【2024年最新】京都でぼーっとできる場所15選！穴場や自然の観光スポットを厳選

京都でぼーっとできる癒やし観光スポットは？

日本の歴史と文化の中心地であり、東京からは新幹線で2時間ほどで訪れることができる京都。清水寺や平等院、金閣寺などの世界遺産がたくさんあることで知られています。

京都は文化的に魅力のある観光スポットが多く、国内・国外からの訪問者も多いので、常ににぎわっています。時に、人気スポットは混雑していることも。とはいえ、京都は自然が多く、一人でリラックスできる穴場のスポットもたくさんあります。

今回はそんな一人でゆっくりしたい人向けに、京都でぼーっとできる穴場のスポットをピックアップしてみました。ぜひ京都観光の参考にしてみてくださいね。

京都でゆっくりできる穴場の観光スポット7選

京都旅行に来たら、ここには絶対に行っておきたいという穴場のぼーっとできるスポットをピックアップ！四季折々の自然を楽しめる祇王寺をはじめ、世界遺産である下鴨神社、広大な敷地が魅力的な京都御所など、見どころがたくさんありますよ。

祇王寺

春夏秋冬で変わる絶景が魅力のお寺

祇王寺は、平清盛が愛した祇王という白拍子が出家したお寺。祇王と清盛の悲しき恋物語は『平家物語』にも記されています。『平家物語』内で、祇王が清盛の屋敷に書き記した歌の石碑を見ながら歴史に思いをはせるのもおすすめ！

そして祇王寺の魅力は、なんといっても静かで美しい境内。若竹や苔、紅葉など祇王寺の境内で見られる美しさは春夏秋冬で異なり、どのシーズンであってもぼーっとリラックスできます。

特に嵐山の近くに建立されているだけあって、紅葉のシーズンの祇王寺はひときわ美しく姿を変えます。紅葉の絨毯が敷かれた境内をじっくり眺めていると時間があっという間に流れていきますよ。

天龍寺

世界遺産にも登録されている美しい庭園

天龍寺は、室町幕府を開いた足利尊氏が建立しました。通称、八方睨みの龍とも呼ばれる雲龍図も有名な、世界遺産にも登録されているお寺です。

天龍寺のおすすめのリラックススポットは、日本で最初に史跡・特別名勝に指定された庭園・曹源池庭園。後醍醐天皇にも才能を認められた夢窓疎石による作庭です。

曹源池庭園は名前にもある通り、広大で静かな池が見どころ。池が周囲にある樹木や花を映し、背後にある山々も重ねて一枚の美しい水墨画のようになります。

庭園には木製のベンチが用意されているので、座りながらぼーっと芸術的な池を眺められますよ。

醍醐寺

秋は夜間にライトアップもされる世界遺産

醍醐寺は、1,100年以上の歴史を持つ世界遺産のお寺。最大の特徴は、200万坪にもおよぶ広大な境内と、荘厳な雰囲気をかもし出しながらそびえる五重塔。この五重塔は952年に建立され、京都で最古の木造建築物なんですよ！

豊臣秀吉みずからが設計した三宝院の庭園は、春と秋になると毎年夜間拝観が行われます。この夜間拝観の期間には、庭園がライトアップされ、幻想的な空間に。日中とはまた違った庭園の姿をぼーっと眺めれば、心が休まることでしょう。

また、境内にレストランやカフェが複数あるのも醍醐寺の魅力。素敵な庭園を眺めながら食事やお茶を楽しんで、存分にリラックスしちゃいましょう。

貴船神社

さまざまな良縁を結びつけるパワースポット

約1,300年前にはすでに社殿の作り替えが行われていたという記録が残っている貴船神社。縁結びの神社として有名なので、名前だけでも聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

日本の神話に出てくるイワナガヒメが人々の良縁を願って鎮まったことや、和泉式部が復縁の祈願をしたことから、人と人とのご縁を繋げるパワーのある神社として有名になりました。

貴船神社は山の中にあるので、ただ自然を眺めてぼーっとするにはうってつけの場所。特に夏の緑が生い茂る景色は絶景です！

また、貴船神社は水にまつわる歴史を持つ神社でもあることから、水の湧き出るスポットもあります。御神水に浸すと運勢が浮かび上がる水占みくじも人気です。湧き水の音を聞きながら山の中でリラックスしてみましょう。

下鴨神社（糺の森）

約12万平方メートルに及ぶ広大な原生林

下鴨神社は、京都市左京区に位置する神社です。正式名称は賀茂御祖神社といい、賀茂川と高野川のちょうど合流点に位置しています。歴史と文化が残る神社ということもあり、1994年には世界遺産に登録されました。

