【2024年最新】気仙沼のおすすめ観光スポット14選！モデルコースも

気仙沼には人気の観光スポットがいっぱい！

宮城県の北東部に位置し、三陸海岸の一部を形成している気仙沼市。海沿いはリアス式海岸になっており、特有の海岸線や展望などで有名な観光地となっています。また三陸沖は、世界三大漁場に一つに数えられ、気仙沼で採れた新鮮な海鮮が並んでいる市場は圧巻です。

市内には、サメの生態が学べる気仙沼シャークミュージアムやリアス・アーク美術館、氷漬けの魚が展示されている珍しい氷の水族館など、気仙沼ならではの美術館や博物館が多いです。

また、東日本大震災の記憶を伝える龍の松や東日本大震災遺構・伝承館など、三陸海岸沿いを襲った大震災と津波の破壊力、その後の復興について知ることができるスポットもあります。

今回はそんな気仙沼に来たら、ぜひ訪れてほしいスポットを定番から穴場までピックアップしてみました。ぜひ旅の参考にしてみてくださいね。

気仙沼で絶対行きたいおすすめ観光地14選

気仙沼を訪れたら、ぜひ訪れて欲しいおすすめの観光地をピックアップ！魚の生態を学べる観光スポットや絶景の展望スポット、お買い物スポットから選んでみました。

気仙沼周辺を観光したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

気仙沼お魚いちば

取れたて新鮮な魚や加工食品が買える

気仙沼お魚いちばは、三陸沖で取れた新鮮な海鮮や水産加工品、さまざまなお土産が買える市場です。また併設されているレストランでは、海鮮丼や定食、牡蠣、フカヒレの姿煮なども食べられます。三陸の海鮮を満喫したい方におすすめのスポットですよ！

新鮮なお魚をお土産として購入したい場合は、宅配便で送ることもできるので、旅行から帰ってから自宅で気仙沼の味を楽しむこともできます。お土産を持ち帰るのであれば、加工品がおすすめ。レトルトパウチに入ったフカヒレスープや海鮮パスタソースなどが人気ですよ。

ないわん

4つの商業観光施設が集積した買い物スポット

ないわんは、気仙沼海岸沿いにある内湾エリアに位置している商業施設。迎（ムカエル）、　結（ユワエル）、拓（ヒラケル）、まちづくりの拠点の創（ウマレル）の合計4施設からなる、お買い物スポットです。

各施設には、レストランやカフェ、バー、居酒屋のような飲食店や雑貨屋、鮮魚店などがたくさん集まっています。観光の合間にふらっと立ち寄って、休憩場所として利用するのもアリ！地元産の食材を使用した料理を食べながら、港でゆったりと時間を過ごしてみてくださいね。

龍の松

震災後に残された龍のような形の松

岩井崎にある龍の松。海辺に立っていた松の木が、東日本大震災の津波によって幹や枝などが被害を受けたもので、その残された部分が龍の形のようになっています。高さ約2.5メートル、幹周り約1.7メートルの松の木は、大地震の津波が残した被害の大きさを伝えてくれるということで、観光スポットになっています。

2015年には龍の松の傷みがひどく一時は枯死状態になりましたが、保存処理のおかげで2024年現在も残されています。震災復興のシンボルにもなっていますので、雄大な海をバックに、龍の松と一緒に写真を撮ってみてはいかがでしょうか？

リアス・アーク美術館

気仙沼地域の歴史・伝統をたどる博物館

リアス・アーク美術館は3つの常設展があり、東日本大震災の記録と津波の災害史をはじめ、歴史･民俗資料と美術作品の展示が行われています。

東日本大震災で発生した大津波によって大きな被害を受けた気仙沼。1階の常設展ではその当時の記録や資料、津波被害の歴史を紹介し、大震災の影響について広く分析しています。

また2階では、東北や北海道にゆかりのある作家の美術品・芸術品を展示する美術展や、縄文時代から現代にわたって脈々と受け継がれている文化・習俗について紹介する歴史・民俗資料館が入っています。

