもブイの外は潮の流れが速く危険なので、沖に出ないよう注意してください。また浅瀬にサンゴがあるため、立ちあがろうとして足や手を切ることも。マリンシューズとグローブの装着がおすすめです。

photo by Ryotaro Nakamura

宮之浜海岸は駐車場からも近く、車があれば何度でも行きたくなるビーチ。波も静かな入江で、のんびり過ごすのにも最適です。かわいいヤドカリもいっぱい!

そしてこの浜の見どころのひとつが、ネムリブカというサメの一種の群れ。ビーチの左右には、1メートルを優に超えるネムリブカの群れが集まっています。ビーチの右側には桟橋のようなものがあり、下を見るとサメの群れが!おとなしいサメですが、なかなかのスリルを体験できます。

宮之浜海岸の基本情報

住所

東京都小笠原村父島宮之浜

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

村営バスオレンジライン宮之浜入口バス停から徒歩10分

料金

無料

扇浦海岸/父島

波静かで穏やかな美しいビーチ

photo by Satoshi Nakamura

扇浦海岸は父島の中央あたりにある広い海岸。波も穏やかなので、シュノーケリング初心者にも人気のスポットです。駐車場からもすぐ近くなので、小さな子ども連れにもおすすめ。西向きのビーチのため、美しい夕陽が眺められる名所としても有名です。

扇浦と呼ばれるビーチは2つに分かれていて、有名なのは南側の方。一方、北側の小さなビーチには写真映えするブランコもあり、のどかな雰囲気が楽しめます。

扇浦海岸の基本情報

住所

東京都小笠原村父島扇浦

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

二見港から車で約10分

料金

無料

小港海岸/父島

奇岩も楽しい父島最大のプライベート感あるビーチ

By Ootahara - Own work, CC0

小港海岸は幅が300メートルもある父島で最も大きいビーチ。島の南側に位置しており、二見港からも離れた場所にあるため、観光客が少ないのも魅力です。

海岸線に道路がないため、内陸を走る道から徒歩でアクセスします。タマナやハマギリでできた緑の防風林のトンネルを抜けていくと、真っ白な遠浅のビーチが見えてきます。広い海岸なのにまるでプライベートビーチのような雰囲気。このビーチもコペペ海岸と同じように町から離れているため、たくさんの星を見ることができます。

By タクナワン - Own work, CC0

小港海岸の見どころのひとつが、海底で流れ出て冷え固まった溶岩である枕状溶岩です。地上に隆起してきた枕状溶岩を間近に見られるのは、小港海岸ならでは。奇妙な模様をぜひ観察してみてください。

小港海岸の基本情報

住所

東京都小笠原村父島北袋沢

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

小笠原村営バス扇浦線小港海岸バス停から徒歩2分

料金

無料

小笠原海洋センター​​/父島

可愛いウミガメに会える研究センター

photo by Satoshi Nakamura

小笠原海洋センターはウミガメの調査・保全活動と、ザトウクジラやサンゴの調査を行なっている施設。展示館エリアと飼育エリアがあって、展示館エリアではウミガメやザトウクジラの生態などを展示しています。

一方の飼育エリアの水槽では、250頭から300頭の子ガメを飼育。ここで半年から1年間育てた後に放流しています。またこのほかにも、幅広い年齢のアオウミガメやアカウミガメ、タイマイも飼育。最高齢が20歳以上になるウミガメは迫力満点です。

ウミガメのエサやり体験もおすすめ。野菜を食べるウミガメの可愛らしさに癒やされます。

小笠原海洋センターの基本情報

住所

小笠原村父島字屏風谷​​

電話

04998-2-2830​​

営業時間

【展示館】9:00~12:00/13:30〜16:00、おがさわら丸入港日 13:30~16:00、出港日 9:00~12:00

休業日

おがさわら丸が入港していない日

アクセス

二見港から徒歩約30分、車で5分​​、村営バスの場合「海洋センターまで」と伝えれば途中下車​​可能

料金

無料

公式サイト

https://bonin-ocean.net/

トーチカ/父島・母島

海岸に点在する戦争遺跡

photo by Satoshi Nakamura

父島と母島は太平洋の防衛拠点として、たくさんのトーチカや砲台が作られた島。父島や母島で地上戦はなかったため、破壊されなかった戦争遺跡がそのまま放置され、たくさん残っています。

とくに目に入るのは海岸沿いのトーチカ。人気のビーチにもよく見るとたくさんのトーチカがあります。海に向けられたトーチカの内部はとても暗くて狭く、戦争の恐ろしさを静かに伝えています。

トーチカの基本情報

住所

東京都小笠原村(父島・母島の海岸など)

