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ドイツ料理のおすすめ14選!人気の定番料理からスイーツまで特徴を紹介

ドイツ料理といえば、豊富な種類のソーセージをはじめ、肉料理、ビールなど人気メニューがたくさん! この記事では、ドイツ料理で有名な定番メニューからスイーツ&飲み物まで、厳選してご紹介します。歴史や文化背景も交えつつ解説していくので、ぜひ旅の参考にしてくださいね。

ライター
NEWT編集部
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ドイツ料理といえば、豊富な種類のソーセージをはじめ、肉料理、ビールなど人気メニューがたくさん!

この記事では、ドイツ料理で有名な定番メニューからスイーツ&飲み物まで、厳選してご紹介します。歴史や文化背景も交えつつ解説していくので、ぜひ旅の参考にしてくださいね。

Contents

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ドイツ料理の特徴

photo by pixabay

ドイツの伝統料理の特徴は、保存食と肉料理のバリエーションが豊かな点!

寒冷地で食材が不足しがちだったため、塩漬けや酢漬けなどの保存食文化が発達し、厳しい冬を越すエネルギー源となる骨付き肉や塊肉の料理が数多く生まれました。牛は乳製品生産用の家畜だったので、食用に豚が飼育され、豚肉料理・加工肉中心のメニューが発展していったのです。

一方、ジャガイモは肥沃な土地でなくとも育ちやすいので、広く栽培されるようになり、保存食や肉料理とともにドイツ料理に欠かせない存在となっていきます。

今回はそんなドイツ料理に注目!おすすめのソーセージや肉料理、スイーツなどをたっぷり紹介します。

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ドイツ料理のおすすめソーセージ3選

それではまず、ドイツらしい料理の代表格・ソーセージのおすすめをご紹介。ドイツでは一人当たり年間約40キロ(日本の8倍以上!)のソーセージ&食肉加工品を消費するといわれています。

ドイツソーセージの種類は1500以上もあり、製造方法によって、ブリューヴルスト(※生の原料肉を加工後、加熱処理)、ローヴルスト(※生の原料肉を非加熱加工)、コッホヴルスト(※加熱済の原料肉を加工)の3つのタイプに分類できます。

ニュルンベルガー

ニュルンベルク名物・小型サイズの加熱ソーセージ

photo by pixabay

おすすめのソーセージ第一弾は、ドイツ南部の町・ニュルンベルクの名物、ニュルンベルガー。細挽き豚肉の味付けにハーブ(マジョラム)を使用した、長さ7~9センチの小型ソーセージです。

町の名前を冠したニュルンベルガーの銘柄は、欧州連合(EU)の原産地名称保護制度に認められた場合のみ、商品名として使用できます。

ブナの木炭でグリル&表面に焼き色を付け、ポテトサラダやザワークラウト、西洋ワサビなどを添えていただくのが伝統的な食べ方。ドイツビールとの相性もばつぐんで、一人前(6~12本)はペロリと完食してしまいますよ。

ヴァイスヴルスト

ミュンヘン名物・ふわふわ食感の白いソーセージ

photo by pixabay

ドイツ語で白いソーセージを意味するヴァイスヴルストは、ミュンヘンの名物ソーセージ。子牛肉のすり身に香辛料(パセリやレモン、ナツメグなど)が混ぜ込まれており、はんぺんのような柔らかい食感が特徴です。

ミュンヘンをはじめバイエルン地方では、ヴァイスヴルストに白ビール(ヴァイスビア)やブレッツエルを添えるのが一般的。伝統的にヴァイスヴルストには防腐剤が使われていないので、傷みやすく鮮度が命。製造当日のお昼ごろまでに食べきるのが理想とされています。

レストランでヴァイスヴルストを注文すると、沸騰したお湯で温められた状態で出てきます。お皿に取り分け、ソーセージの皮を取り除いてから、甘口のマスタードと一緒にいただきましょう。

カリーヴルスト

一番人気のソーセージ料理といえばこれ!クセになる美味しさのベルリン名物

photo by pixabay

ドイツのソーセージを語る上で外せないのが、焼きソーセージにケチャップとカレー粉をたっぷりかけた、カリーヴルスト(カレーソーセージ)。

発祥地については色々な説がありますが、ベルリン名物として知られており、市内のいたる所にカリーヴルストのインビス(軽食屋)やスタンドが立っています。

通常カリーヴルストには、皮付き(ミット・ダルム)・皮なし(オーネ・ダルム)の2タイプがあり、注文時に希望を伝えます。ソーセージ単体でいただくほか、付け合わせに小さな丸パン(ブレートヒェン)またはフライドポテト(ポムス)を追加するのもおすすめです。