下鴨神社の境内には、糺（ただす）の森と呼ばれる広大な原生林が広がり、豊かな自然が広がっています。糺の森は約12万平方メートルに及ぶ広さを持ち、樹齢を重ねた古木が立ち並びます。春には新緑、秋には紅葉と、季節ごとに変わっていく美しさも魅力的。

また毎年5月に行われる京都三大祭のひとつである葵祭の舞台としても有名です。葵祭は斎王代と呼ばれる女性の身を清める儀式で、古くから伝わる神秘的な儀式をぼーっと眺めていると、身も心も綺麗になっていく感覚になります。

白龍園

人混みを避けて庭園を眺められる京都の穴場

白龍園は、1963年に開園された京都の隠れた穴場スポットとも言える日本庭園です。山あいに静かに佇むこの庭園は、訪れる人々を穏やかな空気で包みこみ、癒やしてくれます。

春と秋には特別公開が行われ、桜や紅葉の絶景を楽しめますよ。春の季節には、鮮やかな桜の花びらが咲き誇り、秋の季節には紅葉が地面いっぱいに絨毯のように広がります。

なんといっても白龍園が魅力的なのは、ほかの観光スポットよりも落ち着いているからです。1日の入場者数を制限しているため、人混みを気にせず、ゆったりと庭園を眺めることができます。落ち着いたところでぼーっとしたい人にはおすすめの場所です。

渉成園

13個もの絶景ポイントが見られる歴史ある庭園

渉成園は、400年近い歴史をもつ東本願寺の飛地境内地の庭園で、京都駅から徒歩で行けるにもかかわらず、静寂に包まれています。十三景があることで知られており、その名のとおり13個もの絶景ポイントがあるのが特徴です。

特に見どころなのが、十三景のひとつ、印月池。渉成園の中心にある広大な池で、その大きさは庭園の6分の1を占めるほど！広い水面は庭園に生い茂る花や草木を映し、一枚の絵画のような美しさを見せてくれます。

非常に静かな庭園なので、人混みを避けて日本庭園の美しさをじっくり味わいたい方や、一人旅で静かな時間を過ごしたい方にぴったりの場所です。のんびりと散策しながら、心を落ち着かせられる隠れた人気スポットです。

京都で豊かな自然が楽しめる観光スポット8選

京都といえば豊かな自然。一人旅でも豊かな自然を存分に満喫できる京都の観光スポットを8つピックアップしました！京都の代名詞でもある鴨川や、300本の桜が見られる円山公園、かやぶき屋根の古民家が立ち並ぶ美山かやぶきの里など、見どころがたくさんありますよ。

鴨川

長い歴史の中で多くの人々に愛されてきた川

鴨川は、京都の中心を南北に流れる約27キロメートルの川です。都にありながら清らかな流れを保ち、老若男女問わず多くの人々が、その絶えることのない川の流れに見とれています。

鴨川は四季折々の美しい景色が魅力で、春には桜、秋には紅葉、冬には雪景色を楽しめます。特に夏は、川面に設けられた特設の床で食事を楽しむ鴨川納涼床が見どころのひとつ。鴨川を眺めながら美味しい食事を味わえば、日常の嫌なことも忘れられるでしょう。

ちなみに最近では鴨川でぼーっと過ごすことを鴨チルと呼ぶことも。河川敷に座って自然に囲まれながらのんびりと過ごす鴨チルで、ぼーっと静かに過ごしてみませんか？

渡月橋（嵐山公園）

月が橋の上を渡ったことに由来する歴史ある橋

渡月橋は、834年から848年頃に建設された京都嵐山を代表する全長約155メートルの橋です。橋の名前は、亀山上皇が橋の上を移動する月を見て「まるで橋を渡っているようだ」と感嘆したことに由来します。

渡月橋を挟んで広がる公園・嵐山公園では、季節ごとに異なる美しい風景を見られますよ。嵐山にあるだけに特に秋の紅葉は美しく、この季節になると昼夜問わず多くの人が渡月橋を訪れます。

また、橋の両側からは異なる景色が見られるのも魅力のひとつ。ゆっくりと歩きながら周囲の自然を堪能するのもよし、屋形船に乗ってのんびりと景色に浸るのもよしと、さまざまな過ごし方を楽しんでくださいね。

竹林の道

背の高い幻想的な竹のトンネル

竹林の道は、嵐山エリアにある大河内山荘から野宮神社まで背の高い竹が両側から生い茂る約400メートルの小道です。まるで竹のトンネルのようなこの小道は、異世界に迷い込んだような幻想的な空間を演出してくれます。

