香港料理のおすすめ20選!絶対食べたい人気メニューを厳選
香港料理といえば、アツアツの小籠包や新鮮な牛肉を使った牛腩麺などが人気!獲れたての海鮮やジューシーな肉類、手軽に食べられるスイーツなどが楽しめます。 この記事では、香港料理の特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。点心、麺料理、ごはん料理、肉・魚料理、スイーツなどのジャンル別にわけて紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
香港料理といえば、アツアツの小籠包や新鮮な牛肉を使った牛腩麺などが人気!獲れたての海鮮やジューシーな肉類、手軽に食べられるスイーツなどが楽しめます。
この記事では、香港料理の特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。点心、麺料理、ごはん料理、肉・魚料理、スイーツなどのジャンル別にわけて紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
香港料理の特徴
中華料理は、広東料理、北京料理、上海料理、四川料理の4つに分類されますが、香港料理は広東料理になります。広東料理は素材のおいしさを最大限にいかした料理が特徴です。四川料理や北京料理などと比較すると、辛味・塩味・油は少なく、食べやすいものが多いですよ。
また、香港はかつてイギリスに植民地統治されていた歴史から、西洋の影響をうけた珍しい料理や味付けもあります。海に面しているので、海鮮物を豊富に使用した絶品料理も楽しめますよ。
香港ならではのおいしい料理の数々にチャレンジし、思い出を作りましょう。
香港料理のおすすめ点心4選
まずは香港料理でおすすめの点心。海鮮たっぷりで美味しい小籠包や焼売、もち米と具材を炊き上げた香港風のちまきなど、手軽にお腹を満たせるメニューが豊富です。
ここでは、香港料理のおすすめの点心についてご紹介します。
小籠包
香港名物のジューシーな小籠包
小籠包は、香港名物のジューシーな点心!中にはたっぷりの肉汁が入っており、アツアツなのが特徴です。
一口サイズなので軽食にピッタリ!屋台で蒸し立ての小籠包をいくつか注文して、小腹を満たしてみてはいかがでしょうか。
香港の小籠包にはお店によって、動物やおしゃれな形をしているものもあります。写真映えする点心を楽しみたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
ちまき
肉やたまご入りのもち米を笹の葉で包んで蒸しあげた料理
日本でも馴染みのあるちまきは、香港でも同じように味付けしたもち米を笹の葉で包んでいます。しかし香港風のちまきには、具材に味付けした豚肉やたまごが入っていることも!さらにお好みで砂糖や醤油などをつけて食べることもあるそうです。
一つ一つはおにぎりサイズで小さいですが、もち米なのでしっかりとボリュームがありますよ。お腹が空いたタイミングでちまきを屋台で見つけたら、注文してみましょう。
焼売
ぷりぷりジューシーな蒸し焼売
香港のしゅうまいは、豚肉だけでなく、ぷりぷりのエビが入っています!豚肉とエビの相性はばつぐんで、病みつきになりますよ。さらに皮も白ではなく、卵が使われている黄色のものが多いです。
下味がついているものがほとんどなので、なにもつけずにそのままの香港しゅうまいを楽しんでくださいね。
魚蛋河(ユーダンホ)
魚のすり身団子
魚蛋河(ユーダンホ)は、魚のすり身から作った団子。ぷりっとした食感で、くせになる逸品です!屋台では甘辛いソースをかけた魚蛋河が売られています。お店によってソースの味が異なるので、お気に入りの屋台を見つけてみてくださいね。
また、麺料理にも魚蛋河入りのものが多いです。地元の方々から愛されているファストフードなので、ぜひそちらも食べてみてください!