ドイツのおすすめ肉料理3選

続いては、ソーセージ以外の肉料理で特におすすめのものをご紹介します。冬の寒さが厳しいドイツは、食べ応えばつぐん&身体の芯から温まるメニューが豊富です。

アイスバイン

豚すね肉の塩漬けを煮込んだ、ドイツの代表的家庭料理

Eisbein kanske inte ser så gott ut men det smakar fantastiskt. by Jonas Nordström is licensed under CC BY 2.0 DEED

アイスバインとは、豚のすね肉をローリエやジュニパーベリーなどの香辛料と一緒に1~2週間塩漬けにした後、2~3時間じっくり煮込んだ肉料理です。

アイスバインのネーミングは、ラテン語のOsischbeen(坐骨)を語源とする説や、調理後に冷えて凝固した脚のゼラチン質が氷のように見えることに由来する説もあります。 

ハムのような食感が特徴のアイスバインは、ザワークラウトや粒マスタード、茹でたジャガイモなどを添えていただくほか、スープやポトフの具材にも使えるので、とても便利。ベルリン生まれの定番メニューとして家庭でも親しまれている逸品です。

シュバイネハクセ

オクトーバーフェストの定番・ドイツ南部生まれの人気メニュー

Schweinshaxe mit Kartoffelknödel by Bernt Rostad is licensed under CC BY 2.0 DEED

ドイツ南部、特にバイエルン州で親しまれているシュバイネハクセは、アイスバインと同様、豚のすね肉を材料に使います。表面がカリカリになるまで数時間低温で焼き上げ、付け合わせにキャベツの蒸し煮やザワークラウト、ローストポテト、ジャガイモ団子などを添えます。

シュバイネハクセと類似した料理は、チェコのペチェネー・ヴェプショヴェー・コレノをはじめ、他のヨーロッパ諸国にも数多く存在するので、国別に食べ比べてみても面白いかもしれません。 

バイエルン州の州都ミュンヘンで行われるオクトーバーフェストの定番メニューとしても有名なシュバイネハクセ。ドイツビールはもちろんのこと、バウアーブロート(農家のパン)やプレッツエルと一緒にいただいてくださいね。

ザウアーブラーテン

ほのかな酸味が特徴的な、酢漬け牛肉のロースト

photo by pixabay

ザウアーブラーテンは、牛肩肉(※鹿肉の場合も)を赤ワイン・酢・香辛料を合わせたマリネ液に数日~最長10日間漬け込んだ後、じっくり蒸し焼きにした肉料理です。

地域によってマリネ液の材料が少しずつ異なるため、絶妙な味のちがいを楽しめるのが魅力的。マリネ液に漬け込むため、固い肉でも柔らかくなる効果があります。

付け合わせには赤キャベツ(ローストまたは蒸し煮)と茹でたジャガイモ、クヌーデル(ジャガイモ・小麦粉・パンをベースにしたお団子)、スペッツレ(パスタの一種)などを添えます。

残ったマリネ液と調理後の肉汁は、ハチミツや干しぶどうを加えて煮詰め、グレービーソースにアレンジ。甘酸っぱい味で胃にもたれず、さっぱり食べられますよ。

ドイツのおすすめ郷土料理3選

次に、ドイツのおすすめ郷土料理を南部・中央部・北部に分けてご紹介します。広い国土を持つドイツならではの多様性が感じられる3品となっています。

マウルタッシェン

ラビオリや餃子に似た、ドイツ南部・シュヴァーベン地方の郷土料理

photo by pixabay

ドイツ南部・バーデン=ヴュルテンベルク州、シュヴァーベン地方の郷土料理・マウルタッシェンは、挽肉や野菜が入った、四角いドイツ版ラビオリ・餃子のような料理です。

時は16世紀、バーデン=ヴュルテンベルク州のマウルブロン修道院。肉食を断つ伝統のある四句節に、どうしても肉が食べたくなったある修道士が、神様に見つからないよう、パスタの中に肉を隠して食べたことが始まりといわれています。