東北全体や気仙沼の文化・習俗・歴史について学べるおすすめのスポットです。

唐桑半島

リアス式海岸特有の地形や景観が魅力

唐桑半島は、宮城県の北東端・気仙沼市の東側に位置し、長さは約20キロメートル、周囲は約50キロメートルあります。リアス式海岸ならではの、起伏がはげしく勇壮な岸壁や岩礁、複雑な入り江などがみられ、唐桑半島ならではの景観を楽しめるのが魅力！

三陸復興国立公園にも編入されていて、巨釜（おおがま）や折石（おれいし）、大理石海岸など、多くの見どころがありますよ。

氷の水族館

氷づけの魚を鑑賞出来る斬新な水族館

氷の水族館は気仙沼海の市の施設内にあり、氷づけの魚たちを鑑賞できる斬新なコンセプトの水族館で、地元の製氷会社によって運営されています。

館内はマイナス20℃の極寒の世界。色とりどりのライトで照らされる中に、気仙沼港に水揚げされる80種類、約450匹の氷づけにされた魚たちを見学できます。プロジェクションマッピングが上映されていて、今にも魚が動き出しそうな幻想的な空間を作り出しています。

このほか、マスコットキャラクターのホヤぼーやや漁船などの氷の彫刻も見ることができますよ。一風変わった博物館となっているので、気仙沼の鮮魚の鮮度を支えている製氷技術を体感したい方は必見ですね！

気仙沼シャークミュージアム

サメに特化した展示が特徴のミュージアム

気仙沼シャークミュージアムは、世界三大漁場として有名な三陸沖で豊富に水揚げされるサメにスポットライトをあてて、多種多様なサメを展示している博物館です。

館内は、東日本大震災時に全国から寄せられた応援メッセージが展示されている「絆」、震災当時の状況と現在の気仙沼を映像で追体験できる「震災の記憶」、そして気仙沼の海と漁港の今を紹介している「海と生きる」、色々なサメの不思議が学べる「シャークゾーン」の4つのゾーンから構成されています。

謎の多いサメの生態を学びたい方だけでなく、気仙沼の震災当時の状況やこれまで復興してきた様子が知りたい方にもおすすめの観光スポットです。

岩井崎

岩の割れ目から潮が噴きあがる様子を見られる景勝地

三陸復興国立公園の中にあり、景勝地となっている岬・岩井崎。長い年月をかけて岩が侵食されてできた岩の割れ目に、波が寄せるたびに潮が吹き上がる様子を楽しめる観光スポットです。

海が荒い時はより一層高く吹き上がりますよ！人間の力が及ばない大自然のパワーに圧倒されること間違いなしです。

​​気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館

東日本大震災当時の記憶と教訓を伝える博物館

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は、東日本大震災当時の記憶を後の世代に伝えるために建てられた博物館です。東日本大震災の被害やその当時の様子を、映像や写真、その当時に残された資料とともに紹介し、震災や津波の恐ろしさと教訓を伝え続けています。

見学の流れは、震災伝承館にて一部映像を観たのちに、震災遺構となっている気仙沼向洋高校旧校舎を見学し、再度、伝承館の展示に戻るコースとなっています。とくに震災遺構では、校舎4階に残る津波の到達地点や3階まで流された車などの見学ができます。きっと防災に対する意識作りができるはずです。

徳仙丈山（とくせんじょうさん）

5月の開花シーズンに50万本ものツツジが咲き乱れる

標高711メートルの徳仙丈山は、5月の開花シーズンになると日本最大級の50万本以上ものツツジが咲き乱れることで有名な山です。鮮やかなオレンジ一色に染まった光景は、まさに壮観！登山口から頂上までは約40分ほどで、ふもとからツツジが咲いているので花に囲まれながら散策できます。

5月以外の時期でも、季節の花や植物を鑑賞しながら気軽な登山が楽しめるスポットです。

気仙沼市魚市場

世界三大漁場の一つ、三陸沖で水揚げされた魚が並ぶ

三陸沖で水揚げされたマグロやカツオ、サメ、アジなどの海産物の卸売りが行われる気仙沼市魚市場。市場には一般人は入ることができませんが、観光の際は2階の見学デッキから水揚げや入札風景を見学できたり、気仙沼の水産業についての展示を鑑賞できたりします。

