【2024年最新】中之島でおすすめの観光地10選！定番から穴場まで厳選

中之島には人気の観光スポットがいっぱい！

大阪市北区にある中之島は、レトロな街並みが残る大阪のビジネス街であり、大阪市役所や日本銀行大阪支店などの重要公的機関が点在するエリア。ショッピングやグルメを満喫できる梅田エリアにもほど近いため、あわせて観光する方も多いエリアです。

今回は大阪に在住経験のある筆者が、中之島の人気観光スポットをご紹介！定番の有名スポットから穴場スポットまで厳選したので、参考にしてみてくださいね。

中之島で絶対行きたいおすすめ観光地8選

まずは、はじめての中之島観光で訪れたい、人気の定番観光スポットをご紹介します。それぞれの観光スポットはとても近いため、ぶらりと散歩しながら巡るのがおすすめ！難波や梅田からもアクセスしやすいので、時間が限られている旅行でも訪れやすいですよ。

中之島公園

オフィス街のオアシス！バラの季節に訪れるのがおすすめ

中之島公園は、中之島の東部に位置する周囲をオフィスに囲まれた公園です。明治24年（1891年）に大阪市内ではじめて誕生した公園で、オフィス街にありながらも堂島川と土佐堀川にはさまれ緑あふれる都心のオアシスとして愛されています。

淀屋橋から肥後橋まで延長400メートルの中之島緑道は、欅（けやき）、ツバキ、ツツジなどが堪能でき、周囲の重厚感ある建築物とともに美しい景観を見せています。

公園の中央には東西に約500メートル、約13,000平米に広がるバラ園があります。5月中旬から5月下旬、10月上旬から10月下旬には、約310品種およそ3,700株のバラが咲きほこり、うっとりするような景色を堪能できますよ。

周辺にはバラ園を望めるカフェが点在しているため、美しい庭園を眺めながら食事やコーヒーを楽しむのもおすすめです。

大阪府立中之島図書館

国の重要文化財に指定！ネオ・ルネサンス様式の図書館

大阪府立中之島図書館は明治37年（1904年）に建築され、国の重要文化財にも指定されている図書館です。大阪関連の文献や古典籍を中心に蔵書し、ほかにもビジネス関連の書籍・資料などが約55万冊そろっていることから多くの人に利用されています。

大阪府に在住していない方でも、近畿圏であれば利用者カードを作成して本を借りることも可能。蔵書している本は公式ホームページから検索できるので、探している本がある場合は利用してみてくださいね。

館内は書籍だけでなく、雑貨や文具を販売するライブラリショップ、デンマークの郷土料理を提供するカフェなども併設されています。

重厚感あふれる館内は、ぶらりと立ち寄るだけでも満足すること間違いなし！歴史的な建築物に興味のある方は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

大阪市中央公会堂

国の重要文化財に指定！重厚感のある佇まいは圧巻です！

中之島公園のすぐそばにある中央公会堂は、ネオ・ルネッサンス様式の重厚感ある佇まいが美しい公会堂建造物で、西日本で最初の国の重要文化財に指定されました。大正7年（1918年）の建築依頼、現代までオペラや講演会、府内教育施設の入・卒業式など、さまざまな用途で活用されています。

夜になると外観がライトアップされ、より美しく輝く中央公会堂が楽しめます。冬の年末にはAIやレーザーライトを活用したプロジェクションマッピングも開催され、幻想的な映像と優雅な音楽によるロマンティックな時間を楽しめますよ！

館内は展示室と自由見学エリアを無料公開しており、貴重な資料や写真パネルが観覧できます。館内では扉や照明飾りなど、細部にも注目して見学してみてくださいね。

また、公会堂スタッフによる有料のガイドツアーでは、多彩な芸術が集結した当時の貴賓室である「特別室」が見学できます。ベーシックコースからランチ付きコースまで準備されているので、スケジュールにあわせて選んでみてくださいね。

大阪中之島美術館

国内外の現代美術やデザイン作品を鑑賞するならココ！

大阪中之島美術館は、2022年2月2日に中之島に誕生した新しい美術館です。19世紀後半から現代までの美術とデザインを専門とし、美術館の本格的な機能を維持しながら、既存の枠にとらわれない新しい創造活動も積極的におこなっています。

過去には印象的な人物像で有名なモディリアーニの特別展や、イギリスの美術館・テートのコレクションから厳選した作品を展示した特別展などを開催しています。

館内には東京に次ぐ国内直営2号店となるデンマーク発のインテリアショップ・HAY　OSAKA、大阪にゆかりのあるアーティストとのコラボグッズが販売されているミュージアムショップも併設されています。