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

父島・母島の各地

料金

無料

クジラのモニュメント/父島

父島の定番待ち合わせ&記念撮影スポット

photo by Satoshi Nakamura

おがさわら丸で父島に到着すると、宿泊するホテルの送迎車が来てくれます。そのときに待ち合わせとして指定される定番スポットが、クジラのモニュメント。二見港の船客待合所の前にそびえているので、すぐに見つけられます。

島にお別れをするときも、宿泊やツアーでお世話になった人と記念撮影をするのがこのクジラ。小笠原を象徴する像として人気の撮影スポットになっています。

このモニュメントは、ザトウクジラのブリーチング(大ジャンプ)を像にしたもの。小笠原を訪れた多くの人が見たいと願っているシーンです。

クジラのモニュメントの基本情報

住所

東京都小笠原村父島東町

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

二見港の船客待合所前

料金

無料

標識・タイル絵/父島・母島

ドライブや散歩で探したい!

photo by Satoshi Nakamura

父島には多くの野生のヤギが住んでいます。道沿いの崖にもいて、ときどき道を渡ったり、崖の石を落としたりすることも。そのため道路には注意を呼びかける標識が立っています。

ほかにもアカガシラカラスバトなどの固有種や、かわいいヤドカリの標識も。また母島には母島固有のハハジマメグロの道路標識があります。観光をしながら、面白い標識を探すのもおすすめですよ!

photo by Pon Nakamura

そして歩道には、クロアシアホウドリやサラサハタ、アカバなど、小笠原の生き物のタイル絵が埋められています。マンホールのフタなども小笠原独特の図柄なので、細かいところにも注目してみてください。

標識・タイル絵の基本情報

住所

東京都小笠原村父島・母島

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

父島・母島の各地

料金

無料

国立天文台VERA小笠原観測局/父島

父島最大の建造物は巨大な望遠鏡アンテナ

By Yasu (talk) - Own work, CC BY-SA 3.0

父島には国立天文台の電波望遠鏡アンテナがあります。直径は20メートルあり、父島で最大の建造物です。

このアンテナは夜はオレンジ色にライトアップされ、観光名所のひとつになっています。小笠原では暗闇で緑色に光る小さなキノコ「グリーンぺぺ」がおなじみ。この望遠鏡はそれになぞらえて「オレンジぺぺ」と呼ばれています。

国立天文台VERA小笠原観測局の基本情報

住所

東京都小笠原村父島旭山

電話

04998-2-7333

営業時間

24時間 ※天文台内部は年に1度の特別公開​​日以外は非公開

休業日

なし

アクセス

二見港からタクシーで約10分

料金

無料

公式サイト

https://www.miz.nao.ac.jp/content/facility/vera-ogasawara-station.html

北港/母島

かつては港があった絶景のフォトスポット

By Ootahara - Own work, CC0

北港は母島の北の端にある、かつての港。自然の入り江を利用した港に残っているのは小さな桟橋だけ。しかし戦前にはここに600人が暮らす北村の集落があり、東京からの定期船も通っていました。

現在の北港は、ボニンブルーの海に伸びた桟橋が美しい絶景のフォトスポットに。また小物釣りの名所としても知られています。すぐ後ろには立派な東屋があるので、美しい海を見ながらゆっくり過ごすのもおすすめです。

北港の基本情報

住所

東京都小笠原村母島衣舘​​

電話

04998-3-2300​​(小笠原母島観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

母島の沖港からタクシーや車で約30分​​

料金

無料

公式サイト

https://hahajima.com/sights/site/?postid=227

北村小学校跡地/母島

ガジュマルに包まれた小学校跡

By Ootahara - Own work, CC0

北港で栄えていた北村には小学校もありました。北村小学校は、開校が明治20年という歴史ある学校。しかし昭和19年の強制疎開で村から人がいなくなり、戦後は北村に戻る人がいなかったため、そのまま廃校となってしまいました。

今は建物がガジュマルに包まれている姿が、アニメ映画の『天空の城 ラピュタ』の世界観のようだと人気の観光スポットに。ガジュマルの隙間から見えているのは小学校の門柱で、製糖圧搾機のローラーを重ねて作ったものだったそうです。​​

北村小学校跡地の基本情報

住所

東京都小笠原村母島衣舘

電話

04998-3-2300​​(小笠原母島観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

母島の沖港からタクシーや車で約30分

料金

無料

公式サイト

https://hahajima.com/sights/site/?postid=235

脇浜なぎさ公園/母島

ウミガメとサメの楽園!