昔はワンタンのようにスープに入れていただくのが一般的でしたが、現在はフライパンで焼き餃子のように焼いたり、食べやすく切って卵やニンジン、玉ネギと一緒に炒め物にしたり、さまざまな食べ方で楽しまれています。

カルトッフェルプッファー

ジャガイモ料理で知られるドイツ中部地方の有名メニュー

photo by pixabay

カルトッフェルプッファーは、軽食・おやつとして、またはグリルした肉や煮込み料理、ソーセージなどの付け合わせとしても頻繁に登場する、ジャガイモのパンケーキのこと。オクトーバーフェストやクリスマスマーケットの屋台でも販売され、食べ歩きスナックとしても人気です。

粗くすりおろした生のジャガイモに小麦粉、卵、玉ネギ、にんにく、塩こしょうを混ぜ込んだ生地を、バターを溶かしたフライパンで表面がカリッとするまで焼き上げます。

アップルソースやサワークリーム、カッテージチーズなどと一緒にいただくのが伝統的な食べ方。最近では、ジャガイモの代わりにスイートポテト(※オレンジ色のサツマイモ)を使ったカルトッフェルプッファーも人気を集めています。

カルトッフェルプッファーはドイツ全土で親しまれていますが、ジャガイモ料理で知られる中央部のラインラント=プファルツ州が本場とされています。この地域では、ライベクーヘンという別名で呼ばれており、ケルンの市内中心部にあるレストラン「Oma's Küche」のものがおいしいと評判です。

アールズッペ

ウナギと野菜を煮込んだ、ドイツ北部地方の郷土料理

Von Zi Li - Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0

北海とバルト海に面し、ドイツで唯一魚介料理のメニューが豊富な北部地方。数ある郷土料理の中からご紹介するのは、ハンブルク名物のウナギのスープ、アールズッペです。

ドイツのウナギは主に燻製にして売られていますが、アールズッペにはぶつ切りにして骨を抜いた生のウナギを使用します。ウナギと一緒にリンゴや杏などのドライフルーツ、野菜、肉を煮込んだ、酸味とコクのあるスープに仕上がっています。

本格的なアールズッペを味わうには、ハンブルク中心部にある、1795年創業の老舗レストラン「オールド・コマーシャル・ルーム(Old Commercial Room)」がおすすめです。毎週日曜日にはハンブルクの大規模なフィッシュマルクト(魚市場)も開かれるので、こちらもあわせて訪れてみてはいかがでしょうか。

ドイツ料理のおすすめスイーツ3選

豊富な種類のパン&スイーツでも有名なドイツ料理。ここでは素朴で親しみやすい。ドイツの定番スイーツを3種類ご紹介します。

シュトロイゼルクーヘン

ドイツの家庭でもよく作る、アレンジ自在なパンとケーキの中間のようなお菓子

photo by pixabay

ドイツのパン屋で頻繁に見かけるシュトロイゼルクーヘンは、ドイツの家庭でもポピュラーなお菓子のひとつ。通常は天板で大きく焼き、切り分けた状態で売られています。

へーフェファインと呼ばれるイースト生地を天板に大きく広げ、表面にカスタードクリームを塗った後、シュトロイゼル(そぼろ状のクッキー生地)を振りかけて焼き上げます。シンプルですが、カスタードクリームと一緒に季節のフルーツやコンポートなどをのせるなど、アレンジが効くお菓子ですよ。

シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ / 黒い森のケーキ

ドイツで最も人気が高いスイーツのひとつ!何度食べても飽きない定番ケーキ

photo by pixabay

ドイツで最も人気が高いスイーツのひとつ、シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ。古い歴史を持つお菓子ですが、最初にレシピ化されたのは1900年代初頭のこと。

ドイツ南部・フランスとの国境沿いに広がる森林地帯、シュヴァルツヴァルト(黒い森)名産のさくらんぼを原料に、周辺の蒸留所で作られたリキュール「Schwarzwälder Kirschwasse(シュヴァルツヴェルダー・キルシュヴァッサー)」が名前の由来となっています。

このリキュールを染み込ませたチョコレートスポンジに、ホイップクリームとさくらんぼの水煮を挟み、何層か繰り返したら、全体にホイップクリームを塗ります。トッピングにマラスキーノチェリー(さくらんぼの砂糖漬け)を飾り、仕上げに削ったチョコレートを振りかければ完成です! 

