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漢拏山(ハルラサン)は溶岩洞窟があるチェジュ島の活火山!見どころや登山方法などを解説

韓国・チェジュ島を代表する名所・漢拏山(ハルラサン)。この記事では、漢拏山の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!

ライター
NEWT編集部

韓国・チェジュ島を代表する名所・漢拏山(ハルラサン)。韓国で最も高い山としても知られ、2007年にはユネスコ世界遺産にも登録されています。

この記事では、漢拏山の見どころや楽しみ方、アクセス方法、観光の注意点などを解説!ぜひ漢拏山を訪れる前に情報をチェックして、観光を楽しむための参考にしてくださいね!

Contents

漢拏山(ハルラサン)の基本情報

photo by pixabay

韓国最高峰として有名なチェジュ島の漢拏山(ハルラサン)。まずは、漢拏山の歴史や特徴などの基本情報を解説します。

漢拏山の歴史

IMG_6544 by David Woo is licensed under CC BY-ND 2.0

韓国・チェジュ島を代表する名所のひとつである漢拏山は、標高1,950メートルの高さを誇る韓国最高峰の火山。チェジュ島の中心にそびえ立ち、金剛山(クムガンサン)と智異山(チリサン)とともに韓国の三代霊山としても知られています。

漢拏山は最高峰の火山というだけでなく、山頂には白鹿潭と呼ばれる火山湖や、山麓のいたるところにオルムの名称で親しまれる側火山が点在しています。さらに、漢拏山の一帯には多くの植物が残っており、四季折々の美しい自然の風景を眺めることができます。

漢拏山は、動植物が多く生息していることから、2002年に世界生物圏保全地区に指定されました。その後2007年に済州の火山島と溶岩洞窟として世界自然遺産にも登録されました。

そして2010年には世界ジオパークに登録され、ユネスコが運営している自然環境三部門で3冠を達成。このことから、チェジュ島のみならず韓国を代表する最高峰の山となったのです。

韓国最高峰の漢拏山国立公園

Way to the top of Mount Halla by Sabrina Ariana is licensed under CC BY-SA 2.0

手つかずの自然が広がる漢拏山は自然保護を目的として、1970年に一帯が国立公園に指定されました。さらに、韓国の天然記念物として天然保護区域となっています。地元の人たちによって管理された漢拏山国立公園は、今もなお動植物が多く生息する自然豊かな場所です。

韓国最高峰の山ということもあり、登山コースとしても人気で、毎年多くの登山客が訪れています。初心者から上級者までさまざまな登山コースがあるので、家族で日帰り登山を楽しむ観光客の姿も。

また、1,950メートルの最高地点は自然環境保護のため立ち入り禁止となっているものの、きれいに整備された登山道で頂上付近まで登ることができます。

漢拏山があるチェジュ島とは?

photo by Unsplash

韓国最大のリゾート地であるチェジュ島は、漢拏山や城山日出峰といった自然を象徴する観光名所が点在した緑豊かな自然と文化が調和する島です。

韓国のハワイとしても知られているチェジュ島は、トレッキングやハイキング、水上スポーツ、ゴルフなど、多彩なアクティビティが楽しめます。また、透明度が高いビーチや温泉施設でのんびりとした時間を過ごすこともできますよ。

韓国本土では味わえない南国の雰囲気やチェジュ島ならではの食文化は、国内外の観光客を魅了しています。特に韓国国内からの観光客が多く、ハネムーンや旅行先としても人気です!

漢拏山の見どころ

Jeju-210 by Andrew Braun is licensed under CC BY-SA 2.0

漢拏山は、チェジュ島を代表する景勝地とも言われ、絶景が眺められる場所です。山登りを楽しむ観光客も多く、人気のハイキングコースとなっています。今回は、登山や観光を楽しむ上で欠かせない漢拏山の見どころをまとめました。

さまざまな楽しみ方ができる登山コース

photo by pixabay

漢拏山の登山コースは主に5つのコースに分かれています。島のどこからでも登れるように、登山入り口は等間隔に分散されています。いずれのコースも登山道はきれいに整備されているため登山しやすいです。

その一方で入山時間が決められているので、日帰りで登山をする場合には入山時間まで下山できるコースを選ぶようにしましょう。ここからは、ゴールまでの片道距離と登るのにかかる時間の目安をご紹介します。

  • 霊室登山コース:片道3.7キロ(ウォッセルオルム山小屋まで約1時間30分)
  • 観音寺登山コース:片道8.7キロ(頂上・白鹿譚まで約5時間)
  • 御里牧登山コース:片道4.7キロ(ウォッセルオルム山小屋まで約2時間)
  • 城板岳登山コース:片道9.6キロ(頂上・白鹿譚まで約4時間30分)
  • トンネコ登山コース:片道7キロ(御里牧登山路と霊室登山路まで約3時間30分)

トンネコ登山コースは、他のコースと合流する形となっています。その他4つコースは、ウォッセルオルム山小屋か頂上のゴールに分かれており、それによっても登山時間が異なります。