このほか水産情報等発信施設では、遠洋漁業や水揚げの様子を270°の大スクリーンで追体験できるほか、漁業船の操舵室の様子やさまざまな漁具図鑑などを鑑賞でき、水産業のリアルを学べますよ。

内湾を展望できるクッキングスタジオでは、イベントが開催されることもあります。

気仙沼大島

三陸海岸に位置する島

気仙沼大島は三陸復興国立公園内にあり、“緑の真珠”と称えられる東北では最大となる有人島です。自然と水産資源が豊かな島で、牡蠣やゆず、椿などが特産品として知られています。2019年には本州と気仙沼大島を結ぶ大橋が建設され、フォトジェニックなスポットとしても人気となっています。

島内でのおすすめスポットは、小田の浜海水浴場。エメラルドグリーンが美しい遠浅の海岸です。例年7月中旬から9月上旬までの遊泳期間はライフセーバーも常駐しており、安心して泳げます。

道の駅 大谷海岸

三陸の海の幸や特産が買えるスポット

道の駅 大谷海岸は、目の前に大谷の海が広がる絶好のロケーション！震災の節目となる2021年3月に気仙沼市本吉町にリニューアルオープンしました。

気仙沼産の新鮮な海産物や農産物、同地で有名なマンボウをモチーフにしたキャラクターグッズ、日本酒など、気仙沼のお土産がたくさん見つかるお買い物スポットです。

併設されているレストランウミココでは、気仙沼グルメが勢揃い！豪華な海鮮丼や石焼ふかひれ丼、メカジキをふんだんに使ったカレーなどが食べられますよ！またファストフードがメインのはまカフェで提供している、道の駅オリジナルのサメかつバーガーもおすすめです。

お土産を購入して、ご当地グルメを楽しみたい方におすすめの観光スポットです。

安波山

気仙沼湾と市街地を一望できる絶景スポット

気仙沼湾と市街地を一望できる標高239メートルの小高い山。山の中腹には龍をイメージした安波山公園が整備されており、2頭の龍が鎮座しているりゅうの階段をはじめ、ひのでのてらす、ほしのてらすといった展望台も設置されています。眺めがよく写真撮影にもぴったり！

早朝に日の出を見に行ったり、夜中に星を観察しに行ったりするのもおすすめです。ちょっとしたハイキングをして、気仙沼を一望できる絶景を楽しみたい方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

気仙沼観光のモデルコース

気仙沼の観光スポットは海岸沿いや唐桑半島などに集中しています。自然観光スポットや博物館、魚市場、グルメスポットが多い気仙沼は、効率的にまわるのがおすすめ！

2日間の観光でおすすめの観光ルートは以下のとおりです。

• 1日目　唐桑半島で巨釜と半造を見る（9:00 ）→龍の松・岩井崎で自然のパワーを感じる（11:00）→ないわんでご当地グルメを満喫！（12:00）→ 気仙沼大島の山と海の自然を堪能する（14:00）→ 安波山で市内を一望する（16:00）
• 2日目　気仙沼市魚市場で入札風景を見学する（9:00）→ 気仙沼お魚いちば・氷の水族館で魚の生態や水産業について学ぶ（10:00）→ 徳仙丈山を散歩（12:00）→ 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館で震災に関する展示を鑑賞する（14:00）→リアス・アーク美術館で東北や気仙沼の文化・歴史について学ぶ（16:00 ）

気仙沼の人気観光スポットを満喫しよう

この記事では、気仙沼のおすすめの観光スポットを紹介しました。名所や見どころがいっぱいある気仙沼では、効率よく観光にグルメ、ショッピングも楽しむのがおすすめです。

ぜひ紹介した観光地を参考に、宮城県・気仙沼旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

cover photo by （一社）気仙沼市観光協会