また、大阪の名店・リュミエールグループの「美と健康の美味しいカフェ」がコンセプトのカフェレストランもあるため、美術鑑賞やショッピングを楽しんだあとに、ゆっくり食事を楽しむこともできますよ！

大阪市立東洋陶磁美術館

国宝や重要文化財が鑑賞できる！

大阪市立東洋陶磁美術館は、中国陶磁・韓国陶磁を中心とした安宅コレクションの名品を、住友グループ21社から寄贈されたことを記念して設立した美術館です。昭和57年（1982年）の設立以来、ほかのコレクションからの寄贈や購入を加えて、徐々にコレクション数を増やしています。

中央公会堂や中之島公園との距離もほど近いため、アクセスしやすいですよ。中之島公園をゆっくりと散策したあとに、美術鑑賞をしてみてはいかがでしょうか。

館内の見どころは、さまざまな光を反射する陶磁器の特性を考慮し、本来の色合いを鑑賞できるよう天窓から自然光を取り込んだ自然採光展示室。なかでも、天井を高く設定し、明るい光に包まれて華やかな魅力を放っている中国陶磁室は必見です！

日本と韓国の陶磁室では照明を落とし、作品にあわせて落ち着いた空間を演出。それぞれの展示室で異なる雰囲気を味わえるため、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

※2024年1月現在、リニューアル工事のため臨時休業中。2024年春ごろオープン予定のため、詳しい情報は公式ホームページでご確認ください。

日本銀行 大阪支店旧館

立派な石造り！明治の面影が残る洋風建築

日本銀行大阪支店旧館は、明治36年（1903年）に建設され、日本近代建築の父と呼ばれる辰野金吾によって設計されました。ドーム型の屋根や三角屋根、避雷針、玄関ポーチなどのデザインは、ベルギー国立銀行などがモデルになっています。

築後80年を経て老朽化が進み取り壊しが検討されていましたが、大阪府民や文化庁からの強い保存要請を受けて、可能な限り面影を残す方向で改築工事がおこなわれ、現在の姿を維持しています。

館内は旧貴賓室や大階段を復元・保存しているほか、支店の業務や歴史を見学できる資料展示コーナー（広報ルーム）があります。40億円十束封や貨幣大袋など、日ごろ目にすることのない貴重な模型が展示されていますよ。見学は90～14日前までの事前予約が必要なので、気になる方は公式ホームページより問い合わせてみてくださいね。

また、すぐ横には中央公会堂や中之島図書館につながっている散歩道があります。天気のいい日には、中之島の景色を楽しみながらのんびり散歩するのもおすすめですよ。

北浜レトロビルヂング

レトロな建物で味わうスコーン＆紅茶は絶品！

レトロな雰囲気が人気の北浜レトロビルヂングは明治45年（1912年）に建設され、英国グラスゴー派の影響を受けている建物として国の登録有形文化財の指定を受けています。

現存するレンガ造の建築のなかで国内最古に部類する英国式の洋館で、西洋建築導入期の色合いが強く残っています。近代的なビルディングに挟まれた小さな北浜レトロビルヂングは、レトロで重厚感がありながらも、どこか可愛らしい雰囲気も感じられますよ。

1階は英国風ケーキやスコーン、紅茶、雑貨などを販売しているショップ、2階は英国式のアンティークなアフタヌーンティーが楽しめる喫茶店になっています。ドアノブや照明を含むインテリアは細部にまでこだわって英国製のものが使われ、まるで本場・英国へ訪れたかのような時間を楽しめますよ。

店内はそこまで広くないので混み合いやすく、週末やカフェタイムは行列ができることも。せっかくの中之島観光の時間を無駄にしてしまわないよう、カフェの利用を検討している方は早めの時間やカフェタイムを外して訪問するのがおすすめです！

旧緒方洪庵住宅（適塾）

当時の姿がそのまま残る歴史的な町屋の塾

旧緒方洪庵住宅（通称：適塾）は、蘭学者・医者として知られる緒方洪庵が天保9年（1838年）に大坂船場に開いた蘭学の私塾です。幕末から明治維新にかけて福沢諭吉、大村益次、佐野常民など多くの名士がここで学び、現在の大阪大学の前身といわれていることでも有名です。

現在の建物は弘化（こうか）2年（1845年）に、洪庵が当時の豪商である天王寺屋から購入した町屋といわれています。19世紀中ごろの姿をそのまま残す貴重な古建築で、昭和39年（1964年）には国の重要文化財に指定されました。