往復すると10時間はかかる本格的な登山コースとなっているため、山小屋で一泊する登山客も多いです。日帰りで登山する場合は、入山時間を考慮して朝早くから山登りを開始するのがおすすめですよ。

また、その日によっても入山時間や登山可能なコースが異なります。最新情報は必ず公式ホームページをご確認ください。

漢拏山の麓にある壮大で美しい滝

Jeju-251 by Andrew Braun is licensed under CC BY-SA 2.0

山々が多いチェジュ島には壮大な滝も点在しています。三大滝と呼ばれる天帝淵瀑布(チョンジェヨンポッポ)、正房瀑布(チョンバンポッポ)、天地淵瀑布(チョンジヨンポッポ)は、漢拏山の麓に位置しています。

その中でも、漢拏山の自然保護区域にある天帝淵渓谷は、三段の滝と仙女が描かれた橋が有名で、多くの観光客が訪れる観光名所。雨の日にしか見られない第一の滝、常緑樹のすき間を流れる美しい第二の滝、絶壁の間を勢いよく流れる壮大な第三の滝に分かれています。

滝の間には、仙女の滝と呼ばれる仙臨橋が架かっており、赤と白に塗られた橋に7人の仙女が描かれているのです。仙女たちは夜になると天から降り、この滝で沐浴をしたという伝説が言い伝えられています。

ロケ地としても有名な城邑民俗村

Korea-Jeju-Seongeup Folk Village-P1210225 by mmmmngai is licensed under CC BY-SA 2.0

漢拏山の麓にはもう一つ有名な観光名所・城邑民俗村があります。15世紀まで遡る長い歴史と文化が残る村で、アジア中で人気を博した韓国の歴史ドラマ「チャングムの誓い」のロケ地としても知られています。

今もなお村には人々が住み続けており、チェジュ島の昔ながらの暮らしぶりを垣間見ることできますよ!

伝統的なお土産が購入できるお店や、伝統民俗酒作りを体験できる場所もあり、観光客がチェジュ島の伝統文化に気軽に触れられる取り組みが村全体で行われています。まるで昔のチェジュ島にタイムスリップしたような気分が味わえるのでおすすめ!

漢拏山の観光に最適なシーズンは?

Jeju-213 by mmmmngai is licensed under CC BY-SA 2.0

漢拏山があるチェジュ島は日本と似たような気候なので、旅行に行く際には気温差を気にする必要はあまりありません。ただし標高が高い漢拏山は、町がある麓と比べて気温差が激しいので、登山やトレッキングを楽しむ時には防寒対策が必要です。

ここでは、漢拏山へ行く際のベストシーズンとオフシーズンについてそれぞれ解説します。

ベストシーズンは旬の花が楽しめる春と秋ごろ

photo by pixabay

漢拏山のトレッキングに最適なベストシーズンは、4月〜5月頃の春と10月末〜11月頃の秋。自然豊かな漢拏山には、約1,800種類にも及ぶ四季折々の植物を見ることができるので、植物を眺めながら登山を楽しめるだけあって、観光客も多く訪れます。

4月〜5月頃の春には、ピンク色に染まったツツジが登山道を囲うように咲き乱れます。緑豊かな山がピンク色のカーテンのように染まる景色は必見です!

さらに10月末〜11月頃の秋になると、木々の葉が赤や黄色に変わり紅葉を楽しめるシーズンに。この時期は暑い夏から涼しい季節へと変わるため観光客だけでなく、地元の人も登山を楽しむ季節です。

観光客が少ない時期を狙うなら12~3月

photo by pixabay

ベストシーズンに行くと登山客が多く訪れるため、事前予約が困難になる日も。じっくり登山を楽しみたい方は、12月〜3月のオフシーズンを狙って行くのもいいでしょう。

オフシーズンは冬の時期ということもあって、観光客は比較的少ないです。麓では見られない雪景色を標高の高い漢拏山で眺められるのも醍醐味の一つ。

ただし、ベストシーズンよりも入山時間は短く、登れるコースも少ないため、必ず事前にホームページを確認するようにしましょう。

漢拏山の見学方法は?

Top of Mount Halla by Marie is licensed under CC BY-SA 2.0

漢拏山のトレッキングや登山には、入場料がかかりません。誰でも自由に山登りを楽しむことができます。

しかし、一部の登山コースは事前予約が必要だったり、入山時間が決まっていたりと、登山のルールが設けられています。登山やトレッキングを楽しむ際には、必ず事前に公式ホームページをご確認ください。

ここからは登山方法や観光の所要時間について説明します。

登山コースによっては事前予約が必要!