香港料理のおすすめ麺料理5選
香港料理は海鮮をふんだんに使った麺料理が豊富です。牛肉やエビを使った麺や、ワンタン麺、焼きそばまでそろっています。
ここでは、香港料理のおすすめの麺料理について紹介します。
ワンタン麺
中国南部や香港などで有名なワンタン麺
ワンタン麺は、中国やマレーシア、シンガポールなどで広く食べられている麺料理です。細長い麺にエビや豚肉、鶏肉の入ったワンタンと野菜が添えられています。ヒラメからとった透き通ったスープが特徴で、さっぱりと食べられます。
麺とスープが別々に提供されて、客が自分でスープをかけて食べるかけ麺やつけ麺タイプのワンタン麺もありますよ。
車仔麺(チェージャイメン)
かつては移動式屋台で売られていたローカルフード
車仔麺(チェージャイメン)は、別名香港ラーメンとも呼ばれる麺料理です。かつては移動式屋台で売られており、好きな具材を自分で選んで入れて食べる麺料理でした。
トッピングとして選べる具材は主に以下のとおりです。豚の皮・魚のすり身・揚げ物・魚のつみれ団子・旬の野菜・鶏の手羽先煮込みなど。お店によってトッピングやスープの味は異なります。
車仔麺のお店では、一日中スープを煮込んでいるお店も多く、夜遅い時間になるとより出汁が濃いスープを味わえたりします。一度試してみてはいかがでしょうか。
牛腩麺 (アウナムミン)
牛バラを豪快にトッピングした牛肉麺
牛腩麺(アウナムミン)は、中国全土で食べられている牛肉麺の香港バージョンです。肩バラ肉や牛スジ、そのほかホルモンを使っているのが特徴で、柔らかく煮込まれた牛肉を楽しめます。出汁と醤油の効いたスープは絶品!いろいろな部位の肉を試してみましょう。
招牌雲呑麺(チウパイワンタンミン)
有名店の沾仔記で食べられるエビワンタン麺
招牌雲呑麺(チウパイワンタンミン)は、香港にあるエビワンタン麺の有名店・沾仔記の看板メニューです。プリプリのエビが入ったワンタンは、エビ好きにはたまりません!ピンポン玉大の大きなワンタンにはエビのみが入っており、エビのうま味を堪能できます。
スープも魚介系の出汁が効いていて、日本人にとっても食べやすい味付けとなっています。香港を訪れたのなら、行列に並んででも食べたい逸品ですよ。
炒麺(チャウミン)
香港風のシンプルなもやし焼きそば
炒麺(チャウミン)は、香港風のもやし焼きそばです。日本の焼きそばとちがって、肉を使うことはありません。砂糖が入った甘めの香港醤油やオイスターソース、ごま油などで炒めます。中華風であっさりめの焼きそばとなっていますよ。
油っこい料理ばかりで胃もたれしている方やあまり冒険せずに香港グルメを満喫したいという方は、香港風の炒麺を注文してみてはいかがでしょうか。
香港料理のおすすめご飯もの3選
香港料理にはおすすめのご飯ものもあります。おかゆや土鍋ご飯、リゾットのようなオーブン焼きご飯など、日本人と相性がいい料理が多いです。
ここでは、香港料理のおすすめのご飯についてご紹介します。
皮蛋痩肉粥(ピーダン・ショウ・ロウ・ジョウ)
鶏肉や魚介類の出汁が染みるおかゆ
皮蛋痩肉粥(ピーダン・ショウ・ロウ・ジョウ)は、朝食の定番であるおかゆ。脂身の少ない豚肉を鶏肉や貝柱ベースの出汁で長時間煮込んだスープに、ごはんを入れておかゆにします。豚肉の形が崩れるまでじっくりコトコト煮込んだ豚肉は、噛めば噛むほどうま味が染み出してくる絶品のお肉となっています。
現地では、油条という揚げパンをちぎっておかゆにつけて食べることも!揚げパンとおかゆの相性は意外によいので、ぜひ朝ごはんに食べてみてくださいね。
煲仔飯(ボウジャイファン)
仕上げに肉や野菜をのせた土鍋ごはん
煲仔飯(ボウジャイファン)は、寒い時に食べたい土鍋ごはん!土鍋にごはんと、下味をつけた鶏肉や豚肉、魚、シイタケ、玉ねぎなどを入れ、醤油ベースのタレを入れて混ぜ込んだ料理です。具材の出汁やうま味がごはんに染み込み、素材本来の味を楽しめる料理となっています。
お店によって具材や味付けは異なり、使用する土鍋の種類によっても炊きあがりの印象は変わってきます。いくつかのお店で煲仔飯を食べ比べしてみましょう。
焗豬扒飯(ゴッツィーパーファン)
チーズやトマトソース、お肉がたっぷり入った香港式のドリア
焗豬扒飯(ゴッツィーパーファン)は、香港の西洋料理です。グラタン皿などにチャーハンやごはんを敷き詰め、ポークチョップやステーキを乗せ、その上にチーズやトマトソースなどをふりかけてオープンで焼き上げた料理です。香港式のドリアとも言われ、たっぷりかかったトマトソースやチーズがおいしい料理ですよ。
イギリス植民地統治時代の名残りが、香港の食文化にも残っていることがわかりますね。
香港料理のおすすめ肉・海鮮料理4選
香港料理にはおすすめの肉料理や海鮮料理がいくつもあります。ここでは、本場の香港料理にチャレンジするなら、ぜひとも食べて欲しい肉・海鮮料理を紹介していきます。
燒鵝(シュォーファン)
高温の炉でじっくり焼いたガチョウのロースト
燒鵝(シュォーファン)は、高温の木炭炉でスパイスを塗った鴨をじっくりと焼き上げた料理です。外はパリッと、中はジューシーに仕上げられたガチョウは絶品!北京ダックとは異なり、肉がたっぷりとついた皮付き肉を食べられます。一般的にごはんや麺と一緒に食べますよ。
脆皮燒肉(ツイピーシューヨ)
皮がパリパリ、中がジューシーなロースト豚肉
脆皮燒肉(ツイピーシューヨ)は、下味をつけた豚肉を高温の炉でじっくりと焼き上げた豚肉です。パリパリジューシーな豚肉は噛むほどにうま味が広がります。
脆皮燒肉の専門店に行くと、豚肉が吊り下げられていて衝撃を受けることも。自分で食べる量を指定して、薬味と一緒にごはんで食べることが多いです。
白灼蝦(バイジュオシャー)
新鮮なエビを塩茹でして食べる料理
白灼蝦(バイジュオシャー)は、香港でとれた新鮮なエビを塩茹でした料理です。調理方法もシンプルで、エビが茹で上がったら塩をかけるだけ。白ワインとの相性がよく、塩味が効いたエビなので、酒の席には外せない料理でしょう。お店によってはレモンやタレをかけるのもあります。
ニンニクや醤油ベースのタレをつけて食べることもあり、お店によって楽しみ方はさまざま!新鮮で大ぶりなエビを思うぞんぶん堪能してみてはいかがでしょうか?