建物のなかは緒方洪庵の書斎や中庭、高い吹き抜けの台所、ヅーフ（蘭学辞書）部屋、塾生の大部屋などがあり、有料で見学できますよ。そのほか、さまざまな関係資料が展示され、博物館としての機能も果たしています。

高層ビルのなかにひっそりと佇んでいる適塾は、勉学に励んでいる方や、古い日本建築に興味がある方におすすめです。

中之島知る人ぞ知る穴場観光地2選

続いて、大阪・中之島の穴場観光スポットをご紹介します。中之島は大阪屈指のビジネス街であるため、平日よりも週末のほうが空いているスポットもたくさん。混雑したところが苦手な方や、ゆったり観光したい方は、中之島が向いているかもしれませんね。

淀屋橋odona

上質な大人のファッションからグルメまで楽しめる！

淀屋橋odonaは、Osaka Metro 御堂筋線の淀屋橋駅すぐの場所にある、レストランやファッションショップが入っている複合施設です。大阪のメインストリートである御堂筋に面し、中之島のビジネス街で働く大人たちを愉しませる、さまざまなイベントも開催されています。

期間限定で開催される、大阪府内で採取された新鮮な農作物を直接販売するマルシェは、連日たくさんの人で賑わいを見せていますよ。大阪の特産品を新鮮な状態で購入できるため、開催期間中に中之島へ訪れるときは、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

各フロアには洋食、和食、フレンチ、カフェ、鉄板焼きなど、さまざまなジャンルが楽しめるお店が入っています。身体にやさしい有機野菜や減農薬野菜をつかったカフェは、女性から大人気です！

ほかには、1階にはホテルプラザ出身のオーナーが手がけ、本格的なスイーツが堪能できる「ジョエル」も。ショッピングや観光に疲れたときに休憩として立ち寄るのもおすすめですよ。

中之島フェスティバルタワー

コンサートや美術鑑賞からグルメまでを堪能するならココ

中之島エリアのランドマークである、中之島フェスティバルタワー。2012年、朝日新聞社と朝日ビルディングによる大阪・中之島プロジェクトによって建てられました。

高さ200メートルの超高層ツインタワー「中之島フェスティバルタワー」と「中之島フェスティバルタワー・ウェスト」には、本格的な音楽ホールや都市型美術館、ラグジュアリーホテル、レストラン、ショップなどが併設されています。

ランチやディナーを楽しめるフェスティバルプラザ（地下1～地上2階、12・13階、37階）では、一人ひとりのニーズにあわせた食事やくつろぎの空間が用意されています。

地下1～地上2階フロアはカフェや軽食が楽しめるお店が多く、コンサートや美術館の前後に軽く食事を済ませたいときにぴったりです。37階は特別なデートにふさわしいフレンチレストランがあるため、中之島の景色を堪能しながら食事を楽しむのもおすすめです！

中之島観光を満喫するためのおすすめモデルコース

観光スポットから美味しいグルメまで、見どころ満載の大阪・中之島。せっかくなら朝から夜まで時間いっぱい楽しみましょう！グルメは各施設内に併設しているカフェやレストランで堪能するもよし、周辺で美味しそうなお店へふらりと立ち寄るのもよし！予算やスケジュールにあわせて予定を立ててみてくださいね。

＜スケジュール例＞

1日目　中之島到着→フェスティバルプラザでランチ→中之島ぶらり観光（日本銀行大阪支店→中央公会堂→中之島公園）→北浜ビルヂングでアフタヌーンティー→淀屋橋odonaでショッピング→大阪駅周辺でディナー

2日目　ホテルで朝食→大阪中之島美術館で現代アートを鑑賞→大阪中之島美術館内にあるカフェレストランで食事→旧緒方洪庵住宅で日本建築に触れる→レトロな街並みを散策＆写真撮影→川沿いのレストランでディナー

中之島は大阪駅から地下鉄で10分以内で到着するため、ぶらりと観光したあとは大阪駅周辺で食事をするのもおすすめ。レトロな街並みが多く残るエリアなので、日中にぶらりと観光しているだけで、たくさんの写真映えスポットに出会えますよ！

効率よく主要スポットを巡りたい方は、大阪の観光ツアーを利用するのもおすすめです。ぜひ自分好みのスケジュールを立ててみてくださいね。

中之島の人気観光スポットを満喫しよう

この記事では、大阪・中之島のおすすめの観光スポットを都市ごとに紹介しました。レトロな雰囲気が残り国の重要文化財もたくさんある大阪・中之島では、効率よく観光もグルメも楽しむのがおすすめです。

ぜひ紹介した観光地を参考に、大阪・中之島旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

※掲載している内容は2024年1月19日時点の情報です。詳しい内容は公式ホームページでご確認ください。

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