Hallasan (8) by Ben Kucinski is licensed under CC BY 2.0

漢拏山の登山コース5つのうち、事前予約が必要なのは城板岳コースと観音寺コースの2つ。どちらも頂上である白鹿潭まで行くことができるコースですが、白鹿潭の周辺は自然環境保護のために登山客の人数制限を設けています。

事前予約制ではありますが先着順となっており、当日に予約するのはむずかしいです。さらに週末は登山客が多いため、すぐに受付が締め切られてしまうことも。そのため、どちらかの登山コースを目指す場合には早めの予約が必須です。

漢拏山の観光に要する時間

photo by pixabay ※写真はイメージです。

漢拏山の頂上付近まで登山をする場合には、コースにもよりますが数時間〜約10時間かかることを想定しておくといいでしょう。

また、漢拏山は一帯が国立公園になっているため本格的な登山コースではなくとも、トレッキングで気軽に山登りを楽しむこともできるのです。

サクッと漢拏山を散策したいという方におすすめなのが、御乗生岳探訪路のトレッキングコース。往復1時間ほどで山の中を散策でき、ゴール地点では漢拏山一帯のパノラマが広がっています。

紅葉のシーズンは、漢拏山が真っ赤に染まる幻想的な景色が見られるとあって、ハイシーズンには人気のトレッキングコースとなっていますよ!

漢拏山へのアクセス・行き方

photo by pixabay

漢拏山があるエリアはソギポ市で、チェジュ空港から島の中心に位置しています。チェジュ空港から漢拏山までは車で約1時間程度ですが、登山コースのスタート地点によっても場所が異なるため、スタート地点がどのエリアにあるのか事前に把握しておくことが大切です。

ここでは、タクシー、バスでの行き方を解説します。

最も一般的な移動はタクシー

photo by Unsplash ※写真はイメージです

最短での移動方法はタクシーです。コースによってはバスで行くことも可能ですが、運行本数が少ないため、初めての旅行や登山時間が決まっている場合はタクシーで行くといいでしょう。

韓国のタクシーはメーター制ですが日本に比べると乗車料金が安いので、比較的リーズナブルな金額で行くことができます。初乗りが3,300ウォン(約375円)からとなっており、100ウォン(約11円)ずつ料金が上がっていくシステム。(※利用するタクシーによって初乗りの料金が異なる場合があります)

チェジュの中心地から距離の近い観音寺登山口まではタクシーで約20分。ただし、渋滞によっても料金は異なるため事前に料金を支払いたい方は、配車アプリのカカオタクシーを利用するのも便利ですよ!

費用を節約するなら市内バス

photo by Usnplash ※写真はイメージです

タクシーでの移動は便利ですが、スタート時点によっては割高になってしまう場合も。交通費は抑えたいという方におすすめなのが、市内バスです。急行バスの場合は大人3,000ウォン(約341円)ですが、それ以外の市内バスは大人1,200ウォン(約137円)ととてもリーズナブル。

登山口によってバスの本数は大きく異なるため、バスで行く場合は注意が必要です。また、入山時間が決まっているためバスを利用する場合は登山時間も考慮しておくといいでしょう。

漢拏山の観光における注意点

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漢拏山は国立公園を含めトレッキングや登山が楽しめる観光名所ですが、スタート時点の売店以外のお店はないため、持ち物と服装には注意が必要です。

ここではいくつかの注意点をそれぞれ解説します。

動きやすい靴と格好で行く

photo by pixabay

漢拏山はトレッキング、登山コースともに登山路がきれいに整備されているので、初心者でも安全に登ることができます。しかし、登山コースはどれも往復時間にかなりの時間を要するため、動きやすい服装やスニーカーが必須です。

さらに山の麓と山中では気温差が激しいので、暖かい時期でも防寒対策として羽織を一枚持参しておくのがおすすめ!

1日をかけて山登りを楽しむ時には荷物の量も調整するようにしましょう。登山コースは傾斜が大きい場所も多いため、重たい荷物を持っていくと負担が大きくなってしまいます。必要最低限の荷物に留めておきましょう。

登山には軽食の持参がおすすめ

photo by Unsplash 

登山コースで山登りを楽しみたい方は、軽食の持参が必須です。アクセスしやすい城板岳コースには登山路に休憩所があり、カップ麺や飲み物を取り扱う売店があります。

しかしその他のコースには、登山口に売店はあるものの山中には簡易トイレや応急処置のみが設置されています。

ゴールまでは長時間の距離がかかるため、軽食で空腹をしのぎ体力を温存しておくことが必要です。おすすめはお湯とカップ麺を持参しておくと、肌寒い山の中でも体が温まり、お腹を満たすことができますよ!

漢拏山(ハルラサン)の観光を満喫しよう

この記事では、漢拏山に関する見どころや歴史、登山方法、アクセスなどをご紹介しました。韓国最高峰と言われている漢拏山は、チェジュ島の大自然を満喫したい観光名所です。

ぜひ紹介した情報を参考に、漢拏山の観光を満喫してみてくださいね!

漢拏山(ハルラサン)の基本情報

住所

Jeju-do, Jeju-si, 특별자치도, 1100로 2070−61

電話

064-747-9950

営業時間

5:00~18:00
※時期によって営業時間は異なります

休業日

なし

アクセス

登山口によって異なる

料金

なし

公式サイト

https://visithalla.jeju.go.kr/main/main.do

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