清蒸鮮魚(チンジョンシェンユイ)
魚の味をシンプルに頂ける蒸し魚料理
清蒸鮮魚(チンジョンシェンユイ)は、魚のおいしさをシンプルに味わえる魚料理です。蒸し器に香草と魚を入れて蒸しあげ、スープに醤油や紹興酒、塩・胡椒、砂糖などを入れてタレを仕上げます。蒸し魚に小ネギと生姜の千切りをのせて、タレをかけたら完成です。醤油ベースのタレで新鮮な魚のうま味を味わえるので、魚好きの方にとってはたまらない料理ですよ。
香港料理のおすすめスイーツ4選
香港料理はスイーツの宝庫でもあります。豆腐スイーツやメロンパンのような菓子パン、フレンチトーストなど、西洋風のスイーツも楽しめるのが魅力です。
ここでは、香港料理でおすすめのスイーツについてご紹介します。
豆腐花(トウフファ)
豆腐にシロップをかけて食べるスイーツ
豆腐花(トウフファ)は、豆乳を固めて作った柔らかい食感の豆腐に砂糖を加えて、フルーツや砂糖、黒蜜、シロップなどをかけて食べる甘さ控えめのスイーツです。甘すぎるスイーツは避けたいけど、何か甘いものを食べたいという方におすすめですよ。
ちなみに、チョコレート味やゴマ味、マンゴー味などのバリエーションがあり、いろいろな味をいっぺんに楽しめるような豆腐花もあります。
菠蘿包(ホーローパウ)
チーズやハムが挟まっているクッキー生地のパン
菠蘿包(ホーローパウ)は、パン生地の上に甘いクッキーの生地を乗せて焼き上げた菓子パンです。見た目はメロンパンに似ていますが、中国語ではパイナップルパンを意味します。ココナッツをつめたものやカスタードクリームを詰めたもの、パイナップル餡入りのもの、あんこが入ったものなど、いくつものバリエーションがありますよ。
ハムやチーズ、チャーシューなどを挟んで提供するようなお店もあります。
楊枝甘露(ヨンジーガムロー)
柑橘類のポメロ・マンゴー・タピオカが入った食感が楽しいスイーツ
楊枝甘露(ヨンジーガムロー)は、大きなグレープフルーツのような果物であるポメロやマンゴー、タピオカを混ぜ合わせて作ったスイーツです。南国ならではのポメロとマンゴーの酸味と甘味、タピオカのプチプチした食感が食べていて楽しい逸品となっていますよ。
現地では定番スイーツなので、屋台やレストランで気軽に注文してみましょう。
西多士(サイドシー)
香港で大人気の揚げフレンチトースト
西多士(サイドシー)は、香港で大人気のフレンチトーストです。ピーナッツバターをたっぷりと塗った食パンを2枚サンドして、高温の油でサッと揚げます。できあがった西多士にバターやメープルシロップ、練乳をたっぷりかけて食べるので、甘いもの好きにはたまりません。
お店によってはピーナッツバターの代わりにカスタードクリームを使っている場所もあり、味わいは多種多様です。アフタヌーンティーのお供にぜひ食べてみてください。
おいしい香港料理を満喫しよう!
香港料理で食べてみたいメニューは見つかりましたか?香港料理は香辛料が比較的少なく、素材の味を楽しめるメニューや西欧風の料理が多いです。出汁が効いたメニューも多いので、日本人でも幅広い料理にチャレンジしやすいでしょう。
香港料理ならではの食材の調理法や味付けを楽しんでくださいね!
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