その美しさから、数々のドラマや映画の撮影場所としても使われ、国内・国外の観光客を魅了してきました。特に早朝の静けさや、夕暮れ時の木漏れ日が差し込む時間帯に訪れると、凛とした雰囲気ながらも、なぜか切ない気持ちになります。

ぜひ竹林の道で深呼吸をして、竹の香りを胸いっぱいに感じてみてください。心を落ち着かせるひとときを過ごせますよ！

円山公園

京都市で最も古い文化遺産の公園

円山公園は、1886年に開園した京都市で最も古い公園で、文化遺産にも登録されています。八坂神社の東に位置し、約86,600平方メートルの広大な敷地を誇ります。清水寺や高台寺などの人気観光地からも近く、春の桜、秋の紅葉と四季折々の風景を楽しめる公園です。

公園内には約300本もの桜の木があり、中でも祇園しだれ桜が有名です。この桜は樹高12メートル、幹回り2.8メートル、枝張り10メートルという圧巻の存在感を放ちます。特に、春の祇園しだれ桜がライトアップされる景色は必見！

ぼーっと眺めていると、幻想的な雰囲気に包まれますよ。

京都御所（京都御苑）

平安時代から天皇家の住居として鎮座する場所

京都御所（京都御苑）は、794年に桓武天皇が平安京に都を移して以来、明治維新まで長い間、天皇の住居であった場所です。

京都御所には京都御苑という公園があり、現在、24時間一般開放されています。無料で入場できるため気軽に訪れることができます。敷地内にはベンチが点在しているので静かな環境でぼーっと過ごすのに最適です。

春には桜が咲き誇り、特に近衞邸跡や出水の小川周辺のしだれ桜が見どころ！桜のシーズンであっても他の観光地に比べて人が少ない穴場なので、ゆっくりと花見を楽しめますよ。

京都府立植物園

開園100周年を迎える日本最初の公立の総合植物園

京都府立植物園は1924年1月1日に開園した穴場の観光スポット。国内・国外を問わず多くの植物を見ることができる、日本最初の公立総合植物園です。

10月中旬から11月初旬にかけては、バラ園で約250品種もの秋バラが咲き誇り、美しい景色を楽しめます。11月中旬になると、モミジだけでなくアメリカハナノキやヨーロッパカエデなどの海外の木々も色づき、紅葉の美しさが一層引き立ちますよ。

他の観光スポットに比べて混雑が少なく、特に平日には静かな時間を過ごせるのもポイント。春には桜やチューリップなど季節ごとの植物だけでなく、噴水や池、野鳥を眺められるので、ぼーっと過ごすにはおすすめの場所ですよ。

梅小路公園

市街地の中にありながら自然と触れ合える公園

梅小路公園は、平安京遷都1,200年を記念し1995年に開園した広大な敷地を誇る公園です。京都駅から徒歩約15分という市街地の中心にありながら、芝生広場や河原遊び場など自然と触れ合えるエリアがたくさんあり、子連れにもおすすめ。

特におすすめなのが、公園内にある朱雀の庭といのちの森。朱雀の庭では四季折々の花々が楽しめ、いのちの森では野鳥や昆虫などが観察できます。

公園内にはベンチがいたるところにあるので、静かにぼーっと過ごすことができます。本を読んだり、音楽を聞いたりと自分だけの特別な時間を自然の中で過ごしてみませんか？

美山かやぶきの里

伝統的なかやぶき民家が立ち並ぶ伝統的な里

美山かやぶきの里は京都府美山町にあり、伝統的なかやぶき民家が立ち並ぶ、知る人ぞ知る穴場の観光スポットです。1993年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、39棟のかやぶき屋根の古民家が集まっています。

美山かやぶきの里の見どころはかやぶき民家だけではありません。里の中心を流れる由良川の美しさには目を奪われるでしょう。川のせせらぎと古民家の景色は、心を癒やし、日常の喧騒や疲れを忘れさせてくれますよ！

カフェや宿泊施設も里の中にあるので、豊かな自然の中でぼーっと2、3日過ごしたい人には宿泊もおすすめです。

京都旅行ではゆったりと癒やし時間を過ごそう

京都は、歴史的な建築物と四季折々の景色が同時に楽しめるのが魅力。京都でゆったりと過ごすなら、四季折々の景色が楽しめる穴場の自然豊かな観光スポットがおすすめです。

ここで紹介したスポットは、京都駅から日帰りで訪れることができる場所ばかり。一人でぼーっとできる場所を京都の周辺で探している方は、本記事を参考にして、ぜひ心からリラックスしてくださいね。

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