photo by Satoshi Nakamura

脇浜なぎさ公園は、ははじま丸が入港する沖港のすぐ近くにある大きな砂浜の公園。アオウミガメの人口産卵場があり、初夏には産卵、夏には孵化も見ることができます。

またこの砂浜には、春になるとネムリブカが繁殖のために集まってきます。その名の通り昼間はずっと眠っていますが、大きなサメの大群はかなりの迫力です。

脇浜なぎさ公園の基本情報

住所

東京都小笠原村母島静沢

電話

04998-3-2300​​(小笠原母島観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

沖港から徒歩約5分

料金

無料

公式サイト

https://hahajima.com/sights/site/?postid=248

ロース記念館/母島

母島の生活が分かる記念館

By タクナワン - Own work, CC0

ロース記念館の「ロース」とは、母島で採れる石のこと。火に強く加工がしやすいことから、かまどや七輪、石臼などに使われました。ロース記念館の建物の外壁に使われているのも、ロース石です。

ロース記念館の建物は、大正時代には砂糖収納庫として、終戦後にアメリカから返還された後は農協、郵便局として使われてきたもの。今は郷土資料館になっていて、昔の捕鯨道具や古い写真、地図などが展示されています。母島についてよく分かるので、島に到着したら最初に行ってみるとよいかもしれません。​​

タコノキの葉を編んでブレスレットなどを作る「タコノハ細工体験」もおすすめ。自分へのお土産にもぴったりですよ(材料費500円、体験開催日は母島観光協会へ要問い合わせ)​​。

ロース記念館の基本情報

住所

東京都小笠原村母島字元地​​ 

電話

04998-3-2300​​(小笠原母島観光協会)​​

営業時間

8:30~16:00

休業日

ははじま丸の運休日

アクセス

沖港から徒歩約10分

料金

無料

公式サイト

https://hahajima.com/sights/site/?postid=247

小富士/母島

母島の魅力が詰まった南端の小さな山

By タクナワン - Own work, CC0

小富士は母島の南端に位置する、標高86メートルの小さな山。しかしこの山には母島の魅力が詰まっています。

山頂に登るには、都道の最南端からジャングルのような遊歩道を約1時間のトレッキング。タコノキなどが生い茂る森では、母島固有のカタツムリなど珍しい生物に出会えます。

お正月には、人が住んでいるところとしては日本一早い初日の出登山も開催。初日の出ではなくとも、日の出は絶景なのでぜひ登ってみてください。ただし日の出前の遊歩道は暗いので、ライトは必須ですよ。

By Ootahara - Own work, CC0

小富士の山頂からは、周囲のビーチと小島の絶景を一望できます。春から夏の間は向かいの鰹鳥島でカツオドリが繁殖。冬から春にかけてはザトウクジラが見られることもあります。

小富士の基本情報

住所

東京都小笠原村母島南崎

電話

04998-3-2300​​(小笠原母島観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

沖港から車で約15分(徒歩約1時間)、遊歩道入り口から徒歩約1時間

料金

無料

公式サイト

https://hahajima.com/sights/site/?postid=255

南崎/母島

シュノーケリングに最適!珊瑚礁が美しいビーチ

By タクナワン - Own work, CC0

南崎は母島を代表する絶景のビーチ。小富士に登る南崎遊歩道の途中に分岐があり、そこから行くことができます。また、小富士の山頂からは南崎を見下ろすことができ、こちらも絶景!

湾内にはテーブルサンゴなどがあり、シュノーケリングに最適です。ただし沖合は潮流が早いので、湾から出ないよう注意が必要。南崎手前を西へ下ると出ることができる、ワイビーチも人気のビーチです。

南崎の基本情報

住所

東京都小笠原村母島南崎

電話

04998-3-2300​​(小笠原母島観光協会)​​

営業時間

24時間

休業日

なし

アクセス

沖港から車で約15分(徒歩約1時間)、南崎遊歩道入り口から徒歩約45分

料金

無料

公式サイト

https://hahajima.com/sights/site/?postid=255

小笠原諸島ならではの船旅体験3選

船でしか訪れることができない小笠原諸島の父島と母島。飛行機よりも時間はかかりますが、小笠原諸島ならではのすばらしい船旅を体験できます。

おがさわら丸

24時間の旅も楽しい!動くホテル

By Ootahara - Own work, CC0

一般の観光客が小笠原諸島に行く際の唯一の交通手段がおがさわら丸です。おがさわら丸は小笠原海運が運航する客船で、現在の船は2016年建造の3代目です。

船内の客室部分は6階建て。特等室のスイートから、エコノミーの2等和室まで6種類の部屋があります。船内にはレストラン、展望ラウンジ、ショップ、ミニサロンもあって、食事も充実。まるでホテルのような空間で旅を楽しめます。船内にはシャワールームもあるので、快適に過ごせますよ。

photo by Satoshi Nakamura

竹芝からの出航後しばらくのお楽しみは、東京湾の絶景。ベイブリッジの下を潜るなど見どころが続くので、大勢がデッキに出て船旅を楽しみます。

東京湾から離れると、周囲は見渡す限り紺碧の太平洋に。夜はデッキから星空を見ることもできます。そして太平洋の真ん中で見る夕日と朝日も感動的!そのあと朝食を食べて少しだけのんびりしていると、小笠原諸島が見えてきます。楽しみがたくさんあるので、24時間の船旅はあまり長く感じないはず。