ビーネンシュティッヒ

蜂の刺し傷というユニークな名前がついた素朴なお菓子

Bee Sting Cake [100/366] by Tim Sackson is licensed under CC BY-SA 2.0 DEED

ミツバチ(Bienen)の刺し傷(Stich)というユニークな名前がついたビーネンシュティッヒは、ドイツのパン屋でよく見かける素朴なお菓子です。

甘い菓子パンのようなイースト生地に、バタークリーム入りのドイツ風カスタードクリームが挟んであり、上にキャラメリゼしたアーモンドスライスがのっています。

ネーミングの由来はさまざまですが、一説では、あるパン屋がハチミツを使った新作ケーキの試作中、ハチミツの香りに誘われやってきたミツバチに刺されてしまい、試作中のお菓子をビーネンシュティッヒと名付けたといわれています。

ドイツのパン屋には必ずといっていいほどある定番のお菓子なので、見かけたらぜひ一度試してみてください!天気が良い日にはピクニックのお供にもぴったりです。

ドイツ料理のおすすめ飲み物2選

締めくくりに、ドイツならではの有名な飲み物を2種類ご紹介します。どちらも日本で手に入りやすくなりましたが、やはり本場ドイツでいただく味は格別です。

ドイツビール

約500年の伝統を守る、バリエーション&風味豊かな高品質のビール

photo by pixabay

ドイツビールの原材料はホップ、麦芽、水・酵母の4種類のみ。9世紀頃にはすでにビール醸造が行われていたバイエルン公国(※現在の南ドイツ・バイエルン州)で、1516年発布のビール純粋令により定められました。

中でも代表的なのは、さわやかな苦みが特徴のラガービール「ピルス/ジャーマンピルスナー(Pils)」、小麦麦芽を50%以上使用した、酵母入りの白濁ビール「ヴァイツェン/ヴァイスビア(Weizen/Weissbier)」、オクトーバーフェストの定番でモルトの味わいが感じられる「メルツェン(Märzen)」の3種類。

ビールの醸造所はドイツ全土に1,300軒以上あり、なんと5,000種以上もの銘柄が存在するんだとか!現在も自国のドイツビールが主流で、輸入ビールの消費量は増加しているものの、まだ全体消費量の約7%のみに抑えられています。

アプフェルショーレ

ドイツの国民的飲料ともいえる、アップルジュースの炭酸水割り

photo by pixabay

ドイツ発祥のアップルショーレは、アップルジュースを炭酸水で割った、広い世代に人気の国民的飲み物。喉ごしが良くさわやかな口当たりなので、気温の高い季節にぴったりです。

ドイツでは炭酸水で割った飲み物のことをショーレと呼び、中でもアップルショーレは砂糖が大量に入った他のソフトドリンクよりヘルシーな選択肢として捉えられているようです。

ビールだけでなくフルーツジュースも人気が高いドイツでは、ジュースの年間消費量は1人当たり世界最高の33リットル。レストランやカフェ、バーでもさまざまな種類のフルーツジュースや、それらを炭酸水で割ったショーレを楽しむことができます。

ショーレの一般的な割合は、ジュース50~60%+炭酸水40~50%ですが、もちろん個人の好みで調整してOK。フルーツジュースをショーレにすることで、甘さが緩和され、食事にも合わせやすくなります。また最近は、白ワインを炭酸水で割ったワインショーレも登場し、アルコールが苦手な人から人気を集めているそうです。

おいしいドイツ料理を満喫しよう!

ドイツ料理で人気の定番料理からスイーツ&飲み物まで、おすすめのメニュー14選をカテゴリー別にご紹介しました。トライしてみたいメニューは見つかりましたか?

食べ応えがあり、とりわけ寒い季節に最適なドイツ料理の数々。豊富な保存食やスイーツ&飲み物も含め、その素朴で親しみやすいメニューは、身体のみならず心まで温めてくれますよ。

ぜひ実際にドイツへ足を運んで、ご紹介した情報を手がかりに、まだまだ奥深いドイツ料理の魅力を探ってみてください!

cover photo by pixabay

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