ただし当然ながら携帯の電波は東京湾を出たあたりからまったく繋がりません。ゲームなどで暇つぶしをしたい人は、オフラインで楽しめるものを用意してくださいね。

おがさわら丸の基本情報

住所

東京都港区海岸1-12-2​​ (東京港竹芝客船ターミナル)

電話

03-3451-5171​​

営業時間

竹芝客船ターミナル 11:00出航

休業日

出航は6日に1度 ※出航日は公式サイトでご確認ください

アクセス

JR浜松町駅北口から徒歩約7分、東京臨海新交通「ゆりかもめ」竹芝駅から徒歩約1分、地下鉄大門駅から徒歩約8分、東京モノレール浜松町駅から徒歩約10分

料金

【大人】特等室88,420円、特1等室80,110円、1等室62,130円、特2等寝台44,870、円、2等寝台33,800円、2等和室29,670円
【学生】特等室79,450円、特1等室71,140円、1等室53,160円、特2等寝台35,900円、2等寝台27,040円、2等和室23,740円
【こども】特等室44,210円、特1等室40,060円、1等室31,070円、特2等寝台22,440円、2等寝台16,900円、2等和室14,840円
※2023年12月29日現在。燃料油価格変動調整金を含むため、変動あり

公式サイト

https://www.ogasawarakaiun.co.jp/

ははじま丸

クジラに会える船で母島へ

photo by Satoshi Nakamura

父島から母島へは、1日1〜2便就航しているははじま丸でアクセスできます。おがさわら丸は11時に父島に到着しますが、ははじま丸はその1時間後の12時に出港します。そしておがさわら丸の出港日には、15時の出航に合わせて、1時間前の14時に父島に到着。そのため母島に滞在したい人は時間を合わせて無駄なく乗れるのがうれしいポイントです。

父島から母島までは約2時間。ははじま丸の航路にはクジラが多く、遭遇率が高いため、ははじま丸は「ホエールライナー」とも呼ばれています。筆者が乗った際も、母島に行く途中で数頭のクジラが間近を通っていきました。そして母島を出港した直後にはイルカの群れが登場。船が作る波に乗って遊ぶ姿を見せてくれました。

ははじま丸の基本情報

住所

東京都小笠原村母島

電話

03-3451-5171

営業時間

公式サイトでご確認ください

休業日

公式サイトでご確認ください

アクセス

父島・二見港から船で2時間

料金

【2等】おとな 5,190円、学生 4,160円、こども 2,600円
【個室椅子席利用料】個室椅子席A(1~4名) 5,000円、個室椅子席B(1~2名) 3,000円
※2023年12月29日現在。燃料油価格変動調整金を含むため、変動あり

公式サイト

https://www.ogasawarakaiun.co.jp/ 

おがさわら丸のお見送り

小笠原旅行を締めくくる感動の時間

By Kaz Ish, CC BY-SA 3.0

6日間の旅で「一航海」と数える小笠原の旅。観光に来た人は全員が再びおがさわら丸に乗って帰ることになります。その出航のときに誰もが感動するのが、父島名物のお見送りです。

おがさわら丸出航の1時間以上前から、島の人たちが港に集合。盛大なお見送りをしてくれます。お世話になった宿の方や食堂の方たちが一緒に記念撮影。船に乗り込むと岸壁から手を振って見送り、いよいよ出航すると、青灯台の堤防から海に飛び込んで見送りをしてくれます。

圧巻は観光船や漁船による伴走。港を遠く離れるまでおがさわら丸の横を走り、ずっと手を振ってくれます。さらには伴走の船から海に飛び込む人たちも。

小笠原のお見送りの言葉は「いってらっしゃい!」お見送りを体験した多くの旅人が「またこの島に帰ってきたい!」という気持ちになります。

おがさわら丸のお見送りの基本情報

住所

東京都小笠原村父島 

電話

04998-2-2587(小笠原村観光協会)​​

営業時間

おがさわら丸の出港に合わせて

休業日

アクセス

二見港から出港

料金

無料

小笠原諸島の観光スポットを満喫しよう

この記事では、小笠原諸島の父島と母島周辺のおすすめ観光スポットを紹介しました。固有の植物や動物、珊瑚、魚、文化など、小笠原諸島にはまだまだ見どころがいっぱい!釣りが好きな人にとっても小笠原諸島はまさに楽園です。

ぜひ紹介した観光地を参考に、小笠原諸島の旅行スケジュールを立ててみてくださいね!

 

cover photo by Satoshi Nakamura

 

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